こんばんは、「実況中継ライヴ・オン」文字正人です。

　６月最初で最後（爆）の「実況中継・ライヴオン」は、これまた、私が参加して
いるCASIOPEA & JIMSAKU PATIOのメンバーから生まれたバンドで、今回はCASIOPEA
ナンバーをレパートリーとするバンド・QUESTIONSの、ファーストライヴです。
　リズム体は、別な場でJIMSAKUの「SUPER JINGLE」をコピーして披露してみせた
ほどのテクニックの持ち主、ギタリストは、機材も音色もフレーズも、非常によく
野呂一生サウンドを研究していて、そこに、エレクトーン講師出身のキーボーディ
ストが加わります。果たして、どういうパフォーマンスを繰り広げるのか…
　では、東京・お茶の水から、ライヴ・オン！
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　豪雨にみまわれた西日本ほどではなかったですが、この日の東京も断続的に雨風
　が強かったですが、そんな中を、最近出不精気味だった私は、秋葉原でMOと動画
　素材集、横浜駅前と神保町でテレビ関係の本を買い込み（爆）、お茶の水〜小川
　町の宮地楽器へ向かいました。２年ちょっと前に、このバンドのリズム体の出る
　ライヴで訪れて以来ですが、ホールというか広いスタジオというか、50人も入る
　と満員というところで、演奏者の表情が非常によく見えるところであります。
　この日は、社会人バンドばかりが６組出演する、「WALK OUT」という16時からの
　イベントになっており、今回紹介するQuestionsは、そのトリということになり
　ました。ひとバンド終わると、片づけとセッティングの間に総合司会のお姉さん
　からインタビューをうけて間をつなぐ、という構成。ヘビメタをうなるバンドが
　終わったところで、19:55、いよいよ６組目の登場です。

　＜ＱＵＥＳＴＩＯＮＳ＞　1999.06.27　＠東京・神田宮地楽器ZIPPAL HALL
　池田正人(Gt)　渡辺冨美枝(Key)　望月匠(B)　諸星光(Dr)

　…キーボードのセッティングは、ご主人（爆）がローディーとして手伝ってらっ
　しゃいました(^^)。なんと熱い(^^;。Roland A-33とU-20をマスターキーボード
　として、下鍵盤はYAMAHA MU80・上鍵盤はKORG 05R/Wというシンプルなセッティ
　ングになってます。
　…望月氏は、ついにTUNE社のケロンパチ（８弦アーム付き・ナルチョ仕様）で
　登場です（爆）。

☆１．ＤＲＥＡＭ　ＭＡＫＥＲ　［CASIOPEA”be”］

　やはり復弦がビンビンうなってます(^^;。いっきなりこういうキメキメのややこ
　しい曲でくるかぁ…などと思ってみてると、池田氏がいきなり舌出してます^^;;。
　でも、リズム体はカッチリ刻んで＆合わせてくるし、やはりさすがだぁね(^^)。
　エレピの音は、コーラスが深めにかかってたのか、広がりのあるよく通る音色で、
　いい感じでした。（シンセブラスの存在感はちょっと薄かったかな(^^;）終盤の
　ギターソロになると、いつものように”イッちゃった状態”になった池田氏を、
　渡辺さんはずっと「今日はどこまでやるのかしら…」てな感じの落ちついた目線
　で見てた…ように私には見えました(^^;。

☆２．ＴＨＥ　ＴＯＲＮＡＤＯ　［CASIOPEA”DRAMATIC”］

　シャープなビートにのって、少し懐かしい（1993年発表）ナンバー。キーボード
　の音色は、まじめに再現しようとするとプログラムチェンジが多くなるんですが、
　ブリッジでスローなシンセブラスかな？にしたり、ソロだけアコピに切り替えた
　り、サビでは２種類のブラスのスプリットかな？（MU80ってそういう設定できたっ
　け^^;;？）と、バッチリ決めていきます。中盤のベースソロ…少し弱い感じもし
　たけど、それ以外は、笑ってしまうほどああいうナルチョ的雰囲気(^^;になって
　ました。リードをきっちりとっていった池田氏は、後半のサビから早弾きモード
　でソロへなだれ込んで行きました(^^)。エンディングでの諸星氏の、オカズから
　ラストノートへのタイム感、全然バッチリでした。

池田＞どーも(^^;（笑）。Questionsです。本日は雨の中を沢山おいで下さって、
　　　誠に緊張しています(^^ゞﾎﾟﾘﾎﾟﾘ。
　すぐに間が持たなくなったのか(^^;。メンバー紹介に移りますが…望月氏の名前
　がすぐに出てこなかった(^^;（笑）。
池田＞MCやるのって今日が２回目ですけど、１回目も同じことやったかな^^;;。
　　　次の曲は…あ、１曲目は、去年のアルバム”be”から「DREAM MAKER」、
　　　２曲目は、５年前か４年前か…（客席から「６年前！」）…の”DRAMATIC”
　　　から「THE TORNADO」でした。次の曲は、メンバーの間では「太陽に飛べ」
　　　と言われてまして…（直訳）そのままですね^^;;（笑）。
　曲に移ろうとしますが、どうもドラムが少し調整をしてるということで…でも、
　間が持たない様子で「つないでつないで！」と誰か（爆）に突っ込まれた^^;;。
池田＞バンド名ですが…これは、私が考えたんですが、CASIOPEAのコピーをやるっ
　　　てことだと、COPIOPEAとか色々あるんですが、最初は”カリオペア”っての
　　　を思いついたんですが、あんまり良くなかったんで、５年前に（本家から）
　　　出た”ANSWERS”っていうアルバムがあったんで、じゃぁ、”Questions”に
　　　しようかってことで(^^;。
　という風にMCでつないだところで、この曲です。

☆３．ＦＬＹ　ＴＯ　ＴＨＥ　ＳＵＮ　［CASIOPEA”DRAMATIC”］

　望月・諸星コンビは結構前からレパートリーにしてたらしく（何度かやろうよと
　誘われたこともありましたっけ(^^;）、ドラムは疾走する、ベースはうなると、
　リズム体は非常に張り切ってドライヴしてる感じでした。比較的シンプルな音色
　にした感じのアコピで…やっぱり、ブラスの音が聞こえにくかったです(;_;)。
　池田氏も、ソロでますます入り込んでましたし、さぁ、この勢いにのってのピアノ
　ソロは、以前に別な機会で聴かせていただいたときの記憶から比べ、自己主張が
　相当に出てきた感じを受けました。…なぁんて、偉そうなコト言えるようなタマ
　じゃないか、私は^^;;。どこで使うんだろうと思ってたベースのトレモロアーム
　（爆）は、エンディングでばぅぇぇぇ〜ん（爆）とうならせてました(^^;。

　ステージが暗転し、渡辺さんのしっとりとしたピアノソロになります。予想のつ
　いた曲のＢメロのような雰囲気からつながっていくと…

☆４．ＣＡＮＤＬＥ　ＬＩＧＨＴ　［CASIOPEA”Flowers”］

　リッチなストリングスから始まり、望月氏は６弦の方をしっとり奏でてます。
　久々に出た秀作バラードナンバー。中盤のアコピソロ、アルバムテイクの雰囲気
　をうまく残しながらのフレージングでした（この日のどのソロも、そういう感じ
　だったと思います）。ただ、ストリングスのカウンターラインがやっぱりちょっ
　と弱かったのが気になりましたが、全体にきっちりしっとりと聴かせていただき
　ました。

　今度は、池田氏のワウ入りギターソロをはさみます。望月氏が再びケロンパチに
　持ち替えたところで…

☆５．ＣＨＡＩＮ　ＲＥＡＣＴＩＯＮ　［CASIOPEA”Light and Shadows”］

　オクターブ下を一緒に弾くことで、シンセブラスがようやく通ってきた(^^;、と
　いうのが第一印象。オリジナルもそういう演奏ではないので、復弦のベキベキ感
　はあまり…な気もしますが、この曲も、リズム体がよくドライヴしてる感じです。
　中盤にcoolなアコピソロをはさみ、再び「どこまでやるのよぉ…」てな感じ(^^;
　のギターソロと、以前他の機会で聴いた時よりもパワーアップした感じの演奏(^^)。

池田＞３曲続けてお送りしました。途中、ディストーションが小さかったような感
　　　じでしたけど、大丈夫ですか？
　　　次の曲で最後になってしまいます！（客席：えぇぇぇ〜っ！（笑））
　　　これは…本家の最近のライヴでも、ラストでやってるのかどうかわかりませ
　　　んが（結構アンコールでやったりします：筆者注）…「GOLDEN WAVES」！

☆６．ＧＯＬＤＥＮ　ＷＡＶＥＳ　［CASIOPEA”Light and Shadows”］

　イントロのストリングス、非常に立ちのいい音色だったと思います(^^)。ゆった
　りと…いくかと思ったら、池田氏ったら、正直に表情に出し過ぎてます^^;;。
　ここも、復弦の音は少し控えめでしたか(^^;。ドラムはホントにかっちりと刻ん
　でくる感じです。Ａメロのブラスとストリングスの切り替えも、うまくいってた
　みたいですし、エレピソロは、あっさり目ですがリリースが長めの音色できらび
　やかになっていた感じでした(^^)。…終盤ちょっと色々(^^;ありましたが、さす
　がの堂々とした演奏で、33分ほどのステージはあっという間に幕となりました。
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  ＜SET LIST＞　1999.06.27　＠東京・神田宮地楽器ZIPPAL HALL
    1.DREAM MAKER  2.THE TORNADO  3.FLY TO THE SUN  4.CANDLE LIGHT
    5.CHAIN REACTION  6.GOLDEN WAVES

　終わった後のインタビューでは、控えめな男３人(^^;に対して渡辺さんはいつも
通り(^^;の受け答えをされてました。（「フュージョンって（機材に）お金がかか
るんですよねぇ(^^;」っていう司会者の発言は、初めて聞きましたが^^;;）
　なんか、池田氏だけ緊張度が高かった(^^;みたいでしたが、サウンドはやっぱり
堂々とした感じでした。望月・諸星の二人は、昨今のCASIOPEAのような雰囲気が、
相当出ていた感じでした。復弦の音がもっと下品になれば（爆）もっと面白かった
気も致します(^^;。そして、事前情報ではライヴをなかなか決心しなかった(^^;
と言われる渡辺さん。上鍵盤の方の音量バランスがどうやら全体に低かったようで、
ちょっと残念でしたが、元々私なんかよりずっときっちりソツなく弾かれる方です
し、相当に鍛えられた(^^;のか、プログラムチェンジもバッチリこなしてらして、
私なんぞはいよいよ下品なブラス（爆）でしか太刀打ちできない(^^;って感じです。

　ナルチョ加入後の曲で、今日のような曲ですと、もっとパワーのぶつけ合い(^^;
みたいな感じにしても大丈夫なんじゃないかなぁ…とも思いましたが、それにして
もさすがの演奏力のメンバーで、久しぶりに（自分の）練習会以外で聴いた、PATIO
メンバーによるCASIOPEAナンバーの演奏は、すごく楽しかったです(^^)。
　また、こういうの、やってよね。



　このバンドも、メンバー全員知っているので、文体がいつもと違って、彼らに宛
てている格好になりました(^^;。

文字正人(QFG03621@nifty.com) with DynaBook from YOKOHAMA
1ST ON LINE: 1999/06/28 (PATIO #134)
LAST EDITED: 2000/12/30