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JAN 01/15
CASIOPEA COPY BAND
COMPETITION (non-pro)
QUESTIONS
カシオケヤ
JACK IN THE BOX
東京・神田宮地楽器ZIPPAL HALL
FEB ---
MAR ---
APL ---
MAY ---
JUN 06/16
CASIOPEA
愛知・名古屋THE BOTTOM LINE
JLY ---
AUG ---
SEP 09/29
THE SQUARE
安藤まさひろ 伊東たけし
和泉宏隆 則竹裕之 須藤満
兵庫・神戸CHICKEN GEORGE
09/30
FINAL 20th PAL MUSIC
CASIOPEA with 渡辺香津美
DIMENSION
熱帯JAZZ楽団
東京・日比谷野外音楽堂
OCT 10/28
秋のフュージョン収穫祭'00 (non-pro)
ACCIDENT
マイウー
TRIAD WORKS
Sub Orbit
東京・新小岩M7
NOV 11/14
浪花エキスプレス REUNION
東京・六本木STB139
11/25
野獣王国
京都・LIVE SPOT RAG
DEC 12/07
CASIOPEA
兵庫・神戸CHICKEN GEORGE
12/08
本田雅人
東京・渋谷ON AIR EAST
12/16
CASIOPEA guest:ダンス☆マン
東京・赤坂BLITZ
12/22
DIMENSION
東京・恵比寿THE GARDEN HALL
12/31
CASIOPEA
(カウントダウンパーティ)
宮崎・SEAGAIA OCEAN DOME
1999
1998
1997
1996
1995
1994
1993









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 こんばんは。「実況中継ライヴ・オン」文字正人です。

 T-SQUAREバンド解消、の発表の前に、発売が告知される形となった、神戸の名門
ライヴハウス・CHICKEN GEORGEの20周年月間・最終アクトを飾ることになったのが、
なんとこういう面子での”ザ・スクェア”でありました。これは!ということで、
2日間公演の初日の方を見て参りましたので、お伝えすることにします。
 それでは、久しぶりに神戸から、ライヴ・オン!
=====================================
 横浜を出てくるときは曇天だったのが、新幹線が西へ進むにつれ空が明るくなり、
 でも、夕方に神戸に着くと既に結構涼しくなっていました。
 20周年月間の面子を見ると、他には↑HIGH-LOWS↓・奥田民生・JAY-WALKといった
 ところがチラシ作成時点でSOLD OUT、他にALL STANDINGで大江千里など、ホール
 を埋められるクラスの人も結構並んでました。そして、T-SQUARE自体がああいう
 ことになったことも影響してか、金曜日にも関わらず前売りはSOLD OUTしており
 ました。うまいこと若い番号で入場できて、席を探すと、8人がけのテーブルが
 今回は18個程度しか見当たらず(列が1列少ない)、その分立見スペースが広く
 取られている格好です。この日は何人入れたのやら…数えるには、立見客が非常
 に沢山連なり過ぎて(^^;わかりませんが、いつもが500くらいなので、600〜700枚
 くらいはチケットが出回ったものと推定しておきます。とにかく寿司詰め(^^;で
 ありました。

 ステージへ視線を戻すと、前列左からはギター・ウィンド・ベース、後列左から
 鍵盤・ドラムという、懐かしい隊形ですが、鍵盤群は、中央のグランドピアノを
 逆コの字型に囲むように、Roland A-90(ウェイテッドマスター鍵盤)と、AKAI 
 MX-1000が、そしてその左側には、逆L字型に、KORG TRINITYとYAMAHA W7(共に
 MIDIはつながってなさそう)の2段と、KORG M1(横から特徴ある丸いくぼみが
 見えたのみ・01R/Wの可能性も)の上に、Sequencial CircuitのProphet5!…ら
 しき摘み類が見えました。これは鍵盤がもう一人いるってセッティングやぞ…

 そんなことを考えてるうちに、19:35を回った辺りで、客席の照明が落ち、ゆっく
 りと、ファンファーレが始まるようなリズムのオープニングテーマが流れる中を、
 5人…いや、6人の男たちが入って来ます。キーはA△だな…

 <THE SQUARE> 2000.09.29  @神戸・CHICKEN GEORGE
 安藤まさひろ(Gt) 伊東たけし(Al.Sax,Flu,EWI) 和泉宏隆(AcPf,EP+...)
 則竹裕之(Dr) 須藤満(B) 林良(Support Synths)

 ゆっくり始まったその曲は…

☆1.ADVENTURES
 (”ADVENTURES”VRCL-2010 / Village Recordsより2001再発)

 ギターのリフに続いて、ああ堂々のEWI(^^;って感じでテーマが出てきた途端、
 大きな歓声と拍手が起こります。和泉氏はA-90でのアコピバッキングで、昔風の
 シンセブラスやSEは、どうやらサポートの林氏によるもののようです。(私の席
 からは死角で見えなかった(^^;)ホントにニコニコと奏でる安藤氏であります。

 そして、シンセブラスが取るイントロが出てきて、「うそぉ!」という感じで、
 客席が盛り上がった、その曲は…

☆2.OMENS OF LOVE
 (”R・E・S・O・R・T”VRCL-2014 / Village Recordsより2001再発)

 EWIの音色は、モジュレーションもリバーブも結構薄めにしてあったためか、少々
 太さが感じられない…こともなかったかな(^^;。でも、ギターと3度ハモリをやっ
 たり、須藤氏も2回目の大サビ手前でジャンプろ見せて飛び跳ねたり(^^;と、
 オリジナルより少々速くなっていた感じです。もちろん、客席は盛り上がります。

伊東>どうもありがとー! みんな、元気ぃ?(歓声)…なんか、チキンジョージ
   が壊れそう(^^;。今日は、CHICKEN GEORGEの20周年記念ということで…
   こんばんは、「ザ・スクェア」です(^^)。(大歓声・「おかえりー」の声も)
   今日はですね、「ザ・スクェア」ということで企画したんですけど、ここに
   いるメンバーは、スクェア在籍年数で最多の5名ということで(笑)選ばれ
   まして(^^;…下手に選んじゃうと、ギターが二人いてそんなことはヤダとか
   (笑)…ってことになりますんで(^^;。あとは、和泉が、最近はピアノしか
   弾きたくない(^^;ってことで、サポート(シンセ)に、林クンって、優秀な
   キーボードプレイヤーに入ってもらってます。
   …特に”表彰状”とかは用意してなかったんですが、在籍年数の面では…、
   ”優勝”(笑)・安藤まさひろ!(拍手)
 ここで、和泉氏がA-90ピアノで「たーーんたーんたたーーんたーーん…」と弾き
 始めるもんだから(^^;…
伊東>…貴殿は「ザ・スクェア」において、22年の長きに渡り…その功績を称える。
   どうもおめでとう(^^)!(拍手)
   続いて、準優勝(笑)、和泉宏隆!在籍年数16年!(拍手)
   そして、則竹裕之君!在籍…13,14,....15年!(笑・拍手)
   そして、須藤満殿!在籍年数14年ですね!(拍手)
   ワタクシは、13年ほどで(拍手)、ギリギリ予選通過です(^^;。
 ここまでずっと、表彰BGMが続いておりました(笑)。
伊東>そういうことで、5人が選ばれたわけですが、今日は、その古き良き時代…
   かどうか知りませんが、思い出しつつも、楽しんでいってもらいたいと思い
   ます。懐かしい曲を色々用意してます。”T-SQUARE”のことは、ちょっと、
   横に置いといて(^^;、ゆっくり、楽しんでください。(拍手)

☆3.IN THE GRID (”R・E・S・O・R・T”)

 ブラスが軽快な8ビートナンバーになります。オカズが少な目のパターンで、
 シュアーなリズムを刻む則竹氏。…と思ってたら、サビのキメでドラムを抜いて
 みたり、ちょこちょこっと遊びのアレンジが入ってますが、軽快なグルーヴも、
 安藤氏のギターソロのモチーフも、アルバムほぼそのままの雰囲気でした。

☆4.TRAVELERS (”ADVENTURES”)

 ビート物が続きますが、こちらは少しマイナーになりますね。今風の、コシのあ
 るまろやかな音色のギターで、あのメロディーが聞こえてきます。ドラムの音…
 というより、存在感の大きさも、昨今のスクェアならではですね。(アルバムで
 叩いてたのは長谷部徹氏でしたが)安藤ギター・伊東EWIの二人で、一つの唄を
 つづっていくようなソロを経て、EWIが伸びやかにサビを唄い、少しづつ華を増
 やすような感じでソロを取ります。則竹氏も大きく盛り上げに加わり、高らかに
 大サビを唄ってエンディングになりました。

 クラシックな音色の和泉エレピで、しっとりソロが始まると…伊東氏がフルート
 をつかんでいます。そして始まったのは、この曲です!

☆5.PIOCCHA DI CAPRI
 (”B.C.A.D.”VRCL-2042 / Village Recordsより2001再発)

 なんと、本田雅人時代のレパートリーであります! 安藤氏のセミアコギターと
 和泉氏のアコピ、太いけれどうるさくない則竹ドラムと、ピッタリ寄り添うよう
 なラインの須藤ベースで、クールな雰囲気を作ります。中盤では、指弾きで高音
 域で唄うベースソロに続き、憂いのあるフレーズの中にも明るさを感じさせる、
 フルートソロが続きます。林氏も、シンセパッドを薄っすらと重ねて、いい仕事
 をしてます。フルートとギターでハモるサビメロは、もう完璧な呼吸ですね(^^)。
 そして、和泉ピアノソロへ。進行に沿って、巧みなフレージングなのに、自然に
 耳に入って来やすいフレーズ、私なりに和泉ソロの真骨頂だと思います(^^)。
 16分からもっと細かくなる、流麗なフレーズ、高音域でpassionateなフレーズと
 続き、ピアノもサビに加わって、8分近い演奏は締めに入ったのでした。

 20:08過ぎ、伊東氏のマイクを安藤氏が取る形で…

安藤>えー、こんばんはー。(拍手)…色々お騒がせしております(^^;。
 伊東氏から、教育的指導が入ります(^^;(笑)。
安藤>一時はどうなる事かと思いましたが、こうやってステージに立って皆さんと
   お会いできて、嬉しいです。(拍手) 今日は(CHICKEN GEORGE 20周年の)
   おめでたいライヴなので、ややこしい話は…年末にまた、T-SQUAREでここに
   おじゃますると思うので、その時に出るかもしれません(^^;。
   純粋に、音楽的な事でそうなりまして…伊東さんの言う「星の周りあわせ」
   で、また伊藤さんとやることになって、ボクとしては非常に楽しみです。
   ということで、これからも、よろしくお願いしますm(__)m(拍手)。
   まずは、ボクからメンバー紹介します。アコースティックピアノ・エレピ、
   和泉宏隆!
和泉>お久しぶりですm(__)m。(拍手)
   最近どうも、”ちゃんじぃ”入ってまして、東京の家の玄関にやる気と元気
   を置いてきまして(^^;、もらってきたらカラ元気までもらっちゃいました(^^;。
   今日はまた、鍵盤がこんなにバンバンとありまして、こういうのを豪華鍵盤
   (絢爛(^^;)って言うんですが(笑)、なにせ、ボリュームペダルも6つ、
   ダンパーペダルも2つ、タコの8ちゃんかと思いましたが…煮詰まってきま
   したか(^^;(笑)。煮詰まってきたといえば、最近ピアノも練習してないし…
 と、緊張の糸が切れたかのように(^^;、早口でまくし立てます^^;;。
和泉>今日は、チキンジョージ20周年ということで、懐かしいメンバー、懐かしい
   ナンバーってことで、シンプルなナンバーばかりだと思ってましたら、急に
   録音する事になりまして、テープが回っております。…と言っても、別に、
   テープレコーダーがこうやって(自分でまわる^^;;)回ってる訳ではないん
   ですが(^^;(笑)。2枚組で世に出るかもしれないと言う事で、それでは、
   バランス的に物足りないだろうと言う事で、サポートキーボードプレイヤー
   に無理矢理来てもらいました(^^;。 この5人の中にいきなり入ると言う、
   しかも、曲順がなかなか決まらなくて、市販されているスクェアのバンドス
   コアでコピーしてもらったり(笑)しながら、ニコニコやってもらってます。
   サポートキーボード、林良!(拍手)
   今、私が持ってる機材は、鍵盤は1台だけで、後は全部音源でした(^^;。
   そこで、相談したところ、チキンジョージのオーナーのお嬢さんのピアノが
   弾ける!と思ったら、いきなり見失ってしまいました(^^;(笑)。
   …話、長いですか(^^;?(笑) 今日は、アコースティックピアノ、エレピ、
   そして、オケヒット!(歓声)…何があるかはよくお分かりだと思いますが、
   ひどい間違いをした時は、(じゃん!と鳴らして)これでテープがやり直す
   ようになっております(^^;(笑)。そんなこともあり得るあり得るウルトラ
   アリエール^^;;(白爆)。アリエールと言えば、ティッシュはエリエール^^;;。
   …何言ってるかわかりませんが、よろしくお願いします!(拍手)
   次の方とは、12月のT-SQUARE 5daysの後に、則竹君と是方さんに呼ばれて、
   キーボードが私と松本圭司くん(歓声)でやります。あと、場所が見つかれ
   ば、ストちゃんとデュオもやりたいねぇ…ベース、須藤満!(拍手)
須藤>…衰えませんねぇ(^^;(笑)。
   高いところからではございますが、チキンジョージ20周年、おめでとうござ
   います!(拍手) このメンバーは、僕がスクェアに入れてもらったときの
   メンバーで、この二日間を僕はすっごい楽しみにしてました(^^)。スクェア
   で最初のコンサートは、熊本行って、札幌でやって…だったんですが、86年
   末に、初のライヴハウスが、ここチキンジョージなので、感慨深いです。
   一昨年(1998年)に野音で歴代全メンバー勢ぞろいっ!ってのをやりまして、
   その時、このメンバーにすごい思い入れがあって、沢山やりたかったんです
   が、色々事情がありまして、「TRUTH」しかやらなくて、ファンの方にも怒ら
   れまして(^^;。そんなんで、この二日間は、その時代に戻らせてもらって、
   楽しんでやろうと思いますので、最後までよろしく!(拍手)
   個人的な事ですが、この夏に”TRIO THE SQUARE”という、とんでもない名前
   をつけて(^^;ライヴをやらせてもらいましたが、これからまた、色んなセッ
   ションで、ここにも来たいと思いますんで、よろしく!(拍手)
   そんなこんなで、次の方は、僕と同い年ですがスクェアでは一年先輩です。
   すんませんねぇこの方のファンの方、お待たせしました、ドラム・則竹裕之!
則竹>皆さんこんばんは、ドラムの則竹裕之です。(拍手)
   20周年なんですねぇ…。僕が(スクェアに)入って15年、その5年前からっ
   てことですよね(^^;(笑)。すごい長いと思うんですよ。私達も沢山メンバー
   チェンジをしたりしましたし、チキンジョージもXXが変わりましたけど、
   今日の良き日を迎えることが出来て、嬉しいですね。
   …ここで拾われた(^^;のが、15年前の6月3日でした。まだ20歳でピチピチ
   してました(^^;(笑)。…最近、(笑うのが?)イヤなんですよ^^;;。知ら
   ない人の前で笑うと金歯が見えるんで(^^;(爆笑)。キラッとするでしょ?
   妙に口に力が入ってる、則竹裕之です(^^;(拍手)。
   …あっ、もうギター持つんですか?伊藤さん(紹介)抜き?(笑)
   いや、伊東さんには、一杯怒られまして、ちっちゃい頃に(^^;(爆笑)。
   色々教えてもらって、最近色々一緒にやってますが、今日はホント光栄です。
伊東>どういうリアクションしていいんだか(^^;。
則竹>座っていいですか(^^;?
伊東>則竹裕之!(拍手)…どっかイッてますね(^^;。違う星から来たような(^^;。
   則竹が叩いてるところを、安藤と青木(幹雄・チーフマネージャー氏であっ
   て、元官房長官ではない(^^;:筆者注)さんかな?が見て、ここで発掘され
   たと言うか…ま、そんなこんなで、20年ですから。スクェアのデビューが、
   1978年、六本木PIT INNもそのくらいかな?年は平等に取りますからね(^^;。
   チキンジョージは、思い出深いところです。色んなドラマがありました。
   ハメもはずしたりしましたが、やってる方も感動したり、20年たってもこう
   して健在で、またこのステージに立てて、嬉しく思います。(拍手)
   …カタイ話はこのくらいにして、和泉はすごいね(^^;!3年分喋ったんじゃ
   ない(^^;?芸風変わりました?
和泉>(おじいさん口調でしばらく喋って^^;;)…ドーピングしてました(^^;。
   ステロイドがちょっと頭に回って(^^;(笑)。
伊東>クリビツテンギョー、イッタマイッタマ(^^;。…ビックリ仰天参った参った
   を逆さにしたんですが(^^;、こんなに長引くとは思わなかった(^^;。まだ、
   前半なんですよ(^^;(笑)。さっきのフルートは、数週間前に購入しまして、
   あれ、須藤の曲ですよね? 楽器自体はフルートから始めたんですが、もう
   何十年も吹いてなくて、今日は大汗かきました(^^;。だから、今日のことは
   忘れて下さい(^^;。(笑)
   (新作)”FRIENDSHIP”でも、何曲目かで(ロスの)強者の中で吹いたん
   ですが、無謀ですよね(^^;。でも、ヴィニー・カリウタや、エイブ・ラボリ
   エルには、多大なご迷惑をおかけしました(^^;(笑)。
   …どう締めればいいんだ? メンバー紹介のコーナーでした!(拍手)
   …ではここで、今度、T-SQUAREとしてロスアンゼルスでレコーディングして
   きた曲を、1曲先駆けてお送りしたいと思います。(拍手)

☆6.FRIENDSHIP (”FRIENDSHIP”VRCL-3333 / Village RECORDS)

 セミアコギター+アコピ+アルトサックス+薄っすらシンセパッドという、シン
 プルなアンサンブルの、ミディアムナンバーになります。少し凝ったパターンの
 リズムがAメロで出てきますが、ああ堂々のスクェア的サックスメロディー(^^;
 であります。そのAメロをモチーフにして、ギターソロ〜サックスソロと続き、
 自然にBメロへつながっていく辺りの呼吸は、やはりこの二人ならではかな(^^)。
 サビメロは、まさにタイトル通りのような感じの、ドラマの1シーンが浮かんで
 きそうな、ある意味安心のスクェアナンバーでありました。

 アコースティックピアノソロが静かに始まります…

☆7.FORGOTTEN SAGA (”R・E・S・O・R・T”)

 和泉アコピ+伊東アルトだけで、Aメロを丹念に唄います。須藤氏は、直立不動
 で上を仰いで聞き入ってます。Bメロで、ベースとアルペジオギターが加わり、
 サビでドラムも加わって、大きく唄い上げます。シンセパッドもさり気なく加わ
 り、シンプル且つ説得力のあるアンサンブルであります。中盤のピアノソロは、
 少しタメて入って来ますが、堰を切ったようにフレーズがあふれ出てくるようで
 した。終始丁寧に唄い上げる大サビがあって、再び和泉氏の見せ場になると、
 スッと音を引いてみせる4人。そして、存在感たっぷりに唄い上げる、サックス
 ソロへ。ゆっくりとエンディングへ向かいます。9分近い演奏になりました。

 一転して、3−2クラーベを刻み出す則竹氏が、大きくカウントを出して…

☆8.GIANT SIDE STEPS
 (”TRUTH”VRCL-2055 / Village Recordsより2002再発)
 (「EAT9」(テレビ朝日+武市プロダクション制作・'87.4〜'88.9)BGM・他多数)

 これは、伊東氏による明るいメロディーのナンバーです。オクターブ下…が重ね
 てあるのかな?ちょっとアルバムと雰囲気を変えた、EWIのイントロから、ギター
 がふわーっと入ってきて、アルバム版以上に雄弁なフレーズのドラムにのって、
 爽やかなメロディーが始まります。サビのメロディーは、アルバム同様にシンセ
 ベル…かな?とユニゾってます。中盤は、和泉氏のアコピソロ。優しい雰囲気の
 フレーズから…アルバムのギターソロで聞き覚えのあるフレーズ(^^;も入ってた
 かな?最後は、ドラムと一緒に盛り上がってきて、ピアノとドラムのバトルの様
 相を呈してきます(^^)。いったん静まってから、くぃ〜んとギターソロへ移って
 いきます。ピッキングの頭を消してふんわりした音色にするボリューム奏法から
 始まって、少しづつ手数が増えてきますが、非常にcoolです。今度は、ベースが
 ギターに呼応するように絡んできて、ゆっくりとギターのフレーズにも火がつき、
 ドラム・ピアノもガンガンと応戦してきます(^^)。安藤氏がニコッと後ろへ目配
 せをしてBメロへ戻っていくところで、大きな拍手が起こります(^^)。アルバム
 でも、後半のリフレインが段々ドラムソロになっていきますが、この日はサビへ
 入っただけで、既にパターンを崩してソロにいく構え(^^;。そして、いきなりか
 らバッシバシに叩いてくる則竹氏(^^)。EWIがオクターブ上げてサビを唄って、
 エンディングとなった頃には、10分近い演奏になっておりました。

 そして、ベースソロから…

☆9.DOOBA! WOOBA!!
 (”WAVE”VRCL-2024 / Village Recordsより2001再発)

 これまた懐かしい、須藤・則竹コンビでアルバムに入った唯一のデュオ曲(^^)。
 ウッドブロックで4つ刻みながら、上半身は爆裂する(爆)ドラムソロに続いて、
 ディストーションとコーラスも少しかけながら、ビシバシとチョッパーをキメる
 ベースソロ、ほとんどアルバムサイズだった…かな?でも、凝縮した感じでした。
 その勢いのまま…

☆10.BREEZE AND YOU (”TRUTH”)

 分厚いシンセブラスが轟くイントロから、和泉ピアノがメロディーを取りますが、
 少し音量が負け気味…かな(^^;。ドラムが少し手数を増やしたのに気づいたのか、
 伊東氏がニヤリとするシーンも。そして、アルバム版とは異なるようなモチーフ
 で、勢いのあるサックスソロが展開されます。後半の見せ場は、和泉ピアノソロ。
 高いテンションで最初っから飛ばしにかかります(^^)。アルバムテイクを思わせ
 るところもあれば、そこから飛躍したフレーズもあり、華やかで力強いフレーズ
 がバンバン出てくると、聴く方もテンションが上がってきます(^^)。

 「ここからは、懐かしい曲をメドレーで…」という伊東MCで、歓声が起こる中を
 始まったのは…

★11.脚線美の誘惑
 (”脚線美の誘惑”VRCL-2006 / Village Recordsより2001再発)

 イントロのフレーズの息もピッタリ。ちょっとシンプル目のアンサンブルですが、
 軽快さは…テンポはアルバムよりも速めだったかな? 中盤のテーマ進行に乗せ
 たドラムソロは、ホントに賑やか(^^;。そのまま…

★12.いとしのうなじ
 (”Stars and the Moon”VRCL-2013 / Village Recordsより2001再発)
 (「ザ!地球どんぶり」(フジテレビ制作・'85.10〜'86.3かな?)テーマ曲)

 Prophet-5のシンセリードでイントロが始まると、大きな歓声が起こります(^^)。
 この曲も、テンポ速いぞ! 客席から、右手が上がり始めます。1コーラスで…

★13.ALL ABOUT YOU (”ADVENTURES”)

 CMや数々のテレビ・ラジオ番組で知らないうちに流れていた(爆)この曲のサビ
 へ続いていく構成です。EWIが高らかに響き、林氏のシンセリードソロ(ちょっと
 バランス小さかったかな(^^;?)、そして、ほぼアルバムのまんまのギターソロ
 と続き、右手が上がるお客さんも多くなります。この曲はエンディングまで披露
 して、ラストノートが段々早くなる昨今のアレンジで盛り上がりました。

☆14.宝島 (”S・P・O・R・T・S”VRCL-2017 / Village Recordsより2001再発)

 クリアな音色のギターのイントロで、更に盛り上がる、和泉氏退団後もライヴの
 山場で演奏され続けていたナンバーの登場です。EWIのメロディーだけでなく、
 ピアノとギターのバッキングもよく通る、ミキシングバランスでした。そして、
 和泉ピアノソロへ。高いところから入ってきて、しかも途切れないフレーズです。
 サビメロに続くEWIソロも、軽快に…お祭りの笛のような(^^;華やかさだったで
 しょうか。ドラムの音も盛り上がってくると、和泉氏も、それを見守りながら、
 ニコニコと楽しそうにバッキングしてましたっけ(^^)。

 打ち込まれたスティール・パンの音…えっ、本田時代の楽曲、もっとやるの?

☆15.勇者 YUH−JA (”B.C.A.D.”)

 文字通り”勇ましい”ナンバーを、上半身を揺らしながら叩く作曲者・則竹氏と、
 小躍りしながらビートを刻む須藤氏。EWIとギターでユニゾったりハモったりする
 メロディー、伊東氏がステージで披露するのは、ほとんど初めてかな…それでも、
 一糸乱れぬプレイです。そして、ギターソロが最初から on FIRE!細かいフレー
 ジングのEWIソロも叫ぶ叫ぶ(^^)。

☆16.TRUTH (”TRUTH”)
 (「F-1 GRAND PRIX 1987〜1998」(フジテレビ制作)テーマ曲)

 そして和泉氏がオケヒットも弾く曲(爆)。林氏がシンセパッドとオルガンかな?
 でサポート。サビでは寄り添うようにしてプレイする安藤氏と伊東氏。そして、
 くぃ〜ん!と叫んで始まる安藤ギターソロ、こちらも叫ぶぞ伊東EWIソロと続き
 ます。後半のEWIソロ締めのフレーズも、昔と同じでしたっけ(^^)。

 王道的な盛り上がりナンバーで、チキンジョージのライヴにしてはちょっと早め
 の21:23、本編終了となりました。
 もちろん、アンコールはしていただきました。まずは伊東氏から。
 「楽しんでます..か?(拍手) やっててもすっごい懐かしい感じです(^^;。」
 ということで、メンバーを順番に呼びこんで、「行くぞーっ!」

☆17.CONTROL
 (”NATURAL”VRCL-2026 / Village Recordsより2001再発)

 カッティングが聞こえてきた瞬間、テーブル席は総立ちです。演ってみると結構
 リズム取るのが難しい(^^;ナンバーです。Aメロは、少し崩してあったかな?
 EWIの音色は、結構ソフトな雰囲気になってます。サビのところでの広がりのある
 アンサンブル、シンセの音色の雰囲気も含めてそのまま出ています。1コーラス
 終わったところで、イントロフレーズへ戻ると、弾かずに盛り上げたり気合入れ
 たりする(^^;和泉氏。一方、ギターソロ後のBメロ辺りから、則竹ドラムが猛烈
 に攻めてきます。須藤氏も気合入ってきて、サビへ突入。そして、いつまでも続
 いていきそうなEWIソロと、すっかり盛り上がってきます(^^)。

☆18.明日への扉
 (”HUMAN”VRCL-2037 / Village Recordsより2002再発)

 本田時代の楽曲・その3は、ミディアム8ビートのこの曲でした。さっきとほぼ
 同じようなソフトな音色だからでしょうか、イントロの雰囲気が、少しまろやか
 だったかな? ベース弾かなくてもいい(^^;場面もあったので、須藤氏は一緒に
 手拍子をしてたりしましたっけ。中盤のギターソロが、早弾きでノッてくると、
 ガンガンに叩きながらもgentleな雰囲気も残した和泉ピアノソロが続きます。
 …なんか、画ヅラ的には和泉氏奮闘する!って感じ(^^;だったかな。でも、こん
 なにガンガンと燃えてプレイする曲だったっけ(^^;? Aメロは少し遠慮気味?
 にも見えた伊東氏も、ソロは、伸びのある音色による伊東節満載でした。

 再び6人がステージを去りますが、お客さんはまだ終わらせてくれません。
 4分ほどして戻ってくると、今度は須藤氏が先頭でマイクを取ります。

須藤>まさかこういう役目をするとは思ってませんでした(^^;。そでで伊藤さんに、
   「お前、行ってくれ(^^;」と言われまして。なぜかと言うと、次は大変な曲
   なんですよね? サックスの大変な曲…何かな…やりましょうよ早く(^^;!
   僕も、曲順表を見て、腰を抜かしました(^^;。
伊東>ホントは、懐かしい曲中心のつもりだったんですが、火が出るような曲を…
須藤>もう1曲、行くぞーっ!(歓声)

☆19.MEGALITH
 (”NEW-S”VRCL-2030 / Village Recordsより2002再発)

 ライヴ版のイントロですが、ついに本田時代を象徴するテクニカルなこの曲も、
 演ってしまいました(^^;。少しハニカミながらかな?ブレイクの叫び(^^;も入れ
 る伊東氏(^^;。ドラムソロの間、須藤氏が伊東氏を盛り立ててます(^^)。そして、
 切り裂くようなフレーズでサックスソロへ。所々に伊東たけし的フレーズも織り
 交ぜながら、でも、結構不思議な光景(^^;です。シンセブラスもバリバリ入って
 ますし、キメはこっちも緊張しながら(^^;、でもさすがに決めていきました。

 21:51、6人が前に集まって一礼し、ステージを後にします。
 が、客席からは「もう1回」コールが止みません…3分後に、三たび現れたメン
 バーが、ピアノとEWIの刻みから、ゆっくりと始めたのは…

☆20.LITTLE MERMAID
 (”MAGIC”VRCL-2005 / Village Recordsより2001再発)

 ライヴハウスでのアンコールの定番、激励系(^^;メロディーの王道的ナンバー。
 須藤氏・伊東氏の右手突き上げも、まだまだ元気(^^)。Aメロのバックのアンサ
 ンブルも、少し音が薄い目…だったかな?林氏のオルガンも加わって盛り上がっ
 てきたところで、サビでは須藤氏がベースのネックごと(^^;突き上げてます。
 ギターがサビをかき鳴らす頃には、林氏も手を突き上げてたかな? ピアノソロ
 を経てBメロに戻ってくると、グリッサンドも入った林オルガンが叫ぶ叫ぶ(^^)。
 そしてサビ…最近やってた、音量を下げて可愛らしく^^;;やるパターンもあって、
 後は野となれ(^^;(爆)。伊東EWIが叫び、和泉ピアノが転がり、安藤ギターが
 ぐぃっ!と迫り、須藤ベースがブンブン刻み、則竹ドラムも豪快に叩き、大騒ぎ
 のまま、エンディングを迎えたのでした。

 「どうもありがとう!これからも、スクェア・ファミリーをよろしく!」と伊東
 氏が締めて、22:10、6人がステージを去り、BGMが流れてきます。

 でも、かなりのお客さんが、まだ帰らずに残ってアンコールを求めてます(^^;。
 そして…

伊東>いぇぇぇいっ!(拍手)どうもありがとーっ!みんな、サイコーっ!(拍手)
   神戸、サイコーっ!(拍手)チキンジョージ、ありがとーっ!(拍手)
   行くぞぉぉぉーーーっ!(拍手)

☆21.IT’S MAGIC (”MAGIC”)

 テンポがややゆっくり目だったかな?で、こうなりました(^^)。少し柔らかめに
 滑り出す、メロディーの伊東サックスです。お馴染みのベースソロにまで、合い
 の手を入れるように絡んでくる則竹氏(^^;。そして、Prophet-5で林氏がソロを
 取ります。こちらは、ブリブリと太い音色でメロディックに決めていきます。
 和泉氏のA-90エレピ、安藤氏のコードバッキングと、この曲もすこし薄味(^^;な
 アンサンブルではありますが、後半は、林氏がシンセパッドとブラスアタックの
 両方を入れながら、サックスのフレーズが熱く熱く響きます。 耳馴染みのある
 フレーズもソロの中に一杯飛び出して、盛り上がった同窓会は、22:11にホント
 の終演となりました。
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 <SET LIST>  2000.09.29  @神戸・CHICKEN GEORGE
    1.ADVENTURES  2.OMENS OF LOVE  3.IN THE GRID  4.TRAVELERS
    5.PIOCCHA DI CAPRI  6.FRIENDSHIP  7.FORGOTTEN SAGA  8.GIANT SIDE STEPS
    9.DOOBA! WOOBA!!  10.BREEZE AND YOU  11.脚線美の誘惑〜12.いとしのうなじ
    〜13.ALL ABOUT YOU  14.宝島  15.勇者  16.TRUTH
    [ENCORE]17.CONTROL  18.明日への扉  19.MEGALITH  20.LITTLE MERMAID
    21.IT'S MAGIC

 チキンジョージのスクェアというと、途中でてんこ盛りのソロ回しをフィーチャー
して、23時近くまで盛り上がるという印象があったんですが、この日は、その点で
言うと少し短め、でも、予想通りの懐かしい曲からやってしまった(^^;あの曲まで、
この5人で20年分のスクェアを駆け足で振りかえるような構成に…したのは、安藤
氏みたいですね。須藤氏が曲順表見て腰を抜かしたくらいですから(^^;。30日の方
は、若干曲目の入れ替えがあったとか。
 そういうラインナップの組み方を見ると、この日の時点では、スクェアは安藤氏
のバンドだったんだなぁ…色んな意味や見方はあるかもしれませんが、そう思った
のは、正直なところです。

 まぁ、そういう事情はさておきますと、美味しい曲ばかりが集められた、楽しい
ライヴでした。これほどの楽曲・パフォーマンスを残してきた5人を、いきなり手
伝う事になった林氏、ホントにお疲れ様でした。(カシオペアのローディー堀内氏
(当時)に、雰囲気が似てた(爆)ように思ったのは、私だけかな(^^;。)

 2日間に渡って行われたこのライヴの模様は、MCでも触れられていたように収録
されていて、2001年1月24日に、「MOMENT〜MEMORIAL LIVE at CHICKEN GEORGE〜」
(VRCL-3334〜3335)としてVillage Recordsより発売になっています。

 ということで、貴方にとって、このステージはどんな時間だったでしょうか?
 それでは、またお目にかかります。

文字正人(QFG03621@nifty.com) with PCG-C1XF from YOKOHAMA
1ST ON LINE: 2001/01/01 (WEB SITE ORIGINAL)
LAST EDITED: 2003/11/17(再発盤のCD規格番号を修正)


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