こんばんは。「実況中継ライヴ・オン2002」文字正人です。

　場所を変わって、ようやく関西での公演をお伝えすることになりました。しかも、
場所も初めてなら、取り上げるグループも初めてという、大丈夫かな(^^;？の連発
であります。福岡・大阪のBLUENOTEに来日していた、SHAKATAKのステージを、大阪
・梅田のOSAKA BLUENOTEからお伝えします。では、梅田からライヴ・オン！
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
　東京のBLUENOTEは、以前仕事で偶然青山の辺りを通ったときに「ここやったん？」
　ってくらい、私にとっては今一つわかりにくい(^^;ところにあったんですが、
　大阪はわかりやすいところにあります。大阪駅・桜橋口から、地下鉄四つ橋線の
　西梅田駅を通って10番出口を出てすぐのところに、お店へ通じる階段が現れます。
　テーブル席は７割くらい、ステージ右側や上の階のカウンターは４〜５割くらい
　の入りだったでしょうか。テーブル席の方へ通され、魚のコース料理とお酒を頼
　んで、開演を待ちます…ここ、コースは開店直後に頼まないと、全部が出てくる
　までにショーが始まってしまいますね^^;;。
　ステージサイドのモニターテレビの、今後の予定を伝える映像が、19:00丁度に
　消えると、打楽器のバックトラックが聞こえてきます…

　＜ＳＨＡＫＡＴＡＫ＞　2002.04.15　＠大阪・梅田OSAKA BLUE NOTE
  BILL SHARPE(Key)  JILL SAWARD(Vo, Perc, Flu)  GEORGE ANDERSON(B)
  ROGER ODELL(Dr)  JACQUI HICKS(Vo, Flu)  ALAN WORMALD(Gt,Vo)

　ステージ左手から、グランドピアノの上にシンセを２台載せた（どこの何かは
　ちょっと見えにくかった(^^;ので今回は省略）ビル・シャープ、ピアノの反対側
　は、前方にギターのアラン・ウォーマルド、後方にバックボーカルのジャッキー・
　ヒックス、舞台右側には、ベースのジョージ・アンダーソン、ドラムのロジャー・
　オデルと続き、一番右端にコンガやティンバレス等に囲まれてジル・セイワード
　が陣取ります。アルバムも、ベストや新しい目のを何枚かは持っていたんですが、
　生で聴くのは、これが最初です。さて、どういうショーになるのか…知ってる曲
　は、どのくらい出てくるのか(^^;。

☆１．ＳＵＮＳＨＩＮＥ
　（”UNDER YOUR SPELL”VICP-61318 / VICTOR ENTERTAINMENT）
　［「おはようコールABC」（ABC制作・関西地区のみ）2002テーマ曲］

　一番最近の作品からですが、これぞ！というくらい、ビートもボーカルも爽やか
　なナンバーです。二人の女性ボーカルと、ギターのアランのコーラスが心地よく、
　ピアノのフレーズもきれいです。なるほどね…と思いながら、グルーヴに委ねて
　いると、ブリッジのところでジルが、大きく手拍子をあおってます。

　「どうもありがと、Thank you.　また、大阪に来れて、うれしいです。ショーを、
　楽しんで下さい。」と、来日回数の多いバンドらしく、ビルが日本語でご挨拶。
　曲目紹介つきで始まった曲は…

☆２．ＥＡＳＩＥＲ　ＳＡＩＤ　ＴＨＡＮ　ＤＯＮＥ
　（”NIGHT BIRDS”POCP-2031 / POLYDOR - UNIVERSAL INTERNATIONAL）

　こちらは、うーんと昔(^^;の、ベスト盤作ったらほぼ必ず入ってる(^^;ような、
　ミディアムマイナーナンバー。イントロから手拍子が起こり、ジルが刻むコンガ
　がいい感じです。バッキングで入ってくるシンセパッド、オーソドックスな音色
　ながらも、ふくよかに聴かせます。メロディーを崩す格好の中盤のピアノソロ、
　サビメロでのピアノのオブリガード、どちらも、とにかく”キレイ”なんです、
　聞こえる音が。

☆３．ＤＡＹ　ＢＹ　ＤＡＹ
　（”CITY RHYTHM”POVP-2035 / POLYDOR - UNIVERSAL INTERNATIONAL）

　歌詞からするとこの曲名かな…？　キーがＧ△で跳ねた感じのビートで始まり、
　ぱぁーっと明るくなるようなナンバーです。正確ながらも幅のあるようなビート
　を聴かせるドラムと、ベースのコンビネーションが、まず心地いいです。ノッて
　きたジルが、ステージ上を動き回り始めます(^^;。２コーラス済んだところで、
　ベースソロへ…こちらは幾分控えめな感じもしました。続くエレピソロ、こちら
　は結構派手に盛り上げます。エンディングでは、エレピがもう一度歌い上げて、
　盛り上げていきました。

☆４．ＵＮＤＥＲ　ＹＯＵＲ　ＳＰＥＬＬ　（”UNDER YOUR SPELL”）

　オリジナル最新作のタイトル曲は、ミディアム〜ややスローで、楽器の方のアレ
　ンジはシンプルに、ジルのボーカルを聴かせるナンバーです。見た目がちょっと
　大柄(^^;な為か、力のこもった低域で歌が聞こえるてくるんですが、それでいて
　心地よく聴こえてくるところ、SHAKATAKならではのプレイなのでしょうか。

☆５．＊＊

　シンセパッド＋bar chimeからきらびやかに始まりますは、ギターがメロディーを
　取るインストナンバー。歪みもほどほどに‥オーバードライブくらいでしょうか？
　な、丸みを帯びた音色のギターが、サビを切なく唄い、シンセパッドが場面を締
　めてからのソロは、抑えた感じの中にもグイグイと出てくるものがあったように
　思います。シンセパッド・パーカッションが盛り上げて、ソロのまま終盤に。
　早弾きフレーズを歪が太くなった音色で聴かせ、最後は、歌い上げるようにして
　締めとなりました。

　ステージから人が減っていき、ベースをチューニングしてるジョージと、ピアノ
　に座っているビルだけになります‥

☆６．ＰＩＡＮＯ　ＳＯＬＯ

　いろいろあっても、どこかで必ず明るくなるよ‥と歌ってそうな感じの、優しい
　メロディーを織り込んでいるようなパフォーマンスで始まります。３分ほどした
　ところで、少しブルースに寄ってく感じの、フリーテンポなソロに。キーもＧ△
　になって、だんだんそんな雰囲気‥でも、フレーズはきらびやかに‥いや、静か
　にノッてくる‥という感じです。更に３分ほど続けてるうちに、ゴリゴリと攻め
　てくる感じになって、ブレイクを入れると‥手拍子を煽ります。後半は、手拍子
　に乗って、駆け上がったり、テンポ・音量を落としたり‥止まったり(^^;（笑）。
　と、客席を少々振り回しながら(^^;、最後は弾きまくりモードになって、一気に
　まくし立てる格好で、８分近いパフォーマンスは、拍手で迎えられました。

☆７．ＢＡＳＳ　ＳＯＬＯ

　今度は、ジョージが４弦ベースをスラップで聴かせ始めます。一発ぺーんっ！と
　はじいて、ベースをゆすって見せると‥なんか、親日家のバンドらしく、お寺の
　鐘のような形を作って見せたり(^^;。　♪＝100位で客席に手拍子をさせると、
　リズミカルなフレーズを畳み掛け、途中で入ってきて見ていたロジャーのドラム
　も加わると、派手なアクションでミュートをして後半戦へ。スキャットのように
　も聴こえる、親しみやすいフレーズが繰り出されるうちに‥SMOKE ON THE WATER
　なんてのは、やはり万国共通のジョークか(^^;、だんだん細かいフレーズになっ
　ていき、５分近いパフォーマンスも、拍手で迎えられました。

　「ベース！ジョージ・アンダーソンさん！　ドラム！ロジャー・オデルさん！」
　‥日本人的に”さん”付けをするのは、Mr. ビル・シャープさん（笑）。
　（確かに、外国の日系企業では”さん付け”してるところもありますが(^^;）
　「どうもありがとうございます。楽しいですか？」と聞いてきたところで‥

☆８．＊＊

　曲名、言ってたと思うんですけど‥TOEIC 500何点の私には、聞き取れませんで
　した(^^;。Ａｍキーのノリのいい曲ですが、私の手元のベスト盤等では特定でき
　ませんでした(^^;。２声（〜サビでは３声）のコーラスがホントに綺麗でかっこ
　いいし、リズムはジャストなのに幅がある感じで、いい感じです。中盤では、
　ジルとギターの掛け合いになり、ロジャーもスティックで煽ったりしてます。
　ジルがあちこちを”YOU!”と指差しながらノリまくって、お店全体が盛り上がっ
　てきました。

　そのジルとジャッキーが、フルートでイントロを始めますと、お店全体が、ただ
　ならぬ雰囲気(^^;に‥

☆９．ＩＮＶＩＴＡＴＩＯＮＳ
　（”INVITATIONS”POCP-2032 / POLYDOR - UNIVERSAL INTERNATIONAL）

　洋モノに疎かった私でも知ってる、彼らの大ヒット曲に、あちこちで手拍子が起
　こります。テーマの後、まずはピアノソロ。長〜いトリルやら何やらがバンバン
　入って、こちらもテンション高くなっている様子です。ジルのティンバレスソロ
　や、ジャッキィのフルートソロも、かなりテンション上がってます。サビに戻る
　と、ピアノもがんがんと入ってきますが、やっぱり聞いてる感じには心地よさが
　ありました。終盤で”invitations...”とリフレインに入ると、ジルのフルート
　ソロも盛り上げます。最後は２本のフルートで、熱くエンディングに。

　ドラムキックと、ジルのコンガ、スラップベースソロもリズミカルに加わり、
　もう一発盛り上がりそうな予感‥

☆１０．ＮＩＧＨＴ　ＢＩＲＤＳ　（”NIGHT BIRDS”）

　その通り（爆）、ライヴアルバムでも盛り上がりどころに入ってるくらいの、
　彼らの最大のヒット曲の一つが、ここで登場です。アルバムで聴いているよりも
　リズムがグイグイと迫ってきます。特にパーカッションが。　シンセフルートで
　Ａメロを取ったところは、見ていてもホントに楽しそうです。Ｂメロ〜ブレイク
　をきっちり決めると、今度はギターソロがくぃーんっ！と入ってきます。これも
　カッコよかった。それを受けてのピアノソロは、メロディアスに盛り上げます。
　Ｂメロをはさんで、今度はドラム・パーカッションだけになり、ズビズビと(^^;
　ベースソロへ。‥さっきのソロよりも、音は派手だったかも(^^;。ギターと絡ん
　だり掛け合いしたりしてるうちに、ビルが下へ降りてきて、みんなを煽ってます。
　そのまま、メンバー紹介＆ショートソロ。もちろん”さん”付けで(^^;。ジルを
　躍らせるドラム、ロックの如くひずませたギター、だんだん力強くなるジャッキィ
　のボーカル、ジルはティンバレスを爆裂させて、その勢いのままビルを紹介。
　盛り上がったまま、永遠のテーマへ戻っていくと、お店の中を、風が吹き抜ける
　ようになってたかな？　１４分近くになったパフォーマンスは、エンディングを
　タメまくり、グランドフィナーレ状態になったのでした。

　「どうもありがと、みなさん！　Thank you, OSAKA！」と、ビルが挨拶して‥
　「暑い〜」とも言ってたなぁ（笑）、20:00丁度に、６人は一旦ステージを後に
　します。

　そして、アンコールに応えて戻ってくると、ジルが「ダンスフロアにするわよ！」
　（こちらは英語）てなことを叫んで‥

☆１１．ＤＯＷＮ　ＯＮ　ＴＨＥ　ＳＴＲＥＥＴ
　（”DOWN ON THE STREET”POCP-2034 / POLYDOR - UNIVERSAL INTERNATIONAL）

　これもヒット曲ですねん。そして、ディスコティックなこの曲が始まった途端、
　おとなしく見ていたテーブル席のお客さんを、ほとんど立たせちゃいました(^^;。
　女性ボーカル二人でディレイをかけてる(^^;、「DOWN!」の一発。ピアノソロは
　エレガントでしたけど、終盤ではお客さんにも「DOWN!」と叫ばせてましたっけ。
　年齢層、低くはなかった（爆）んですが、思ったより盛り上がってたかな(^^;？
　盛り上がったまま、20:09に、この日のファーストセットは終演となりました。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
　＜SET LIST＞　2002.04.15　＠大阪・梅田OSAKA BLUE NOTE
    1.SUNSHINE  2.EASIER SAID THAN DONE  3.DAY BY DAY  4.UNDER YOUR SPELL
    5.**  6.Pf SOLO  7.Bass SOLO  8.**  9.INVITATION  10.NIGHT BIRDS
    [ENCORE]11.DOWN ON THE STREET

　初めて聴かせてもらいましたが、１時間ちょっと、リラックスして聴かせてもら
いました。行数がいつもより少ない気がすると思いますが、気のせいです（笑）。
というか、そういう感じで聴かせてもらったため…だと思って下さい(^^;。
　賛否両論あるとは思いますが、単純にショーを楽しむ立場で言うと、ヒット曲が
あるというのは強いなぁ(^^;と思って、出てきました。セカンドセットの前の休憩
で、CD/DVDにサインをしてくれたりという場面も見られたりと、日本のファンをか
なり大事にしてるんだなぁとも、思った夜でした。

　ということで、あなたにとってこのステージはどんな時間でしたか？
　それでは、また次回のこの番組でお目にかかります。

文字正人(QFG03621@nifty.com) with PCG-C1XF and MC-P300 from KYOTO
1ST ON LINE: 2002/04/20 (web site original)
LAST UPDATED:2005/06/12 (曲目修正というか１曲確定につき)