こんばんは、文字正人です。

　今回は、京都のLIVE SPOT RAGで祇園祭の日程に合わせて組まれた、東原力哉氏
を頭にし…てはいますが、後の”野獣王国”となるセッションをお伝えします。
HOME PARTYのサイズに抜粋はしていますが、内容はほとんど喋りが中心です^^;;。
　それでは、京都から、ライヴ・オン！
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　＜ＲＡＧ祇園祭スペシャル＞　1994.07.16　＠京都・LIVE SPOT RAG
  東原力哉(Dr)　是方博邦(Gt)　鳴瀬喜博(B)　難波弘之(Key)

　７月16日・祇園祭宵山の夜19:35、大きな歓声の中、東原力哉氏登場。”リキヤ！
　リキヤッ！”の声に…
力哉＞犬とちゃうわい！ポチとかタマとかと一緒にすな(^^;！（笑）
　　　今日もいっぱいやなぁ。あのへん立ってる人とかたいへんやな。俺やったら
　　　絶対来ぇへんな。（笑）　吊革ないか？そのへん？（笑）　昨日もねぇ、
　　　でったらめに盛り上がったのよ（笑）。今日もみんなわぉーーーん、言うて
　　　吠えるんやろね(^^;。その辺で見てたら動物園ちゃうかいなと（笑）。
　　　一筋縄では行かない、ややこしいおっさんの（笑）メンバーを紹介しますん
　　　で、その人と過去関係があった・なかった、そして、その人が好き・嫌いに
　　　関わらず、均等な拍手をお願いします（笑）。
　ということで、この夜のメンバー紹介です。
力哉＞プログレ界のかつての貴公子！いまはおっさん（笑）。隠れブラックミュー
　　　ジックファン、かくれラテンピアニスト！キーボード・難波弘之！（拍手）
　　　最近ＴＶでよう見るおっさんや(^^)。タモリの「音楽は笑っていいとも！」
　　　出てる人（「クイズ！タモリの音楽は世界だ」（イースト＋テレビ東京制作）
　　　にKORE-CHANzとして出演していた頃：筆者注）、ギター・是方博邦！（拍手）
　　　…ええ年こいて、マーシャル置いて^^;;、ロックミュージシャンちゃうんや
　　　から（笑）。グヤトーンの１０Ｗ１個で行きなさい（笑）。何このオレンジ
　　　のギター(^^;（笑）。
　　　怒りのチョッパー界の帝王・10弦ベースを弾く男！鳴瀬喜博！（拍手）
　　　中年やのにこんなにアンプ積まんでもええやん（笑）。グヤトーンの20Ｗ位
　　　のアンプ１個でええやん(^^;（爆笑）
　ナルチョのアンプはこの日は３台。
鳴瀬＞これでも１個減らしたんやで（笑）。タイコの横に立てといたんや。ほした
　　　ら力哉きて怒った怒ったぁ（笑）。”ドラム見えへんやないかぁ！”（笑）
　　　”見えとるやないかぁ！””いや、ここにセットする！”　マネージャーが
　　　”力哉さん、今日は一つお願いしますっ。”　ほしたら”ふんがぁーっ！”
　　　（笑）火ぃ吹いて、火傷しそうになりよった（笑）。そんでもって、アンプ
　　　減らしました(^^;（笑）。私らは、東・原子力・哉と呼んでますが（笑）。
　　　彼の排泄物にはプルトニウムが…
　以下３人が勝手に喋りだし^^;;、曲が始まるまでたっぷり15分！（爆）

☆１．ＧＯＬＤ　ＲＵＳＨ
　（是方博邦”FISH DANCE”KITTY RECORDS（廃盤）・
　　後に”野獣王国LIVE”YJOK-001〜002 / BLACK BOXに収録）

　終わったところで客席から”ナルチョベース（の音）小っこい！”
一同＞どこがや！（笑い）
鳴瀬＞ありがとう(^^)！
難波＞ちょっとここ（アンプの前）に席作ろうか？（笑）
鳴瀬＞まぁ、僕も今日散々言われましたので、人並の音に（笑）。高橋ゲタ夫さん
　　　とか（笑）。櫻井哲夫さんとか、いろんな先輩の皆さんにならって、変えな
　　　きゃいけないなと。昨日ＲＡＧの社長に怒られました(^^;。”ちゃんとした
　　　ベースを弾くように”（笑）　力哉さんとやれるだけでも幸せなのに(;_;)
　　　（笑）。決して大きい音でもって迷惑かけないように（笑）。怒っとるんや。
　　　小さいか！（ボリューム）上げるわ！（歓声）
力哉＞餌を与えるようなこと言わんように（笑）。

☆２．ＰＵＲＰＬＥ　ＳＡＵＲＵＳ
　（是方博邦”KOREKATA”VRFL-1026 / Village Records, ”野獣王国LIVE”）

力哉＞大人やな。音はちっちゃいし手数は少ないし（笑・誰がや！）。　ボサノバ
　　　ばっかりやろか？
　ここで難波氏がそれっぽいピアノを弾くと是方氏が”京都地方、晴れ”（爆笑）
　…やっぱり日本では天気予報のＢＧＭなのか^^;;。

☆３．ペンギンの初恋　（是方博邦”KOREKATA”, ”野獣王国LIVE”）

　近況報告が始まります。
力哉＞東原力哉レゾナンスヴォックス（笑・香津美さん怒るぞ^^;;）、拍手！
　　　バンドの名前変えて”リキヤ・ボックス”にしよか（笑）。”野獣ボックス”
　　　とか、あと”リキヤペア”とか（笑）。”リキヤ・オブ・ワンダー”とか、
　　　”センス・オブ・リキヤ”とか（笑）。”RIKI-CHANz”（爆笑）　…自分で
　　　言うてて情けのうなった(^^;（笑）。
　　　東原力哉レゾナンスヴォックスのライヴCDが９月１日に出ます。（歓声）
　　　３日間テープ回してんけども、１日目はボロンチョよ。みんな間違う間違う。
　　　（笑）俺はバッチリやったでぇ。（ええーっ）　最終日は、俺がボロンチョ
　　　やったけど(^^;（笑）。みんなよ〜うまちごうとった。全然、手足のろれつ
　　　回ってない（笑）。誰とはいわんけどギターの人ようまちごうとった（爆笑）。
　　　上がり症なんや（笑）。お前ら言うなよ！（笑）。あれなかったら仕事なく
　　　なるんやから(^^;（笑）。
鳴瀬＞力哉がやって行けるのは渡辺（香津美）君のおかげなんやから（笑）。
　今度は是方さんの「ブルース・ギター」のビデオから…知ってる人は知ってる曲。

☆４．日本の心・春夏秋冬
　（教則ビデオ”是方博邦ブルースギター”, 後に”野獣王国LIVE”にも収録）

　はいっ、これはお約束っちゅうやつですね(^^;。

☆５．ＴＥＡＲＳ　ＯＦ　ＪＯＹ　（是方博邦）

難波＞（この日のセッションは）曲を持ち寄ったんですけどね、まぁみんな他人の
　　　曲の下手なこと下手なこと^^;;（笑）。一流のスッタジオミュージシャン。
　　　みんな譜面初見でばりばり（笑）。
ﾅﾙﾁｮ＞俺は違うな。俺は素人やな（笑）。譜面読めるのすごいよな。パパパパパッ
　　　と。昔スタジオやってた頃、三枝（成章）さんの劇伴かなんかで、すっごい
　　　難しいベースの譜面書いてきたんですよ。何曲かあるから、ほかの曲やりな
　　　がらその曲練習して、どんどんいくわけ。気が気じゃないわけ(^^;（笑）。
　　　”先生、後にしてください”って（笑）。結局シンセベースでやってもらい
　　　ました^^;;（爆笑）。君達笑うか！（笑）
是方＞昔、小川銀次やったか…あっ、伊藤銀次か^^;;（笑）
鳴瀬＞小川銀次譜面書けへんねんから！（笑）
是方＞…難しい譜面書いたぁんねん。”すみません、出来ませ〜ん”言うたら、
　　　おっさん怒っとった（笑）。それ以来その人とつきあい無いねん（爆笑）。
鳴瀬＞野呂もね、昔CASIOPEAの若い頃、三枝さんのスタジオに呼ばれて行ったこと
　　　あるんやけど、当時は三枝さん、スタジオ時間考えないで、むっちゃくちゃ
　　　難しい曲書いてきたわけ。いわゆる現代音楽家だからさぁ、ふつうのあれと
　　　違うんだからとか、HOYA眼鏡かけながら言ってて（爆笑・当時三枝氏が出演
　　　中のCM：筆者注）、野呂も”出来ません”とか言うと、”じゃギターはいい
　　　です”なんて言われちゃったり（笑）。いいんだ、俺らバンドマンやから。
難波＞今度のは踊り易い曲です。
鳴瀬＞ふっふーんだ！
難波＞ナニ今の鼻先で（笑）。そんなこと言うとアタマ拍子とらないぞ！
鳴瀬＞たのむわ^^;;（爆笑）
難波＞人のこと変拍子変拍子言うけどね、取り易いんだよ。11拍子の曲あるんだよ、
　　　センス・オブ・ワンダー（難波氏のバンド）には。”西中島南方”っていう
　　　曲なんだけど（爆笑・大阪の地名で、にしなかじまみなみかた、と読んで、
　　　これで拍子を取るそうです^^;;・筆者注）。これは普通の３拍子ですから。
　　　７＋５＝１２、１２／４＝３（笑）。
　ってことで、難波さんの渋目の曲が出て参ります。

☆６．薔薇と科学
　（難波弘之””として2000年８月再発売）

　これでやっと前半のステージが終わりました。ここまでで６５分。まだ後半がある！

　さぁ始めよかというところで、力哉氏のドラムの調整が終わらない。間隙をついて、
　ナルチョが喋りまくります。「うちの家訓は、男のしゃべりはみっともない（笑）」
　だの、「チケット手売りで、東京の友達にチケット売ってそのままとんずらするん
　ですが（笑）」だの、「難波君の高校の同級生はどのへんですか？（笑）是方さん
　の大学の同級生は？（笑）」だの、「プロになって４年」だの、挙げ句の果ては、
　「ほんとはこの曲やりたくないから喋りでのばしてんだよ！（笑）」

☆７．スワ・パン・タリ（って誰の曲？　選曲：力哉氏）

　続いて、ＳＦ映画っぽいシンセ・ソロ。さぁ本編へと言うところで、みんながなか
　なか入ってくれず、困った顔の難波氏（笑）。

☆８．哀愁のクジラ　（是方博邦”KOREKATA”, ”野獣王国LIVE”）

力哉＞「鯨が見えたかー！（おぉーっ！って、ウルトラクイズやない^^;;：筆者注）
　前の３人が、「ところで！」「なんと！」「それから！」「えらいこっちゃ！」と、
　もったいぶってなかなか言ってくれない。最後は力哉氏を拝んだあげく、力哉氏の
　誕生日（３日後で38才）のお祝いとなります。本人には内緒で店側がクラッカーを
　200個用意し、事前に客にも根回し済みでした。
是方＞よかったなぁ、50年もドラマーやってきて（笑）。
鳴瀬＞今日で引退だそうです！
難波＞君は一生懸命だった！ありがとう！（笑）
力哉＞ありがとう！いつから決まってた？
鳴瀬＞４年前から（笑）。
力哉＞もうその辺歩いてるおっさんと一緒やもんなぁ（笑）。バンドマンって、年齢
　　　不詳・国籍不明って多いけど、もう38やねんなぁ(^^;。
鳴瀬＞今日のドラムソロ恐いなぁ^^;;。
是方＞ソロまでに帰ろうか？
　続いては難波氏のラテン・ピアノが聴けます。

☆８．ＰＩＣＡ　ＤＩＣＯ　（？　選曲：力哉氏）

力哉＞やっぱり間違えましたぁ(^^;（笑）。
鳴瀬＞もっかいやろか(^^;（笑）。
難波＞次は歌います！歌手生活20周年（笑）まじめに歌うから笑わせないで（笑）
　4/29の力哉氏マラソンセッションにもやった、井上尭之氏作のバラードナンバー。

☆９．＊＊

　難波氏が、当時放送されてた「花王ファミリースペシャル：アッコ・上岡の…」
　シリーズ（関西テレビ制作・フジ系）で、懐メロを歌う特番のバンマスをやった
　とか、その年の23時間テレビ「ＦＮＳテレビ夢列島」（フジテレビ＋FNS加盟24社
　共同制作）の深夜に出演するバンドメンバーも明らかにしてました。
力哉＞難波さんもよう喋るねぇ(^^;。
難波＞でも、ナルチョが楽屋にいないと静かなのは確かだよな(^^;（爆笑）。行き
　　　の新幹線是方と２人だと、お通夜みたいで（笑）。
力哉＞ナルチョ、お通夜言っても騒いでるの？（爆笑）　俺の葬式来たら、騒いで
　　　くれる？
難波＞もう、力哉の葬式はみんなでメチャクチャにしたるやんなぁ？（笑）
是方＞力哉死ぬときのステージ、一緒にやりたいなぁ(^^)。
鳴瀬＞今日かもしれんやん（笑）。次の曲はドラムソロあるよ！（歓声）
力哉＞その後ベースソロある（歓声）。”びろ〜ん”とかいうの(^^;。
難波＞巻き添え死（笑）、どっちが死ぬか(^^;（笑）。

☆１０．ＪＵＭＰＩＮＧ，ＤＵＣＫ　ＦＬＵＳＨ！　（是方博邦”FISH DANCE”）

　早くなったり遅くなったり、相変わらず手数の多い、音の大きなドラムソロは、
　10分に渡って続きます！元祖・バスドラとハットを踏みながら上着を脱いでいく
　パフォーマンスももちろん健在！　”神風”みたいな鉢巻も出てきたなぁ^^;;。
　最後はやっぱりドラを叩いてました(^^)。

難波＞やっぱ死ぬ気やったなぁ(^^;。
鳴瀬＞死ぬの期待しとったのに^^;;（笑）。
力哉＞死んでたまるかい^^;;！
是方＞鉢巻似合うなぁ(^^;。
力哉＞やっぱ、お国のために太鼓叩いてるから（笑）。（妙な説得力が…）　客の
　　　ためとか銭のためとか、そんなんで太鼓叩いてられっか、バカヤロウ！（笑）
　　　だんだんポンタのおっさんみたいになってきた(^^;（笑）。わが国の為に、
　　　死ぬまで太鼓を叩き続けます！（拍手）
是方＞昨日飲み会で言うたら、ほんまに持ってきよったなぁ(^^;。
力哉＞車の中にいつも積んでるのよ（笑）。
難波＞右翼やで、それは（爆笑）。
力哉＞友達は多い方がええし（爆笑）。
難波＞わが国野獣文化の頂点にたつ！（笑）
是方＞この間、聖飢魔IIや筋少の連中とやったけど、こっちの方がすごいわ（拍手）。
力哉＞俺らパンクバンドや（笑）。
鳴瀬＞スラッシュメタルや（爆笑）。
是方＞今度、ナルチョのベースソロやで（歓声）。
難波＞もう一人、お国のために散ってくれぇ（笑）。

☆１１．ＮＯＷ　ＯＲ　ＮＥＶＥＲ　（鳴瀬喜博・後に”野獣王国LIVE”にも収録）

　乱入こそしなかった(^^;ものの、もう暴れる暴れる（笑）。お客さんとのコール
　＆レスポンスもバッチリ。ディストーション部分に入って、そろそろ終わってし
　まうのかな…と思ったら、この頃のCASIOPEAみたいなテンポをあげていったり、
　だんだん落としていったりと、こちらは８分近い大サービスでした(^^)。

　ここまでで既に２時間半を越える長丁場！　アンコールはすぐに始まりました。
　終わってから、メンバーが生ビールを注文する(^^;間に「よ〜う聞いとったねぇ、
　君達も」とナルチョ(^^;。

是方＞ナルチョ、あのベースソロあと２０年やってな(^^)！
　ビールがきてくつろいだところで…
鳴瀬＞１時間くらいやってギャラいっぱいもらう人もいるんだよなぁ。俺らなんか
　　　３時間汗水流して働いて5,000円？（笑）
難波＞5,000円ももらってるの、ナルチョ？
鳴瀬＞俺だけ特別なんや。フュージョン界の帝王・CASIOPEAからきたんや（歓声）。
　　　仕事ないねん、今（笑）。ムチャクチャ暇やねん(^^;（笑）。
是方＞リキオペア、いやリキヤペアにしようや。
　客席から”朝焼け！”の声が飛んできて、野呂氏のように”にこっと左向いて右
　向いて”「ちゃっ、ちゃっ、ちゃー」とまねをする是方氏（笑）。
鳴瀬＞あれ初めてやったとき驚いた。客がこう（拳を突き上げる例の部分）やると
　　　きに、野呂がこういうの（一緒に右手をあげる）やるの知らなかったから、
　　　”ああ、朝焼けかぁ。美空ひばりの柔みたいな曲なんやなぁ（笑）　おお、
　　　ええ感じやなぁ、と思ってたら、ちゃっ、ちゃっ、ちゃーってきたら、
　　　（野呂氏を見て）なんやこれ！（爆笑）　ひっくりかえるで、あれ（笑）。
　　　客席からみたら４人しか見えないやろ。こっちから見てみい（笑）。嬉しい
　　　よ、ありがたいよ。野呂が一人だけでやってたら（笑）。そういう曲作ろう、
　　　この”野獣王国”で！（笑）
　　　”今話題の野獣王国。客席との一体感！　がおーっ！”（爆笑）…これじゃ
　　　新しい客こないよな^^;;（笑）。
　カウントも、”ガオッ、ガオッ、ガオッ、ガオッ”と（笑）。

☆１２．ＥＡＧＬＥ
　（是方博邦・後に”PLANET GUITARMAN”VRCL-3005 / Village Recordsに収録）

　この後、「星に願いを」のギターソロがあったんですが、その時の曲名のメモが
　残ってなかったのでお伝え出来ませんが、その曲が最後で、時計は23時でした。
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　＜SET LIST＞　1994.07.16　＠京都・LIVE SPOT RAG
    1.GOLD RUSH  2.PURPLESAURUS  3.ペンギンの初恋  4.日本の心・春夏秋冬
    5.TEARS OF JOY  6.薔薇と科学  7.スワ・バン・タリ  8.哀愁のクジラ
    9.**  10.JUMPING DUCK FLUSH  11.NOW OR NEVER  [ENCORE]12.EAGLE  13.**


文字正人(QFG03621@nifty.com) with DynaBook from YOKOHAMA
1ST ON LINE: 1994/07/31 (PATIO #010)
LAST EDITED: 2000/11/19