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JAN 01/08
櫻井哲夫セッション
櫻井哲夫 村石雅行
増崎孝司 勝田一樹 小野塚晃
東京・南青山マンダラ
01/09
櫻井哲夫セッション
櫻井哲夫 神保彰 渡辺香津美
東京・南青山マンダラ
01/30
是方博邦3days 野獣王国
東京・六本木PIT INN
01/31
是方博邦3days KORENANOS
是方博邦
難波弘之 則竹裕之 須藤満
東京・六本木PIT INN
FEB 02/06
櫻井哲夫ソロライヴ
櫻井哲夫
神保彰 和田アキラ 小野塚晃
東京・六本木PIT INN
MAR 03/18
国府弘子トリオ
国府弘子 八尋洋一 神保彰
guest:赤木りえ
東京・かつしかシンフォニーヒルズ
APL 04/10
AO.TAKA SESSION
青木智仁 沼澤尚 野呂一生
本田雅人 小林信吾 浅野祥之
京都・LIVE SPOT RAG
04/17
SIDE STEPS (non-pro)
東京・渋谷EggMan
MAY 05/04
MC王座決定戦
fragile 向谷実
東京・六本木PIT INN
05/29
野獣王国
東京・六本木PIT INN
JUN 06/27
QUESTIONS (non-pro)
東京・神田宮地楽器ZIPPAL HALL
JLY 07/01
国府弘子 ひろこ倶楽部VOL.2
東京・新宿LUMINE HALL ACT
07/08
佐藤博
東京・六本木PIT INN
07/17
CASIOPEA
guest:小林太 金子隆博
東京・NHKホール
AUG 08/06
CASIOPEA
(かつしかハートライブ '99)
東京・新小岩公園
08/22
中央アルプスJAZZ FESTIVAL
in 駒ヶ根 '99
熱帯JAZZ楽団
野獣王国
松岡直也グループ
T-SQUARE
長野・駒ヶ根高原スキー場
SEP 09/11
高中正義 with 向谷実
東京・渋谷公会堂
09/13
野獣王国
京都・LIVE SPOT RAG
09/18
斎藤ノブSPECIAL TOUR
斎藤ノブ 野呂一生 則竹裕之
小林信吾 金子隆博 小林太
東京・六本木PIT INN
09/25
COMIC INVENTION (non-pro)
HAPPENING (non-pro)
東京・渋谷EggMan
OCT 10/01
本田雅人
東京・渋谷ON AIR EAST
10/02
CASIOPEA 20周年スペシャル
guest:
小池秀彦 熊谷徳明 櫻井哲夫
東京・日比谷野外音楽堂
NOV ---
DEC 12/11
CASIOPEA
兵庫・神戸CHICKEN GEORGE
12/17
松居慶子
愛知・名古屋THE BOTTOM LINE
12/18
CASIOPEA
guest:NORA
東京・赤坂BLITZ
12/25
T−SQUARE
guest:伊東たけし
兵庫・神戸CHICKEN GEORGE
12/26
DIMENSION
with 神保彰
東京・恵比寿THE GARDEN HALL
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1996
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1993









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 こんばんは、「実況中継ライヴ・オン」文字正人です。

 99年になって、スクェアのライヴ報告がFFUSION全然上がってこなくなった(^^;
ので、私が持ってた危惧よりも事態は進行している^^;;と考え、今回は年末として
は4年ぶり、チキンジョージでみるのは7年ぶりの、T-SQUARE年末スペシャルも、
私の方からお伝えすることにしました。しかも、”後は野となれ(爆)”の最終日。
 それでは、”ルミナリエ”開催で賑わっていた神戸から、ライヴ・オン!
=====================================
 めっきり寒くなりました、クリスマスの近畿地方。前に冬のチキンジョージに来
 たのは、阪神淡路大震災のあった年で、その時に比べたら、三宮の繁華街はにぎ
 わいを取り戻した感はあります。ただ、市があてがった復興住宅へ移った、仮設
 住宅にいた方々や、行政主導の再開発計画で、元通りのところで商売が出来ない
 方々など、東京発のニュース番組では出てこない状況は、沢山あるようですが…。
 一方で、13日から開催中の、阪神淡路大震災メモリアルイベント”ルミナリエ”
 のため、17:30に三宮に着く電車は、通勤時間並に込んでいました(^^;。チキン
 ジョージに着きますと、整理番号200番以降の立見チケットも結構出ていたよう
 で、目いっぱいテーブルが出た店内は、テーブル席後方の空きスペースまで満員
 になりました。
 19:36。照明が暗くなり、ジャジーな打ち込みかな?が流れてきます…。

 <T−SQUARE> 1999.12.25 @兵庫・神戸CHICKEN GEORGE
 安藤まさひろ(Gt) 則竹裕之(Dr) 須藤満(B) 宮崎隆睦(Sax,EWI)
 松本圭司(Key)

☆1.仮題・4つ打ち
 (後に”T-SQUARE”VRCL-2025 / Village Recordsより2002再発・に収録)

☆2.DALI’S BOGIE
 (”Sweet and Gentle”VRCL-2024 / Village Recordsより2002再発)

 いきなり松本氏による新曲が登場、BPMくらいのビートものです。少しストレート
 な感じのEWIメロディーとは対象的なバッキングが印象的です。ギターソロは、
 小粒でピリリ…というのも変化もしれませんが(^^;、
 ブリッジ的に、ローファイなリズムパターンが流れてきて、(M-2)へ。1コーラス
 終わったところで、まずはリズムマシンと則竹生ドラムとのセッション、そして、
 かなりフリーな感じで始まるピアノソロ。段々フレーズが細かくなり、だんだん
 奔放なフレーズになり、ドラムも絡んできます。1曲の中で多彩な表情を見せる
 松本氏、ただただ驚いて見ておりました(^^;。指弾きベースソロの後、終盤では、
 宮崎氏も負けじとEWIをうならせました。

 「どうもありがとうございますー。」と、ここで須藤氏からご挨拶。早くも飛び
 出す「みだりに話しかけないように(^^;!」(笑) 「今日も沢山のお客さんに
 来ていただいて、ホントにありがとうございますー」と続けたところで、いきな
 り宮崎氏へ振ると、マイクを取る様子でも慌ててます(^^;。
宮崎>ちょっとビックリしました。でも、そーですね、すごい楽しかったです(^^)。
須藤>まだ今日があるんだけど(^^;(笑)。今日はまた、今までで一番沢山のお客
   さんです。後ろの方、見えますかー? …手ぇ振っても見えないんで(^^;、
   ワーとかキャーとか言ってください(^^;。(大騒ぎになり)…みだりに騒が
   ないように!(笑)
須藤>(曲目などを紹介して)じゃ、宮崎さん、これからの抱負を…。
宮崎>抱負…ですか(^^;? 今日はですね、この後にスペシャルゲストも控えてま
   すので…待ってますから、とっとといきましょうか(^^;(拍手)。
須藤>では、最後まで、ゆっくり、楽しんでいって、ください(^^)!(拍手)

☆3.ROMANTIC CITY
 (”NEW-S”VRCL-2016 / Village Recordsより2002再発)

☆4.SCENE 000 (”Sweet and Gentle”)

 見た目はアルトが一回り小さくなった(^^;みたいな楽器ですが、ソプラノな音が
 でる楽器なんですね、ここで使ったのは。中盤での宮崎氏のソロ、構成を大事に
 しながら展開している感じだったでしょうか。その後の松本ピアノソロ、テクニ
 カルなフレージングも、優しい音色でgentleに聴かせます。スクェアならではの
 お洒落なアンサンブルであります。
 松本氏のマシンから、怪しいSEが響きわたって、うって変わって(M-4)へ。メロ
 ディーはユニゾンが主ですが、サックスが前に出て、ギターは一歩引いた感じ。
 中盤、サイレンのようなSE音がローファイで響く上を、ベキベキスラップソロに
 続いて、ピアノソロへ。スッキリした堅実なアンサンブル…と思っていると、
 宮崎サックスソロから、段々テンションが上がってきます。最後にもう一回SEが
 うなりをあげ、突如フッと途切れてエンディングになりました。

 しっとりとした松本氏のアコピソロから、雰囲気がガラッと変わって…

☆5.UNEXPECTED LOVER
 (”TRUTH”VRCL-2012 / Village Recordsより2002再発)

 Aメロをとるのは、安藤氏のエレアコです。…某バンドでは結構あるオクターブ
 奏法、スクェアでは珍しい…かな(^^;。そこまでクールに聴かせて、サックスが
 加わります。再び静かにギターの出番、そのままソロになります。派手な気負い
 はないけれど、かなり入り込んだ雰囲気のソロに、拍手が起こります。Bメロを
 崩す形のピアノソロの後は、宮崎サックスが叫びます。後ろで松本氏が首を振る
 仕草が、プレイに酔ってる感じ…に見えたのは、私だけかな(^^;?

須藤>「UNEXPECTED LOVER」は、1997年のアルバム”TRUTH”…(1987年!と、客席
   から大声で突っ込まれる(^^;)俺、何て言った^^;;?そういうのは、みだり
   に話かけて下さい(^^;(爆笑)。その前の年末チキンジョージで、初めて演
   奏したんですが、まだタイトルがついてなくて。で、仮タイトルが、忘れも
   しません”秀美のバラード”(笑)。”秀美”は、昔アイドルとして活躍し
   てた石川秀美さんで、今は確か薬丸裕英さんの奥様になられてますが、何で
   そうなったのかというと、作曲者の安藤さんが当時ハマっておられて(笑)。
   …別に付き合ってたとかではなくて(^^;、大ファンだったんですが(^^;。
   「UNEXPECTED LOVER」が出来た頃、丁度、とある筋から生写真をゲットしま
   して、安藤さんの手が勝手に動いて…それはちょっとウソです(^^;(笑)。
 …といったところで、メンバー紹介になります。今年一番、ライヴやら何やらで
 多忙だった則竹氏。ソロアルバムの宣伝で「ハズカシーです^^;;」を連発(^^;。
 最後に一言、「今日は…演奏します(^^;」(笑)スタジオワークや他のアルバム
 のプロデュース、自身が率いるバンドなどで、こちらも多忙だった松本氏は寡黙
 なまま(^^;。身にまとう白いジャケットは、やはりバーゲンで買ったらしい(笑)、
 地元出身のお調子者(笑)、宮崎氏。参加した企画アルバムのジャケット、中崎
 タツヤ氏のデザインを見て…
宮崎>もう強烈で、思わず飛んでしまいました(^^;。
須藤>5メートルくらい?
宮崎>50メートルくらい^^;;…(白爆)
須藤>地元神戸は、俺に任せろ!って感じですか? 明日、メシどこへ行くとか…
宮崎>でも、地震の後、変わってるところが結構あって、あ、ここの店ない(^^;!
   とか。ちょっと寂しいですね。
須藤>では、最後に一言締めて下さい。
宮崎>明日、帰りまーす(^^;(笑)。
 そして、ゲームのサントラや、コンピレーション”SUPER GUITARIST”(Village 
 RECORDS発売)を作ってた、リーダー・安藤氏。ブームより少し遅れて、風呂上が
 りで「ダンス・ダンス・レボリューション」にハマってるらしい(笑)須藤氏。
 それに加えて…大きさではスペシャルなゲスト(爆)。伊東たけし氏の登場(^^)。

☆6.CORE ZONE (伊東たけし”VISIONS”AMCM-4252 / east west JAPAN)

 アルト2本でユニゾる&ハモります。オリジナルよりも、心持〜ちゆったりした
 感じでグルーヴします。この二人、かなり音色が近いという印象が私にはあった
 んですが、二人並ぶと、微妙に色気に違いを感じました。ゆっくりと迫ってくる
 伊東氏に対し、宮崎氏も若さ爆発!な感じではなく「どうだ(^^)」「なんの(^^)」
 てな感じでしょうか。そのうち、段々フレーズが大胆になってくると、ドラムも
 バスドラを増やして賑やかになってきます。5分を越えるバトルの後は、漂うよ
 うなディレイが効いたクールなギターソロをはさみ、二人のサックス奏者が最後
 にもうひと暴れし、9分近い演奏になりました。

 グッと雰囲気変わって、松本氏のgentleなアコピソロへ。宮崎氏が袖に下がり、
 しばらくして、伊東氏も少しづつ入ってきます。
 ゆったりしたテンポで、キーがG、ということは…

☆7.FORGOTTEN SAGA
 (”R・E・S・O・R・T”VRCL-2010 / Village Recordsより2001再発)

 深めにリバーブをかけた伊東アルトが、朗々と、あのメロディーを唄い上げます。
 序盤から、すごいパワーを感じます(^^)。中盤では、一本の筋だけは残しながら
 も、流れるようにメロディーを相当崩していく、松本ピアノソロ。柔らかい音色
 だけれども力のあるブロウを経て、ピアノの華やかなフィルがあって、大サビは
 雄大に。そして終盤、ピアノもサックスも、いったん音量を落としてメリハリを
 つけてから、伊東氏のソロへ。バックでの、浮遊感のある美しい音色のギターの
 コードワークが、非常に心地いいです。その上で、音数が少なくなり、反比例す
 るかのように説得力を増してくる、伊東氏のサックス。最後のドラマティックな
 場面といい、ここまで前半の中では一番”きた”10分を越える演奏でした。

 ここで、伊東氏からもご挨拶。何やらストラップにアクセサリーがついていて…、
 前日は、自分にリボンをかけてプレゼントしたら、もらってくれる?(笑)なん
 て光景もあったそうですが、この日は、ここまで使った、アクセサリーがついた
 ストラップを1名様に、ということに。須藤氏仕切で”全員ジャンケン大会”に。
 「勝った人は途中で手をおろしたら負けですよぉ」なんて言って、雑談を始める
 (爆)、意地の悪い司会者(^^;も、4回で決着がつき、愛知県の男性の手に、
 ステージ上で渡りました。
 伊東氏のスケジュール告知があったところで、曲に戻ろうと…誰も聞いてくれな
 いと、すねる須藤氏(^^;。

☆8.TEXAS KID
 (”MAKE ME A STAR”VRCL-2003 / Village Recordsより2001再発)
 (「紳助の人間マンダラ」(関西テレビ制作・西日本を中心に日曜正午放送)の
  テーマ曲だった時期もあり)

 ツインサックスでバリバリッ!とメロをかましていきます。なんか、この曲では
 二人ともニュアンスまで揃えていたような…(^^;。おさえ目のディストーション
 と緩急をつけたフレージングから、ギターソロも始まります。段々テンションを
 上げてくると、リズム体もそれに応え、宮崎氏もにこにこと楽しそうにフロント
 で待ち、最後はイッてしまったギターソロに、拍手が起こりました。続いては、
 宮崎氏先攻で、サックスソロへ。いったん音量を下げてスタート、割と大らかな
 フレージングで、徐々に徐々に盛り上げてくる感じだったでしょうか。 サビを
 一発はさんで、今度は伊東氏の攻撃(爆)。こちらは、比較的細かいフレーズが
 多く、静かに始めたバックの則竹氏も、伊東氏に呼応してパーツを増やし、疾走
 体制に入るのを待つ、といった感じかな? 途中でスイングビートになって、
 また終盤で走り出し、松本氏もサイドのオルガンで絡みだし、テンションの高さ
 では、伊東氏の圧勝(爆)。更に、この後に松本氏のリズムマシンパフォーマンス
 が、バトンを受け継ぎます。ブリブリとうなる周波数を変え…時々ブザーみたい
 になったり(^^;。則竹氏は最初から疾走モードですが、大胆な音色を更に引き立
 てます。盛り上げたところで、グラスをこするような音色のSEをはさみ、今度は
 アコピソロ。ホンキートンク調で突っ走っていき、拍手の中をようやっとAメロ
 へ戻りました(^^;。(ここまでで既に19分経過(爆)) そして、サビの最後の
 リフレイン…でもリズムマシンを絡めてきて、最後の最後に、サックス二人が
 雄叫びを…ここからまた、リズミカルに二人だけで刻んだりハモったりして、
 おもいっきり遊んでます(^^;。途中「も〜、い〜くつ寝〜る〜と〜…」なんて、
 伊東氏がひと節入れながら(笑)、まだいくか(^^;てな感じで5分近くぶちかま
 して(^^;、盛大なエンディングを迎えます。
 総演奏時間・25分弱(爆)の、特大バージョンとなったのでした。

 長い拍手の中を、伊東氏が言ったんステージから下がります。
 今度は、2000年4月発売目標で制作中のアルバム収録予定曲からのお披露目コー
 ナーへ。まずは、松本氏作曲のものを2曲続けて。

☆9.仮題・ベルファスト・ソング (後に”T-SQUARE”に収録)

☆10.仮題・NEW ORLINS (後に”T-SQUARE”に収録)

 安藤氏のセミアコギターが爽やかに始め、松本氏のピアノと宮崎氏のアルトサッ
 クスでメロディーを展開します。気負ったところがなく素直に届くサックスソロ
 と、しっとり受けとめるピアノ、聴き易いアンサンブルですが、コード進行が少
 し読み難いかな(^^;。特に、転調が続く後半のサビ(^^;。最後に、ピアノソロを
 シックに決めて、少しイメージをズラしたスクエア、という感想を持ちました。
 続いては、乱暴に言うと「ひょっこりひょうたん島」(爆)なリズムでスタート。
 リズム体とヘビーな音色のピアノで、たんったんったん、ん、たん、たんっ、と、
 クラーベだけ(^^:を刻む上で、アルトサックスが軽快に唄います。coolで”攻め”
 も感じるギターソロ、端切れのいいスラップベースソロもフィーチャーし、こち
 らも、少し毛色は変わった感じですが、非常にハッピーなスクェアでありました。

☆11.仮題・秘密基地 (後に”T-SQUARE”に収録)

 作曲者曰く「またややこしい曲を書いてしまいました(^^;」と言うだけあったか、
 リズムが取り難い(^^;(爆)。どうやら6拍子みたいですが…(^^;。ハードな音
 色のエレピのゴリゴリしたリフから始まって、EWIがメロディーを取りますが、
 リズムの印象の方が強かった(^^;。非常に早いフレージングの指弾き・スラップ
 両方のベースソロを、長めにフィーチャー。キメが入る形でエレキギターソロも
 あった後、エレピのリフ・バッキングからドラムソロがスタート。ちょっと複雑
 なビートなのに、非常に奔放に(^^)、フレーズを繰り出す則竹氏。高いところの
 タムやシンバルが、面白いように決まっていき、かなり暴れたフレーズのようで
 いて、ちゃんと元のビートへ戻ってくる、驚きの展開です(^^)。ソロ後半は、
 早めの16ビートになり、跳ねた感じのエレピバッキングも、それに合わせるよう
 な格好になって、スピード感というか疾走感というか、そういうものを高めてく
 る展開へ。3分半にならんとしたドラムソロで、そのままエンディングに。

須藤>ここまで、濃いぃ〜局が続きましたが、この後は、ボンボンと、更に盛り上
   げて、いってみたいと、思います。皆さん、元気ですかぁ?
   それでは!懐かしい懐かしい、この曲で、いってみましょう!

☆12.OMENS OF LOVE (”R・E・S・O・R・T”)

☆13.SCRAMBLING (”Sweet and Gentle”)
 (「ANNスーパーJチャンネル」(テレビ朝日+ANN加盟26社+ViViA・THE WORKS・
  泉放送制作ほか制作)'99.3.29〜'00.12.31グランドテーマ曲)

 アコピ・途中からパッドがのっかる音色で、あのイントロが流れてくると、歓声
 が起こります(^^)。松本氏、基本的にピアノでのバッキングがほとんどでしたか。
 ソロというよりは、もう一つのメロディー(^^;のギターが入ってくると、後半で
 ハモりに入ってくる宮崎氏。そして、Bメロを刻んでるうちに、須藤氏が腰を屈
 めて…サビで飛び上がると、更に歓声が起こります(^^)。昔のライヴアレンジに
 戻って、エンディングで則竹氏がフィルを増やすと、宮崎氏も最後にひとうなり
 聴かせます。
 盛り上がったまま、気持ちゆっくり目かな?の(M-13)へ。やや控えめながらも、
 松本氏のシンセブラスもひと筋通してます。気持ち良さそうにドライヴする安藤
 ギターソロ、則竹氏の爆裂ソロに続いて、作曲者須藤氏のオン・ステージへ(^^)。
 最初は、低空飛行…ぢゃなかった、低音からズビズビと始めて、弾きながらパワー
 を充電して…みたいな感じかな(^^;。だんだん音量も上げてきて、フレーズも細
 かくなってきて、高速6連フレーズも飛び出したりと、テンションを高めてくる
 と、松本氏もグルーヴ満点のバッキングで加わってきました(^^)。4分を越える
 ソロを含めた、9分を越える演奏になりました。
#祝!2時間平均視聴率10%突破!(1999.10月・ビデオリサーチ関東調べ(爆))

☆14.FROM TANJAVUR (”Sweet and Gentle”)

 怪しげなシンセ・パーカッションの打ち込みが流れる中、須藤氏がダブルネック
 ベースに持ち変えて始まると、この曲でテーブル席がほぼ総立ちになります。
 中盤での松本氏のソロは、サイドに備えた真っ赤なNordleadの、矩系波系か?な
 リード音色で、安藤氏とのバトルになるんですが、余裕をかましてた(^^;ギター
 を喰ってしまいそうな(^^;存在感がありました。サイレンのような(^^;SEをリズ
 ムマシンで作って区切りにすると、フレッテド側でのスラップ・フレットレス側
 での指弾きを交互に繰り返す(^^;ベースソロ。手拍子が大きくなって、サビから
 後半にかけて大きく叫ぶアンサンブル。そして、負けじと宮崎アルトサックスも
 ソロで叫んで、ようやく、本編が終了となりました。

 22:11、4分を越えるアンコールの手拍子が続いて、ようやくメンバーが…6人で
 戻ってきました。今度はEWIが2本です。
須藤>さっき、終わる時にも言いましたが、今年も5日間やらせてくださった、
   チキンジョージのスタッフの皆様も、ホントにありがとうございました。
   神戸…以外のところからも来てらっしゃるようですが、また、ここで会える
   と、いいですね、ということを願いつつ、またまた、ドカンと、やっちゃっ
   ても、いいですかねぇ(^^)。(拍手)
 EWIで小さな音量で、あんな曲やらこんな曲やら(笑)少しづつやって…
 「どーもありがとーございました!」(笑)…と、ギャグはここまで(^^;。
須藤>みんな、サイコー!(歓声)チキンジョージ、サイコー!(歓声)
   それじゃ、行くぞー!(歓声)

☆15.JAPANESE SOUL BROTHERS
 (”THE SQUARE LIVE”SRCL-3079, ”FAREWELL & WELCOME(初回盤)”, 
  ”GRAVITY(初回盤)”SRCL-4261 / SONY RECORDS)

 伊東氏が先にメロディーを取り、宮崎氏へリレーする格好へ。そして、大騒ぎの
 トップを切るのは、須藤氏(^^)。ニコニコとスラップをかましながら、だんだん
 前に出てきて…通路は狭いが客席へ降りたっ!向かって右側のゾーン・真ん中あ
 たりで、テーブルの上に上がって、ひと盛り上がり。そして、立ち見ブロック前
 の壁際で、少し高くなったところへ上がって、また盛り上がり、立ち見柵の前の
 高いところをつたって、後ろにもサービス。途中で、松本氏もリズムマシンを絡
 めてきます。 左側ブロックをテーブル伝いに練り歩いて、4分近くのお茶の間
 サービスを終えて戻ってくると、ナルチョよろしく、ベースを叩きまくります(^^;。
 でも、ちゃんとドラムがキメを入れてくるところが、則竹・須藤コンビらしい(^^;。
 ドカーンと盛り上げて、かわいくオチを入れるまで、5分を越えるパフォーマン
 スを繰り広げました(^^)。選手が変わって、今度は安藤ギターvs松本ピアノのバ
 トルへ。 メロディックなギターとジェントルなピアノ…で始まりますが、テン
 ションが上がってくると、だんだんキャラクターも変わってきます(^^;。3分半
 近いバトルを終えて、またAメロへ。そして、リフレインから、柔らか目の音色
 の伊東EWIvs少し張りを持たせた音色の宮崎EWIでのバトルが、静かに始まります。
 時には重なり合うようにしてバトンを渡したりするうちに、段々細かいフレーズ、
 手癖(口癖?)のようなフレーズが出てきたり、二人で一緒におたけびをあげた
 りと、ここも5分を越えるバトルになり、終わってみれば19分近いお祭り騒ぎ(^^;。
 終わった後、伊東氏と宮崎氏の抱擁(^^;なんて場面も見られ、6人はステージを
 後にしました。

 アンコールに応え、今度は須藤氏がまず戻ってきて、メンバーを一人づつ呼び込
 みます。則竹氏、松本氏、安藤氏と、だんだんBGMが盛大になってきて…宮崎氏は
 やっぱりオチなのか(^^;。また「行くぞー!」のおたけびと共に、ギターが…

☆16.MAKE IT STONED (”Sweet and Gentle”)

 歪ませたリフを刻むと、これに呼応したお客さん、結構いたようです。松本氏、
 なぜかオルガンパートはほとんど弾いてなかったかな? ホント気持ち良さそー
 にかき鳴らす安藤氏。宮崎サックスは、サビで大きく叫び、ドラム・ピアノで支
 える上で終盤にもうひと叫び&ブロウを聴かせました(^^)。

 宮崎氏がEWIに持ち替える間に、松本氏が、シンセマスター鍵盤で雷鳴を轟かせ
 ます(^^;。と、則竹氏が、元気な8ビートを刻んで…

☆17.ALL ABOUT YOU
 (”ADVENTURES”VRCL-2008 / Village Recordsより2001再発)

 照明が全て点灯し、Aメロでは伊東氏もEWIを吹きながら登場し、ユニゾンやハモ
 リを展開します。中盤で、松本氏が雷鳴を入れながら(笑)のピアノソロを展開
 します。最後の最後に、だんだんテンポを上げて…って辺りは、EWIがいななき、
 ドラムが暴れ、雷鳴も入っての大騒ぎになりました。

 6人が前に出てくると…松本氏がEWIを吹く格好をするもんだから、伊東氏が楽器
 をあてがい、2人羽織で…なんか、キーがDmの某曲(笑)のさわりをやっとる(^^;。
 …すぐに一礼して、ステージを去って行きました。

 帰る人もボチボチ出てきますが、なかなかアンコールが止まず、22:55に三たび
 のアンコールに応えて、5人が戻ってきます。

須藤>ホントにどうもありがとうございます!(拍手)…ライヴって、いいもんで
   すねぇ(^^)。さっきからこんなことばっかり言ってますが、5日間、素敵な
   ステージが出来て、喜んでます。神戸…以外から来た人も、いらっしゃるみ
   たいですが、また、皆さんの街に行くと思うので、遊びにきて下さい。
   それじゃ、せっかく呼んでもらったんで、もう1曲お送りして、締めさせて
   もらいます! 今年は、この曲で締めることが多かったかな?

☆18.宝島 (”S・P・O・R・T・S”VRCL-2011 / Village Recordsより2001再発)

 Aメロから、やっぱり伊東氏が出てきました(爆)。EWIの音色、少し細かっ
 たかな? 軽やかに駆けて行ったピアノソロがあり、後半の宮崎EWIソロは、上の
 方の音域で戯れるような感じで、段々ロングノートになり…伊東氏がサビを入れ
 て支える格好だったかな? もちろん、客席は盛り上がったままで、歓声の中を、
 6人はステージを後にしました。

 …が、23時を回ってるにも関わらず、まだ帰らないお客さんも少なくなく、次第
 に、”アンコール”の声が、”アンドーさん!”に変わっています(笑)。
 …決して、恐い顔のニュースキャスターの方ではありません(爆)。
 6分を越えるアンコールに応えて、四たびの登場の大サービス(^^)!

須藤>アンドウさーん(^^)!(拍手)チキンジョージには、何回も来ましたけど、
   「アンドウさんコール」は、初めてですね(^^;。ちなみに、僕はこういうの
   結構好きです(^^;(拍手)。皆さん、電車ありますか?(ないっ!との声に)
   責任もてないよ(^^;(笑)。呼ばれて出てきたからには、サックス2本ある
   し、もう一曲、いってみよーか!(拍手)
 口火を切ったのは、ギターのカッティングだっ!

☆19.IT’S MAGIC
 (”MAGIC”VRCL-2005 / Village Recordsより2001再発)

 Bメロのリズムが少し変えてあったり、サビ前のフィルが増えてたりと、ベース
 ソロの時にリズムを抜いてみたりと、新鮮味も感じさせながら、ツインサックス
 時ではリピーターにはすっかりお馴染みの曲も、こういう状況ならいいんじゃな
 いでしょか(^^)。ピアノソロ、「あ、俺か(^^;」てな表情で移った松本氏(笑)。
 ニコニコしながら楽しそうにバトる宮崎氏。伊東氏が右手を振り上げて締めに移
 り、長〜〜〜いエンディングを迎え、23:19、ようやくお開きとなりました。
=====================================
 <SET LIST>  1999.12.25 @兵庫・神戸CHICKEN GEORGE
    1.4つ打ち  2.DALI'S BOGIE  3.ROMANTIC CITY  4.SCENE 000
    5.UNEXPECTED LOVER  6.CORE ZONE(with T.K.)  7.FORGOTTEN SAGA(with T.K.)
    8.TEXAS KID(with T.K.)  9.ベルファスト・ソング  10.NEW ORLINS
    11.秘密基地(incl.Drums Solo)  12.OMENS OF LOVE
    13.SCRAMBLING(incl.Bass Solo)  14.FROM TANJAVUR
    [ENCORE]15.JAPANESE SOUL BROTHERS(with T.K.)  16.MAKE IT STONED
    17.ALL ABOUT YOU(with T,K,)  18.宝島(with T.K.)  19.IT'S MAGIC(with T.K.)

 新曲が結構沢山出た印象もありました。それも、ちょっとストレートでない(^^;
方の曲が多かった感じもありました。まぁ、キャッチーな方の曲は、結構せっぱ詰
まったときにフッと出てきたりする…のかな(^^;、で、これは新譜をお楽しみに、
ということでしょうか。1999年の作品は、色々取り揃えた、これからのスクェアの
ショーケース、みたいな感想を、私は持ったんですが、少しある路線へ踏み出すん
でしょうか。

 なんか、伊東氏は5日間とも出演したそうですねぇ(爆)。でも、そういうのが
割と自然に実現できてしまうんですね、某バンドと違って(^^;。選曲も、古今東西
色々(爆)みたいで、色々な曲が出来そうですが、他の日ではどんなメニューだっ
たんでしょうか?
 さすが最終日だけあって、お腹いっぱいになるライヴでした。
 …入場前から数えたら、5時間近く立ってたのは、大変でしたけどね(爆)。



 この時は、結構毛色の変わった曲が並んだなぁ…とは思っても、グループ形態が
変わるなんてことまでは、想像して無かったですね、正直言って。今から思えば、
色んな方向を向きすぎて、収まらなくなっていたのかもしれませんが…

文字正人(QFG03621@nifty.com) with DynaBook from YOKOHAMA
1ST ON LINE: 1999/12/30 (FJAZZ/FFUSION #070)
LAST EDITED: 2002/03/17(SONY RECORDS盤の再発売に伴う商品番号修正)


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