こんにちは。文字正人です。

　今回お届けするのは、新宿LUMINE HALL ACTの独自企画かな？の３頭セッション
であります。PRISMのリーダー、元THE SQUARE、元CASIOPEAの３人が、どのような
ステージを繰り広げたか。こういう他流試合が、まだそれほど多くなかったころの
ライヴのため、結構注目した人も多かったようです。
　それでは、新宿駅ビル内LUMINE HALLから、ライヴ・オン！
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　さて、整理番号順に中へ入ると、５人がけのテーブルが５０ほど用意されていて、
そこへ席が振り分けられていく、”当日指定”ということでした。　スポンサーの
JIM BEAM(8 YEARS)は飲み放題ということでしたが、一人で１本あけてかつぎ出さ
れたのが一人^^;;、終わった後もどしていたのが一人^^;;;;…

　19:12。メンバーが入ってきました。当時の伊東氏のライヴではおなじみだった
　メンバーが脇を固めます。

　＜ＯＮＥ　ＮＩＧＨＴ　ＧＩＧ＞　1994.05.13　＠東京・新宿LUMINE HALL ACT
　　伊東たけし(Sax)　櫻井哲夫(B)　和田アキラ(Gt)　高橋安土(Key)　鶴谷智生(Dr)
　　住友紀人(T.Sax,EWI,Key)

　メンバー紹介時の伊東氏のコメント曰く、フロント３人は、”今日もラフな格好”
　和田氏、”謀反？けんかした(^^;？”櫻井氏、”落ち武者ヘアー(^^;”の伊東氏。
　ただ、どう見ても伊東たけしのライヴやなぁと思ってたら、１曲目は

☆１．ＭＡＲＢＬＥＳ　（伊東たけし”VISIONS”AMCM-4252 / east west JAPAN）

　でした。ここで伊東氏のMCによるメンバー紹介。”少ない（髪の）資源を大切に”
　ということで、毛をくくるのをこの頃はやめた伊東氏だそうです。

☆２．ＣＯＲＥ　ＺＯＮＥ　（伊東たけし”VISIONS”）

☆３．ＲＥＦＲＥＳＨ　（櫻井哲夫”DEWDROPS”VICJ-18178 / VICTOR ENTERTAINMENT）

☆４．ＴＨＥ　ＦＩＮＡＬ　ＣＨＡＳＥ
　（”愛しの刑事・サウンドトラック”（東宝＋日本テレビ制作）
　　FHCF-2036 / BMG-FUN HOUSE）

　ここで今度は櫻井選手がマイクをとります。曲紹介の後は、”飲んでらっしゃい
　ますか？”と、やけにスポンサーをヨイショっと！持ち上げる場面が続いて…

☆５．ＴＯ　ＹＯＵ　（伊東たけし”T.K.L.A.”AMCM-4253 / east west Japan）

☆６．ＥＮＤ　ＯＦ　ＴＨＥ　ＲＯＡＤ

　次のMCは伊東・櫻井の掛合になりました。すっかりできあがった客に、変なあい
　の手をいれられながら^^;;、お互いの新譜の話。ニューヨークでは、スタジオの
　電源落ちにも水道管破裂による洪水にもめげずに録音された(^^;、伊東氏の新譜
　（”GROOVE ISLAND”AMCM- / east west JAPAN）では、珍しくソプラノも吹いた
　そうです。一方のJIMSAKUは、ライヴの翌日からレコーディング開始だそうで、
　その日はＤＵＯの曲だそうです。

櫻井＞神保彰は今日300回くらい練習してますけど（笑）、僕は今日、いろんな曲
　　　やんなきゃいけないんで、ハンディなんですよ(^^;。ですから、買った時、
　　　それ覚えといてくださいね^^;;（爆笑）。
伊東＞作る前に言い訳してどうする(^^;（笑）。

　この頃のJIMSAKUは、是方氏の脱退後で正式ギタリストは空席でしたが、後任の
　ギタリストの話はでませんでした。ここで、今度は和田氏にマイクが移ります。

和田＞いや〜お二人喋りがうまいですよね。コンビを組んでるのかと思うくらい。
　　　私はもう、喋るのは苦手で(^^;。私の方は、変な音楽やってますので(^^;。
櫻井＞変なのって、プリズムのこと？
和田＞プリズムも…それもそう。あと、”かまち”とか”ＫＥＥＰ”とか。
櫻井＞復活したんだ！ＫＥＥＰって２０年くらい前からやってたっけ？
和田＞そんなにはならないって。２０年前だと私１７の頃からやってることに…
櫻井＞やってるじゃないの(^^;。
和田＞櫻井君とはね、もう…
櫻井＞１７くらいからのつきあいですから。
和田＞櫻井君のお兄さんもよく知ってますから（笑）。（田中）豊雪君も知って
　　　ますから…（スクエアの須藤氏の前ベーシスト：筆者注）
　この辺から和田氏と伊東氏のトークのタイミングが噛み合わない（笑）。
櫻井＞でね、何で和田さんにマイクを渡したかって言うと、和田さんはプリズムで
　　　歴史を刻んだ人ですけれども、プリズムの人がいて、元スクエアの人がいて、
　　　元カシ…^^;;、いわゆる”フュージョン”っていう言葉がなかった頃から、
　　　インストゥルメンタル音楽をやってきた、３つの日本のバンドのメンバーが
　　　いるんですよ（歓声）。で、”ONE NIGHT GIG SPECIAL”ってタイトルです
　　　から、これは、何かやらにゃぁいかんと…（歓声）。で、後ろの素晴らしい
　　　ミュージシャン達が、我々のレパートリーをちゃんと知っている（歓声）。
　　　やりたいかどうかは別として（笑）、知っている。
伊東＞そうだよね。櫻井なんかがやってる時に（「BLACK JOKE」のイントロを口ず
　　　さんで）”どうだどうだ！”ってのを聞いてたんですよ、彼らは。
　という訳で、伊東氏曰く、”国を越え、世代を越え、バンドを越えて集まった、
　ミュージシャン達”による”本日の目玉商品”！
　プリズム・スクエア・カシオペアのファーストアルバム１曲目演奏のコーナー！

☆７．ＭＯＲＮＩＮＧ　ＬＩＧＨＴ　（PRISM”PRISM”POCH-1364 / POLYDOR K.K.）
　（「あさ天５」（日本テレビ制作）2000.9までCM明けBGM）

☆８．Ａ　ＦＥＥＬ　ＤＥＥＰ　ＩＮＳＩＤＥ
　（THE SQUARE”LUCKY SUMMER LADY”CSCL-1212 / SONY RECORDS）

☆９．ＳＡＩＬＩＮＧ　ＡＬＯＮＥ
　（CASIOPEA”Super Flight”VRCL-2222 / Village Recordsより2002再発）

　(M-9)はギターソロもSAXソロもあり…あれ？と思われたでしょう。実はここで、
　”間違い探し”となりました(^^;。”わかったかな？”という問いかけに、私の
　友人が”３曲目の選曲が違う！”と答え、JIM BEAMを１本、櫻井選手より手渡さ
　れてました(^^;。

伊東＞そうなんだよ。自己顕示欲の強い選曲だろ(^^;？
櫻井＞いやぁ、電話の時点ではデビュー曲をやらない？、って言われたんで、僕の
　　　デビュー曲を持って行ったんですよ(^^;。
　…言い訳する櫻井選手。”これは罰ゲームだな”とか何とか言う大義名分のもと、
　その１曲目をやることになるんですが、そんな理由でリハーサルの時にはスコア
　がなかった。すると、和田氏が”俺、あの曲知ってるよ”てな具合で弾き始めた
　そうで、それだけでなく他の３人も、”あれはこうやるんだよね”なんて具合で、
　次々と昔のカシオペアの曲が出てきたそうです。
　そこで出てきたのが、”カシオペアの名曲・イントロだけメドレー”！

★１０．ＢＬＡＣＫ　ＪＯＫＥ〜ＴＩＭＥ　ＬＩＭＩＴ

　ホントにイントロだけでしたが、なかなかキマってた！(^^)

☆１１．＊＊

　この曲では、６分間の櫻井節・ベースソロと４分間のドラムソロもフィーチャー
　され、JIMSAKU＋伊東たけしと言えば…という曲で本編が終わります。

☆１２．Ｉ’Ｍ　ＧＯＮＮＡ　ＣＡＴＣＨ　ＹＯＵ
　（JIMSAKU”Wind Loves Us”POCH-1243 / POLYDOR K.K.）

　アンコールでは、JIM BEAM１本と出演者６人のサイン入りＧジャンセットが６人
　に当たる抽選会となりました。”こういう展開って初めてだなぁ”と戸惑ってる
　伊東氏に対して、”ほら、発表の時はドラムロールとかやんないの？”と仕切り
　出す櫻井選手(^^;。フロント３人がチケットの整理番号を２つづつ読み上げます。
　（最初の和田氏の時、ドラムロールの不備で３回やり直しましたが^^;;）
　和田氏に”192番！”と読み上げられた時、”あれ？”と思って、半券を探して
　しまった私^^;;。やりました！　これからの季節（５月のライヴ：筆者注）だと
　暑いかな？とも思いましたが、めでたく当選となりました(^^;。そんなこんなで…

伊東＞こういうじっくり聞いてもらえるっていうのも、それはそれでいいかな、と。
　　　ディナーショーの世界へ入ってます（笑）。ホント俺も一杯飲みたい！（笑）
　　　これからは、みんなまたそれぞれの道を歩んで行きますので、ご声援宜しく！
　という解散コンサートみたいな(^^;挨拶が伊東氏からありまして…

☆１３．ＴＥＡＲＳ　ＩＮ　ＨＥＡＶＥＮ　（ERIC CRAPTON）

☆１４．＊＊

　エリック・クラプトンがアンプラグドライヴ（ＭＴＶだったっけ？）で披露して、
　当時話題になった曲と、オルガンソロをフィーチャーした(M-14)を披露しまして、
　21:38、２時間半近いライヴが終わりました。
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　＜SET LIST＞　1994.05.13　＠東京・新宿LUMINE HALL ACT
    1.MARBLES  2.CORE ZONE  3.REFRESH!  4.THE FINAL CHASE  5.TO YOU
    6.END OF THE ROAD  7.MORNING LIGHT  8.A FEEL DEEP INSIDE  9.SAILING ALONE
    10.BLACK JOKE〜TIME LIMIT  11.**  12.I'M GONNA CATCH YOU
    [ENCORE]13.TEARS IN HEAVEN  14.**


文字正人(QFG03621@nifty.com) with DynaBook from YOKOHAMA
1ST ON LINE: 1994/05/14 (PATIO #008)
LAST EDITED: 2002/03/17（ALFA RECORDS盤の再発売に伴う商品番号修正）