こんばんは、「実況中継ライヴ・オン2000」文字正人です。

　アルバムデビュー前から追っかけてきた野獣王国ですが、私個人的には、力哉氏
脱退後での最初のライヴが、今回の新譜”FULL FANTASY”発売ツアーになりました。
土曜日だったこともありますが、今回も、これまでで一番面白かった（爆）場所、
京都RAGからです。では、京都木屋町からライヴ・オン！
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　しばらくは肌寒い日が続いてましたが、飛び石連休の真ん中は、結構暖かくて、
　新幹線に乗ったら結構暑かった(^^;日でありました。以前は、開場時刻に着いて
　もリハが終わってなくて、20〜30分待たされたりもしたんですが、今回は、18時
　少し過ぎにはリハも終わり、メンバーズのお客さんも会員区分別に呼び出されて
　スッと入場。中に入ると、１年ちょっと前に来た時もそうでしたが、チケット制
　ではない伝票精算制で、Bar Timeのようなテーブルが出されておりました。

　時間があったので、難波氏の機材チェック…を試みますが、少し奥まったところ
　に組まれてるので、詳しくは追えませんが、鍵盤も１年前と比べて入れ替わりが
　あったんですねぇ。前向きに演奏するのは、KORGのピアノ鍵盤シンセ（型式は、
　ギターアンプに隠れて(^^;見えず）・DSPオルガンCX-3・複合音源シンセTRITON 
　の、オールKORG３段組。難波氏の右手側には、お馴染みのProphet-5の他は、やは
　りKORGでZ1かな？と、主に後ろのラック（AKAIサンプラー・KURZWEIL K2500R？・
　Roland JV-1080？・KORG TR-Rack・AKAI SG-01p等）を鳴らすサブ鍵盤の３段組み。
　…と思います（爆）。

　19:36、秋葉店長の挨拶（休憩なし宣言も（爆））・宣伝があってしばらくします
　と、100人近いお客さんが見守る中を、４人が登場します。

　＜野獣王国＞　2000.11.25　＠京都・LIVE SPOT RAG
　是方博邦(Gt,Vo)　鳴瀬喜博(B,Cho)　難波弘之(Key,Cho)　小森啓資(Dr)

☆１．ＭＲ．ＲＯＣＫＥＴ　（”FULL FANTASY”KICP-741 / KING RECORDS）

　始まる前のお喋り（爆）もなく、いきなりハードな、アルバムの１曲目から開始。
　ワウがきつめにかかったクラヴィネットやオルガンソロも（音圧が（爆））すご
　かったですが、相変わらずとどろく(^^;ギター。あの音圧の中では、ギターにか
　かるワウの効き方も、フレージングの内でしょうね(^^;。伸び伸びと吠える（爆）
　オルガンソロの後は、小森氏のドラムソロが控えてます。スネアの音の爆裂具合
　(^^;なんかは、すっかり野獣に馴染んでる感じです。

　音はヘビーながらも、細かいパターンのブレイクビーツが聞こえてきます。オケ
　ヒットが出てくるだけで、歓声が上がり…

☆２．ＧＯＤＺＩＬＬＡ　（”FULL FANTASY”）

　今回のアルバム最大の問題作（笑）。例のテーマ曲の前につけられたイントロが、
　これまたスピード感たっぷり。加えて、ドラムにゲートリバーブかかってたか？
　という感じで、ドスンドスンと迫ってきます。例のメロディー（笑）も、ギター
　とベース…いや、ディストーションギターが２本あるかのような（爆）感じ。
　そして、オルガンvsギターの叫び合い（爆）、ここは、やかましさ(^^;の点では
　オルガンの方が優勢か(^^;。coolに叫ぶギターに派手なオルガンがユニゾると、
　これがホントに怪獣の声のように聴こえてきます(^^)。
　最後に思いっきり破壊して（爆）終了。

是方＞ありがとぉーっ！ようこそおいで下さいました！（拍手）
　　　…前の人、大丈夫ですか(^^;？　野獣で、こんなテーブル近くしたらあかん
　　　なぁ(^^;（笑）。
　　　４枚目のアルバム”FULL FANTASY”を出しまして、買って下さったでしょう
　　　か？（拍手）…こんだけの人は、ちゃんと聴いてきてくれはって、これが、
　　　ライヴでどうなるか察知しながら（笑）、来てくれはったんやなぁ。後ろで
　　　も売ってますし、サインもさせてもらいますんで…買ってくれた人の中にも、
　　　買ってくれる人が、たまにおられるんですよねぇ。
難波＞先に買ってくれた人にも、サイン致しましょう(^^)。…持ってきてない？
　　　そういう人には…掌とか（笑）、…顔とか（笑）。
是方＞１回、スゴイことあったでぇ。仙台やったかなぁ、CD買えないけど、サイン
　　　欲しい、じゃ、ちょっと待って…って、ブラジャーはずし始めたのよ(^^;。
難波＞そんないいことあったん(^^;？いつ？
是方＞仙台で、去年…覚えてない(^^;？
難波＞そんないいことあったら、覚えてるはずなのに(^^;。
是方＞まだ、あったかかったんです(^^;（笑）。今日誰かやってください（笑）。
　　　…今日は、１部制で２時間半(^^;…はやりますんで、たっぷり楽しんでって
　　　ください！（拍手）　（曲を紹介しながらチューニング）
鳴瀬＞次はチューニング(^^;（笑）。
是方＞では、新しいアルバムからオリジナルを、「LONELY PLANET」と新加入・小森
　　　の「2000GT」を、続けてどうぞ！

☆３．ＬＯＮＥＬＹ　ＰＬＡＮＥＴ　（”FULL FANTASY”）

　オシャレ…というか、おセンチ(^^;というか、そんな曲でも、音が大きい（爆）。
　ベルエレピとシンセパッドもかなり分厚く響きます。サビで是方氏・ナルチョが
　コーラスを入れる所は、シンセヴォイスと合わさることで、爆音の中にうま〜く
　溶けてきこえる感じです。ちょっと箸休め(^^;みたいな時間だったでしょうか。

　ギターを薄緑色の方に持ち替えたところで、ドラムロールから…

☆４．２０００ＧＴ　（”FULL FANTASY”）

　ベースのうなりがまたものスゴイ(^^;、でもこれが３拍子の太いグルーヴを生む、
　ミディアムビート物。…普通のロックバンドなら、サイドギターとベースで作る
　ような歪ませたビートを、ナルチョ一人で（爆）作ってるわけで(^^;。ドラムも、
　結構複雑な叩き方してたような(^^;。ＢメロのProphet-5によるハモリは、伸びの
　ある音色で、アルバム通りの”いい音”を感じさせます。もっとも、リズム体の
　音圧のすごさはアルバム以上ですが（爆）。中盤の、きらびやかなアコピソロ、
　テクニカルなフレージングで進むうちに、段々ガンガンと暴れ出します。小森氏
　のペンによる曲ですが、リズム体はどっちかと言うとキッチリ支える方で、最後
　にギターがソロで吠えてましたが、爆音でも軽快に聴ける…感じでしょうか。

　「何回やっても緊張感たっぷり(^^;！」と、ひといきついて、メンバー紹介。
小森＞こんばんはー。突然来ましたね(^^;。昨日までの順番では、難波さんでボク
　　　だったんで、ネタでも考えよかなーと思ってたんですが(^^;。
　　　ようこそいらっしゃいました！ツアーも、月曜から始まって、はや、金曜…
　　　え、土曜？どうりで、そろそろ家に帰りたくなったわけだ(^^;。野獣に入国
　　　して半年、毎日が新鮮で、演奏でも、お酒でも、新しい発見があって、充実
　　　した日々を送っております。”FULL FANTASY”、僕は発売日に５枚まとめて
　　　買いましたが(^^;、ボーナスも近いことですし、来年５枚目が無事出せます
　　　ように、皆さんあと２〜３枚買いましょう（笑）。風水的にも役立つという…
　「うるわしき・ごめす・II」（笑）から続いて、色んなライヴで４ヶ月連続でRAG
　に出演となった話や、元G-CLEFの榊原大氏のソロアルバムや、SUGAR SOULのライヴ
　盤などの宣伝をして、小森氏に続いては…
是方＞ケースケ！（拍手）
　　　キーボード・ヒロユキ！（笑・拍手）
難波＞新鮮やなぁ、…なんか若いバンドみたい^^;;。ケーとヒロとクニ！（笑）と、
　　　ヨシ！（笑）
鳴瀬＞なんか、オバハンみたいやな(^^;。（と、たたずむナルチョ^^;;）
難波＞…おっちゃん、たのむで^^;;。ヒマな駅員か、客の来ない古道具屋のオヤジ
　　　か（笑）、古レコード屋の意地悪なオヤジか（笑）。
是方＞おっちゃん、これいくら？
鳴瀬＞買わないかんで。500万円や（笑）。
難波＞…あの人に待たれてると、しゃべりづらい、なんか怖い(^^;。
鳴瀬＞（無視するかのように客席向いて）ここで話しよ(^^;。ビール一本！（笑）
難波＞…ヒトのMCの間に、こらーっ！感じ悪ぅーっ！（笑）　オーダー取らなくて
　　　いい^^;;。僕と是方は、FM京都・ALPHA STATIONの番組に出てたのに、鳴瀬
　　　さんは寝てるんです^^;;。
是方＞朝８時半起きよ^^;;。
鳴瀬＞俺も行きたかったなー(^^;。何で俺と小森を呼んでくれへんねん(^^;。
　　　…こっち振らなくていいから、喋ってよ！（爆笑）
難波＞実は、11月22日、長らく廃盤生活を送ってたんですが…どんな生活だって、
　　　廃盤生活、経験してみ、辛いよ^^;;。BMG FUN HOUSEから、私のソロアルバム
　　　が、リマスタリングしてボーナストラックつけて、いつもなら締切を守らな
　　　い山下達郎が、珍しく締切守って(^^;ライナーも書いて、再発で出ました！
　　　うわぁっ(^^)（拍手）…６枚全部買えとは言いません(^^;。野獣を買って、
　　　余力のある人は！　小森もSENSE OF WONDERに在籍してて、ジャニーズ風の
　　　リードボーカルが聞けるという(^^)”AQUAPLANET”だっけか？12年も前です
　　　よ、ウワッハッハ(^^;！
　　　あと、KINGから、ACOUSTIC PROGRESSIVE JAZZという…他人にプロデュース
　　　されたのって初めてで、アコースティックピアノだけ弾いてる、自分で言う
　　　のもナンですがお洒落で、難波弘之が初めて時代に合ったアルバムを作った
　　　と言われた（笑）アルバムです。野獣に疲れた人は(^^;！（笑）ぜひ。
　　　同じ日に、竹内まりやのライヴ盤…あれも私弾いてるんですが、それとか、
　　　サザンにも蹴散らされましたが^^;;、レコード店で見かけたら、後は２度と
　　　見かけないかもしれないので！（笑）よろしくお願いしますm(__)m。
　　　来月15日かな？RAGで、SENSE OF WONDERを致します。プログレはヤダ！って
　　　言う人、プログレなんか嫌いだと言う人！…意外とポップです(^^;（爆笑）。
　　　”AQUAPLANET”なんかね。…中には、ややこしいインストもありますが(^^;、
　　　ぜひ、来てくださいm(__)m。…ナルチョ、どっかいっちゃった(^^;？
鳴瀬＞終わった？アンコール！（爆笑）
難波＞なんか、所在なげにしてますから…でした！（拍手）
是方＞ヒロユキ！（拍手）　ヨシヒロ！（拍手）ベース・鳴瀬喜博！
鳴瀬＞アンプの後ろから「よっしー！」って声かければ（笑）。よっしー幾三(^^;！
　　　…先月、「うるゴメII」で、ビジュアル系ロックの一大ページェントを（笑）
　　　…って、どんな意味？一大絵巻？あってるじゃん(^^;。これが、京都テレビ、
　　　CNNの京都版（笑）で収録され、近々NHKを通じて全国に…なんでNHKや(^^;。
　　　今日、NHKの「むしまるＱ」（NHK教育番組部制作）で、私の曲が初オンエア
　　　されまして、反響でNHKの電話がパンクしております(^^;。「あのチョッパー
　　　やめろ^^;;」とか（笑）。テレビのスピーカーで聴くと、べっべっ、としか
　　　聞こえませんが(^^;。てなカーンジで！じゃ、また。
是方＞新しい芸風やな(^^;。
鳴瀬＞そっけなく。今までが、こび売りすぎた^^;;。…にっへっへっへ（笑）。
是方＞ナルチョどうしたんやろと、もっと喋らさんと(^^;。
鳴瀬＞もう、地獄に片足突っ込んでるからなぁ(^^;。なんか質問ある？ない？
　　　でも、マイクの前から離れない(^^;。そう言うと、お喋りみたいですが、
　　　ホントは無口なんですが、今日は、さすがに疲れた(^^;。京都駅からめちゃ
　　　めちゃ混んでて、キャデラックで迎えに来てもらって(^^;（笑）。
　ちょっと早送り(^^;します。
鳴瀬＞…話題がとっ散らかりましたが、しゃべりで引き付けてわーっと盛り上がっ
　　　て、演奏でシュンとなって(^^;（笑）。余裕ないな(^^;。
是方＞…何も考えてないよなぁ(^^;。でも、毎回違うんですよ(^^;。
鳴瀬＞毎日、新聞読んでるから（笑）。テレビも、キムタクの記者会見…見ました
　　　けど、もって２年かな（笑）。姉さん女房なんだよね、確か。キムタクが28
　　　で、工藤静香が45（爆笑）。でも、ちょっとあの夫婦生活見てみたい(^^;。
難波＞小森、工藤静香もやったよね(^^)。
鳴瀬＞やったの？（爆笑・拍手）やったんや！
小森＞いや、ツアーのバックを…
是方＞バックを！（爆笑・拍手）
鳴瀬＞これ、あんまり芸能記者に言わないで下さいね(^^;（笑）。俺らの活動にも
　　　支障でますから(^^;。是方さん、工藤さんってかたから電話です(^^;。
是方＞（口調を真似て）あんたなによぉ、ありもしないこと言わないでよぉ。（笑）
鳴瀬＞キムタクとも喋れるやん、えーやん(^^)！
是方＞小森、他にもバックやったねぇ…
難波＞中山美穂もやったし、
鳴瀬＞芸能界総なめやなぁ(^^)（笑）。昔で言うと山城新伍（笑）。
是方＞葉加瀬太郎もやったし…（爆笑）
鳴瀬＞見境ないなぁ(^^;（爆笑）。ま、人の人生も色々あります（笑）。凸が好き
　　　な人もいれば、凹が好きな人もいる。個人の自由ですから。でも、ちょっと
　　　聞きづてならないのは、中山さん、ちょっと気になりますね。生ビール飲ん
　　　だり焼肉食ったり（笑）。昨日、是方そのニュース知らなかったのよ(^^;。
　　　で、「だれだれだれ？」って客席まで聞きに行って(^^;。ギターソロでも、
　　　あんなとこまで行った事なかった(^^;（笑）。
是方＞だって、みんな知ってんのに俺だけ知らんのって、いやじゃん^^;;。
鳴瀬＞これくらいにしとこ(^^;。（つんたたつんた…と、「日本の心・春夏秋冬」
　　　を久しぶりに弾き始め）…これ、最近やってないねぇ(^^;。
　　　（中略・古い話に引いていかれて）…ごめん、演奏する(^^;。演奏しに来た
　　　んやもん(^^;。（PAスピーカーのまん前のお客さんに）スピーカーの前で、
　　　大丈夫？
（客＞慣れてますから（笑）。）
鳴瀬＞ホント？！気分悪くなったら、ギターの中吐いてください(^^;。（笑）
是方＞大きな音の度に、ボーーンっ！と（髪の毛が）上がったりして(^^;。
難波＞レディスマープ付けてても飛んでくね(^^;。
鳴瀬＞ギターソロにも耐えられます(^^;。…面白い？今日は、ベースの音下げてん
　　　ですよ(^^;。（客席は一斉に否定する（縛））だって、俺本気になったら、
　　　フライドチキンなんか食えないぞぉ(^^;。
是方＞もっと言わせなあかんでぇ(^^;。
鳴瀬＞じゃ、すいませんが、こいつのせいで上げますんで(^^;。あの人がゲロ吐い
　　　たら、お前のせいだからな(^^;。（爆笑）
難波＞実はナルチョ、怖い話も嫌いなんだよね(^^;。
是方＞秋田のホテルで…
鳴瀬＞あ”−−−−−っ！（爆笑）そーゆーの、ステージでするのやめよう^^;;。
　　　今日は、稲川淳二さんをお迎えして、本当にあった、怖い話！
　ジャーーン！と、ギターが鳴ると…
難波＞今のギターの音のほうが怖かった(^^;。ナルチョは犬も怖いんだよ(^^;。
鳴瀬＞オバＱと一緒(^^;。次いこか。メンバー紹介も滞りなく終わったところで…
　ギターでマイナーコードのアルペジオを始めると、ナルチョが声のトーンを下げ…
鳴瀬＞野獣王国も結成５年、その黄金時代を支えた名ギタリスト、関西が生んだ、
　　　是方博邦くんが、先日死去なさいました…（拍手）今日は、その追悼の意味
　　　を兼ねまして…（ここで入ってきたお客さんがいて）いらっしゃいませ、
　　　丁度、本日の趣旨を説明しております（笑）。本日の入場料は、全額お香典
　　　とさせていただきます（笑）。ストラトの形をしたお墓を立てて、彼の遺志
　　　は、生まれ育った神戸の町に位牌を投げて欲しいとのことでしたが、公害の
　　　恐れがありますので中止致しました（爆笑）。
　　　…思い出すのは、灼熱のギターソロ、とぼけた顔（笑）、キュイーンとチョー
　　　キングをした時の開いた口と鼻（笑）。あの愛すべき、ヘロクニコレカタ君
　　　の85年の生涯を、涙は見せずに、敢えてイェイ！イェイ！って感じでもって
　　　いきたいと思います（笑）。
　　　第28期野獣王国の後を継ぐ人を、遺言では、彼にして欲しいということで、
　　　やっぱり関西出身のルックスもチョイ似のギタリストをご紹介します。
　　　（ギターがスーっと音量を下げて）カタコリさんです！（笑・拍手）
　　　…もっとやってよ、カタコリさん！（笑）
難波＞25周年のはずが追悼となって（笑）、人生わかんないモンですねぇ（笑）。
鳴瀬＞今日の曲で稲妻が落っこってきて、誰か死ぬかもしれません(^^;。（中略）
　　　これで焼香も終わり、なぜか笑い声が起こってますが、人柄を反映してます
　　　ねぇ。それでは、是方さんの好きだった…あ、まだ喋ってない(^^;！（爆笑）
　　　カタコリさんです！（拍手）
是方＞いやぁー、生き返ったぁーー(^^;。あー、笑うた(^^;。
鳴瀬＞長いなぁ〜(^^;。今日はまた長いなぁ(^^;。
難波＞４曲で１時間(^^;。
是方＞25周年も来てください！（拍手）…今日録ってきた番組は、12/1の深夜１時
難波＞「JAZZ SITE」やったっけ？低音の魅力の方で…
鳴瀬＞フランク永井か？（笑）低音の魅力はフランク永井、では、低能の魅力は？
難波＞バーゲーンセールー…
鳴瀬・難波＞フ〜ラン〜ク永井は低〜音の魅〜力、（中略）
　　　　　　漫〜談の牧〜伸二は低〜能の魅〜力♪（笑）
鳴瀬＞あのオッサン、最近ウクレレ教室やってるらしい(^^;。「あ〜〜〜やんなっ
　　　ちゃった」って（笑）。俺もやろっと、「ベース話し方教室」（笑）。
　　　…あ、ごめん、また喋っちゃった(^^;・
是方＞調子出てきたやん！んじゃ、MCの合間に曲やります（笑）。鳴瀬さんが持っ
　　　てきた、スイングアウトシスターの曲と、小森が持ってきた、スティービー
　　　ワンダーの曲と、僕の曲で「TEARS OF MERMAID」、３曲続けてどうぞ(^^)！

☆５．ＮＯＷ，ＹＯＵ　ＡＲＥ　ＮＯＴ　ＨＥＲＥ　（”FULL FANTASY”）

　KORG印のピークのとんがった音色のピアノで、軽くスイングするアレンジです。
　見た目にも軽く跳ねるような小森氏のドラム、ふと見ると、５弦を奏でてるナル
　チョ自身も、トリッキーに高音で唄ったり、ドスンとボトムを支えたりしながら、
　見た目でもスイングしてます(^^;。ディレイを効かせた、ストラトでのクールな
　ギターソロもいいです。ギターが下がると、Ａメロは全体に溶け合うような感じ
　だったベース、後半は、指弾きではずんで唄うようなベースソロ、そして賑やか
　なピアノソロと続きます。

　曲は変わって、宇宙からやってきた…みたいな、ポルタメントも効かせて丸みも
　ついたシンセリードソロへ。ドラムをバチで刻み始め、白フレットレスベースで
　ナルチョがうなり始めます。

☆６．ＫＥＥＰ　ＯＵＲ　ＬＯＶＥ　ＡＬＩＶＥ　（”FULL FANTASY”）

　シンセパッド＋きらびやかなエレピのリフも入れて、こちらは打ちこみを使った
　アルバムのとは少し趣を変えたアレンジ。でも、静かなメロディーから一転して、
　生ドラムでブレイクビーツを刻むところは、ちゃんとあります。ハットと早叩き
　を組み合わせて、いい感じを作っています。結構難しいビートで、忙しく立ちま
　わる(^^;ピアノソロや、やっぱり吠えるギターソロ。でも、弾きっぱなしでなく、
　時々休みを入れるのは、やっぱり少し難しいからでしょうか(^^;。

　ベースラインだけになり、最後にギターがふわーっと下がると、曲が変わります。
　今度は、ディレイをかけた、ふわふわした音色のギターソロ。早弾きフレーズと
　ボリューム奏法を組み合わせて、幻想的な雰囲気から…

☆７．ＴＥＡＲＳ　ＯＦ　ＭＥＲＭＡＩＤ
　（”野獣王国LIVE”YJOK-001〜002 / BLACK BOX）

　すっかりお馴染みのレパートリーも、ゲートリバーブをかけた（ような）ドラム
　の音が響く、太いリズムの上で、ギターの鳴き方も、少しタメを増やしたりと、
　変えてきた感じ…そう言えば、この曲、今まではディストーション使ってなかっ
　たよなぁ(^^;。サビの後半なんか、すごい音になってました(^^;。中盤のメタル
　リードシンセソロも、１音づつ切りながら、以前のような”ど演歌”な感じでは
　なかったですね。でも、盛大な他のパートにスッと溶けこむ、ナルチョのベース
　ラインの見事さは、今まで同様でした。

是方＞はい、ありがとうございました。楽しんでいただいてますか？（拍手）明日
　　　やっと、東京へ戻ります。もしよかったら来てください(^^;（笑）。
　　　（チューニングしながら）これからが大変(^^;。もう静かな曲はありません。
　　　（笑）7/6・6/8・7/9…分数の嵐！といえば、誰の曲？　難波さんコーナー！
　　　（拍手）　世界中の変拍子を持ってきました！（笑）
難波＞どんな曲や(^^;。
鳴瀬＞変拍子ワールド(^^)！
難波＞せ〜かい〜は〜へんびょ〜し〜だ〜（笑）。民族音楽でも、変なのはあるし。
　　　あと、「TAKE 5」とか…変拍子を差別するな(^^;！（爆笑）SENSE OF WONDER
　　　の曲に、11/8って曲があって、「にしなかじまみなみかた」って数えてます。
　　　（難波氏に合わせて小森氏もビートを刻む）
鳴瀬＞あんたら、仲ええなぁ(^^;。いちいち「にしなかじまみなみかた」ってやっ
　　　てんのも辛いで(^^;。「あ、ズレちゃった(^^;」とか（笑）。
難波＞SENSE OF WONDERのお客さんは、11/8で手拍子します（爆笑）。
鳴瀬＞俺、そんな手拍子言いたないなぁ(^^;。
難波＞「つっきがぁ〜でったで〜た〜」って、日本のは絶対、表（拍）なんだよね。
　　　昔、手拍子を表で取られて、それもデカイ会場で、死にそうになった(^^;！
　　　しかも遅れるんだ！（笑）　最近の子はリズムいいから、２・４で取ってく
　　　れるけど…拍子の話あれこれ、アラカルトコーナー！（笑・拍手）
鳴瀬＞昨日、是ちゃん、これやる時別の譜面見てて、３回やり直したの(^^;（笑）。
是方＞お客さんが入ったリハの状態やった(^^;。
鳴瀬＞よぉ〜喋れるなぁ(^^;。
是方＞気を取られてた(^^;。
鳴瀬＞これは、天性のモンやで(^^;。天性の…ネイティブスピーカー（笑）。
　　　昨日、是ちゃんねぇ…
難波＞言いつけっこは駄目です^^;;。
鳴瀬＞言ーってやろ、言ってやろ！…その次の曲や！（爆笑）
是方＞…イヤなおっちゃん(^^;（笑）。…では、難波さんの曲で「まほろば」と、
　　　難波さんが持ってきた、ルナシーの曲で…
難波＞違います！（笑）
是方＞キャメルの曲で「LUNAR SEA」を、続けてどうぞ！

☆８．ＭＡＨＯＲＯＢＡ’９９　（”SWEET & THE BEAST”KICP-695 / KING RECORDS）

　かなりふっとい音色のTRITONシンセリードからスタート。5/8拍子のブリッジから
　ハードになってくる辺り、力強くて何とも言えない”いい音”です(^^)。７拍子
　になり、シンセマリンバで奏でる打ちこみチックな序奏のあと、そのまま７拍子
　で唄うピアノソロになります。これでバンバン決めてもいくし、段々テクニカル
　なフレーズになっていく…ピアノと、ドラムもそうでした。　６拍子に移ると、
　ブィ〜ンと入ってくるギターソロ。ドラムも、テンション上げながらもシャープ
　に刻んでいきます。変拍子の必然性も感じさせるような、難波氏との息の合った
　ドラミングで、Ａメロへ戻ってからのシンセは更に力強くなり、盛大にエンディ
　ングを迎えました。

☆９．ＤＲＵＭＳ　ＳＯＬＯ

　そのまま、大きな嵐のように小森氏のソロへ続きます。早いタム回しが続くうち
　に、音が固まりのようになって迫ってきます。ティンバレスのような、少し丸い
　音色でのビートも交えたパート、ハイハットのオープン・クローズでのビートを
　組み合わせるパート、スティックを寝かせて刻むのをフィーチャーするパートと、
　場面がどんどん変わっていきます。　はちきれそうな音のバスドラとクラッシュ
　シンバルで盛り上がりを見せた後は、ヘビーな音色で刻みながら、ハットワーク
　も聴かせる、16ビートパートへ。途中、「どっかいっちゃった、ちっきしょー」
　再開後は、ドッコドッコと激しいバスドラが響き、他３人が見守る中を、ハット・
　スネア・タムの全てが戦闘態勢へ(^^;。大嵐になると、「やっとるやっとる(^^;」
　てな感じか、難波氏が大笑いしてます(^^;。ハードなバスドラのビートのままで、
　上物だけで普通の16ビートにしたり３連にしたりと雰囲気を変えながら、最後の
　大嵐がやってきて、13分を越えるパフォーマンスとなりました。

　スペーシーなシンセパッドが鳴り始め、大きくなると、ボーン！と五弦ベースが
　うなります…。

☆１０．ＬＵＮＡＲ　ＳＥＡ　（”FULL FANTASY”）

　…いつも思いますが、リズム体のソロの後の曲は、何でこんなにものすごい音に
　なるのか(^^;。TRITONとProphet-5のシンセリード、系統は似てますが少し違う
　響きで、太いギターの３度下をハモリます。ポルタメントを効かせた、リッチな
　シンセソロに続いて、５拍子でのギターソロは、少しづつ音を紡ぎながら奏でる
　感じ…が、段々暴れてくる(^^;。すると、オルガンもベースも音量を上げてきて、
　ハイハットが複雑なビートを刻みながら、ドラムもソロ状態(^^;。シンセストリ
　ングスで静かに締めるアルバムのエンディングを浮かべてるうちに、すさまじい
　音圧のアンサンブルのままバシッ！とエンディングへ。

是方＞…あきれた？（笑）まだまだ、一番すごいのが残ってるんですねぇ〜。（笑）
　　　次は、鳴瀬さんの曲ですっ！（拍手）
難波＞変拍子の嵐！
鳴瀬＞ただ変な拍子(^^;。
難波＞ナルチョも、7/4やってるね。
鳴瀬＞科学的根拠に基づいた…こないだ見つかった、縄文式土器（笑）
是方＞ニセモンのやつや(^^;（笑）。
鳴瀬＞…追加注文ですか？猫ピザ？（笑）

　複弦スラップがとどろき…カウントの代わりに「にゃーおっ！」（笑）

☆１１．ＳＡＶＡＮＮＡ　ＲＵＮ　（”SWEET & THE BEAST”）

　バッキングのオルガンも、すんごい音してます(^^;。7/4拍子に移って、早くも
　ソロのようなフレーズ＆音圧(^^;。Prophet-5のブラス系リードがファンファーレ
　のようにとどろくと、ベースソロの前菜(^^;のような、エッジの立った音色での
　ソロへ。生き物がうごめくような…それも、かなり生命力が強そうな(^^;力強い
　ソロの後は、ワウをかけたギターもＢメロでうなります。一方のナルチョ、まだ
　助走…の前かな(^^;、てな感じ。早弾き・ライトハンド奏法も炸裂のギターソロ
　までいったところで、いよいよナルチョの時間(^^)。エフェクトかけてボコボコ
　いわせた(^^;音色で刻み始めます。…ちょっと変な音してたか(^^;。エフェクト
　を切ると、自分で刻んだビートをディレイに入れての、一人伴奏付き(^^;ソロへ。
　自分のビートの上で、ソロは更に歪みを増やして…ほとんどギターソロ（爆）。
　時折ボディを叩いてますし(^^;。そして、ソロ開始から３分半ほど経ったところ
　で、ディレイを止めてドラムが戻ってきて、乱入開始（爆）。中央のテーブルを
　全部回って…というか踏み荒らして（爆）…近くまでやってきたのに寝てたお客
　さんもいらっしゃいましたが（笑）、そういう方は集中砲火を浴びます（爆）。
　椅子二つの上に乗って弾きまくるところでは、近くにいたお客さんが、スタッフ
　よろしく椅子を支えます（含む私（爆））。一発でお客さんみんなを仲間にして
　しまう(^^;パフォーマンスを終えると、アルバムのベースソロ曲「WO-BASSIN」に
　も収めた、92〜94年頃のCASIOPEAでのベースソロでよくやっていた、決めながら
　だんだんテンポを上げていくエンディング。野獣バージョンになると、これが、
　きらびやかな難波Prophet-5…よくあのテンポで決められるなぁ(^^;と、改めて
　思います。これが最後までバッチリ決まった(^^)ところで、「NOW OR NEVER」の
　テーマへ戻ります…やっぱり、全パートがものすごい音圧で迫ってきます(^^;。
　特に、7/4拍子になってからのベースの暴れ方ったら…^^;;。ドラムも荒々しく
　なり、ナルチョが「もう１回ね(^^;」と伸ばして、グランドフィナーレ…な爆音
　（爆）で、エンディングへ。10分半のソロを含めた15分の長丁場でした。

難波＞こっちから見てたら、ゴジラ映画で人々が逃げていくシーンみたい（爆笑）。
鳴瀬＞それ弾きながら入ってったら…怖いなぁ(^^;。
難波＞火ぃ吹いてた(^^;。
是方＞…ますますご盛んで(^^)、
難波＞あの人、起きなかったよね（笑）。気がついたら「しまった〜^^;;」（笑）
是方＞気絶したんじゃないの(^^;？（爆笑）
鳴瀬＞「うるゴメ」の時、サラリーマンのオッサンが寝とって…（自己申告（爆）
　　　があって）キミや！（笑）ぜんっぜん起きないんや！…しょうがないから
　　　戻って、見たらアンコールをやってやがんの(^^;。えーかげんにせぇ！（笑）
是方＞やっぱ、気絶しとったんや(^^;。
鳴瀬＞京都テレビで、だぶん出るで、キミの睡眠学習時間！（爆笑）
是方＞ありがとーございましたー！（拍手）最後の曲いきます！
客席＞え〜〜〜〜〜〜っ！
是方＞ウソつけ、弱ってるくせに！（笑）

☆１２．ＶＩＯＬＥＴ　ＰＡＰＩＬＬＯＮ　（”SWEET & THE BEAST”）

　荘厳なシンセパッドを、迫力のドラムが破って…ここの破壊力（爆）は、この日
　最高潮かな(^^;。ベースもこれまた、もんのすごい音で、ベースとサイドギター
　の二人分以上（爆）鳴ってます(^^;し、ギターは更に鋭利な(^^;音色で迫ります。
　でも、笛系シンセリードでサポートすることで、「ららんらららら〜」っていう
　３人のファルセットコーラスも、ちゃんと聴かせてます。鋭いアタックと持続音
　のビブラートを利かせたシンセブラスから、Prophet-5でのソロへ移ると…以前の
　アルバムのライナーに出ていた、とり・みき氏のイラストではないですが、ニョ
　ロニョロピ〜！みたいな（爆）、生き物の様なシンセソロを展開。終盤のギター
　ソロでは、小森氏もバスドラをドコドコふみながら迫ってきて…いや、他３人も
　みんな暴れ出し、ドラムとベースにかき消されそうになる（爆）ギターソロに。
　盛り上がったままエンディングを迎えました。
　22:07、４人はいったんステージを後にしました

　前日のチキンジョージ公演は、神戸・サンテレビの「とどけ！オイラの音革命」
　（木曜深夜）で、世紀をまたいで（笑）放送される、という話の後…
鳴瀬＞ささ、いこかーっ！コレチャン、レッツ・シング(^^)！
　　　今日は、亡き是方博邦さんをしのんで、カタコリさんが歌いますは、70年代
　　　の珠玉の名曲、「THE VENUS」！張りきって、どーぞ(^^)！

☆１３．ＶＥＮＵＳ

　お馴染みのカッティングから、ドスドスと響くリズム（爆）の上で、キーをＡｍ
　にして是方氏がボーカルを取ります。…ってことは、歪んだ弦楽器の音はピック
　弾きのナルチョベースか(^^;。テクニカルなエレピソロも歌ものサイズで、カッ
　ティングにくると、ナルチョが手拍子を煽ります。そして、やっぱりディストー
　ションを入れたストラトでうなるギターソロ(^^;。ゴジラのフレーズも折り込ん
　でます（笑）。野獣らしい野太いアンサンブルで締めます。

　是方氏に「ロケット」っていう焼酎のプレゼントが客席から届けられ、この日は
　この曲で終演となりました。22:18、やはり２時間40分はやったか(^^;。
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　＜SET LIST＞　2000.11.25　＠京都・LIVE SPOT RAG
    1.MR.ROCKET  2.GODZILLA  3.LONELY PLANET  4.2000GT
    5.NOW,YOU ARE NOT HERE  6.KEEP OUR LOVE ALIVE  7.TEARS OF MERMAID
    8.MAHOROBA'99  9.Drums Solo  10.LUNAR SEA  11.SAVANNA RUN (incl.Bass Solo)
    12.VIOLET PAPILLON  [ENCORE]13.VENUS

　力哉氏から小森氏になって、初めて聴かせてもらったわけですが、確かにJAZZ色
は無くなった感じです。でも、演奏面では野獣の血統は確か（爆）です。あとは、
MCで絡めれば（爆）…って、そうじゃないか(^^;。久しぶりに、終わった後に耳が
変になった(^^;、流石のパフォーマンスでありました。
　ただ、神戸もそうだったらしいですが、京都も動員は減ってたみたいですね。
ライヴ録音〜アルバムが出るくらいが、今から思うとピークだったのかな…でも、
演奏の面でもMCの面でも（爆）なかなか稀有なバンドなので、これからも楽しめる
ように、盛り上がって欲しいところです。

　ということで、貴方にとって、このステージはどんな時間だったでしょうか？

文字正人(QFG03621@nifty.com) with PCG-C1XF from YOKOHAMA
1ST ON LINE: 2000/12/02 (PATIO #155)
LAST EDITED: 2001/01/01