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CASIOPEA TOUR 2004
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京都・LIVE SPOT RAG
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兵庫・神戸CHICKEN GEORGE
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国府弘子スペシャルトリオ
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高中正義
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松居慶子
大阪・NHK大阪ホール
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 こんばんは、「実況中継ライヴ・オン2004」文字正人です。

 さぁ、9月のライヴラッシュ…、本人はそれどころではないはずなのに(猛爆)。
最後は高中正義氏の2箇所限定ツアーでございます。かつてリリースしたライヴア
ルバムと同じようなタイトルを冠して、どんな内容になりましたか…では、大変遅
くなりましたが、職場の近所だった大阪厚生年金からライヴ・オン!
=====================================
 最初にお断りをしておきます。このコンサートの後、私の身辺ががらりと変わり、
 それに付随して色んなことで目が回ったりして、書きかけのまま放置されていた
 部分がかなりあるので、今回の番組は、ホントにメモとCDを頼りになんとか繋い
 で作ったものです。従って、全体を通すと、長さや表現の流れに統一感が取れて
 ない可能性がありますが、これ以上の補正も難しいため、このままご覧下さいま
 すようお願いします。
 まずは、終演から比較的近い時間(爆)に作っておいた、当時の状況から。

 ようやく真夏日から開放され、風はかなり涼しくなっていた、この日の関西地方
 であります。地下鉄四つ橋線本町駅から、歩き慣れた道を…でも、時間ぎりぎり
 に(^^;到着すると、17:25というのにまだ外にお客さんが並んでます(^^;。リハが
 押したのか(爆)理由はわかりませんが、そんなわけで開演は大幅に遅れました
 が、2階席から見える範囲では、1階席も2階席もほぼ満席であります。年齢層
 は…高中氏ご本人よりは殆どが年下(爆)でしょうが、結構高いです(^^;。
 ステージ配置はこんな感じです。

 大出力ライト                        大出力ライト

           ドラム    パーカッション一式

    ベース                   ギター

                               MIDIs&MIXERs
                高中        シンセ2段  ロータリー
                                 スピーカー
   デジピ                        オルガン

 また、ステージ奥には、椰子の木をあしらった懐かしいTAKANAKAロゴの電飾看板が
 下げられています。な〜んか、そういう雰囲気なのかな、今日は…

 <高中正義 SUPER LIVE!2004>
 2004.09.26 @大阪・大阪厚生年金会館芸術ホール
 高中正義(Gt) 斉藤ノブ(Perc) 小島良喜(Key) 重実徹(Key)
 松原秀樹(B) 村石雅行(Dr) 大西克巳(Gt)

 17:43、1ベル(ブザー)だけで、待ちかねた観客は手拍子を始めてます。諸注意
 があった後…なんか、パーカッションシーケンスが暴発(笑)したようですが、
 17:49、客電が落とされると、バックメンバーに続いて、CROSSOVER JAPAN'04や
 新譜のジャケットで披露したギター…を思わせる、サーフボードを持って、高中
 御大が登場します。ひっくり返すと…弁当売り?(笑) いきなりタオルを投げ
 て、カウントから始まりますは…

☆1.夏瓶 (”Surf & Turf”LAG-0008 / LAGOON RECORDS)

 新譜の1曲目、ボトルネックを使ってくぃっとトロピカルに唄うミディアムビー
 ト曲から、今夜はスタートです。真っ白なギターで、水色基調のライティングの
 中を、爽やかに唄います。高中氏が歪みを切って刻みだすと、スポットのフィル
 ターで模様が回りだして、ちょっと幻想的な雰囲気に。そして、リフを刻みなが
 ら唄うようにソロを展開…と、王道のような展開です。

 エレエコに持ち替えてから、もうご挨拶です。

高中>いやいやどもども。(拍手)
   ワタクシ、この前から断酒しました。断酒っつっても、こういう(突然踊り
   だす)のではなく(^^;(白笑)。でも、3日くらいで破りました(^^;。
   今日は、やったことのない曲や、珍しい曲も、やるかもしれません。(拍手)
   前半は、短い芸能生活の歴史を追うが如く、順を追って古い曲からやってく
   …かもしれないですけど(拍手)。

☆2.蜃気楼の島へ
 (”SEYCHELLES”KTCR-1540 / KITTY ENTERPRIZE - POLYGRAMより1995再発)

 …って、ホントにソロデビュー作から来ました(^^;。重実氏のシンセヴォイスと
 高中氏のエレアコのしっとりした雰囲気に、ノブ氏のBAR CHIMEが涼しく入ります。
 高中氏ならではの、高音の歯切れのよい音色のギターを中心に、小島氏の、ブルー
 ジーなスケールだけどずっとメロディアスなエレピソロもフィーチャーし、渋い
 感じすらする演奏でした。

☆3.SAYONARA! BAHAMAS (”Surf & Turf”)

 これもエレアコ曲ですが、こちらは2004年の曲(^^;。オクターブ奏法も交えなが
 ら、バックはシンセストリングスだけで、ダイナミクス豊かに高中氏の殆ど一人
 舞台のような演奏であります。3分ちょっとのやや小品なナンバー。

☆4.OH!TENGO SUERTE (”SEYCHELLES”)

 合図を送ってバックメンバーがイントロを始めた途端に、客席から拍手が起こり
 ました、ファーストアルバムへ戻ります。真っ青…というか水色系のライティン
 グで、今度は、再度ギターがエレアコでコードを取り、小島氏のエレピと重実氏
 のストリングス、ノブ氏のパーカッションでの味付けも加わり、大らかなアンサ
 ンブルで、甘い音色でくぃっと高中エレキギターを聴かせます。

☆5.憧れのセーシェル諸島 (”SEYCHELLES”)

 クリアな音色でも特徴のある高中ギターで、引き続いてファーストアルバムから。
 アタックがハードなエレピが軽快にアクセントをつけ、スーッとくるストリング
 スも加わり、中央でどっしりと、リリカルに唄う高中ギターであります。照明が
 紫系になると、一転してグイグイと引き込むようなフレーズで迫り、目配せして
 小島氏にバトンを渡すと、エレピソロも速いパッセージからガンガンと攻めて行
 きます。ノブ氏のパーカッションも小気味よく絡み、明るくサビへ戻っていくと、
 ”トロピカル高中”に戻ります。イントロのリフを繰り返してエンディングに。

☆6.バードアイランド急行 (”SEYCHELLES”)

 ドラムがはねたビートを刻み、重実氏がオルガンを引っかくようにかき鳴らすと、
 軽く歪ませた高中ギターが乗っかって、雰囲気が変わります。パッとブレイクを
 決めると、テーマを経て、ギターとオルガンのユニゾン…これが、ヴォイスが入っ
 てるような不思議な雰囲気です。続くエレピソロ、今度は鍵盤をくすぐるように
 スタート。途中「A列車で行こう」をフェイクしたりしてるうちに、オルガンも
 少しづつ絡んでいきます。終始coolな感じで、そのままslow downしていきました。

☆7.I REMEMBER YOU
 (”TAKANAKA”KTCR-1541 / KITTY ENTERPRIZE - POLYGRAMより1995再発)

 コロコロとした音色のエレピリフと一緒に、フィルターをかけたスポットライト
 がゆっくり降りてきて、大らかなストリングスによるテーマが始まります。高中
 氏はバッキングで聴かせます。頭のゆったりしたストリングス、アルバムは生で
 すが、重実氏の強弱のつけ方も実に生っぽいです。はちきれそうに歪ませながら
 も伸び伸びと聴かせる、高中ギターが満を持して入ってきて、伸びやかなサビへ。
 リフを刻みながらフェイクしていき、ゆったりとエンディングへ。

☆8.珊瑚礁の妖精
 (”JOLLY JIVE”KTCR-1545 / KITTY ENTERPRIZE - POLYGRAMより1995再発)

 そして、ピッキングの頭を消す、いわゆる”ペダル奏法”での定番スロー曲へ。
 ここでは、2本のレーザー光線がゆっくりと広がっていき、ディレイをたっぷり
 利かせたギターとあいまって、浮遊感たっぷりの空間が出現します。
 2分少々奏でたところで、TAKANAKAロゴ看板の電飾がゆっくりと回りだし…

☆9.BRASILIAN SKIES
 (”BRASILIAN SKIES”KTCR-1543 / KITTY ENTERPRIZE - POLYGRAMより1995再発)

 軽快なビートとまとまったアンサンブルに乗せて、クリアトーン高中ギターが、
 伸び伸びと唄います。キメのところで「WHOW !」と歓声も上がったかな?ギター
 ソロに移ると、ここではノブ氏の勢いのあるコンガもたっぷり絡んできます。
 メロディアスに鳴かせるフレーズも決まったところで、小島氏のピアノソロへ。
 うまくテーマ進行を崩していきながら、パッセージが速くなってくると、ここで
 はティンバレスで応えるノブ氏です。ギター・シンセベルのユニゾンが決まって
 テーマへ戻り、サビ…では一緒にスキャットを歌ってましたね(^^)。ギターが叫
 びだすと、1階からも2階からも手拍子が起こります。リフのようでいて、巧に
 繰り出すソロを経て、歌うサビへ戻ると、また手拍子が大きくなりました。

 静かになったところで、始まったエレピのフレーズに、拍手が起こり…

☆10.PLASTIC TEARS
 (”FINGER DANCIN'”KITTY RECORDS(LPのみ・廃盤)
  後に”BEST OF ME”などのKITTYベスト盤などに収録)

 ペダル奏法で奏でる物憂げなイントロ、コーラスが深くかかったエレピを中心に、
 静かに寄り添う感じのリズム、ストリングスもふわーっと入ります。中盤では、
 ふくよかな音色のシンセリードが、ゆったりとソロを取ります。ギターへバトン
 が戻ってくると、エレピもストリングスパッド控えめになり、歪ませた高中ギター
 が、鳴きのソロを大きなスケールで綴ります。歪みを減らしてペダル奏法に戻し、
 ゆったりとエンディングへ。

☆11.THE FOREST OF MY HEART
 (”Saudade”KTCR- 1551/ KITTY ENTERPRIZE - POLYGRAMより1995再発)

 続いて、甘くオーバードライブさせた音色でクィッと唄う、スローナンバーへ。
 うっすらとストリングスとコロコロエレピがカバーする上で、ゆったりと聴かせ
 ます。少しづつリズムにフィルが増えていき、ぐぃっと歪みが入ると、今度はま
 た、高中ギターが力強く唄います。じっと聴かせて、またcool downしてAメロへ。
 ドラムがストーン!と入ると、スケールが大きくなって盛り上がります。カラー
 ライトがゆっくりと変わりながら、よく鳴く高中ギターのリフレインが響きます。
 最後に、ちょっと涼しさを感じさせるギターが、これまた上手いです。

 チューニングをし直して、カウントから…

☆12.EONA (”Saudade”)

 甘い音色でゆったりと唄い始め、シンセストリングスパッドとピアノが空間を埋
 める感じで支えます。スケールが更に大きくなってきたところで、リズム体も加
 わります。ストリングス+シンセベルレイヤー音色でリフが残ると、手拍子も起
 こり始めます。これまたメロディアスなギターソロを聴かせ、シンセベルのリフ
 に戻ると…

☆13.家路 (”Bahama”TOCT-10324 / TOSHIBA EMI)

 今日はキティ時代で攻めてると思ったら、なかなか曲目がわからなくて、東芝時
 代の曲もあったんですねぇ(^^;。今度はペダル奏法でクィクィと聴かせます。
 リズムが厚くなり、ゆーったりとスローダウンしてエンディングを迎えると、
 ライトもスーッと落ちていきました。

 12曲続けて披露したところで…読まれる時には、文と文の間にかなり間を置いて
 下さい(^^;。

高中>ここでメンバーを紹介させて下さい。
   キーボード、重実徹!(拍手) まいうー(^^;。
   続いて、何と27歳! ギター、大西克己!(拍手)
   パーカッション、斉藤ノブ!(拍手)
   ドラム、村石雅行!(拍手)
   大阪が実家で、昨日は泊まったんだそうで。ジャニーズなどで見かけた方も、
   あると思います。ベース、松原秀樹!(拍手)
   Charの武道館ライヴのビデオを見て、カッコいいエレピを弾いてたので、
   ずっとお願いしてきました。小島良喜!(拍手)

 オールドストラトにギターを持ち替えて…

高中>きれいな曲も、良いもんですねぇ。(笑・拍手) あんまり、エレキも歪ま
   せたくないという…もう50だし(^^;。(笑) 懐かしい演奏を一つ…

 と、今度はホイッスルが鳴るわ、ドラムもバシバシ叩くわ…

☆14.STAR WARS SAMBA (”BRASILIAN SKIES”)

 レーザー光線によるスリットがぐるぐる回って、ブィ〜ンとお馴染みのテーマが、
 明るいサンバビートに乗って出てまいります。ちょっと静かになったと思ったら、
 ノブ氏の小気味いいパーカスにのせ、重実オルガンと高中ギターで交互にBメロ
 をとります。Aメロに戻ると、軽快なギターソロへ。勢いのあるフレーズがガン
 ガン飛び出し、ノブ氏のホイッスルも高らかに、小島エレピもガンガンと攻めて
 いくと、村石ドラムも積極的に絡んでいきます。高中ギターの叫びでAメロに戻
 り、賑やかにガーーン!とロングノートのエンディング…未知との遭遇も混ぜる
 おまけつき(^^;。

☆15.PLUMED BIRDS
 (”THE RAINBOW GOBLINS”KTCR-1548 / KITTY ENTERPRISE - POLYGRAMより1995再発)

 歪ませたギターリフに、シャープなドラムが加わって始まると、客席から手拍子
 も起こり、10本ちょっとあるレーザー光線が順番に回るように光っていきます。
 ハードなリフのようなテーマから、ギンギンのギターソロになると、レーザーの
 回転も速くなっていき、更に盛り上げます。そして、ここで村石氏のドラムソロ。
 少しづつフレーズを組み立てていきながら、時折スコーン!と大きなスネアを響
 かせます。ドコドコと暴れだしたかと思うと、シンバルをバシバシ響かせ、バシッ
 と締めると、高中氏以外のメンバーがリフを刻み、突っ走るようなビートで戻っ
 ていきます。そして、高中氏がスポットを浴びて、リフを基にするような格好で
 ソロを始めます。グイグイと早弾きで聴く者を引きずり込むと、全身でノッて、
 弾きまくります…とても50歳過ぎとは思えない(爆)。スローダウンしてエンディ
 ングへ。

 ホイッスル・ドラム・パーカッションが盛り上がり、リズム隊にもスポットが当
 たり、カラーライトが色を変えながら…と、高中ギターが段々リフを入れてきて…

☆16.BLUE CURACAO
 (SADISTICS, 高中正義”GOLDEN☆BEST”UPCY-6023 / UNIVERSAL MUSICにも収録)

 これ、メロディーは聴き覚えがあったんですが、旧譜をあたってたら、SADISTICS
 時代の作品なんですねぇ。白系ライトの点滅で、燦燦と陽が射すようなステージ
 になる中、軽めの音色の高中ギターが伸びやかに唄います。テーマに続いては、
 小島氏のピアノソロが、すっ転びそうな勢い(^^;で豪快に走っていきます。ワウ
 をかけてリフを刻みながら、一方ではキャラの濃い音色(^^;のシンセリードが、
 猛烈に叫びます。babe...って言ってるようなコーラスも混じる中を、テーマに
 戻ると、オクターブシフトを加えてギターが唄います。手拍子・指笛も聞こえる
 中、高中ソロがもうひとうなり。早弾きフレーズに合わせて、白系ライトが回り
 点滅し、ドラムもパーカッションもバシバシとうなって、時間にすると5分強で
 したが、一発で盛り上がりを見せた演奏でした。

 更に、ベードラがドクドクと響くだけで、手拍子が起こります。村石氏が右手を
 突き出し、ノブ氏も一緒に盛り上げ、その間に高中氏がギターを持ち代え終わる
 と…ここはSG-Tかな、こちらも手を突き出して、ウィーン!とうならせます。
 うなるようなソロが続き、シンセストリングスが入ってくると、レーザー光線も
 中央からぐるぐると回りだし、白系ライトが全て灯って…

☆17.BLUE LAGOON
 (”JOLLY JIVE”, 
  ”SWEET NOIZ MAGIC”/ TOSHIBA EMI他多数のライヴ盤・ベスト盤)

 ノブ氏がティンバレスをバッシバシにかき鳴らし、ストリングスのイントロライ
 ンが聴こえてくると、1階席はちらほら立ち始めます。キメの入れ方は、キティ
 時代の”SUPER TAKANAKA LIVE!”辺りのバージョンでしょうか。Aメロ2回目か
 らは、レーザー光線もぐるぐる回ります。転がるようなピアノ、キメで炸裂する
 コンガ&叫ぶオルガンと、バックメンバーも盛り上がったところで、いつ聴いて
 も変わらない、中盤のギターソロでは、レーザー光線も踊ります。重実オルガン
 がきらびやかに、鍵盤を引っかく…というか殴るような(^^;、勢いのある音を聴
 かせ、テーマへ戻ると、Bメロからそのままギターも早弾きで刻む&叫ぶソロへ。
 リフへ戻して、”SUPER TAKANAKA LIVE!”のようなエンディングへ。冒頭のソロ
 から数えると9分近かったかな?

 E一発イントロと、駆け上がるストリングス・ピアノから…

☆18.READY TO FLY
 (”TAKANAKA”, 他多数のライヴ盤・ベスト盤)

 もう一つの伝家の宝刀で、1階席前半ブロックは総立ち状態へ。エレアコのサイ
 ドギターと、きらびやかなコンガ・小島エレピの間に、高中氏がチューニングを
 し直してAメロへ。ドラムVSパーカッションの短いバトル…の間にまたチューニ
 ングして、シンセパッドが間を繋いだ後、刻みながらクレッシェンドで、ギター
 ソロに入っていきます。ドラム・パーカッション・大きな手拍子にのせて、よう
 やくペースを取り戻したか、早弾き&早叫びソロへ。白系ライトもTAKANAKAロゴ
 の看板も点滅する中、小島氏がまたすっ転びそうなエレピソロへ。ライティング
 ロボットも仕込んであって、こちらが色を変えながらぐるぐる回ったり、レーザー
 が飛び交ったりする中、この日一番絶好調!な感じの高中ギターソロに、ノブ氏
 のティンバレスもガンガンと絡みます。リフを繰り返して、エンディングは村石
 ドラムが炸裂して、大エンディングとなりました。

 19:37、メンバーがステージを後にしますが、3分近くになったアンコールに応え、
 ステージ上のライトが灯ると、高中氏以外のメンバーが戻ってきます。ノブ氏が
 ツアーグッズのタオルを投げてます(^^;。更にアンコールの手拍子が続く中を、
 19:41、カウントから…

☆19.一天の曇りなし (”Surf & Turf”)

 ハードなリフに乗って始まったのは、新譜のハードなナンバーです。 そして、
 主役の高中氏は、CROSSOVER JAPAN'04や新譜ジャケットで披露したサーフボード
 型ギター(爆)を駆っての登場。しかも、そこからレーザー光線も飛び出す特注
 仕様(爆)。もう、おもちゃを持った子供のように(^^;、かき鳴らしながら光線
 を左右に飛ばして見せます(^^;。タイトルの通りに開き直った(^^;かのような、
 ああ堂々のロックなギタープレイで、終盤はバンドメンバー全員でリフをうなり
 ながら、レーザー光線も回りながらの、派手なアンコールであります。

☆20.SPEED OF LOVE
 (”alone”KTCR-1549 / KITTY ENTERPRIZE - POLYGRAMより1995再発)

 イントロのリフ一発で、立ったままの1階席のお客さんを中心に、歓声があがり
 ます。こちらも、耳をつんざくような派手なディストーションサウンドで、叫ぶ
 高中ギターが弾きまくります。 重実シンセリードソロもはじけると、負けじと
 叫ぶ&レーザー光線を飛ばす(爆)高中氏。コンガ炸裂ノブ氏VS負けじとハード
 に叩く村石氏のバトル、ドクドクと迫ってくる松原氏のベースソロ、きらびやか
 な小島氏のエレピソロと、全員でソロを回し…たかと思うと、2周目に入ります。
 大西氏も1周目からソロに加わってますが、何せ御大がものすごい(^^;。重実氏
 はオルガンで警報を鳴らしだすし(^^;、ティンバレスVSバシバシドラムも盛り上
 がってるし、松原氏はスラップもヘビーに聴かせますし。そして、ああ堂々の、
 高中早弾きフレーズが炸裂し、Bメロ〜イントロキメへ戻っていきますと、全員
 でバンバンとキメて、リフを繰り返しテンションを高めたままエンディングへ。
 8分近い大騒ぎになりました。

 サーフボードギターを退場させると、白いエレキギターを手に取る高中氏。重実
 氏のストリングスと小島氏のエレピが、ふわーっと幻想的に入ってきます。
 レーザー光線も少し弱めに…星空のような風景を映し出します。

☆21.獅子座流星群 (”WALKIN'”TOCT-24162 / TOSHIBA EMI)

 ペダル奏法のスローバラード、これは1999年の作品。一回一回にぐっと力を込め、
 ネックを振り下ろす高中氏。クリアトーンでテーマを唄い始めると、村石氏がシ
 ンバルで徐々に盛り上げていきます。オルガンとストリングスが加わったり、
 レーザー光線が太い帯のように集まって、更に幻想的な雰囲気に。美しいピッキ
 ングを聴かせて、しっとりとまとめに。ドラム・パーカス・ベースが最後にどーん
 と締め、ストリングスの余韻が残る間に、高中氏がギターを下ろします。

 19:59、拍手の中、高中氏だけでなくバンドメンバーが全員、ステージ前方のオケ
 ピット位置の辺りへ出てきて、一礼します。メンバーが去って、TAKANAKA看板と
 客電が灯り、看板がゆっくり消えた後も、しばらくアンコールを求める手拍子が
 続いていました。
=====================================
 <SET LIST> 2004.09.26 @大阪・大阪厚生年金会館芸術ホール
    1.夏瓶  2.蜃気楼の島へ  3.SAYONARA! BAHAMAS  4.OH!TENGO SUERTE
    5.憧れのセーシェル諸島  6.バードアイランド急行  7.I REMEMBER YOU
    8.珊瑚礁の妖精  9.BRASILIAN SKIES  10.PLASTIC TEARS
    11.THE FOREST OF MY HEART  12.EONA  13.家路  14.STAR WARS SAMBA
    15.PLUMED BIRD  16.BLUE CURACAO  17.BLUE LAGOON  18.READY TO FLY
    [ENCORE]19.一天の曇りなし  20.SPEED OF LOVE  21.獅子座流星群

 今回は(今回も?)曲目の照合に時間(とお金が(爆))かかりました(^^;。
東芝以降のが数曲?で大半がキティ時代、まではわかりましたが…個人的に多忙な
週だったために、なおさら大変(^^;でしたが、いかがだったでしょうか?「違って
るよ」という場合は、表現を優し〜くして(^^;お知らせいただけると、こちら側が
へこまずに^^;;修正できます。(勢いで指摘する文章を文字面だけで突きつけられ
ると、ネット暦が長くても相当へこむか逆上するか^^;;するものですので)
 そう言えば、このツアーの前には、キティ時代のオリジナルアルバム全部入り・
コンプリートボックスなんてのが発売されていたのを、後で思い出しました(^^;。
そんなわけで、高中ライヴ暦の浅い私にとって、ライヴ初体験の曲が実に沢山並び、
そういう意味では新鮮でしたが、演る側も先祖帰りしちゃってる(^^;感じもあるの
でしょうか。この年の新譜も、半分はライヴ人気曲のメドレーだったりしましたし。
でも、ある雑誌で、EPICソニーレーベルの中心人物だった(執筆時点では247 MUSIC
社長)の丸山重雄氏が語っていましたが、「昔の楽曲はファンとの共有財産だから、
アーティスト側が封印したりしないで、今でもじゃんじゃん演ったらいい」という
ようなことを仰ってたのも見たもんですから、その主張に沿うと、高中氏も財産は
大切に使ってるんだな、という気がします。大阪でもレーザー光線が飛んでくる(爆)
ような手間のかかったステージが見られて(こういうのは東京以外では省略される
ことも多いし、今のCASIOPEAやSQUAREでは飛んでこない(爆))、こういう、歌の
ない音楽の世界も、まだまだがんばってらっしゃるなと、変なところに感心して(^^;、
会場を後にしたのでした。

 ということで、あなたにとってこのコンサートはどんな時間だったでしょうか?
 それでは、また次回のこの番組でお目にかかります。

文字正人(QFG03621@nifty.com) with PCG-C1MSX from KYOTO
1ST ON LINE: 2004/10/30 (web site original)


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