こんばんは。「実況中継ライヴ・オン」文字正人です。

　今回は、CASIOPEA & JIMSAKU PATIOの仲間で、かなり上手い若手のベーシスト・
ドラマーのコンビのステージを、お茶の水まで見に行ってきた時の模様です。あ〜
んな曲をやるアマチュアは、少なくとも私は初めて見ました(^^;。
　では、東京・御茶ノ水から、ライヴ・オン！
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
　なんでも最高気温が25度になったらしい（爆）汗ばむ陽気の東京地方。楽器店の
　２階の小さな、でもアットホームなライヴスペースに着きますと、12:53に始まっ
　た最初のステージは、今時こんなにストレートなのも珍しい(^^;程の学生ロック
　バンドでした。50分ほどのステージの後、お客さんも増えて40人近く入ったかな？
　で、13:55になって、照明が落ちると、なにやらドラムとストリングスの打ち込み
　によるオープニングテーマが流れてきます。モノホンのスクェアみたい（笑）。

　＜たけちゃん'97＞　1997.03.30　＠東京・神田宮地楽器ZIPPAL HALL
　片貝　尚(A.Sax,S.Sax)　鴨下陽子(A.Sax,EWI)　水野竹範(Gt)
　中山由紀枝(Key)　望月”てれっち”匠(B)　諸星　光(Dr)

☆１．ＳＴＩＦＦ　ＮＡＩＬＳ　［THE SQUARE”MAKE ME A STAR”］

☆２．ＬＯＶＥ　ＦＯＲ　ＳＰＹ　［T-SQUARE”WAVE”］

　サックスが２本という、ちょっと珍しい編成です。
　いや〜懐かしい曲ですねぇ(^^)。片貝氏がメロディーをとり、鴨下さんがブラス
　セクション的に入ったり、ハモリやユニゾンをやったりという、ちょっと面白い
　アレンジです。てれっち君のベース、楽器の特性なのかわかりませんが、最初は
　ちょっとおとなしい目の音でしたが、(M-2)の中盤あたりでは、スラップのベーン
　という音もボトムも聴こえるようになってきた感じでした。片貝氏、少々緊張し
　てたのかな？　でも、(M-2)のサックスソロになると、結構音が前に出てきた感じ
　でした。(M-2)では、最後の方でみんなで拍をずらしたりと、面白いこともやって
　ました。

　挨拶と曲紹介がありまして、続いては…

☆３．ＣＨＩＣＡＧＯ　ＳＯＮＧ　［DAVID SANBORN”CHANGE OF HEART”他］

☆４．ＭＩＳＳ　ＹＯＵ　［THE SQUARE”YES, NO.”］

☆５．ＳＣＡＮＤＡＬ　ＢＯＹ　［T-SQUARE”HUMAN”］

　ヘビーなドラム・ズビズビいってるベース、ダークなエレピで始まった(M-3)は、
　Ａメロはサックス二人が太くユニゾってましたっけ。安定したリズムでのベース
　ソロもフィーチャーし、キレが良かった演奏でした。
　次からスクェアに戻ります。ダークなシンセボイスとキレのいいカッティングで
　始まる(M-4)は、Ｂメロのブラスセクションアレンジがちょっとソロっぽくなっ
　てた感じです。メロウなサックスソロと繊細なピアノソロがいい感じでした。
　続いてダダダダッ！と勢い良く(M-5)が始まります。力強いメロの片貝氏に対し、
　合いの手やらハモリやらで忙しかった鴨下さん(^^;。リズム隊のグルーヴはバッ
　チリ。エンディング、良く合わせたねぇ(^^)。

　メンバー紹介に続いては、ドラム・ベースＤＵＯ(^^)。

☆６．ＳＵＰＥＲ　ＪＩＮＧＬＥ　Ｉ・ＣＨＡＳＥ　ＴＨＥ　ＣＲＩＭＩＮＡＬ
　［JIMSAKU”DISPENSATION”］

　ホンマにやるかぁ！(^^)。ベースの音はそれほど派手ではないんですけど、すご
　いことやってます。この二人、やっぱりタダもんやない！(^^)

☆７．ＳＬＡＭ　［DAVID SANBORN”CLOSE UP”］

☆８．脚線美の誘惑　［THE SQUARE”脚線美の誘惑”］

　(M-7)は、鴨下さんが単独でフロントをつとめます。それまでの曲はサポート的に
　入ってましたが、彼女のアルトも力はありますが、ちょっと”艶っぽい”印象も
　ありました。この曲のディストーションのかかったギター、いい音してました。
　この曲では、短いベースソロの後、サックスとメロのユニゾンもやってたてれっち
　君でした。そのまま(M-8)へ続きます。Ｂメロのサックス音色は、マイクの使い方
　もあるのかもしれませんが、ちょっと本田雅人っぽい気がしたのは、私だけ…で
　しょうか？片貝氏のソロは、体の動きも良くなってきて、音もノッってきました。
　シンセソロがあって、その後のＡメロの裏では、諸星君がビシバシ叩いてました。

　鴨下さんがマイクをとりますが、なかなかフェーダーが上がらない^^;;。で、曲
　紹介の後は「次で最後の曲です…でも３曲続くんですけど(^^ゞ（笑）」

☆９．ガーティの夢　［T-SQUARE”NEW-S”］

☆１０．ＦＡＣＥＳ　［T-SQUARE”IMPRESSIVE”］

☆１１．ＴＲＵＴＨ　１９９１　［T-SQUARE（シングルのみ）］

　一人でフロントを張る片貝氏ソプラノと中山さんのエレピパッドがいい感じの
　(M-9)のイントロです。ドラムの音がちょっとヘビーなのはイントロだけか^^;;。
　アコピソロの雰囲気、この曲の優しい雰囲気を増してた感じです。ドラムに引っ
　張られる感じ^^;;で段々と熱くなるソプラノのソロも、音色はすごく優しいのが
　印象的でした。(M-10)では、鴨下さんがYAMAHA WXではなくホントにAKAI EWIを
　持って登場します。序盤は卓で下げられてたのかわかりませんが、ギターソロに
　続くEWIソロは、かなり熱い音が出てたと思います(^^)。エンディングはモノホン
　のライヴバージョンでした。その後に、片貝ソプラノでメロをとるバージョンで
　(M-11)となります。この曲はソプラノでやるのは結構むずかしい曲だったのかな、
　という感じもしました(^^;。力強いソプラノソロからそのまま続くＢメロが印象
　的でした。

　メンバーが袖に下がりますがBGMも流れず、手拍子も起こります。アンコールに
　応えて６人全員が再登場して…

☆１２．ＴＨＥ　ＤＲＥＡＭ　［DAVID SANBORN”CHANGE OF HEART”］

　鴨下アルトがとるリードの音色、色っぽかったです(^^)。サックス２本のアンサ
　ンブルの中では、この曲のサビの盛り上がりが、息も合ってたし来るものがあっ
　たような気がします。安定したリズム隊はもとより、全員の一体感を感じたまま、
　１時間を越えるステージは14:59に終了となりました。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
　＜SET LIST＞　1997.03.30　＠東京・神田宮地楽器ZIPPAL HALL
    1.STIFF NAILS  2.LOVE FOR SPY  3.CHICAGO SONG  4.MISS YOU  5.SCANDAL BOY
    6.SUPER JINGLE I・CHASE THE CRIMINAL  7.SLAM  8.脚線美の誘惑
    9.ガーティの夢  10.FACES  11.TRUTH 1991  [ENCORE]12.THE DREAM

　１時間で結構たくさんの曲が繰り広げられました。いくつか新鮮なアレンジも聞
かせてくれましたし、なかなか面白いライヴでした。
　終わってから、色々質問させてもらってごめんね^^;;＞てれっちくん


　この後、仲間内のオフに来てもらって「SUPER JINGLE」をやってもらったりして
いるウチに、望月君と諸星君はCASIOPEAのコピーバンドを始める事になります。
その模様は、99年のログでお楽しみ下さいませ。

文字正人(QFG03621@nifty.com) with DynaBook from YOKOHAMA
1ST ON LINE: 1997/03/30 (PATIO #091)
LAST EDITED: 2002/06/30（カバーの元ネタ情報を補完）