こんばんは。「実況中継ライヴ・オン」文字正人です。

　1991年からしばらくは毎年行われていた、CASIOPEAの日比谷野音公演を、ここ
ではお伝えします。1994年の公演は、チキンジョージ公演(#011参照)や、NHKの
「SESSION '94」公開録音(#012参照)と近い時期に行われたこともあったため、
この回の放送は、多少淡白な構成(^^;になっていますが、エッセンスはお楽しみ
いただけるものと思います。
　それでは、秋の日比谷野音から、ライヴ・オン！
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　10/8 18:00をまわるかまわらないかうちに照明が落ち、ＢＧＭが下げられます。

　＜ＣＡＳＩＯＰＥＡ＞　1994.10.08　＠東京・日比谷野外音楽堂
　野呂一生(Gt)　向谷実(Key)　鳴瀬喜博(B)　熊谷徳明(Dr)

　珍しく定時にスタートしたこの日のコンサート。まずは４曲メドレーです。

☆１．ＳＥＴ　ＳＡＩＬ　（”ANSWERS”VRCL-2237 / Village Recordsより2002再発）
　［「MOTOR LAND 2」（ASKA映像＋テレビ愛知制作）'94.4〜'95.3 OPENING］

☆２．ＶＯＩＣＥ　ＦＲＯＭ　ＯＴＨＥＲＳ
　（”DRAMATIC”VRCL-2236 / Village Recordsより2002再発）

☆３．ＮＥＷ　ＨＩＳＴＯＲＹ　（”active”GNCL-1078 / GENEON ENTERTAINMENT・2006再発）

☆４．ＴＯＰ　ＷＩＮＤ　（”FULL COLORS”GNCL-1077 / GENEON ENTERTAINMENT・2006再発）

　予想は本命通りでしたね。
　客席はＢブロック（野音は前からＡ・Ｂ・Ｃの３ブロック構成）両サイドから
　徐々に立ち上がって行きました。「TOP WIND」はギターソロが最近長くなり、
　向谷氏は飛び跳ねて早くも体操のお兄さん状態（笑）。

向谷＞今年も夏の終わりのコンサートとなってしまいました。今年は９月上旬に
　　　やってたら、我々死んでましたね(^^;（笑）。我々の読みが良かったのか、
　　　それとも、たまたまホールが空いてなかったのか（笑）。今くらいだと、
　　　寒くもなく、暑くもなく、雨も振らず、でも、星も見えない（笑）。今の
　　　日本の政治情勢を表してるかのようです（笑）。
　　　野球の誘惑に負けずにきてくれて、ありがとう！（歓声）もしスタッフが
　　　イヤホンをつけてたら、取って下さいね（笑）。
　　　（この日、シーズン最終戦までもつれ込んだセントラルリーグ優勝決定戦、
　　　中日×巨人戦が行われていた：後日筆者注）
　　　今日も数多い品ぞろえの中からお送りして参ります！

　続いては、”生の音の雰囲気を大切にしたコーナー、題名のない音楽会”（笑）
　ステージの照明にかぶせてあった白いカーテンがいつのまにかおろしてあり、
　ジャズというよりクラシックぽくなったステージです。

向谷＞では、向谷実・４（カルテット）！新宿ピットインの午前（どジャズ（笑）
　　　の若手などが出る時間帯だったかな？：筆者注）に出てみたいです(^^;。
　とか言いながら、４小節ほど遊んで「世良譲です」と向谷氏（笑）。向谷氏に
　乗せられて、縦型ベースでチョッパーをするナルチョ（笑）。

☆５．ＳＷＥＥＴ　ＶＩＳＩＯＮ
　（”Hearty Notes”VRCL-2238 / Village Recordsより2002再発）

☆６．ＳＯＭＢＲＥＬＯ　（”Hearty Notes”）

☆７．ＪＵＳＴＩＣＥ　（”Hearty Notes”）

向谷＞今日はナルチョの髪の毛がちょっと金色っぽいですね。噂はホントだった
　　　んですか、1/16だけフィンランドの血が流れてバイキングの末えいだった
　　　のは(^^;（笑）。
　今度は”電気・カシオペア”に戻り…

☆８．ＷＡＲＮＩＮＧ　（”ANSWERS”）

☆９．ＣＯＯＬ　ＲＡＩＮ　（”ANSWERS”）

☆１０．ＰＲＥＶＩＯＵＳ　ＭＡＴＴＥＲＳ　（”ANSWERS”）

　(M-10)は、この日はピアノソロが２分強・全曲で７分以上の演奏となりました。

向谷＞昔釧路の学校でのライヴの時、校長先生に”日本ではそれほどでもありま
　　　せんが、世界のCASIOPEAの皆さんです”（笑）と言われたことがあります。

　続いて、”世界初演（笑）”の曲がやっと登場！　やってなかった理由は…
　「単に忘れてたんでしょうか（笑）」（向谷氏・談）

☆１１．ＬＩＶＩＮＧ　ＴＨＩＮＧＳ　（”ANSWERS”）

☆１２．Ａ　ＦＩＮＥ　ＤＡＹ　（”ANSWERS”）

☆１３．ＳＵＲＦ’Ｓ　ＵＰ　（”ANSWERS”）

☆１４．ＦＯＲＴＵＮＡＴＥ　ＢＲＥＥＺＥ　（”ANSWERS”）
　［「MOTOR LAND 2」（ASKA映像＋テレビ愛知制作）'94.4〜'95.3 ENDING］

　(M-11)から(M-12)にかけてＡ・Ｂブロックが総立ちに、そして、(M-13)では、
　既に後ろまで総立ちになっております！
　今回も照明がやや凝ってましたねぇ。(M-13)ではカラーライトが流れる電飾の
　ようになってましたっけ。

☆１５．ＤＲＵＭＳ　＆　ＢＡＳＳ　ＳＯＬＯ

　ベース４分、ドラム５分、ベース３分と、（乱入が難しいのも含めて）やや
　コンパクトになってましたが、見せ場は十分にありました。
　そして、ここから盛り上がり系の曲が並びます！

☆１６．ＦＩＧＨＴＭＡＮ　（”FULL COLORS”）

☆１７．ＦＬＹ　ＴＯ　ＴＨＥ　ＳＵＮ　（”DRAMATIC”）

　このコンサートの少し後に予定されていたOFFでの演奏担当者は、やっぱり、
　目を皿のようにしてご覧になってたんでしょうか？
　最後はやはりこの曲でした！

☆１８．ＴＡＫＥ　ＣＯＵＲＡＧＥ　（”ANSWERS”）
　［「DIAMOND SOCCER」（テレビ東京＋ENGINE NETWORK制作）'94.4〜'95.3 OPENING］

　今回も、ＮＨＫホール（#007参照）同様にステージにストロボライトが仕込ん
　でありまして、さびやイントロでは左右に走り回ってました。それだけでなく、
　イントロフレーズのところでは、ピンスポットが下から上にランダムに流れて
　行きました！　「おっ、CASIOPEAも”バリライト”（コンサートではよく用い
　られるコンピュータ制御のライティングロボットの一つで商標です：筆者注）
　使ってるのか？」と思って後ろを見たら、３台のスポットを、照明スタッフが
　手で上に振りあげてました（笑）。でも「カシオペアライヴはやっぱり手仕事
　職人達が作ってるんやなぁ(^^;」と、妙にホッとしました（笑）。

　アンコールはいきなり始まります。

☆１９．ＡＳＡＹＡＫＥ
　（”Super Flight”,”Mint Jams”VRCL-2227 / Village Recordsより2002再発,
　　”Asian Dreamer”PCCR-00129 / PONY CANYON他）

　リズムが崩してあったり、向谷氏は一部フレーズが太いストリングスになって
　たりと、大幅にアレンジし直してありました。キーボードはともかく、リズム
　に関しては賛否両論ありそうです。でも客席は約3000本の拳が上がってました。
　中でも、特筆すべきは、私の斜め後方にいた３〜４才の女の子が、リズムでの
　手拍子だけでなく、拳突き上げまでマスターしていた！という事実でした（笑）。
　「ナゴヤ球場途中経過、５回終了・６−２で巨人リード」という報告があった
　ところで（笑）、爆発が続きます。

☆２０．ときめき
　（”THE PARTY -AUDIO STACK-”GNCL-1076 / GENEON ENTERTAINMENT・2006再発）
　［”ごきげんよう”（フジテレビ制作）'97頃まで居残りゲスト紹介BGM］

　アンコール３曲目は「NTSCに対抗して（笑）」という、テレビ技術系でないと
　わからないボケがでたところで…
（日本・北米のＴＶフォーマットがNTSC、フランスなどを除くヨーロッパや南米
　に多いフォーマットがPAL^^;;であります：筆者注）

☆２１．ＰＡＬ　（”ANSWERS”）
　［「DIAMOND SOCCER」（テレビ東京＋ENGINE NETWORK制作）'94.10〜'95.3 ENDING］

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　＜SET LIST＞　1999.10.08　＠東京・日比谷野外音楽堂
    1.SET SAIL  2.VOICE FROM OTHERS  3.NEW HISTORY  4.TOP WIND
    5.SWEET VISION  6.SOMBRELO  7.JUSTICE  8.WARNING  9.COOL RAIN
    10.PREVIOUS MATTERS  11.LIVING THINGS  12.A FINE DAY  13.SURF'S UP
    14.FORTUNATE BREEZE  15.DRUMS & BASS SOLO  16.FIGHTMAN
    17.FLY TO THE SUN  18.TAKE COURAGE
    [ENCORE]19.ASAYAKE  20.ときめき  21.PAL

　涼しかった１０月のライヴでも汗かいてしまいました。^^;;



文字正人(QFG03621@nifty.com) with DynaBook from YOKOHAMA
1ST ON LINE: 1994/10/09 (PATIO #017)
LAST EDITED: 2007/04/03（GENEON ENTERTAINMENT（旧PIONEER LDC）発売盤の再発売に伴う修正）