こんばんは。「実況中継ライヴ・オン」文字正人です。

　1996年10月〜11月にライヴ録音を敢行した、是方＋鳴瀬＋難波＋力哉＝野獣王国
の、アルバム発売ライヴツアーを、東京で見て参りました。本拠地とも言われてる
京都RAGと比べて、どのくらい笑えたか（爆）、それでは、さっそくお伝えして参り
ましょう。なお、この日の演奏曲は全て”野獣王国LIVE”（YJOK-001〜002 / BLACK 
BOX）に収められています。
　では、東京・六本木からライヴ・オン！
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　朝は少々肌寒かったですが、夕方は多少それも緩んだ東京地方。今日はチケット
　制ではないので、それほど来ないかなぁと思ってましたら、18:30の時点で100人
　を越える列が出来ており、テーブル無しの客席となりました。開演までに椅子席
　がほぼ埋まり、立ち見が若干といったところ。なぜかよく針が飛んでたBGM（爆）
　は、なにか予言しているのか…(^^;
　19:36、是方氏のみステージに現れ、一人で始めるのかと思ったら、「やるでぇ〜」
　と招集をかけ（笑）、心優しき野獣達がステージに現れます。

　＜野獣王国＞　1997.01.31　＠東京・六本木PIT INN
　是方博邦(Gt)　鳴瀬喜博(B)　難波弘之(Key)　東原力哉(Dr)

☆１．ＧＯＬＤ　ＲＵＳＨ　（是方博邦”FISH DANCE”Kitty Records・廃盤）

　まずは、ギターボコーダー（とライナーにも書いてある^^;;）のメロディーで、
　ポップに始まります。中盤のクリア系音色にディレイのかかったギターソロで、
　早くもナルチョは絡むは、力哉氏はハットの音が”ぐわわわ〜〜ん！”とくるわ、
　いきなりから「笑わなしゃなぁい(^^;」状態（笑）。エンディングは、聴く度に
　派手になってくる気がします（笑）。

☆２．鉄腕アトム

　カウントを刻む力哉氏、「１！２！…あ、ごめん^^;;」（笑）…仕切直し^^;;。
　難波氏がＣＭを手がけたときのものをフルコーラスにしたもので、Prophet-5の
　華のあるイントロがいいですね(^^)。この日はベースもイントロで”どーーん”
　とくる感じでした。リズムがかっこいいし、Ａメロでのギターとシンセのユニゾン
　も強力です(^^)。
　ただし、１曲目からそんな感触だったんですが「野獣にしては音量のバランスが
　良すぎる(^^;」気がしました。今にも音で殴られそうな(^^;暴力的アンサンブル
　（なんちゅう表現（笑））が魅力の一つなんですが、どうも、上の階の中華料理
　店からの苦情に配慮しているのか(^^;、少し音が小さかったような気がします。
　…この時点では（笑）。

是方＞ありがとおーー！　（ライヴＣＤ発売という）イベントがあると、沢山来て
　　　くれるんかな(^^;。一人３枚づつ、ノルマです（笑）。（事情を説明して）
　　　最初は１枚組・でしたが、終わってみると曲が長くて、２曲しか入りません
　　　（笑）。もめてたところへ、レコード会社の方が「しゃぁないから２枚組に
　　　しましょうよ(^^ゞ」と（笑）。ということで、余すところなく入っており
　　　ます、ＭＣ以外は（笑）。ＭＣは、今日楽しんでください(^^)（拍手）。
　ナルチョ、「今日は無口だから」といつも通りジャブを打ったところで(^^;…
鳴瀬＞（野獣）在籍４回でクビになりました（笑）。次回はベースに櫻井哲夫を迎
　　　えて（爆笑）”猛獣もどき王国”…あれ、”野獣もどき”か（笑）　（中略）
　　　今まで、宅急便のバイトしながらやってきましたが（笑）、クロネコが一番
　　　良かったです（笑）。難波君はミスタードーナツでやってたそうですが…
難波＞ミスタードーナツは、長髪だめなんスよぉ（笑）。
鳴瀬＞僕のコーナーで喋らないで！（笑）　うなじがかわいいとか店長に言われた
　　　んだっけ？（笑）。（ちょっと早送り）
　　　このあいだ浜松でやったとき、メンバー紹介で力哉が、どっから見つけてき
　　　たのか工事現場のメガホンで喋ったんですよ（笑）。これが面白い(^^)。
　　　それに加えて、マーシャルのリッチー・ブラックモアモデルのアンプみたい
　　　で、音が飛んで行くんだよ（爆笑）。ディストーションも効いて^^;;。
難波＞日本一メガホンの似合うドラマー（笑）。
力哉＞メガホン買うて（関西弁で”こうて”）こい！（笑）
鳴瀬＞そこの大中（ピットイン近くの雑貨屋…か？：筆者注）で売ってへんか？
　　　中国直輸入・毛沢東モデルとか（爆笑）。
　　　…喋りが調子いいときは、演奏は聴かないようにしてください（笑）。
是方＞力哉さん、４０（歳）の夢で、2000万円のベンツ買ったんですよぉ(^^;。
　　　今日新聞見たら、ベンツむちゃくちゃ香港で盗まれてるねぇ（爆笑）。
力哉＞それ、思わず新聞買うた(^^;。実は俺がその酋長なんや（笑）。あれが本職。
　　　太鼓は趣味（笑）。こんな楽しいことでプロなったらいかん（笑）。やっぱ、
　　　メガホンないと喋りが続かん（笑）。小心物やから小指立ててしまう（笑）。
　　　沖縄で打ち上げやったときに、すっごい歌のうまい人がおったんや。ホラ、
　　　演歌の人やからみんな知らんかなぁ…寺田恵子いう人やねんけど（爆笑）。
　　　いや、これがうまいんよ。むっちゃくちゃこぶし回って。そこのチーママか
　　　と思うたもん（笑）。ほんで「SHOW-YAいっとけー！」とか言うたら、「私、
　　　これいっとくわー！」って全然有難みなく（笑）、すぐ歌いよるねん（笑）。
　　　その辺のねーちゃんと一緒（爆笑）。でも、演歌の方がうまかった（笑）。
鳴瀬＞力哉、喋りうまいやん！
力哉＞俺、ホンマはうまいんやで(^^;！　このバンドやから黙ってるだけ！（笑）
　　　もう、鳴瀬さんは３秒に１回喋らんと生きていかれへん（笑）。
鳴瀬＞５秒や！（笑）
力哉＞ごめんごめん。３秒は向谷か（爆笑）。
　　　後は喋らへんから、今だけ喋らして、センパイ(^^;（笑）。
　その後、ナルチョを黙らせようとじらす力哉氏（笑）。難波氏すでにグッタリ(^^;。
　ここまで喋りが12分ほど（爆）。

☆３．Ｚ−ＰＡＲＡＤＩＳＥ　（是方博邦・旧名「新曲Ｚ」）

　是方ナンバーが放送番組のBGMに使われる頻度は、皆さんが思うより高い^^;;です
　が、これはサビがハマリそう(^^)。結局仮題（「Ｚ」）そのままですが（笑）。
  ギターソロはこの日も絶好調(^^)！その後、難波氏もXB-2オルガンで応戦。音は
　あまり下品^^;;ではなかったですが、イッてしまわれました(^^)。ソロの間のリ
　ズム隊の手数細かな盛り上げも、書いておくべきでしょう(^^)。

　ナルチョがちょっとマジな表情で、「今、苦情来た？」とスタッフの方を見てい
　ます。「こんな大きな音出さな、音楽出来ひんのか！」と言われたとか^^;;。
　間髪入れず「出来ない！」と突っ込むのは、突っ込みの名手^^;;難波氏（笑）。
是方＞今日はまだ小さいよね(^^)。
鳴瀬＞でも、最後には爆発する（笑）。
　喋らないようにマイクをお客に預けるナルチョ（笑）。

☆４．ＤＩＭＥＮＳＩＯＮ　ＴＲＡＶＥＬＥＲ　（難波弘之）

　やる度に「踊り易い曲」と言われている、別名”変拍子の百貨店”^^;;。是方氏、
　この日もイントロは必死の形相です。Prophet-5のＡメロがやたら太い(^^;。メカ
　ニカルなピアノソロに続いてのProphet-5ソロは、段々テンションが上がってくる
　と、力哉氏も一緒になって手数を増やしてくるから恐ろしい(^^;。ナルチョは、
　この辺りでは目を閉じて口を開けて気合いの入った音を出してます。是方氏は、
　ギターソロで表情が解放されます(^^;。が、その後に忙しいユニゾンがもう一回
　あったりする(^^;。最後の方のベースがリフを繰り返す場面、力哉氏のシャープ
　なライドがいいです(^^)。シンセ・ギターがかぶって、僅かな長さで力哉氏が暴
　れます(^^)。

是方＞ノレたーーっ！慣れるのに１年かかった（笑）。
難波＞（低い声で）すまんのぉ(^^ゞ。
　この公演の後のライヴサーキットの告知を済ませたところで、アルバムの話。
是方＞インディーズの番組、出たいよねぇ(^^)。（たぶん「BREAK OUT!」（テレビ
　　　朝日＋テレビ朝日ミュージック制作）のことでしょう：筆者注）
難波＞年齢制限があるかもしれない（笑）
是方＞（今回発売してくれた）BLACK BOXってレーベルは、JUDY&MARYが前にいたと
　　　ころで、僕らみたいな音楽とは無縁のところなんですが（笑）、ホンマに、
　　　ありがとうm(__)m（笑）。次はアコースティックで、「優しい優しい野獣達」
　　　（笑）を聴いて下さい(^^)。　…自分で言うか（笑）。

☆５．ＴＥＡＲＳ　ＯＦ　ＭＥＲＭＡＩＤ　（是方博邦・旧名「新曲Ｅ」）

　ステージに青と黄色のライトが、それが間接的にあたるもんですから、なかなか
　いい雰囲気で(^^)始まりました。物哀しいイントロでのエレアコソロ。ベース・
　エレピ・ドラムが一つ一つをいとおしむかのように支えます。力哉氏の手つきが、
　なんかカッコイイ(^^;。後半のハーモニカというかアコーディオンというか、
　そういう音でのシンセソロ、これがまた良かったです(^^)。その後にギターソロ
　が続き、エンディングで強弱をつけるところは、４人の息がぴったり合っていて、
　引き込まれてしまいました(^^)。

☆６．ペンギンの初恋
　（是方博邦”KOREKATA”VRFL-1026 / Village RECORDSより再発）

　ドラム→シンセストリングスがユーモラスに刻むリズムに乗って、愛らしい曲…
　のギター、やたら音量がデカかったような(^^;。ドラムのパターンが、これまで
　の演奏バージョンとかなり変えてあって、ちょっと新鮮でした。エンディングは
　人間フェードアウト寸前^^;;。

☆７．哀愁のクジラ　（是方博邦”KOREKATA”）

　人魚・ペンギンときて、今度はクジラでございます。ぶ厚いシンセパッドのソロ
　に続いて、ディレイがたっぷりかかったギターのクジラが鳴いています。所々で
　入る、KORG Prophecyのアルペジエータでしょうか、こいつのおかげで、幻想的と
　いうか宇宙的というか…、そんなイントロ（文章が長かった^^;;）から、是方氏
　自身が「野獣でやるのが一番好き」と公言するナンバーです。
　中盤のギターソロ、鳴きます！魅せます！　その後、柔らか目の音色でのシンセ
　ソロも負けてません(^^)。スネアも力強い！(^^)　サビメロをやった後に、もう
　一度くるギターソロで、全員がもう一発はじけます(^^)。
  オリジナルの是方アルバムバージョンに比べるとテンポが落としてありますが、
　かえってこれが堂々たる雰囲気を作り出しています。これは名曲でしょう(^^)。

　ここで、昨秋再婚した(^^)ナルチョの２次会の話になりますが、これが豪華…
鳴瀬＞馴染みのミュージシャンをいっぱい呼びまして、ただ、呼んでも来ない奴も
　　　いたんだよね(^^;。で、司会は当然向谷（笑）。あいつはもうプロだから、
　　　喋ってから、「あ、これはプロみたいなフレーズですね。ボクはこういうこ
　　　とは言いません(^^;」って、言ってから言うんだよね（笑）。
　　　で、まずは本間勇輔、「古畑任三郎」（フジテレビ＋共同テレビ制作）の音
　　　楽やった彼がボーカルで、斉藤秀夫がギターの予定だったけど、森高千里で
　　　忙しいって（笑）。みんな売れっ子になってしまいまして（笑）。その次が…
是方＞カシオペアとスクエアの競演があったんよね(^^)。
鳴瀬＞それはもうちょっと後^^;;。台本通りやってくれないと困るじゃないかぁ！
　　　（笑）。…ただ今画面にお見苦しい点があったことをおわびします（笑）。
　　　ラジオクラブをやったんですが、私がベース弾いてもしょうがないんで、代
　　　わりにT-SQUAREの須藤君（歓声）。キーボードが佐山（雅弘）。で、（小川）
　　　美潮が遅れてきまして（笑）。しょうがないんで本多俊之が「カンタロープ・
　　　アイランド」という（おおっ！）、由利徹の曲でしたっけ？（笑）　…ええ、
　　　ハービー・コンクッヘのを（笑）。…今月号のJAZZLIFEの表紙にでてますが、
　　　目がトロトロです（笑）。…それが、すごくうまいの(^^)！驚いちゃって。
　　　で、嫁さんがハンドベル持ってやったのが、トチッたりしましたが、やたら
　　　受けまして、その後、オリジナル・カシオペアを組もうとしたんですよ(^^)、
　　　「ASAYAKE」を。で、櫻井に「ちゃんと練習してこいよ」（笑）。野音に乱入
　　　してもらった時は、櫻井メロメロだったんで（爆笑・93年野音のアンコール
　　　で、ギターソロのバックをやってもらう…はずが、全然覚えてなかった^^;;
　　　：筆者注）。神保に「そう言っといてね」っつったら、２人とも来なかった
　　　のよ（笑）。そしたら、T-SQUAREのリズム隊・須藤君と則竹君が「じゃぁ、
　　　やります(^^)！」っつってやってくれたのよ。これがもうカンペキ（爆笑）。
　　　リハーサルも何もなしで(^^;。則竹君なんか、バッチリ神保フレーズ叩くし
　　　（笑）、急に姿勢も良くなったり（笑）。須藤君もこんな風（実演（笑））、
　　　オレよかうまい（爆笑）。あぁ、ASAYAKEってこういう曲なんだ^^;;（笑）。
　　　バンド名もつけまして、「ペガサス」（爆笑）。
　　　…まぁ、完璧に、コンサート？（爆笑）
是方＞ほんで、みんなすごいマジなんよ（笑）。
鳴瀬＞俺、主役だから^^;;、一番前で見てたのよ。金払おうかと思ったもん（笑）。
　　　木戸銭置いて行こうかと（笑）。…見たいやろ！（歓声）僕だけビデオ持っ
　　　てるんだもん！（笑）。ホントうまいよ(^^)。「カンタロープ・アイランド」
　　　のドラムうまかったよな、リキ(^^)。
力哉＞よせやい(^^ゞ。
鳴瀬＞落ちがついたところで（笑）。しかし、何の集まりだったんだろうか（笑）。
　　　…人生40年と言われますが、…終わっとるやないか（笑）。昔、人生50年
　　　って言ってたよなぁ？
難波＞あと３年（爆笑）。今のうちに、ベンベンベンベン、ベースいっぱい弾いと
　　　いて（笑）。思い残すことのないように（笑）。
鳴瀬＞しかし、ベース墓まで持って行けないよなぁ(^^;。
難波＞いや、ナルチョのお墓は、下から鳴ってるかもしれない（笑）。
鳴瀬＞墓の下からベースの音がして、「ああ、これはカシオペアじゃないか(^^)。
　　　しかも、後期の（笑）。前期は全然違う（笑）。」とか言われたり(^^;。
　　　…あぁ、もういいや、オレ喋ったから(^^;（爆笑）。
難波＞…喋るだけ喋って、放り投げてしまった(^^ゞ（笑）。
鳴瀬＞ほんでね(^^;（笑）。…しかし、そんなに喋ってるか？（笑）
　　　野獣王国のことを特集してくれたオトナの雑誌は（笑）、JAZZLIFEだけなん
　　　ですよ^^;;。一度でいいから”スイングジャーナル”に載ってみたい（笑）。
　　　４ページで、最後は宣伝（笑）。是方と力哉が二人で写真に写ってて、表番
　　　と裏番みたいに（笑）。難波が横番(^^;で俺が縦番（笑）。ピップエレキ番
　　　は誰だっけ？（笑）　写真の上とかに…キャプションがついてるじゃない？
　　　「迫力の演奏の是方」とかってーのじゃないわけよ。俺が一生懸命ベース弾
　　　いてるところに「喋りがカットされて残念なナルチョ」（爆笑）。JAZZLIFE！
　　　先入観で判断したらいかん！（笑）　初めて見た人は、あの状態で喋ってる
　　　んじゃないかと思うかも知れないじゃないかぁ（笑）。
是方＞いや、ホンマにカットしたくなかったんよ(^^ゞ。トラックダウンで聞いて
　　　たら、自分らの喋りやのに、ムチャクチャ笑うワケ(^^)（爆笑）。ただ、
　　　分数（ふんすう）が…^^;;
難波＞喋りだけで２枚組出そうか、海賊盤で(^^;（笑）。
是方＞ネタもいっぱいあったよねぇ(^^)。
鳴瀬＞東原サティアンで（笑）信者を暴行する教祖とか（爆笑）。
是方＞リキのバスドラのペダルが壊れたところで、20分くらい難波さんとナルチョ
　　　が喋ってたのよ（笑）。
難波＞あれは緊急時だからできた喋りだよね（笑）。普段は口数少ないし^^;;。
鳴瀬＞音数は多いけど(^^;（爆笑）。
　　　しかし、36になって（嘘）インディーズでデビューするとは思ってませんで
　　　した（笑）。ここをブレイクして、って言うんでしたっけ？　X-JAPANしか
　　　り、JUDY&MARYしかり。どうやったらいいんだ？
難波＞ブレイクでも、お休みの方のブレイクになったりして（笑）。
鳴瀬＞忘れられたミュージシャン（笑）。「幻の野獣王国」とか言って、10年後の
　　　JAZZLIFEとか出たりするんだろうなぁ（笑）。キャプションに、「喋りは
　　　面白かったナルチョ」とか（爆笑）。俺、そういうのヤだぞ（笑）。
　　　こうなったら、砂にかじりついてでも…
難波＞砂じゃなくて、「石」！（爆笑）
鳴瀬＞いいじゃないか、あのじゃりじゃりしてるのがええのんや(^^)！（笑）
　しばらく、客席も波状的に笑ったまま(^^ゞ
難波＞……（笑いながら）今日はよぅ続くなぁ（笑）。
鳴瀬＞この前は力哉メガホンに渇を入れられたからなぁ（笑）。
難波＞なんか、右翼みたいだった(^^;（爆笑）。
力哉＞（笑いながらオフマイクで）是方、昔、車乗ってたら、車に挟まれて、
　　　「うおぉらぁ！出てこんかーい！」って言われたんやて（笑）。
是方＞もう、”ぴゅぅぅぅっ！”って逃げてったもんなぁ（笑）。
難波＞東原さんも、このあいだ高速で(^^;。路肩拘束されたんでしたっけ？　で、
　　　（力哉が）「くぉぉらぁっ！」って出ていったら、前の車の中からホンモノ
　　　が出てきて（爆笑）。で、「なんで止めへんかったん！」って言うたら、ナ
　　　ルチョが「そんなもん、ヤクザ同士のケンカやん(^^;」（爆笑）
鳴瀬＞誰が止めるかい(^^)（笑）
難波＞…白いベンツのオープンカーに乗ってるんですよ（笑）。
鳴瀬＞楽器車で旅するんだったらミュージシャンっぽいけど、力哉の場合はこれで
　　　旅するのよ（笑）。これが二人乗りだから、春の（野獣）ツアーの時、さび
　　　しいってんで、俺と是方はトンズラこいて…
難波＞あたしが捕まりまして(^^ゞ（笑）。
鳴瀬＞そしたら、着いたら難波の頭がすごかったのよ^^;;。
難波＞BUCK-TICKで〜す^^;;（笑）（ちょっと早送り(^^;）
鳴瀬＞それも、それを人から見たらよぉ、ヤクザが情婦乗っけてるみたい（爆笑）。
難波＞オレ、ね〜ちゃんかよぉぉ(^^;（笑）。
鳴瀬＞…てなかんじぃ(^^)。みたいな(^^)（笑）
是方＞……喋るタイミングのがしてしもうた（笑）。曲やります！（拍手）
　ここまで、たっぷり１５分(^^)

☆８．MISSION IMPOSSIBLE〜スパイ大作戦

　ナルチョがイントロをとり、ドラムがアタックを刻んで、でもやや遅い目かな？
　序盤でバラけたかな(^^;？という一瞬もありましたが^^;;、ソロに入ってしまえ
　ばこっちのもの（爆）とばかりに(^^;。リズムは４ビートになる一方、フレーズ
　はロックやろなぁ^^;;のオルガンソロ。大音量のギターソロに、バスドラをドコ
　ドコ踏んでる力哉氏と、思わず「元曲何やったっけ？」と思う瞬間です(^^;。

是方＞次は、おなじみ鳴瀬さんの曲ですぅ！（拍手）　この曲をやり続けて、はや
　　　125年（笑）。本当の姿は、まだ見えてきません（笑）。
鳴瀬＞（入念にチューニングして）…苦情大丈夫？（笑）　もう、大きな音出して
　　　ええんやな(^^)？　モニター大丈夫か？（ベンベンと鳴らしてみる）　おお、
　　　大丈夫や(^^)。…嫌な顔するなよぉ^^;;（笑）。そういう顔されると、もっ
　　　と音量上げたくなる^^;;（笑）。
是方＞前の方、ホンマ大丈夫？(^^;
鳴瀬＞後ろの方へポーンと飛んでいくみたいやね。力哉メガホンみたいに（笑）。
　　　（ナルチョのアンプは、ホントにそんな感じです：筆者注）
　…で、客の方へマイクを預けて「しゃべりたい？」と聞くミュージシャンは、普
　通おりません（笑）。

☆９．ＮＯＷ　ＯＲ　ＮＥＶＥＲ　（鳴瀬喜博）

　この日は、中盤でのフレットレスの曲を除くと、TUNEの青い５弦でずっと指弾き
　をしていたナルチョ。ここは、茶色く焼けたアカッパチでのバキバキチョッパー
　が登場(^^)。喋りで飛ばしまくっていた、御年４７歳(^^;ナルチョが、いよいよ
　ベースでも暴徒と化す（爆）時間がやって参りました(^^)。
　Ａメロでのシンセも鋭い音です(^^;。全身はあまり動かず^^;;、余裕で様々な技
　を繰り出すナルチョ。ベースソロの前のギターVSシンセバトルは、この日もやっ
　ぱり”音の殴り合い”（爆）となり、ナルチョ・力哉の両氏も、大笑いしながら
　音量を上げてきて(^^;、”笑わなしゃぁない”展開(^^;。
　いよいよ、ナルチョ・オン・ステージ！　重低音と共に、複弦ももの凄い音をし
　てます^^;;、次々とナルチョの”伝統芸”が出てきて２分後。まずは、ステージ
　中央へ移動…と思ってたら、出てきた〜(^^)！　歓声の中を、客席左側から練り
　歩きます。いつのまにか満員になっていた店内を右サイドへ移動し、右側楽屋口
　前のお客さんにもサービス（お客さんにもちょこっと弾かせたっけ(^^)）すると、
　何人かのお客さんに目で合図して、イスの上に昇って弾き続けます(^^)。その後
　も、イスの上をつたって…のっしのっしと踏み荒らすかのように（笑）、野生に
　帰った(^^;ナルチョ。ステージへ戻って、ディストーション全開のおたけび(^^;
　をあげて、８分を越えるショータイム(^^)でした！

難波＞ま、少なくとも、あと３年はがんばってな（笑）。
是方＞よぅ〜やるわ(^^;。他では類を見ない（笑）。
難波＞これからまだドラムソロがある人もおるっちゅーのに（笑）。リッキーも、
　　　ちょっと弱ってるくらいがちょうどいいかもね（笑）。
是方＞形状記憶・力哉（爆笑）。
鳴瀬＞言わせてもらうけど、ソロの長さは力哉の方が長いんやでぇ（笑）。

☆１０．ＰＵＲＰＬＥ　ＳＡＵＲＵＳ　（是方博邦”KOREKATA”）

　ナルチョは続いて青の５弦でのチョッパーで。しかし、ソロに入る前から力哉氏
　暴れております(^^;。熱い熱いテーマの後、壊れてしまいそうな^^;;ピアノソロ、
　猛スピードで走り抜けていったギターソロ、ブリッジの後、力哉ソロに入ります。
　まずは元曲のビートをそのまま持ち込んで、全然テンションが落ちるところがあ
　りません(^^)。うわわわわーーん！となったところで（なんちゅう表現や（笑））、
　いったんブレイクして、再構築を始めます。なんか、PAスピーカーの音が歪んで
　いたような気もしました(^^;。もう一発ブレイクして、今度はスネアとタムでの
　細かく絡むビートに移ります。次第にロールが絡んできたりして、客席は、嵐の
　起こるところをじっと見届けてやろうという雰囲気。シンバルワーク、ロールと
　移り、いったんドラムの音量が下がり静かになります。…と、口でドラムロール
　を披露する是方氏（爆笑）。会場が沸いたところで、再びシンバルの激しい音に
　なり、いよいよ”嵐を呼ぶ”瞬間になります(^^)。いろんなタイコが乱舞して、
　スローになったかと思うとまた早くなって…ドラはなかったけれど、もうひと嵐
　が裂烈！この日も11分を越える大作でありました(^^)。
　…タイトルの”恐竜”は、力哉氏を想定したのだろうか（してないって（笑））。
　いや、続く”これぞ野獣！”というギターソロを聴くと、やはり、このメンバー
　全員のためにあるような曲だったのかもしれません(^^;。

　休憩無しで、軽く２時間を越える長さをぶっとばして(^^)、本編終了は21:53。
　アンコールで出てきました曲は…

☆１１．ＬＡＳＴ　ＢＬＵＥＳ　（是方博邦”MR.HEART”TOSHIBA EMI・廃盤）

　大抵の場合は締めくくりになる、是方バラードです。青と黄色の影のあるライティ
　ングと、白いフレットレスベースに動いて映る、ナルチョの弦のシルエットで、
　なんとなく重みを感じた気がします(^^)。力哉氏のライド音、結構気に入ってる
　自分に気づいたのは、この曲だったか別の曲だったか…。ダイナミクスの激しい
　ギターソロの後に訪れる、エンディングでナルチョがベースで唄って締めるとこ
　ろも、いつも好きな瞬間です(^^)。

　終わった直後に、是方氏以外の３人が拍手を送り、喋り足りなかったのか（爆）
　マイクの前にいるナルチョとあおるお客さんを、是方氏が「終わりぃ！(^^)」と
　制して^^;;、たっぷり２時間半のライヴは、幕となりました。
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　＜SET LIST＞　1997.01.31　＠東京・六本木PIT INN
    1.GOLD RUSH  2.鉄腕アトム  3.Z-PARADISE  4.DIMENSION TRAVELER
    5.TEARS OF MERMAID  6.ペンギンの初恋  7.哀愁のクジラ  8.スパイ大作戦
    9.NOW OR NEVER (incl.BASS SOLO)  10.PURPLE SAURUS (incl.DRUMS SOLO)
    [ENCORE]11.LAST BLUES

　同日発売のCDから「日本の心・春夏秋冬」以外（爆）は全部登場しました(^^)。
　２年前に、是方8daysの中の一日としてピットインで見た野獣は、MCにイマイチ
お客さんが乗ってこなかった感じで^^;;、京都での生態（笑）を知ってる私には、
物足りない感じもあったのですが、この日は特に後半からは「そうそう、こういう
感じや(^^)！」と思えるステージだったですね(^^)。
　まぁ、”笑い”というのは、その人が普通と思っている共通体験をちょっとズラ
してあげることで生まれる、というのが基本ですから、MCに限らず音楽の面でも、
そういう共通体験がないと成立しにくい感情ではありますけれど(^^ゞ。
　野獣王国は、MCだけでなく演奏も「笑わなしゃぁない(^^;」と、少なくとも私は
思えるようになったバンドであります。
　皆さんのお近くで見る機会があれば、ぜひとも、”笑いに”（爆）行って下さい
ませ(^^)。それでは、今夜はこの辺で(^^)。


文字正人(QFG03621@nifty.com) with DynaBook from YOKOHAMA
1ST ON LINE: 1997/02/05 (PATIO #086 , FJAZZ/FFUSION #009)
LAST EDITED: 2000/12/11