おはようございます。「実況中継ライヴ・オン2001」文字正人です。
20世紀最後のCASIOPEAライヴがあるっちゅーんで、宮崎・シーガイアまで来てし
まいました（爆）。いきなり21世紀最初の放送は、世紀をまたいで（爆）宮崎空港
から初日の出前（爆）にアップしたものを、ほぼそのままお届けすることにします。
では、宮崎からライヴ・オン！
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空港も混むだろうから早い目に行けという、身内のアドバイスのもとに、13:40頃
京都駅八条口から大阪空港行きリムジンバスに乗ると、名神高速はすこぶる順調
（寝不足の私は、PCを開くと酔いそうになって、やや不調（爆））、ターミナル
の手荷物チェックも、全然順調…でも、時間を間違えると、花園の高校ラグビー・
一回戦敗退チームの団体さんとバッティングする危険はあったみたいです(^^;。
16時発の宮崎行きはほぼ満席でしたが、ウェブ用原稿を直しながら順調に到着。
（でも、着陸時に少し揺れたときは、このままアウトになったら…と、一瞬考え
ました(^^;）ウェブ用の原稿をアップし終えたところで滑り込んできた、18:30発
シーガイア行きリムジンバスに乗り込むと、お天気は回復してたものの、あたり
はすっかり真っ暗(^^;。
ドーム型プール・ホテル・フェニックスカントリークラブなどからなる、複合型
リゾート、宮崎シーガイア。宮崎空港から、バスで30分ほどで到着したので、
お土産モールを物色した後、19:40にカウントダウン用割引チケットを購入して、
オーシャンドームへ入ります。一応、Ｔシャツと短パンに着替えてから、ビーチ
へ出ると…暑い(^^;！ 横長のドーム型大型プールリゾートで、見取図はこんな
感じでしょうか。
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アトラクション 壁面＆レーザー・花火などの仕掛 アトラクション
ゾーン ゾーン
波が起こるプール
小プール
．．． ．．．
．．．． 人工ビーチ ．．．．
．．．．．．．．．．．．．．
＋−−−−−−−＋
卓｜ ＳＴＡＧＥ ｜卓
｜ ｜
売店 軽食
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20時から、ステージと反対側に、レーザー光線と投射映像を組み合わせたアトラ
クションが上映されていて（空中に結像させる仕掛けは、結構面白かった(^^;）、
この後だろう…と漠然と思っていたら、アトラクションが終わった20:25、すぐに
アナウンスが入って、最初のバンドのステージが始まりました(^^;。
宮崎出身の生熊朗(Gt,Vo)氏が、２年前まで活動していたE-ZEE BANDとは少し違う
編成で登場。５弦ベースとドラムが結構上手いな…と思ってたら、ドラムは以前
ポートフォリオで叩いていた人？という声が(^^;。
21:18にこのステージが終わると、既に出してあった神保セット・ナルチョアンプ
＆ラック・向谷システムを使えるようにする＋野呂システム一式を出してくるセッ
ティングへ。前のバンドのキーボードをバラし、向谷システムを運ぶ…十人がかり
くらいになったか(^^;。事務所のローディー・堀内氏が一人で、ベース、ギター、
キーボードの順に音出しチェックをして、（どうやら14時から公開リハーサル(^^;
があったみたいですが）21:48、いよいよCASIOPEA登場のアナウンスが流れます。
＜ＣＡＳＩＯＰＥＡ＞ 2000.12.31 ＠宮崎・SEAGAIAオーシャンドーム
野呂一生(Gt) 向谷実(Key) 鳴瀬喜博(B) 神保彰(Support Dr)
前のステージの時は、ビーチとステージの間の通路は多少空いていたんですが、
CASIOPEAの番になると通路がキッチリ人で埋まり(^^;、しかも、待ちかねた…と
いう雰囲気です(^^;。
☆１．ＡＳＡＹＡＫＥ
（”Super Flight”VRCL-2222 / Village Recordsより2002再発・1979
”Mint Jams”VRCL-2227 / Village Recordsより2002再発,
”Asian Dreamer”PCCR-00129 / PONY CANYON他）
短めのロンドンバージョン風イントロから、いきなり通路の人達は立ちあがって
歓迎してます。ビーチでビニールシートをキープしていたゾーンの後ろにも、
立ち見(^^;の人が結構集まり、いきなりから盛り上がってます(^^)。
ケロンパチを駆るナルチョの出音…普段の７掛けくらいかな、音量的には（爆）。
それよりも、ギターの音が聞こえ難いです(^^;。でも、聞こえ難いなりにも、
序盤から入りこみモード(^^;のギターソロでしたし、エンディングで向谷氏は
ジャンプしてましたし、まずはいつものペースへ持って行こう、てなところで
しょうか。
ディストーションギターのリフから…
☆２．ＧＯ ＯＮ！ （”Bitter Sweet”GNCL-1077 / GENEON ENTERTAINMENT再発）
白ライトが回るように点滅する中を、今日も向谷ブラスがイントロを切り裂きま
す…でも、ギターが聞こえ難い(^^;。ナルチョ前(^^;にいたからとしても、もう
ちょっと聞こえてもいいはず…。メカニカルなフレーズのピアノソロの後は、
ブラスアタックに白ライトが連動する格好で、高めなチューニングの神保ドラム
がタイトなソロを取り、ナルチョは…ライトハンド奏法も織り交ぜながらうなっ
てます（爆）。
☆３．ＦＲＥＡＫ ＪＡＣＫ （”MATERIAL”PCCR-00304 / PONY CANYON）
どこまでもタイトな、イントロ・Ａメロでの、ギター＋シンセブラスユニゾン＆
ドラムであります。ギターソロは、早くも飛ばしにかかります。ベースソロ、や
はり音圧が抑えてあるような印象はありますが、こちらも飛ばしてます(^^;…あ、
２コーラス目のＢメロで派手に音がずれてる(^^;。でも、サビでは歯切れのいい
ベースラインを刻んでます(^^)。スパークするライティングこそ無かったですが、
ユニゾンの方はバッチリ決まって、向谷氏、思わず小さくガッツポーズ(^^)。
向谷＞みなさんこんばんは、カシオペアでーす！（拍手） カシオペアの、20世紀
最後のライヴは、この、盛り上がる土地・宮崎です！（拍手） しかしまぁ、
12月31日とは思えない常夏ぶりですが(^^;。外気温は確か10度を切ってまし
たんで、外へ出る時、皆さん気をつけないとすぐ風邪ひいてしまいます(^^;。
夏を思わせる暑さで、キーボードに水滴が時々落ちてきたりしてますが、
我々は、結成から23年たちまして、来世紀のライヴの予定も既に決まってお
ります（拍手）。今夜は、20世紀最後のひとときを、盛り上がって！いって
みたいと思いますので、最後まで後ゆっくり！お楽しみ下さい！（拍手）
今日のお客様は、衣装がかなり特徴的ですが（笑）、今日は中の気温が30度
って聞いてきたために、我々の衣装はアロハ状態です(^^;。（向谷氏は確か
にアロハシャツ風、野呂氏は真っ黒な長袖、ナルチョはＴシャツ、神保氏は
タンクトップでした） 今日は、初心に返ったように、お送りしてみたいと
思います。次の曲は、少し落ち着いてはいますが、これも盛り上がる曲です。
「GOLDEN WAVES」
☆４．ＧＯＬＤＥＮ ＷＡＶＥＳ
（”Light and Shadows”PCCA-01123 / PONY CANYON）
ここしばらくで聴いた中では、テンポが心持ち遅い目かな？ 伸びやかなテーマ
に続いて向谷ソロになると、早くも大口開けて(^^;ノッてます。エレピソロ最後
のフィルのところ、なんかすっごい気合い(^^;も感じました。…小さいお子さん
がチョロチョロしてましたが(^^;、立って聴いているお客さんは、結構リズムに
合わせて揺れ始めました。ナルチョはここからは、金色８弦アーム付（パツキン、
だったかな？（笑））でパキパキと(^^;プレイしています。
☆５．ＴＨＥ ＳＫＹ （”FULL COLORS”GNCL-1073 / GENEON ENTERTAINMENT再発）
イントロ後半から、神保ドラムがサクサクと刺さるように決まります。リズム体
の方が結構しんどい(^^;曲ですが、チョッパーを刻みながら、時折、そのライン
を口で唄ってたように見えた、ナルチョであります。比較的タイトなＡメロが終
わって、レガートにストリングスを弾く段になると、こちらも悠々とスイングし
ながらプレイしてた、向谷氏であります。ピアノソロは、前半は細かいフレーズ、
後半はガンガンと叩く感じです。ブリッジでドラムロールが入り、サビメロへ抜
けると、客席から歓声が起こります。ギターソロは、ますます入り込み度が高く
なっていきます。ラストノートを弾き終えた瞬間、ナルチョが右手を高らかに突
き上げました(^^)。
向谷＞２曲続けてお送りしました。僕らは、1976〜77年頃から活動を始めてるんで
すが、その頃の「21世紀」って、すっごい先のことに思えました。どんな風
になるのか、全く予想して無かったです(^^;。まだ、21世紀までCASIOPEAを
続けてやってるってのが、相当驚きですね(^^)。
CASIOPEAは、宮崎でも結構ライヴをやってますが、PHOENIX JAZZ INNとか、
コンサートも随分やりましたが、これ、ここだから言うわけじゃないですが、
全国の中で、盛り上がり度が高いのは、宮崎なんですよ。（歓声）たまに、
盛り上がりすぎて困る事があったりしましたが(^^;。宮崎の人がコンサート
慣れしている原因が、今日わかりました。冬でもこんなに暑いところがある
からですね(^^;。
今日は、リーダーの野呂さん、こんな暑いところで、暑気払を兼ねたような
過激な曲しか、用意してません(^^;（拍手）。 20世紀最後を突っ走って、
21世紀になったら転んでしまうような(^^;曲ばかりです。
次は、2000年に出したアルバムから、大変アップテンポなナンバーで、反響
の多いドームですと、１拍目がわからなくなるかもしれません(^^;。
この曲です。「TIGHT LINE」！
☆６．ＴＩＧＨＴ ＬＩＮＥ （”Bitter Sweet”）
これは、結構速いテンポで飛ばしていきます(^^)。…ベースにワウみたいなエフェ
クトがかかってたかな？ ピアノで取るメロディーとグリスアップも含めたシンセ
ブラスが、巧みに入ってきます。これに白ライトが連動して、いい感じです(^^)。
シャープに突っ走る神保ビート以上に、野呂ギターソロも突っ走ってます(^^;。
終盤のピアノソロは、サビを少しコミカルにフェイクするような感じです。ナルチョ
も、ステップを踏みながらビシバシ決めていき、シンバルがスパークしてエンディ
ングとなりました。
バスドラとブロックが、ゆったりしたビートを刻み、Rhodes系＋高音を補強した
昨今の向谷エレピの短いソロから…この曲で少しクールダウン。
☆７．ＡＣＩＤ ＲＡＩＮ （”Bitter Sweet”）
冬ツアーの時点でリリースが長めにしてあった、メロディーをとるシンセリード。
この日は、残響が長いドームということもあり、更に余韻が長く残ります。すーっ
とシンセパッドが入ってきて、またスッと下げてエレピソロへ。たったったった
…という感じのフレーズを、いとおしむように繰り返すかと思うと、下からかけ
上がってガーン！とショッキングにまとめたりもします。ギター＋シンセストリ
ングスで大きく叫ぶＢメロ。そして、タメてタメてためてたものを炸裂させる、
ギターソロ。締めのフレーズに戻ってきても、まだ吠えてました(^^;。
ドスンドスンドスン！と、雷鳴が轟いて…
☆８．ＤＲＵＭＳ ＳＯＬＯ
スネアのリバーブも長く残ります。少し跳ね気味のビートで始まって、だんだん
複雑に…と思ってる間もなく、いきなりバスドラドコドコの嵐モードに入って、
１分10秒ほどの超・濃縮バージョンでした。
☆９．ＭＩＤ−ＭＡＮＨＡＴＴＡＮ
（”FOUR BY FOUR”VRCL-2228 / Village Recordsより2002再発）
こちらは、シンセブラスが分厚い(^^)。テンポはこれも少し遅めでしたが、客席
から歓声が上がります。ギターの音色は、コーラス？フランジャー？いっぱいか
けた感じで、歪ませてないのに結構太い音色です。神保氏、俄然張りきって叩い
ている感じです。中盤のソロを見やりながら、エレピソロも駆け出していき、
最後にシンセブラスを決めると…、片手のバッキングだけになったためか、向谷
氏は少し余裕の表情になった…かな？ この曲では、複雑にしてありますが唄も
聞こえるようなギターソロもあり、ラストノートではギターもクィッと叫びます。
すると、今度はナルチョのパツキン(^^;が轟く番です。
☆１０．ＢＡＳＳ ＳＯＬＯ
こちらも、初めてすぐにディレイを使った一人セッションに入ります。時々、
特注アンプで歪みを増やしてうなったり、スペーシーなエフェクトもかましたり、
早い展開です。ステージ真ん中へ出ていき、ブレイクを入れて、神保ドラムでの
ビートも軽快に戻って来ます。かなり早めに、コール＆レスポンスもがんばり、
こちらも、２分半ちょっとの濃縮還元バージョンでありました。
☆１１．ＡＫＡＰＰＡＣＨＩ−ＩＳＭ （”FULL COLORS”）
イントロでは、ナルチョを向いてニコニコしながらの野呂氏であります。coolに
クイッと入り込んで行くギターソロの後、ベキベキベースソロも決めると、神保
氏もナルチョもニコニコと刻んでいきます。そこを、テクニカルなフレーズで飛
び出していくエレピソロ。神保氏のシンバルもだんだん増えてきて、暴れ度(^^;
は少し控えめでしたが、ナルチョの存在感が大きい曲でありました。
メンバー紹介中に、キーボードのC3（MIDI的表現（爆））が鳴り止まなく(^^;な
ります。紹介しながら、堀内氏を呼び出して解決を指示する向谷氏。時刻は22:36。
向谷＞21世紀まで、あと１時間13分…23分かな(^^;？ この後、カウントダウンは
ディアマンテスの皆さんがしてくれると思いますが、CASIOPEAの方は１時間
早くカウントダウンするような、めまぐるしくまわる曲をお送りしましょう。
「FIGHTMAN」！
☆１２．ＦＩＧＨＴＭＡＮ （”FULL COLORS”）
イントロ・サビメロディーで、全色のカラーライトが回るように点滅し、客席も
盛り上がってきます。１コーラスぶっ飛ばしたところで、４人ソロ回しタイム。
ティンバレスから色々繰り出す神保氏、前に出てきてチョッパーしまくりのナル
チョ、指があちこち飛び跳ねるよな向谷氏、こちらもチョッパーで燃える野呂氏、
という展開で始まり、ベースの高音弾きが出るとついて行ってしまう(^^;向谷氏。
そして、ギターソロに移ると、カラーライトの点滅が更に早くなり、歓声も起こっ
てきます。パワー満点のサビの後、これまた、転げ落ちそうな(^^;勢いのピアノ
ソロ、そして、リフレインで、向谷氏が飛びあがり、ナルチョは怒涛のチョッパー
だけでなくアームもかまし(^^;、盛大にエンディングとなりました。
神保氏のキックから…
向谷＞どうもありがとうございました！ CASIOPEA・20世紀最後のナンバーは、
皆さんも、こんな心で21世紀になってもらいたい！そんなナンバーです！
「ときめき」！
☆１３．ときめき
（”THE PARTY -AUDIO STACK-”GNCL-1072 / GENEON ENTERTAINMENT再発）
（「ごきげんよう」（フジテレビ制作）'97頃まで居残りゲスト登場BGM）
最後ってことで、猛烈な勢いのアンサンブルであります(^^)。ナルチョは、この
曲のイントロパターンでもアームに手をかけてます(^^;。テーマ後のピアノソロ、
たらららたらららたらららたららら…と助走をつけて、ポーンと飛び跳ねるよう
な（爆）、そんな感じ^^;;だったでしょうか。Ｂメロを経てリタルダンドをする
ところ、野呂氏が力いっぱいネックを振って、特に２回目で相当テンポが落ちて
きて、遂にテンポ50くらいまで(^^;いっちゃいました(^^;。そして、くくくく〜
とかけ上がっていくギターソロ、上がりきるとのけぞって、更に盛り上がります。
ラストノートが高らかに、盛大に響いて、エンディングとなりました。
22:47、「どうぞ良いお年を！そして、素晴らしい21世紀をお迎え下さい！」と
向谷氏が挨拶して、20世紀最後の、ほぼ１時間のステージが、幕となりました。
この後、23:35から、ディアマンテスのステージとなり、レーザー光線と花火で
構成されたカウントダウンをはさんで、オリジナル曲や沖縄を歌った曲、「JUST
THE WAY YOU ARE」のスペイン語カバーや、某発泡酒のCF曲（あれは確かジプシー
・キングスだったかな？）など、１時間半に渡って繰り広げ、シーガイアのカウ
ントダウンパーティーは、終了となりました。
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＜SET LIST＞ 2000.12.31 ＠宮崎・SEAGAIAオーシャンドーム
1.ASAYAKE 2.GO ON! 3.FREAK JACK 4.GOLDEN WAVES 5.THE SKY
6.TIGHT LINE 7.ACID RAIN 8.DRUMS SOLO 9.MID-MANHATTAN 10.BASS SOLO
11.AKAPPACHI-ISM 12.FIGHTMAN 13.ときめき
序盤を中心に、ギターが聞こえ難かったのが、少し興をそぎましたが、バラード
なしの、冬ツアー圧縮版・”いてまえ”メニュー（爆）で、無事イベントの２番手
を果たしたステージでした。少し雑なところもあったり(^^;、出演バンド間で話題
をつないだりしなかったのは、ちょっと物足りなかったですが、お祭りとしては、
十分華やかなライヴだったと思います。
ということで、貴方にとって、このステージはどんな時間だったでしょうか？
21世紀も、独特の文体と価値観（自分で言うなって(^^;（爆））で、腰の重くなっ
た音楽ファンを蜂起させるべく（爆）、とりあえずCASIOPEAが続く限りは（爆）、
あちこちへ出向いてお伝えして参りますので、制作に当たっての私の活力となる、
読後の感想やツッコミコメント(^^;をお待ちしております。
行数も丁度いいところで（爆）、それでは、またお目にかかります。
文字正人(QFG03621@nifty.com) with PCG-C1XF
1ST ON LINE: 2001/01/01 (PATIO #159)
LAST EDITED: 2007/04/03（GENEON ENTERTAINMENT（旧PIONEER LDC）発売盤の再発売に伴う修正）
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