こんばんは。「実況中継ライヴ・オン」文字正人です。

　このころまでは、バスツアーの形で毎年行われていた、CASIOPEA公式FCイベント
の、1994年の時の模様を、ライヴや撮影会の模様からダイジェストでお伝えします。
　それでは、東京駅〜湾岸エリアから、ライヴ・オン！
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　東京駅八重洲北口で２台のバスに分乗し、１号車には野呂＆鳴瀬氏、２号車には
　向谷＆熊谷氏が乗り込んで出発。
　すぐに皇居に着いて、まずスナップ撮影大会になります。本当は”見学”という
　ことでしたが、誰も皇居なんか撮ってない^^;;。私は”PRESS”という腕章でも
　つけてきたらよかったんじゃないかという感じでカメラ小僧してました(^^;。
　この頃ギャンブルに凝ってた向谷氏は、午前中にすでにWINSでエリザベス女王杯
　の馬券を購入してきたファンと、馬券予想^^;;。
向谷＞途中で後楽園で降りよっかな？それとも朝飯前に買いに行ってこよっかな？
　　　日比谷野音に来る時、いつも新橋で買ってくるんだよ。で、リハの時はＴＶ
　　　置いてやってるの(^^;（笑）。

　メンバー囲んでぞろぞろ歩く様は、「これじゃはとバスだぁ！」と向谷氏（笑）。
　アイスクリームを頬張るナルチョ、一つの場所でとどまるのが嫌いらしい野呂氏、
　ひたすらカメラに収まってる熊谷氏と、三者三様。
　一番よく喋るのはやっぱり向谷氏(^^;。”カシオペアの音楽についてレポートを
　書きたい”というファンへのアドバイスは…
向谷＞CASIOPEAの理論は、野呂一生の過度な酒飲みと、向谷実のギャンブル熱と、
　　　ナルチョの低域バリバリのサウンドと、ノリのどさんこパワーだな（笑）。
　　　これがフィックスして、フュージョンミュージックになるんだな（笑）。
　　　昔のCASIOPEAはすごいlogicalだったけど、今のCASIOPEAは、多少そうでも
　　　ないけど、でもちゃんとスコアで書いてくる音楽だね。

　再びバスに乗り込んで、ライヴのVIPシート争奪・メンバーパーソナル○×クイズ
　となります。ところが、解答者のほとんどが裏読みのし過ぎで、生き残り形式の
　クイズはあっという間に終わってしまいました^^;;。まぁ、エピソードは本当に
　音楽には全然関係ないものばかり(^^;なので割愛します。所々でツアースタッフ
　（以下ＳＴとする）と向谷氏の掛合ガイドをはさんで行きます。
向谷＞右手に見えますのが、毎日新聞本社でございます。
ＳＴ＞先日銃撃戦のあった…（爆笑・正確には違ったんだけど(^^;：筆者注）
　まぁ、熊谷氏もマイクをああやって持つと、結構喋るようになりましたね(^^;。
　１問だけ紹介しましょうか。

　Ｑ．向谷家には一人に１台ゲームボーイがある

　○×どっちだと思いますか？　では、本人の弁を。
向谷＞対戦型ゲームやるためにもう１台買って、それがぶっこわれたのでもう１台
　　　買って、パチンコで出たときに取って、厳密にいうと６台あるんだ(^^;。
　　　２つは壊れてるけどね^^;;。（笑）
　ということで、○です。(^^)

　途中でメンバーチェンジ。今度は野呂・ナルチョコンビが入ってきます。
　「みなさん、右手に見えますのは、右手の指先でございます」と、言いたがりの
　野呂氏（酒も入ってないのに歌が出る^^;;）、口からでまかせだらけのナルチョ
　の挨拶(^^;の後は、クイズ大会パート２。その後は野呂氏による晴海ガイドなど。
　この年は、賑やかな会員が乗ってない方のバスだったので、結構静かでした。

　CASIOPEAメンバーを晴海グランドホテルで降ろし、一般参加者は東京ベイ・ヒル
　トンでバイキング形式の夕食を取って（この間にリハーサルしてたのかな？）、
　晴海グランドホテルへ戻ります。
　予定を大幅に遅れていよいよショー・タイムです。まずは、近況報告と近い予定
　（向谷氏の出版予定や、年末のジャカルタでのジャズフェス出演）などを披露。
　例の新録音アルバム（”Asian Dreamer”PCCR-00129 / PONY CANYON）は、ライヴ
　の合間を縫う形で一か月かかって20曲録音したとのこと。
鳴瀬＞２曲終わって「あと18曲かぁ」、４曲終わって「やっと１／５かぁ」（笑）
熊谷＞（ナルチョは知らなかっただろうけど）僕は昔の曲知ってたんで、そのまま
　　　同じにやればいいかと思ったんですが、それでは意味がないと言うことで、
　　　自分なりにやってみました。
鳴瀬＞神保よりかいいの(^^)？
熊谷＞（ちょっと間をおいて）もう、ぜんっぜん(^^)！（拍手）
向谷＞…ソロのアプローチとかは、似てしまう部分があったんですが、サウンドの
　　　カラーは現代と昔が変わってますしね。昔のカシオペアの、緻密な寸分違わ
　　　ないような音楽が、近代のCASIOPEAになりまして、すごいファジーな（笑）
　　　CASIOPEAをお聞きいただけます。

　次の質問コーナーは、時間が短かったせいもあって前の93年ほど面白い話は出ま
　せんでしたが、その後、翌日に誕生日をひかえたナルチョの誕生日祝い！という
　企画になりました(^^)。有志が作ってきたバースデーケーキがで出てるだけでは
　なく、こちらも有志で、なんとCASIOPEAメンバーの前で”Happy Birthday to You”
　16ビート風!?の”合奏”^^;;がありました。編成は、ピアニカ・縦笛・タンバリ
　ン・サンプリングドラムパッド・ミニ鍵盤の小型キーボードなど。
　プレゼント持参者は参加者の半数近くありましたね。

　毎度グッズを中心に非売品の目玉が出るビンゴ大会。今年の商品は…

　　　Ａ・野呂一生使用済み（クリーニング済み）ステージ衣装　１名様
　　　Ｂ・ポニーキャニオンには内緒（爆）の
　　　　”Asian Dreamer”のプロモーションビデオ 　　　　　　１名様
　　　Ｃ・１２月１６日発売の前に、”Asian Dreamer”
　　　　　１４曲入りサンプルカセットテープ！　　　　　　　　１名様
　　　Ｄ・サイン入り９３年モデルＴシャツ　　　　　　　　　　３名様
　　　Ｅ・”active”ＣＤケースの色構成デザインシート　　　　１名様
　　　　　（ジャケットデザインが１枚の紙に印刷されている状態のもの）
　　　Ｆ・特製ボールペン　　　　　　　　　　　　　　　　　１０名様
　　　Ｇ・”ANSWERS”ポスター 　　　　　　　　　　　　　　若干名様

　例年通り向谷氏の司会。野呂・ナルチョはプレゼンター…と淡々と進むと思って
　ましたら、しばらくやってるうちに…
向谷＞やっぱりＢＧＭはＣＤよりこっちの方がいいね。ナルチョギターやるから、
　　　NORIベース弾く？　じゃ野呂さんキーボードやってもらおう。こっちの方が
　　　面白くなってきたぞ！　帰って参りました”ヘタオピア”でーす！（歓声）
　　　（1991年放送のテレビ特番「MUSIC PARTY 3」（TBS＋日本ハイビジョン制作）
　　　でも放送された、CASIOPEAメンバーが普段と違うパートを演る編成：筆者注）
　上述の３人で”スタンド・バイ・ミー”を始めます！
向谷＞本場ラスベガスからお迎えしました、ヘタオピアの皆さんに拍手！
　なぜかＣmajがＣｍになってしまう(^^)妙なギター（笑）。番号を読み上がる度に
　ソロを振ってしまうお茶目な向谷氏(^^;。熊谷氏のベースはなかなか安定してま
　した。野呂氏は、相変わらず直立したまま弾いてました^^;;。（ソロは笑ってし
　まいましたが(^^;。向谷さん曰く”ほんとに下手だねぇ”）
　肝心のビンゴもちゃんと進んでいきました。最初の当選者が２人出たので、野呂
　衣装をかけたじゃんけんの時は、生演奏で”アウト！セーフ！ヨヨイのヨイ！”
　（笑）私は今までまともに当たったことなかったですが、Ｅ賞”デザインシート”
　が当たってしまいました(^^;。
　いつのまにか生演奏の曲も変わるなど、３年前に比べるとなかなか芸達者になっ
　た”へタオピア”の皆さん（笑）でした！
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　息つく間もなく、ライヴがスタート。予定が30分押して、21:00スタート。

☆１．ＳＥＴ　ＳＡＩＬ　（”ANSWERS”VRCL-2237 / Village Recordsより2002再発）
　［「MOTOR LAND 2」（ASKA映像＋テレビ愛知制作）'94.4〜'95.3 OPENING］

☆２．ＶＯＩＣＥ　ＦＲＯＭ　ＯＴＨＥＲＳ
　（”DRAMATIC”VRCL-2236 / Village Recordsより2002再発）

☆３．ＮＥＷ　ＨＩＳＴＯＲＹ　（”active”GNCL-1078 / GENEON ENTERTAINMENT・2006再発）

☆４．ＴＯＰ　ＷＩＮＤ　（”FULL COLORS”GNCL-1077 / GENEON ENTERTAINMENT・2006再発）

　(M-3)のベースソロのところでドラムの拍を抜いてみたりと、”遊び”も覚えた
　熊谷氏でした。みんな結構疲れたのか、客席後ろ２列のメンバーが強力なのか…
　（私も抽選で後ろの列でみてましたが）、そこだけ２曲目から既に踊ってました。
向谷＞ヘタオピアとは全然音が違いますね（笑）。
　　　次の曲は、例の”ドンタコス”（の当時のCM曲）に似た曲ですが、作曲者は
　　　全然気づかずに作ってたそうで、もしも気付いてたら、新しいタイアップが
　　　取れたんじゃないかと思います（笑）。

☆５．Ａ　ＦＩＮＥ　ＤＡＹ　（”ANSWERS”）

向谷＞ノリちゃん今日ははちきれ過ぎて、暴走ドラマーと化しております（歓声）。
　　　私は今日はライヴやる前から喉が痛んでますが（笑）。次の曲は、飛び上が
　　　らんばかりの、ジャンプしたら天井ぶつかりそうですが（笑）、いってみま
　　　しょう！

☆６．ＦＩＧＨＴＭＡＮ　（”FULL COLORS”）

　やっぱりこの曲は盛り上がりますねぇ。しかも、FC会員というほとんど身内みた
　いな人達ばかりですから、半分強の人はサビで拳をあげてました。
　中盤のソロ回しは、途中から STAND BY ME になってました（爆笑）。しかも、
　ベースが途中の２小節鳴らなかったりと、もうなんでもあり（笑）。ギターソロ
　に入るところでの野呂氏の仕草に、向谷氏はバッキングしながらその場にしばら
　くへたってしまいました^^;;。

向谷＞途中でヘタオピアに乱入されてしまいましたが^^;;（爆笑）。
　　　次は難しさにおいて諸問題を抱えている曲ですが(^^;（笑）、拍が普通来る
　　　とこになく、またがって入ってるという、ノリちゃんが青春をかけた曲です。
　　　彼は泳げないのに、なぜこんなタイトルの曲になったんでしょうか（笑）。

☆７．ＳＵＲＦ’Ｓ　ＵＰ　（”ANSWERS”）

　すでに終演予定の21:30を回っていたため、もう最後の曲でした。

☆８．ＴＡＫＥ　ＣＯＵＲＡＧＥ　（”ANSWERS”）
　［「DIAMOND SOCCER」（テレビ東京＋ENGINE NETWORK制作）'94.4〜'95.3 OPENING］

　この曲もきっと人気曲として残っていくでしょう。疲れていたはずの参加者を総
　立ちにしてしまいました！
　正味40分間のミニライヴでしたが、バラード系が１曲もなく、徹底して盛り上げ
　系の曲のオンパレードとなったライヴで、ショータイムは幕となりました。

　翌日は、ほとんど集合記念写真をとっただけで終わってしまいました。この年は
　運営する旅行会社が変わって、全体にちっと忙しい目のスケジューリング＆進行
　でしたが、この年の目玉はなんといっても、

　　　　　ヘタオピア・リターンズ

　だったのではないでしょうか？
　間に２時間３５分のＲＴと宴会をはさんで、あっという間の小旅行でありました。
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　＜SET LIST＞　1994.11.12　＠東京・晴海グランドホテル
    1.SET SAIL  2.VOICE FROM OTHERS  3.NEW HISTORY  4.TOP WIND
    5.A FINE DAY  6.FIGHTMAN  7.SURF'S UP  8.TAKE COURAGE


文字正人(QFG03621@nifty.com) with DynaBook from YOKOHAMA
1ST ON LINE: 1994/11/13 (PATIO #021)
LAST EDITED: 2007/04/03（GENEON ENTERTAINMENT（旧PIONEER LDC）発売盤の再発売に伴う修正）