こんばんは。文字正人です。
1994年最初のオンエアは、CASIOPEAの新譜録音直後は恒例だった、神戸CHICKEN
GEORGEでの公演でした。発売前に新曲が聴けるかもという期待と、お客さんとの間
にあった独特な雰囲気を楽しみに、結構通ったんですが、この日も、楽しい公演に
なりました。ちなみに、お店に関する記述は、阪神淡路大震災の前のものです。
それでは、神戸からライヴ・オン！
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この公演の前に、CHICKEN GEORGEは改装をしてました。１Ｆにあったキャバレー
が転居して、１Ｆを広く使う格好になったわけですが、まずステージの奥行きが
広くなりました！ そして客席も横に大きくなり、12人がけの角テーブルを12個
並べても人が通れるようになりました。壁際にも物置き台ができまして、立ち見
でも飲物を置くことが出来ます。そして、食べ物のメニューが増えました。従来
なら、おなかをもたそうとすると、ピザを頼むしかなかったんですが、焼き鳥も
出ればグラタンも出る！（ただし調理にメチャクチャ時間がかかるので、早めに
注文の必要あり…経験者は語る） 味もこの手の店にしてはなかなかでしたので、
チケットがとれるときは絶対チキンジョージの店頭で購入しましょう。
ステージ中央にこんな看板がかかってました。
IT HAS ALWAYS BEEN OUT POLICY TO SUPPORT
GREAT "ROCK" MUSIC
では、お待ちかねの実況中継に参りましょう。時刻は４月２日、19:38です。
＜ＣＡＳＩＯＰＥＡ＞ 1994.04.02 ＠兵庫・神戸CHICKEN GEORGE
野呂一生(Gt) 向谷実(Key) 鳴瀬喜博(B) 熊谷徳明(Dr)
アロハシャツに身を包んでメンバーが登場。キーボードとベースの配置は、昨年
からと同じで向かって左が向谷氏、右がナルチョ。いきなり司会屋さんの登場！
向谷＞ALOHA!（歓声）ワタシタチ、ニホンニカエッタバカリノカシオペアデス！
（歓声）ちょっとカルビを食べ過ぎましたね（笑）。
（レコーディングしてきたという話になり）ハワイは本当に、日本語がよく
通じるところでした（笑）。ちっとも英語力がアップしない、珍しい外国で
ございました（笑）。
まずは、メドレーで！（歓声）じゃないメドレーですけれども（笑）…、
メドレーのようなメドレーでない…つまり、曲がただつながってるという、
じゃぁメドレーじゃないの？（笑） 今までのカシオペアメドレーってのは、
曲をつまんでくんですよね(^^;。
ナルチョ＞早くやろ！(^^;
向谷＞久しぶりに司会やったもんですから、つい喋りが長くなりました(^^;。武豊、
ご婚約おめでとう。（笑）ですから、今日の武はほとんど連（連勝馬券）に
絡んでません（笑）。それでは今日の１曲目は盛大に参りましょう！
☆１．ＣＹＢＥＲ ＺＯＮＥ
（”THE PARTY -AUDIO STACK-”GNCL-1076 / GENEON ENTERTAINMENT・2006再発）
☆２．ＦＩＧＨＴＭＡＮ （”FULL COLORS”GNCL-1077 / GENEON ENTERTAINMENT・2006再発）
２曲続いて、ギターカッティングでのソロをはさんで…
☆３．ＴＨＲＯＵＧＨ ＴＨＥ ＨＩＧＨＷＡＹ
（”active”GNCL-1078 / GENEON ENTERTAINMENT・2006再発）
☆４．ＧＬＯＲＹ （”DRAMATIC”VRCL-2236 / Village Recordsより2002再発）
［「J.LEAGUE LIVE」（テレビ東京＋ENGINE NETWORK制作）'93 1st STAGE OPENING］
メドレーのようで…と言ってらしたのは、フルコーラスの演奏が４曲続くという
形態だったので、部分的に次々とつなぐというメドレーとは違う…ということで
ありました。向谷氏曰く「野呂さんの特有な、”ＴＨＥ ＰＡＲＴＹ”から１枚
づつアルバムをおっかけていったという（笑）。」まずは、豪華なメドレーです。
ここでハワイレコーディングの話になりまして、タイトルが”ANSWERS”、「次の
タイトルが”QUESTIONS”ってなると、問題と回答が逆になってる(^^;（笑）。」
同じスタジオに次にきたのがＨＵＭＡＮ ＳＯＵＬで、「チキンジョージがその
ままハワイに行ったような（笑）。」だったとか(^^;。ほかに、向谷氏はやはり
ゴルフ三味だったとか、そんな話がありまして…
向谷＞帰ってきた早々のライヴで”アルバム出たよ、ゴルフやったよ”…これだけ
じゃぁ失礼ですよね(^^;（歓声）。こう行ったときに我々は最初のライヴで
新曲を披露するんですが、勿論これはリスクを伴うことでございます（笑）。
レコーディング終わったばかりですから、果たしてこれが正しいライヴでの
アレンジなのかどうか（笑）。今日もし何か違った方向に進んだ時に、CDを
聞いて”あれ？あの時のライヴと違うぞ？”と気がついたときは、CDの方が
間違ってると思ってください(^^;（爆笑）。
我々はこういった、初々しい・取れたて・産地直送！（笑）我々が行ってる
間に色々お米の問題もありましたが(^^;（笑・お米の供給不足の為にタイ米
を緊急輸入…というニュースは、確かこの頃でした：筆者注）、出来たての
新鮮なものをお茶の間にお届けすることにします(^^)。
…と、”歩く暮らしの手帳”の異名を取った司会屋氏の紹介で、新曲が２曲披露
されました。
☆５．ＰＡＬ （”ANSWERS”VRCL-2237 / Village Recordsより2002再発）
［「DIAMOND SOCCER」（テレビ東京＋ENGINE NETWORK制作）'94.10〜'95.3 ENDING］
☆６．Ａ ＦＩＮＥ ＤＡＹ （”ANSWERS”）
当時の印象では、(M-5)はウルトラ爽やかナンバー！ (M-6)は”CROSS POINT”に
所収の「A SPARKLING DAY」みたいな感じ？…でした。
ハワイレコーディング裏話が続いた後は（長すぎるので割愛します^^;;）、アン
プラグド・アルバムを、「ま、作ってみようかな」という段階に来たという話を
始めたところで、マイクに歯をぶつけた向谷氏(^^;。
向谷＞ぼく昔の写真見たら出っ歯だったんですよ（笑）。（明石家）さんまにそっ
くりな顔してて（笑）。だから、さんまが出っ歯直すには僕のようになれば
いいということを今度教えておきましょう（笑）。
ここで、また演歌のバックコーラスコードの話になって、Ａｍ６で遊んでるうち
に、”ここは○○家、味の○○家、牛どん一筋、８０年〜”てなCM曲を弾き始め
ました(^^;。向谷氏、元町の○○家で並弁当を頼んだら特盛を出されてしまい、
「見てくれで判断するなよ（爆笑）」とムッときたそうですが^^;;。そんなこん
なで、一番長いトークが終わったところで、アンプラグドコーナーへ。
☆７．ＢＬＡＣＫ ＪＯＫＥ
（初出：”CASIOPEA”VRCL-2221 / Village Recordsより2002再発）
☆８．ＭＡＧＩＣ ＲＡＹ
（初出：”Super Flight”VRCL-2222 / Village Recordsより2002再発・
後に”Hearty Notes”VRCL-2238 / Village Recordsより2002再発・にも収録）
☆９．ＤＡＺＺＬＩＮＧ
（初出：”Photographs”VRCL-2229 / Village Recordsより2002再発・
後に”Hearty Notes”にも収録）
曲のラインナップは変わりませんでしたが、MAGIC RAYはやっぱり良かったぁ〜
曰く、「え〜、憂歌団のみなさんでした（笑）。」
次のアルバムにも熊谷さんは曲を書いたそうですが…
向谷＞ただ、今は難しくて僕ら出来ません（笑）。僕達が”来るだろうな？”って
ところにリズムを持ってこないのが好きでしてね、我々がのたうちまわって
いるのを見て、”へっへっへっこのやろ”とか（笑）内心で笑ってるんでは
ないかと(^^;、そういう奥の深いところにある彼の深層心理恐いと（笑）、
私は感じるんですけども(^^;（笑）。
というわけで、次はその熊谷さんの曲からのメドレーへ。
☆１０．ＳＨＯＣＫＩＮＧ ＦＵＮＣＴＩＯＮ （”DRAMATIC”）
☆１１．ＥＣＣＥＮＴＲＩＣ ＧＡＭＥＳ （”active”）
クリアトーンのギターでイントロをフリーで弾きはじめて、始まった曲は…
☆１２．ＴＨＥ ＳＫＹ （”FULL COLORS”）
今度は、キラキラしたエレピのソロの後…
☆１３．ＲＯＭＡＮＣＩＮＧ （”THE PARTY -AUDIO STACK-”）
一緒に行ったうちの妹も私も好きな曲なので、うっとりと聞いてしまいました。
☆１４．ＤＲＵＭＳ ＳＯＬＯ
この日のソロは５分ほど。なんか構成がLD"PERFECT LIVE"に似てたような…
そしてキックの後…
☆１５．ＳＨＡＤＯＷ ＯＦ ＭＩＤＮＩＧＨＴ （”DRAMATIC”）
93年夏の野音にもあった、ナルチョが個人的に買ったティンバレスでナルチョと
野呂氏がバトル！という展開をイントロにしての、この曲！
☆１６．ＦＬＹ ＴＯ ＴＨＥ ＳＵＮ （”DRAMATIC”）
☆１７．ＢＡＳＳ ＳＯＬＯ
この日のソロは、前半がちょっとラフな感じのフレーズになってました。そして、
おまちかねのお茶の間乱入！通路が動き易くなったので、楽々と練り歩いた後、
テーブルの上に上がった頃には、すっかり盛り上がってました(^^)。ステージに
戻ったらまたテンポがだんだん200以上まで上がる恒例のパターンで爆発するまで、
１０分間のソロでした！
この日のライヴは、最初から盛り上がる曲が目白押しだったんですが、本編の最
後はこの曲がやってきました。
☆１８．ＴＯＰ ＷＩＮＤ （”FULL COLORS”）
☆１９．ＶＯＩＣＥ ＦＲＯＭ ＯＴＨＥＲＳ （”DRAMATIC”）
前年春のチキンジョージの時も、お客さんがなかなか立ち上がらないので、歯が
ゆい思い(^^;をしてたんですが、この日はそうしたくないなと、立つタイミング
を見計らってましたが、次のアンコールの曲で今年は見事に総立ちになりました。
☆２０．ときめき （”THE PARTY -AUDIO STACK-”）
［”ごきげんよう”（フジテレビ制作）'97頃まで居残りゲスト紹介BGM］
この曲を座って聞く訳には行かないのだ^^;;！と、タイトルコールの瞬間立ち上
がったら、ほかのお客さんも立ち上がり、やっと向谷さんに合わせて飛び跳ねる
こと(^^;が出来ました(^^;。もう１曲は…
☆２１．ＫＥＹ ＯＦ ＭＩＲＡＣＬＥ （”DRAMATIC”）
２曲で終わってしまうんじゃないか…と一瞬頭をよぎりましたが、客席の照明が
つく気配はない。そしてメンバーが３度目のアンコール登場となり、お待ちかね
のあのイントロがギターによって聞こえてくると、これ以上はない！という盛り
上がりに達しました…
☆２２．ＡＳＡＹＡＫＥ
（”Super Flight”,”Mint Jams”VRCL-2227 / Village Recordsより2002再発,
”Asian Dreamer”PCCR-00129 / PONY CANYON他）
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＜SET LIST＞ 1994.04.02 ＠兵庫・神戸CHICKEN GEORGE
1.CYBER ZONE 2.FIGHTMAN 3.THROUGH THE HIGHWAY 4.GLORY 5.PAL
6.A FINE DAY 7.BLACK JOKE 8.MAGIC RAY 9.DAZZLING
10.SHOCKING FUNCTION 11.ECCENTRIC GAMES 12.THE SKY 13.ROMANCING
14.DRUMS SOLO 15.SHADOW OF MIDNIGHT 16.FLY TO THE SUN 17.BASS SOLO
18.TOP WIND 19.VOICE FROM OTHERS
[ENCORE]20.ときめき 21.KEY OF MIRACLE 22.ASAYAKE
というわけで、発売中のアルバムに引っ張られるというパターンを破り、盛り上
がり系の曲をふんだんに盛り込んだ、新鮮で豪華なライヴになりました！ お楽し
みいただけたでしょうか？ 往復２万円使って遠征したかいは十二分にありました。
ここからは後からのコメントです。後から見れば、当時発売中の”DRAMATIC”の
レパートリーは結構多かった訳ですが、(M-1)〜(M-4)のアルバム順にフルコーラス
メドレーだけでなく、(M-10)〜(M-13)はアルバム逆順(^^;のフルコーラスメドレー
になってました。特に、(M-12)や(M-13)のソロからイントロへつながる流れ、６年
経った編集時点でも、結構印象に残っている場面でした。あと、このころはまだ、
沢山喋ってらっしゃいました、向谷氏（爆）。
文字正人(QFG03621@nifty.com) with DynaBook from YOKOHAMA
1ST ON LINE: 1994/04/04 (PATIO #007)
LAST EDITED: 2007/04/03（GENEON ENTERTAINMENT（旧PIONEER LDC）発売盤の再発売に伴う修正）
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