こんばんは。「実況中継ライヴ・オン」文字正人です。
1998年のCASIOPEA春ツアー、神戸編に続いて、東京・パワステ編もお伝えします。
私の方がちょっと忙しかったですが、ライヴ・展示会・ライヴの間隙を縫って、
ミニツアー千秋楽（爆）・東京公演の模様がようやくまとまりましたんで、神戸と
の差分でお伝えして参ります。神戸編と合わせてお楽しみ下さいませ。
では、東京・新宿からライヴ・オン！
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この日は、日中は真夏日になってしまった^^;;暑い東京地方でした。６月一杯で
日清食品の”お家の事情”（短く言うとリストラ）で営業を止めることになって
しまった、大型ライヴハウスの先駆け、パワーステーション。この日も、沢山の
お客さんが押しかけ、開演前には立ち見B2フロアもほぼ満員だったみたいです。
向谷氏のセッティングは、神戸同様にYAMAHA KX76（マスターキーボード・上段）
の代わりにYAMAHAのニューシンセ・EX5がありました。
20:02を回ったところで、BGMと照明が落とされます…。
＜ＣＡＳＩＯＰＥＡ＞ 1998.04.20 ＠東京・新宿NISSIN POWER STATION
野呂一生(Gt) 向谷実(Key) 鳴瀬喜博(B) 神保彰(Support Dr)
この日も、”たーんたーんたーんたーたん｜たーんたーんたーんたーたん…”と
いう向谷氏のアコピだけからスタートし、神保氏が入ってきて、ナルチョが入っ
てきて１回帰ろうとして（笑）、そして真っ黒なシャツを着た野呂氏が、順番に
入ってきて、少しづつ音が増えていきます…
☆１．ＡＳＡＹＡＫＥ
（初出：”Super Flight”VRCL-2222 / Village Recordsより2002再発,
”Eyes Of The Mind”VRCL-2225 / Village Recordsより2002再発,
”Mint Jams”VRCL-2227 / Village Recordsより2002再発,
”Asian Dreamer”PCCR-00129 / PONY CANYON他にも収録）
ホントのイントロへ入ると、ステージ先端部に横一列・ステージ後方に縦４列に
配置されたまぶしいビームライトが光り、いきなりからの盛り上がりを更に演出
します。SDS（コース料理が出る席）やB1（一階上の）フロアからも、手拍子が
聞こえてきます。Ａメロに続くギターソロも、出力半分程（爆）のビームライト
の中に浮かび上がります。それほどやかましくなかった(^^;向谷ブラスのＡメロ
に続くＢメロでは、ナルチョ・神保の両氏がニコニコしながら刻んでます(^^)。
☆２．ときめき
（”THE PARTY -AUDIO STACK-”GNCL-1072 / GENEON ENTERTAINMENT・2006再発）
（”ごきげんよう”（フジテレビ制作）'97頃まで居残りゲスト紹介BGM）
ここでも、イントロだけやって…
向谷＞どうもみなさんこんばんは！ カシオペアでーっす！（歓声）
約１年ぶりのパワーステーションでのライヴ！ 出だしは我々の十八番、
「ASAYAKE」でしたが、そして次の曲も、”十八番・パート２”と言っても
過言ではないナンバーをお送りいたしましょう！ ときめき！（歓声）
ドラムフィルから、中断したシンセストリングスが入るところへ戻って（爆）、
演奏再開(^^)。１コーラス終わったところで、今度は、ナルチョ・野呂の両氏が
ニコニコ向かい合いながらプレイしてます(^^)。そして、転がり落ちる…の反対
てな感じ(^^;で掛け上がっていく向谷ソロが続き、サビ前のリタルダンドのとこ
ろでは…あ、向谷氏、他の３人の方を見てない(^^;、でも、野呂・鳴瀬・神保の
３人と一緒に、ちゃんと決まってしまう(^^)。そして、野呂氏の嬉しそうに飛ば
すソロが続きました(^^)。
☆３．ＳＰＥＥＤＥＤ ＡＧＥ
（”Light and Shadows”PCCA-01123 / PONY CANYON）
スピード感はバッチリ(^^)。そして、５−５−６拍子のギターVSシンセソロは、
なんでこのビートでキッチリソロが回せるんやろか(^^;。歯切れいい複弦ベース
ソロ、フレーズの回し方の巧みさに酔ってしまう(^^;ドラムソロと続きます。
でも、この曲のシンセブラスやエレピの音色には、聴いていた場所にもよるかも
知れませんが、ちょっと”リッチさ”が足りなかったような気も…^^;;。
パワーステーションというところは、ステージ両脇に大小６台づつのモニターテ
レビが設置され、客席中央・ステージ両サイドにあるビデオカメラで撮った画像
を適宜スイッチングして、本番中にみせてくれます。（録画もしているようです
が、以前新星堂でのイベントで見た限りでは、放送やビデオソフトレベルの画質
ではないようです：筆者注） 私も、時々キーボードのアップを見に行くことが
あります(^^;。
といった３曲が終わったところで、改めてご挨拶です。
向谷＞改めましてこんばんは！カシオペアでーっす！（拍手）
聞くところによりますと、このパワーステーションは６月いっぱいでお休み
ということだそうでして、今夜が我々にとって最後のパワーステーション、
そして、今日は春の大ツアーの千秋楽（爆）ですから(^^)。今日が終わった
ら、あとは飲むだけです（笑）。終わってから、口にビールを入れるだけの
力さえ残しておけばＯＫ（爆）。ですから、今日は飛ばしますんで(^^)。
勿論、地元東京でのライヴですし(^^)（歓声）。
そして、今日もドラムには神保彰君がいます(^^)（歓声）。詳しくは後ほど
ということで(^^;。
向谷氏のキュー出しで神保氏がパッドを叩くと、跳ねたリズムマシンのループが
聴こえてきます。
向谷＞色々な文明の利器がございますが（笑）、ここで、鉄道の話をしてもいいで
しょう(^^;！ マイクを持ったもん勝ちです（笑）。でもそれも、後ほどに
しまして、この曲をお送りしましょう。「FORBIDDEN FRUITS」！
☆４．ＦＯＲＢＩＤＤＥＮ ＦＲＵＩＴＳ （”Light and Shadows”）
☆５．ＭＯＶＩＮ’ （”Light and Shadows”）
☆６．ＲＩＤＤＬＥ （”Light and Shadows”）
ナルチョは５弦フレットレスへ持ち変えて、怪しげな(M-4)へ。こっちのブラス
音色の方が、太い音だったような気がしたのは、私だけでしょうか？ まるで何
かに導かれているような^^;;フレージングの、向谷エレピソロ。時折ナルチョが
向谷氏の方へ向き直って、「面白そうなことやっとるなぁ(^^;」って目で見て…
いたかどうかはわかりませんが（爆）、そんな風に見えました(^^;。
続いて、ヘビーなキックのリズムループが流れてきて、その間にナルチョは８弦
（アーム無し）に持ち変えて、(M-5)へ。何本かの筋に拡散するようなフィルター
のかぶったライトがともり、野呂氏の辺りには後光がさしてる（爆）かのようで
した。勿論、鳴瀬先生の複弦チョッパーは、この日も派手でした（爆）。シンセ
ソロは、なんかこう、ホラー映画のような雰囲気もあったような(^^;。
ナルチョが10弦に持ち替える間に、今度はハネたリズムループが流れてきます。
と、シンセヴォイスの”ふっ”という低〜い音で、ループパターンに絡むような
格好で、向谷氏のソロが展開されます。「ふっ、ふっ、ふっふふっふふ〜(^^)」
なんて遊んでる場面もありましたが（笑）。
怪しげなソロ（爆）から(M-6)へ移ります。ややタメが多めのテンポをキープする
神保氏、派手にグリスダウンするブラスと続いて、まずは”孤高の”ギターソロ
の後、低〜い音から入るシンセヴォイスソロ、その流れをくんでのつぶやくよう
に始めるエレピソロと続きます。段々テンションが上がってきてのけぞりながら
同音連打して入り込んでいた(^^;向谷氏は、２分半になるソロを肘打ちで締めて
くれました(^^)。
でも、その後オフマイクで「ヒジ痛ぇ〜^^;;」って言ってましたが(^^;。
向谷＞ヒジ打ちは、本当は軽い鍵盤用なので、重い鍵盤でやると痛いです^^;;（爆）。
えー、今日のコンサートが始まる前に、横のモニターを見てますと、「スペ
シャルサポート・神保彰」と出ていましたが、これは間違いです^^;;。
ご本人も直接おっしゃってましたが、今年は「ノーマルサポート」です(^^)。
（拍手） これで、無理なスケジュールも押しつけられます^^;;（笑）。
公式行事すべてに、”ノーマルサポート”の神保さんをお連れしながら(^^)、
まず、この１年間は問題なく活動できるのではないでしょうか（拍手）。
今回の”大ツアー（爆）”が終わって、しばらくしますと、新しいアルバム
のレコーディングに入ります。ただし、今回いつもと違うところがあります。
それは、この時期になってもまだ曲が出来ておりません（爆笑）。普通です
と、新曲に「新宿の夜」（笑）といったタイトルをつけて演奏したりもしま
すが、実際は数千曲ある中から（爆）選曲しますから^^;;、まだ何も見えて
きていません^^;;。決まっているのは、「ノーマルサポート」だけです(^^;。
前回はゲストにもやってもらいましたが、今回は神保氏が全曲叩きます。
曲が出来てないのに予定は出来ておりまして、発売は９月頃、もしも出来て
ないと１０月にずれこんだりするかもしれませんが（笑）、今年もCASIOPEA
を宜しくお願いしますm(__)m！
☆７．ＴＨＥ ＳＫＹ
（”FULL COLORS”GNCL-1073 / GENEON ENTERTAINMENT・2006再発）
☆８．ＭＩＳＳＩＮＧ ＤＡＹＳ （”Light and Shadows”）
☆９．ＢＬＯＯＭＩＮＧ （”Flowers”PCCR-00230 / PONY CANYON）
カッチリしたリズムの上で気持ちよく泳いでいるかのようなシンセ＋熱いギター
ソロが心地いい(M-7)。続いては、両サイドからオレンジ色のライトで間接的に
浮かび上がる野呂氏の、孤高のギターが響く(M-8)へ。チキンジョージでこれだ
けは気になったアコピの音量バランスは、この日は気にならないところになって
いました。”ゆったりと熱く”聴かせる曲が続いた後は、一転して照明も明るく
なって(M-9)へ。ギターメロにシンセブラスでの合いの手、昨今の曲ではまぁ出
てくるパターンですが、軽快にハネたリズムが、MIDIギターVSエレピソロの場面
やサビ前ブリッジ等をカッコ良く盛り上げている感じでした。ソロ回し中はカラー
ライトが点滅して、キメのところではビームライトが強調する演出。短い中にも、
テンションの高揚がこちらにもわかるようなピアノソロがフィーチャーされます
と、ギターも「負けてなるものか(^^)」てな感じで、頑固なリズムの上をぶちか
ましていきました(^^)。
向谷＞少しスローな曲でゆったり出来るかと思うと、うっ！うっ^^;;！という感じ
の曲が、伊良部のフォークボールのように続いてきますねぇ（笑）。長谷川
は今日は駄目だったそうですが(^^;（笑）。そうすると、次に演奏する曲は、
ナックル・直球・カーブ・そしてソフトボールの下手投げ（笑）と、色々な
球種が１曲の”ある部分”にだけ集中しています（笑）。どうしてそういう
ことになるのか、CASIOPEAというバンドでは、「敢えて問題にしない(^^;」
というか、「してはいけない」んですね（爆笑）。このバンドを21年やって
いますが、結成当初から感じてましたことでございます（笑）。
「ひょっとしたら、やっちゃうんじゃないかな^^;;」という曲でございます。
そんな、”ドラマチックな展開”には、したくありません(^^;（笑）。
「DOMINO LINE」！（歓声）
☆１０．ＤＯＭＩＮＯ ＬＩＮＥ
（初出：”Cross Point”VRCL-2226 / Village Recordsより2002再発,
”Mint Jams”, ”Asian Dreamer”他にも収録）
☆１１．ＣＡＮＤＬＥ ＬＩＧＨＴ （”Flowers”）
４人が一体となって非常に引き締まって始まった(M-10)。シンセソロはゆったり
と唄うよう…も最初だけで、この日も叫ぶ叫ぶ(^^)！ そして、スーパードミノ
倒しは…テンポが落ちて元へ戻るところで、ナルチョがおもいっきりコケてまし
た^^;;。神戸の時とは別な笑み（爆）を浮かべてました^^;;。
場面が一転し、アコピソロのまま(M-11)へ。中盤の鍵盤をくすぐるようなアコピ
ソロをはさみ、重低音ベースとタイトで張りつめた音のドラムの上で、舞台横側
と後方からの５本のライトで、まるで後光がさすかのように（爆）、野呂ギター
が浮かび上がりました。
☆１２．ＤＥＳＴＩＮＡＴＩＯＮ（ＴＲＩＧＧＥＲ ＳＯＬＯ）
怪しげな曲調のトリガーPART-Iに続いて、３分後に純生ソロがスタート。ジャン
グル系ビートをベースに、少しづつブレイクをいれながらドカスカボカン！（爆）
と叩きまくり、目にも止まらぬややこしさ(^^;で華々しいソロが続いていきます。
トリガー後編へ戻り、終盤は６連の猛烈なビートに乗って叩きまくり(^^)、この
日も８分になるパフォーマンスでした。
☆１３．ＦＩＧＨＴＭＡＮ （”FULL COLORS”）
イントロで向谷氏がサビフレーズに移り損ね^^;;、Ａメロになると野呂氏がバッ
キングへ移り損ね(^^ゞ(^^ゞ、少々粗いスタートになってしまいました^^;;。
そんなせい…なのかはわかりませんが、中盤の４人ソロ回しは、張りつめたティ
ンバレスやゴキゲン（死語爆）なチョッパーに、向谷氏は小踊りしながら参戦(^^)
てな感じで、ここはよく盛り上がったと思います(^^)。ソロのバックでナルチョ・
神保の両氏がフレーズのくぐり抜け合い(^^;をしていたピアノソロに続いて、曲
が終わる１小節前（爆）から、この日もベースソロがスタートします(^^)。
「FIGHTMAN」の勢いそのままで突っ走っていくナルチョをじっと見据えながら、
徐々に煽っていく神保氏。そして、１分半後にステージ向かって左側から、お待
ちかねの乱入開始(^^)！練り歩きながらも大きな音が轟き、立ち見席ですから、
「音はすれども姿は見えず(^^;」。そこで、スタッフがビール箱を持ち歩いて、
要所要所で箱の上に立ち上がってソロが続きます。客席右側へもサービスし、
「まだまだ行くどぉーっ！」てな感じでB2フロアを後にします。音が途切れ途切
れになる間を、神保氏が楽しそうにつないで、再び爆音が轟くと、その主は上の
階のB1・SDSフロアにいました(^^)。客席から顔の大きさ程もある巨大なピック
らしきもの（笑）を受け取り、ベンベンやってますが、やはり弾きにくいのか(^^;
フレーズはさほど激しく出来ませんでした^^;;が、ウケは十分取りました（爆）。
袖からステージへ戻るともうひと暴れ(^^)。高音フレーズと神保氏が掛け合いを
する場面もあり、扇子を放り投げるほど盛り上がったコール＆レスポンスもあり、
やかましいディストーション（爆）を入れて死にそうなくらい（爆）に暴れ倒し
て(^^)、こちらも８分にわたっての”お祭り騒ぎ”になりました(^^)。
伝統芸…というか、ナルチョの乱入ソロは、”祭ばやし”なんじゃないかな(^^)。
実際、時々ベースを平手てぶっ叩いてもいますし（笑）。ベースのリフから元曲
のサビ２回へ戻ると、客席の手拍子もかけ声も元気さを増してましたからね(^^)。
メンバー紹介でオルガン音色でファンファーレを入れる向谷氏。曰く「横浜スタ
ジアムみたい(^^;（笑）」
向谷＞（神保氏のドラムトリガーでのヨーロッパ巡業は）まさに一人オーケストラ
ですねぇ。しかも自分の好きなテンポで出来るという「脱CASIOPEA的活動」
ですね(^^;（笑）。ただ、神保君の演奏を見た向こうのドラマーが、日本の
ドラマーはみんなああやっているのかと思われても困りますよね（笑）。
間違った国際親善かもしれません(^^;（爆笑）。
いつもは白い衣装を着てる野呂君が、今日は黒いシャツを着てるので、白い
シャツを着ているボクがリーダーでしょうか(^^)。昔「１日リーダー」って
言ってやったとき、あまりに気持ち良かったんで、終わった後、お酒を飲み
過ぎてしまいました(^^;。あまりリーダーもやるもんじゃないですね(^^;。
キーボード、向谷実〜！（拍手） 決して「トレインシミュレーター」とは
言いません（笑）。それでは、次のナンバーをお送りいたしましょう。お！
まぁ〜たこんな過激なのをやるんですねぇ^^;;。最近、16分音符が枕木に見
えてしょうがないんです（爆笑）。16分音符を、こう、枕木と枕木の間に、
リズムを埋めていってる（笑）、CASIOPEAってそういうバンドだと思いませ
んか(^^)？（拍手） 特にそういう曲では、次の曲の右にでる曲はないんで
はないでしょうか(^^)。「SUPERSONIC MOVEMENT」！
☆１４．ＳＵＰＥＲＳＯＮＩＣ ＭＯＶＥＭＥＮＴ
（”EUPHONY”POCH-1222 / POLYDOR K.K.・生産中止）
白いライトが全開でともり、ソリッドな神保ドラムに、前の曲と比べるたら^^;;
ややおとなし目のナルチョベース、そしてきっついブラス（爆）で、独特の音色
の野呂ギターを支えていきます。まぶしいビームライトが回りながらの、激しい
ドラムソロもあり、サビのキメの数々が面白いように(^^)決まっていきました。
向谷＞どうもありがとうございました！そして、パワーステーションにも、どうも
ありがとうございましたm(__)m。それでは、お別れナンバーは、一番新しい
アルバム”Light and Shadows”からこの曲です。「CHAIN REACTION」！
☆１５．ＣＨＡＩＮ ＲＥＡＣＴＩＯＮ （”Light and Shadows”）
白ライト＋ビームライトが乱舞する演出で、にぎやかな曲になります。こういう
曲を、ニコニコしながらやってしまうナルチョ(^^)。Ａメロの後ティンバレスが
派手に響いて、ピアノソロに移ると、やや疲れの表情が見えた向谷氏が「ひゃぁ
〜助けてぇ〜」って叫んでる感じ（爆）に聴こえたのは、私だけでしょうか(^^;。
にぎやかに突っ走って、いったん４人がステージを後にしました。
アンコールに応えてメンバーが戻ってくると、ティンバレスを中心にした激しい
ソロがスタート。終わったところで、神戸同様にナルチョが「マンボっ(^^)！」
と叫ぶと、吹き出した神保氏(^^;、次のフリを出し損ねてしまいました^^;;。
☆１６．青い炎 （”THE PARTY -AUDIO STACK-”）
激しくタイトなリズムの上で、弾くと気持ち良さそうやろなぁ(^^)と思うくらい、
鋭利な向谷ブラス（爆）も炸裂してます(^^)。めっちゃカッコイイティンバレス
でのブリッジに続いて、シンセブラスのままノッてる向谷ソロが展開されます。
この日も野呂ソロは、ラテン系リズムに乗ってB2席乱入ありの大サービス版(^^)。
普段の演奏中はお客さんの顔をまず正視できない(^^;野呂氏も、楽しそうに客席
と「た〜ら〜らっ(^^)」と、フレーズの輪唱…でええのかな(^^;、を展開してい
ます。ナルチョ・向谷の両氏も、ステージで楽しそうに見ています。向谷氏は
「体操のお兄さん」モード入ってたかも（爆）。難しいフレーズにも、お客さん
は何とかついて行こうとしますが、最後に「そんなんできまっかいな^^;;」てな
オチがつき（爆）、この日も７分近い演奏になりました(^^)。
２回目のアンコールでは、向谷氏が袖から、名鉄より借りた車掌帽をかぶって
出てきました（爆）。題して、「向谷実の車掌ショー！」（猛爆）
向谷＞今日から始まりまして、今日が最後です（笑）。最近「CASIOPEAのライヴは
喋りが少ない」という苦情が出てきまして、CASIOPEAにとっては大きな痛手
です(^^;。（名鉄関係のいきさつ・中略）
（全身車掌服だった（爆））名古屋では、出だしから沢山の拍手をいただき
まして、拍手なのか嘲笑なのかわかりませんですが（笑）。いかに運転しな
がら演奏するのが難しいか(^^;。
「車掌ショー」は、結構あっさりしたものなんですが、昔のCASIOPEAライヴ
では、メンバーを呼び出す時に色々やってましたねぇ(^^)（歓声）。その前
に、今日は野呂さんにさきにやられちゃいましたからねぇ(^^;。ボクにも、
同じのをやって(^^)！（拍手・た〜ら〜らっ！と、エレピで掛け合いして）
この間と全く同じフレーズだったんですが（笑）。それはいいとしまして、
今日は一線を越えたんじゃないですか(^^)（拍手）。ボクはなかなか、ああ
いうの出来ません^^;;。今度ショルダーキーボードでやってみよっと(^^)。
（拍手）
…あっちから、ひっこめ！とかうるさいんですが(^^;。では、どなたから
いきましょう？ 名前がいいですか？名字がいいですか？「ヨッシヒロ！」
でいきましょう(^^)。名前で呼ぶってのは、偉くなった気分ですね（爆）。
で、「ヨッシヒロ！」コールで、ナルチョが入ってきます(^^)。一礼をする時の
コードがまたややこしい（爆）。
向谷＞ボクもミュージシャンのはしくれですから、…ベランダって言いそうになり
ましたが、芸歴35年を誇る方に対して、メジャーで終わる訳にはいかないで
しょう(^^;。男らしさやアダルトさの中に哀愁がただよう…（Ｇ−Ｂｂ−
Ｄ−Ｅｂ−Ｇ−…に色々積んで（爆））この”Ｂナチュラル”！（拍手）
を入れないと駄目！Ｃｍ７でもいけないんです(^^)！
…昔のボクを取り戻した感じです(^^)。
続いては、３文字ですね。これは、昔、阪神タイガースが全盛期（爆）の時
の”カ・ケ・フ！”コールが元になってるんですが…
「ア・キ・ラ！」コールで、神保氏が登場。一礼のコードは、CASIOPEAとしては
シンプルなメジャー９ｔｈ（爆）
向谷＞音楽と言うのは、人となりが出てしまいます（笑）。神保君のような背筋の
伸びた姿勢のいい人には、どうしても”Ａメジャー９ｔｈ”を押さえてしま
います(^^)（爆笑）。
さ、最後になってしまいました。彼はフルネームで、そして少しスイングを
入れて、アフタービートを入れて（笑）。
「の〜ろいっせい！」氏も登場。Ａから始まる一礼のコードは…バカうけ(^^)。
向谷＞最高ですねぇ！良くあるCASIOPEAのエンディングコード（笑）。どうしても
トニックに行きたくない野呂さんがよく使うのが…（もう１回音を出して）
Ｆ／Ｅｂというコードを押さえてます(^^)。
というわけで、楽しい時間を過ごして参りました「向谷実の車掌ショー」、
いかがだったでしょうか(^^)！（拍手） 久しぶりに堪能させていただきま
した（笑）。それでは！曲の方へ行きましょうね。”Light and Shadows”
から、「GOLDEN WAVES」！（拍手）
☆１７．ＧＯＬＤＥＮ ＷＡＶＥＳ （”Light and Shadows”）
舞台下のビームライとが全開でともり、B1席や天井も間接照明で照らし出されて
います。ゆったりとノッっていける、終盤にぴったりの演奏(^^)。エレピソロも
雄大に唄う感じ…と思っていたら、向谷氏、この曲のサビの手前でもジャンプし
ています(^^)。心地いいビートで、野呂ギターがもうひと叫び(^^)して、盛大に
エンディングになりました(^^)。
そして、この日ももう一度４人が登場してくれました(^^)。曲は…
☆１８．ＳＥＴ ＳＡＩＬ （”ANSWERS”VRCL-2237 / Village Recordsより2002再発）
（”MOTOR LAND 2”（テレビ愛知＋ASKA映像・制作）'94.4〜'95.3 OPENING）
照明全開、４人の一体感も全開で、音のかたまりが迫ってきます(^^)。後半のギ
ターソロではナルチョ・神保の両氏もテンションを上げてきて、そのままゴール
を迎え…というか、終着駅に滑り込んだ（爆）というか、そんな感じで、22:13
に、東京での千秋楽も幕となりました。
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＜SET LIST＞ 1998.04.20 ＠新宿・NISSIN POWER STATION
1.ASAYAKE 2.ときめき 3.SPEEDED AGE 4.FORBIDDEN FRUITS 5.MOVIN'
6.RIDDLE 7.THE SKY 8.MISSING DAYS 9.BLOOMING 10.DOMINO LINE
11.CANDLE LIGHT 12.DRUMS TRIGGER SOLO 13.FIGHTMAN (incl.Bass Solo)
14.SUPERSONIC MOVEMENT 15.CHAIN REACTION
[ENCORE]16.青い炎 17.GOLDEN WAVES 18.SET SAIL
ということで、曲数・曲順は神戸と全く同じになりました。
結局、神保氏初演のナンバーや、神保氏作曲・ナルチョ初演のナンバーは、残念
ながら今回はありませんでした。
神戸・新宿を通しての大きな感想は、神保氏が思った以上に”今のCASIOPEA”と
馴染んで一体になっていた、ように、私には感じられました。去年の春や秋にご覧
になった方は、どう思いました？
向谷氏が今回から導入したシンセ・EX5は、AWM（ヤマハ版PCM）・VL（ストリン
グス・管楽器系モデリング音源）・アナログモデリング音源・FDSP（ピックアップ・
FMなど１０種のモデリング音源）・サンプラー、といった発音機構を持ち、それを
複合させてプログラムが可能…というかどうやって思い通りの音色を作るんや(^^;、
あとは、どこでコストダウンしたんやろう（爆）という印象の、モンスターシンセ
であります（76鍵で30万円）。でも、今回のツアーで出てきた音色は、基本的に今
までのライヴで登場したカラーと大きな違いはなかったような気がしました。
一人づつメンバーを呼び出すＭＣ、確かに楽しかったんですけど、そこまで昔を
思い起こさせるような演出をしなくてもいいんじゃないのかな…と、ライヴ歴では
まだ若輩者（爆）の私は、個人的に思ってしまいました。
確かに、客席を見てもファンの平均年齢はそのまま上がってきている（爆）よう
ですけれど、そういう動きはたま〜にしておいた方がいいんじゃないかな…まだ、
CASIOPEAはベンチャーズにはなって欲しくないです……なんて、昔からのファンに
とっては冷たく聞こえることを考えるのは、私くらいでしょうか。
ということを除くと、やっぱりCASIOPEAのライヴは、見た後自分の中にパワーが
戻ってくる、楽しい時間でした(^^)。
文字正人(QFG03621@nifty.com) with DynaBook from YOKOHAMA
1ST ON LINE: 1998/04/26 (PATIO #113, FJAZZ/FFUSION #033)
LAST EDITED: 2007/04/03（GENEON ENTERTAINMENT（旧PIONEER LDC）発売盤の再発売に伴う修正）
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