こんばんは。「実況中継ライヴ・オン」文字正人です。
これまでにも何度かお伝えしてきました、是方プロジェクトの中で最も”濃い”
メンバーによるセッションバンド・野獣王国。遂に、インディーズではありますが
メンバー念願のライヴ録音盤を制作することになりました。その最終日に立ち会う
ことができましたので、ＣＤ発売に先駆けてお伝えした分をここに採録します。
なお、曲目表記は、アルバム”野獣王国LIVE”（YJOK-001〜002 / BLACK BOX）で
確定したものに揃えてあります。（「新曲Ｚ」は「Z-PARADISE」とか） 収録アル
バム名も、ライヴアルバムに入らなかったものは注釈と言う形にして、それ以前に
収めたアルバムのみ表記しています。
では、野獣のメッカ（爆）・京都木屋町から、ライヴ・オン！
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金曜の夜、ＪＲ山科駅を降りたときは雨模様でしたが、土曜になると、厚い雲の
間から淡い青空ものぞいていた、京都府南部地方。外は爽やかというか、日が落
ちるとやや肌寒くなってきました。しかし、ここだけはそうではなかった(^^)。
18時丁度にRAGの前にくると、かなりのお客さんが並んでます。以前はリハーサル
が18:20くらいまで続いたこともありましたが、この日は直前で終わったか(^^;。
時間いっぱいまで立ち見のお客さんが増え、開演直前には150人近くまで入ったと
思います。
19:45、生瀬勝久そっくりの秋葉店長挨拶の後、”心優しき野獣達”の登場(^^)。
＜野獣王国＞ 1996.11.02 ＠京都・LIVE SPOT RAG
是方博邦(Gt) 鳴瀬喜博(B) 難波弘之(Key) 東原力哉(Dr)
☆１．ＧＯＬＤ ＲＵＳＨ
（是方博邦”FISH DANCE”Kitty RECORDS・生産終了）
ギターボコーダーでメロディーをとる、ここのレパートリーの中では”ほのぼの
した”ミディアムナンバー。収録アルバムは廃盤なので、早速お買い得か(^^;。
ギターソロが盛り上がってくると、一緒になって音量が上がってくるのが、この
リズムセクションですね(^^;。ラストノートが長くなり、なんかライヴそのもの
のエンディングみたいでありました…って、まだ１曲目やぞ（笑）。
ナルチョがしんどそうに手首を振ってます(^^;。「１曲目は１曲目らしくやらな
あかんやろ（笑）」と、是方氏(^^;。
☆２．Ｚ−ＰＡＲＡＤＩＳＥ （是方博邦）
ちょっと前からやってる”新曲”シリーズで、細かいリズムの上にポップなメロ
ディーがのっかる、個人的にはお気に入り（特に、王道的音色のシンセブラスと
ギターによるサビが(^^)）の曲。難波氏、飛び跳ねながら弾いてます(^^)。ギター
ソロでは、口で一緒に歌いながら弾いているシーンが印象的でしたね。その後の
エレピソロも、段々とテンションが上がって盛り上がってくるのがよかったです。
サビの最後の早弾きユニゾン（ズルかました人もいたかな？^^;;）、見事(^^)。
是方氏からCD発売決定と発売記念ライヴの告知がありました。
是方氏が喋ってるうちに、振ってもいないのにナルチョが喋りだした（笑）。
鳴瀬＞ただ今ご紹介に預かりましたベースの櫻井哲夫です（笑）。野獣王国は元々、
鳴瀬さんがやってらっしゃいますが、今日は私サクライがやります（笑）。
私なりに野獣らしさを出して行きたいと思います（笑）。野獣ツアーの前に、
六本木ピットインで本多（俊之）さんとラジオクラブをJIMSAKUでやったん
ですが（ホントはナルチョ・念の為^^;;）、あそこのキーボードの宮城純子
っていうオバハンが（笑）「今日は上品なリズムセクション！（笑）」と
言ってました。力哉さんと鳴瀬さんだと下品に…あぁ紛らわしい！（爆笑）
ところで、今日はライヴレコーディングだそうですが、どういうことかと言
いますとライヴでレコーディングをやるわけですが（笑）、なんでライヴ？
是方＞予算がないんだよ（笑）。
鳴瀬＞いつもは武道館でやってるんですが（笑）、ＲＡＧさんの方が「どうしても
うちでやってくれ！集客は問題ない・２日で４万人動員するから（笑）」
今日は1000人くらい？、昨日は39,000人入りまして（爆笑→拍手）。
みんな気ぃ使わないで(^^;。どうせここは、はいんないんだから（笑）。
実は客席にもボーカルマイク…じゃない（笑）、収音マイクですか(^^;？
初日の、シィッキンジョージは、客全員にマイクをつけてもらって、おもいっ
きり頭から大きな拍手をしてもらいました。客４人ですから（笑）。照明の
中に隠れてますから、余り悪口を言わないように（笑）。「トチってやんの
よ！」とか「何だこの曲！」とか言わないで、「いぇぁ〜っ」……外人調で
言ってね(^^;。「Oh,groovy(^^)!」とか（笑）。頼むよ！お願いだから！
「ぅおおらぁっ！リキヤ〜っ！」（歓声）とか。
CASIOPEAで、メルボルンでライヴ録音をした（LD/VHS”MADE IN MELBOURNE”
・CD”WE WANT MORE”共にPIONEER LDC）時に、日本からツアーのお客さんも
来てたんですけど、客席に日本人が映っちゃうと、ヤラセじゃねぇか、五木
ひろしのハワイ公演じゃねぇかって（笑）ことで、日本人のお客さんは２階
に上げられちゃったのね、かわいそうに。で１階は外人さんだけだったんで
すけどね、チキンジョージのコジマって社長が個人で遊びにきてて、酔っぱ
らってて、ベースソロの時に「ナルチョぉ〜っ！」っておもいっきり入って
るんですよ（爆笑）。あの一声で、全てインチキくさいライヴ録音になりま
した（笑）。（ビデオのカウンターで45分ころかな？筆者はわからんかった）
今日は”Live in Theatre”って感じでお願いしますよ^^;;。
どーでもええかど、オレ、むちゃくちゃ疲れとるわ(^^;。喋り疲れってこと
もありますからね（笑）。今日はネタがありますから(^^;。
是方＞メンバー紹介はこの後なんですよ（笑）。
鳴瀬＞すいません、紹介されたもんだから喋っちゃって（笑）。
是方＞サクライ・テツオ！（笑） …いやぁ、絶対真似できない芸風やねぇ（笑）。
次の２曲は、難波さんコーナーですぅ！（拍手）
ということで、次の曲を紹介しますが、２曲目はおなじみの曲！と紹介すると、
客席のかなりの人数（私を含む（笑））が正解を叫び、苦笑する難波氏(^^;。
難波＞参ったなぁ(^^ゞ（笑）ヒットチャート第１位になったらどうしよう（拍手）。
「HEY!HEY!HEY!」出よっか（笑）。安室奈美恵の横でディメトラ（笑）。
是方＞ＲＡＧで演奏した全ての曲の中でも１位ちゃう？
難波＞ひとえに、踊り易いダンサブルな渋谷系の曲を書いたかいがあった（笑）。
鳴瀬＞踊り易いよね。気絶し易いとも言う（笑）。
☆３．鉄腕アトム
Prophet-5がきらびやかに入ってから、ストリングスであのイントロが奏でられ、
お馴染みのメロディーが軽快な８ビートに乗って出てきました。太い音のシンセ
ソロをたっぷりはさんで、２コーラスに渡る展開でした。
☆４．ＤＩＭＥＮＳＩＯＮ ＴＲＡＶＥＬＥＲ （難波弘之）
イントロのユニゾンだけでも疲れる(^^;ダンサブルな^^;;別名・変拍子の百貨店
とも言われる難曲が登場。4/4→7/8→6/8→5/8→5/8,6/8→6/8となる忙しい曲も、
ソロになると…6/8→3/4→4/4てな感じかな^^;;。リズム隊が心なしか慎重だった
ようなピアノソロ、難波氏は、熱がこもるあまり某氏みたいに口をあけるだけで
なく頭を振り乱しての演奏でした(^^)。いったん静かになってからエンディング
までの盛り上がりで、ドラムの音量が上がるあたりは、力哉氏の音が「ドスドス
ドス！」と聞こえたような気もしたかな(^^;。
最後まで気の抜けない曲が終わって、気がつくと力哉・鳴瀬の両氏が「うまいこ
といったぁ！」という感じで、お互いに握手をしておりました(^^)。
鳴瀬＞やったー！（歓声） これで、野獣王国もプログレ・ロック界に殴り込みを
かけることができました（笑）。ありがとう！（歓声）
打倒！センス・オブ・ワンダー！（笑）
難波＞なんやてぇ？（笑）
鳴瀬＞あ、本人おるわ（笑）。さ、かえろか（笑）。
この間に、是方氏がギターを持ち変えています。
是方＞楽しんでらっしゃいます？（拍手） おっ、もうビールいってるねぇ(^^;。
もう終わったも同然（笑）。
鳴瀬＞テンパイ・タバコみたいなもんやな(^^;。
是方＞…何言おうかなぁって考えながら、ちょっと休んでるんですよ（笑）。
じゃ、ここらで、野獣でも静かな曲ができるんだぞ、というところを（笑）。
☆５．ＴＥＡＲＳ ＯＦ ＭＥＲＭＡＩＤ （是方博邦）
ペダルでアタックが消え深いディレイがかかった、ジャジーな音色のいいムード
のギターソロから始まる、ゆったりしたバラードナンバーです。どーーんとくる
ベース、静かな中にも空気を震わせるドラム、さりげなくサポートするエレピと、
大人の演奏です(^^)。よく唄うギターはもちろん聴きどころなんですが、楽器だ
けでなく顔でも唄っているナルチョ、力哉氏全身を使っての繊細なブラシワーク、
ハーモニカ音色での渋い難波ソロと、見どころ・聴きどころいっぱいでした。
☆６．ペンギンの初恋
（是方博邦”KOREKATA”VRFL-1026 / Village RECORDSより再発）
続いては、タムやスネアだけでのドラムソロから入って、タイトル通りのかわい
い曲に。前と同じ音色のギターにストリングスアンサンブルが”んちゃ、んちゃ”
と入り、所々でハネるベースからはユーモラスな、そしてギターのメロディーか
らはちょっと切ない、ペンギンの姿が浮かんできました。
それでは、ここでやっとメンバー紹介になります。まずは難波氏。
是方＞（かんで含めるように）ナ・ン・バ・さ・ん・は、い・そ・が・し・い（笑）
難波＞なんかこわれとるな(^^;（笑）。ワープロで打ったみたい（笑）。
是方＞昨日変な夢見たんですよ〜。三枝成彰って知ってる？ナルチョとか難波さん
が（手伝い）やってる。めっちゃくちゃ難しいんですよ、あの人の譜面。
やったことないんやけど、夢の中であの人の仕事やってて、毎回同じところ
の譜面のオタマジャクシが変わるんですよ（笑）。「いかれへーん！」って
やってるうちに、最後の方に迷路になってるんですよ（笑）。「ああーっ、
どこ行ったらええにゃー！難しい〜！……あっ！」って目が覚めた（爆笑）。
難波＞やっぱりライヴレコーディングのプレッシャーだよ、それ（笑）。試験の時
間を過ぎた夢を見るのとかと同じ^^;;。
是方＞それで難波さんはね、これが終わったらすぐまた、矢野！とちゃうわ（笑）。
難波＞やっぱこわれとる（爆笑）
是方＞何やったっけ、…吉田美奈子！の…
難波＞すぐはないの^^;;。帰ってすぐは、一日だけ山中湖でこれのトラックダウン
するじゃない？ 翌日からレッドウォーリアーズ再結成ライヴのリハーサル。
是方＞最年長メンバー（笑）
難波＞うっせぇーなぁ！ガオッ！（笑） 友達から電話がかかってきて、「レッド
ウォーリアーズ入ったの？」「いやぁ、サポートで武道館１回だけ」「写真
週刊誌にメンバーみたいに名前出てたよ（笑）」あちこちに出てたのね。
ホントに事務所の力が弱いとね…ま、いいや（笑）。
是方＞この間はNHK「ひまわり」（朝ドラマ）で、億かせぎはって（驚嘆の声）。
難波＞よう言うわぁっ！もうねぇ、ムッチャクチャギャラ安いんですよ！（爆笑）
朝ドラマでも、え”ーーっ！ってくらい（笑）。 三枝さんがよくテレビで
言ってるでしょ？やってみてよーくわかった(^^;。
是方＞「タモリの音楽は世界だ！」もメッチャクチャギャラ安い！（爆笑）
難波＞どうしてボクらは、ご予算少々の仕事ばかりなんでしょうね（笑）。今日は、
社会に対して訴える集会にしよう！（笑） 今だから言えるけど^^;;。
なにしろ、あんまりギャラ安いんで、人間呼べなかったんですよ。土岐のオ
ヤジとか…（是方氏の方へ）お呼びできなくて申し訳ございませんm(__)m。
是方＞どうせ俺は大谷礼文の次や(T_T)。
難波＞「鉄腕アトム」の原型は、エスエス製薬の「鉄腕ドリンク」だっけのＣＭで
書いた曲なのよ。で、これはもったいないからフルバージョンやりたいなと
思ってたら、「音楽は世界だ！」でフルバージョンやる機会があって、CMの
時はギターが大谷礼文さんだったのね。そしたら、「なんでワシ呼んでくれ
へんねん！」（笑）って言われて、ビビリまして（揉み手モード(^^;）。
次のCMの時は是方さんが弾いていただいて、大変ですよ、みんなに気ぃ使っ
て（笑）。今度はちゃんとみなさんもお呼びいたしますんで(^^ゞ。
…もう指紋なくなっちゃう（笑）。
是方＞気ぃ使う難波弘之！（拍手）ドラムス・東原力哉！
（拍手・太い声の歓声が上がる）
鳴瀬＞（かけ声）男ばっかしやで（笑）。
力哉＞そうなんや、ま、男が男にもてるってのは、またひとつのね… うん、俺は
嫌やけどな（笑）。昔、ナニワ・エクスタシー（笑）っていうバンドやって、
それでツアーを回ると、まぁ６：４くらいかな？男が６、婦女子４。
（なんやかんやで３分経過（爆）：筆者注）
その後、レゾナンスなんやらってのもやって（笑）、これも男ばっかりなん
や^^;;。こうなったらもう、男が男に聞かせて喜ばすしかないと^^;;。女は
出入り禁止のライヴにしようかと思うてるんや。（女性客を向いて）だから、
帰れよ^^;;（笑） んで、オーディションしてええのはマルつけて置いとく。
（笑）な、あるべき姿やろ？（笑）。今度、俺が国会に立候補して、日本を
一夫多妻制にすると（笑）。ええと思う人！（拍手）でも、今でもそういう
国あるよ。だいぶ前に行ったバングラデシュって国は一夫多妻制。で、鳴瀬
さんとソックリの顔面したオヤジがおって（笑）、年は７０幾つですけど、
いや、そういうええ雰囲気の人（笑）。…センパイ、任せて下さいよぉ(^^;。
先輩のために太鼓叩いてますから（笑）。そこは奥さん５人おって、５人目
の嫁はんは娘より若い(^^;。ちゃんと国の審査が、あなたは何人までＯＫ、
っていう審査があるのよ。（基準は）やっぱり稼ぎちゃうかなぁ。
難波＞ローンと一緒や（笑）
力哉＞国の審査は引っかかるから、自分で、ここまではＯＫ！ＯＫ！ＯＫ！（笑）。
…なんか全然無茶句茶な話してるなぁ^^;;。今までの話全部カットやな^^;;。
難波＞この民主主義を無視したドラマー！（笑）
力哉＞そんなことないで。俺なんか、Sweet and Jentleやから^^;;
鳴瀬＞し〜〜んとしとる（笑）
力哉＞もっとオモロイ話せなあかんな(^^;。オモロイ話はみんなに任しとこ（笑）。
全員が同じオモロイ話しとってもおもろない^^;;。…んでまた、し〜んとな
りよる（笑）。昨日の話はもうせんぞ！（笑）あれはシリアスな話やからね。
シリアスな話より尻出しの話せなね(^^;。…笑えよ！（笑） なんか、段々
誰とは言わへんけど、ムラカミ・シュウタ・ポンイチに似てきたな（爆笑）。
（なんやかんやで少し飛ばします^^;;：筆者注）
…ＣＤに入れてもええ話しよか（笑）。これで勘弁しとくわ（笑）。
是方さんとは、ナニワエクスタシー・ピュッピュッ（笑）のころに、大阪城
ホールで、向こうは松岡直也ウィシング（グループ：是方氏訂正）、なんと
その日が解散やったという^^;;。楽屋行ったら葬式みたいやって（笑）。あ
の頃サテンのシャツ着てたん知ってんねん。田舎のヤンキーみたいな（笑）。
この人、すっごいカッコええのに、服のセンス最低やなぁ（笑）。髪の毛、
やまんばみたいで（笑）。喋るとカッコ悪いんや（笑）。
是方＞それはみんなや(^^;。
力哉＞鳴瀬さんは、やったんやなくて、打ち上げかなんかやったんですよね？
覚えてない？
鳴瀬＞だって、ハチハチ（Rock Day）で見たから。
力哉＞そうや！俺ら出演バンドやったんや(^^;。（客席：ええええーっ！）
鳴瀬＞それは俺に喋らせてくれ（拍手）。（昔）8・8 Rock Dayに（ナニワエキス
プレスが）出て、審査員で行きました。えらい場慣れしてるバンドで、派手
なドラムがおるなぁ(^^;と。決勝はQUYZってバンドでゲストで出たんだけど、
審査員は難波だ！（おぉ〜っ） で、ソデで見てたら裸足で叩いてるじゃん
（笑）。「すごいなぁ、大阪は色々なんがおるなぁ、コテコテやなぁ」（笑）
で、最後の曲で審査員の難波が乱入する予定だったわけ。ところが、審査が
延びちゃって、あと４小節くらいで終わりって時に、初めて難波出てきたの。
そしたら曲終わっちゃって（笑）。コンテストにはああいうバンドは出たら
いかん。あんなナメたバンド（笑）。だって、通るじゃん。うまいし、どっ
しりしてるっつーか、場慣れるっつーか生意気っつーか（笑）。コンテスト
終わって、賞品が出ても、誰も受け取る奴いないのよ。仕事行っちゃったり
とかさぁ（笑）。
力哉＞みんな仕事に行っとったからなぁ（笑）。
難波＞プロが出ていいんか！と思った(^^;。その時（力哉も）髪の毛ふさふさ（笑）。
力哉＞明日は我が身ぢゃ！（笑）
鳴瀬＞野獣王国そのものが生まれたきっかけは、是方スーパープロジェクトって言
う、どこもスーパーじゃない、スーパーマーケットみたいな（笑）、その時
のあれでね。それで生き残ったのがこの４人や(^^;。って言うか、他はもう
是方が呼んでも来ないんで、俺らだけが来たと（笑）。ちゃうの？
是方＞六本木ピットインでVOL.50までやったんやで。毎回違う人呼んで。
力哉＞なぁなぁ、今、俺が喋ってたんやぞ！（爆笑） わかるやろ？俺がこの人ら
の後ろでずぅーっと黙ってる理由が（笑）。よぉー、みんな喋るから、俺が
喋り出すとデタラメになってしまうから（笑）。俺は一歩オトナやな（笑）。
鳴瀬さん（どっかに隠れてしまう（笑））、ええ先輩と会えて幸せです（笑）。
難波＞ナルチョ、最近は”なるじぃ”って呼ぶと返事しますからね。
力哉＞俺が喋ってるんや（笑） もうええわ(^^;。今日もがんばります（拍手）。
是方＞鳴瀬喜博！（拍手） せぇーの！なぁ〜るじぃ〜！
鳴瀬＞なに？（笑） まぁ〜、長いよねぇ話が（笑）。鳴瀬家の家訓はですね、
「男の喋りはみっともない」（笑） だからなるべく人前では喋らないよう
にしてます(^^;。ま、やむを得ずマイクを向けられて喋るのは、これはしょ
うがないんでございます。今日は、こんなに集まっていただいてありがとう
ございます。ライヴレコーディングってことで、公称称４万人です
から（笑）、拍手はあくまでも一人で５人分お願いしたいわけです（笑）。
どういうことかって言うと、そういうatmosphereというか、雰囲気を作る、
一人５倍の拍手。（腕を円を描くように回しながら拍手）回してください
（笑）。全員が回せば、この５倍は入っているように聞こえます。だから、
”ライヴat武道館”ってしたって全然おかしくない。武道館のDEEP PURPLEの
写真かなんか使って（笑）。全然問題ない。だって、誰も知らない（笑）。
是方＞それでＣＤ売れるかもわからん（笑）。
鳴瀬＞客が「おっ、武道館でやるのか。どんなバンドか聞いてみよっ」。聞いたら、
喋りばっかり（爆笑）。そんなことないよ、演奏一生懸命する、インストゥ
ルメンタル・ですよ^^;;。珍しいよな、こんなに喋るインストゥルメンタル
（笑）。 えっと、もっと喋っていいんですか？（拍手）
少し飛ばして（爆）、CASIOPEAの”Flowers”録音でオランダへ行った時の話。
鳴瀬＞みんな背が高いんですよ。洋服屋行っても子供用でないと駄目（笑）。
あとトイレが大変なんですよ。ここらへん（顔の高さ（笑））ですから。
もう、（便器で）顔洗おうとか（笑）。私は届きますからあれなんですけど、
メンバーは大変でして、苦労しましたよ、ギターの人とか（爆笑）。
そいで、ノースシーってでっかいジャズフェスに出まして。これはあちこち
でしたので省いて喋りますけども。受けるんだよね、ああいう派手な奴も。
その日のうちに現地のＴＶでオンエアされるのね。で、ラリーグラハムのを
やってたんですよ、２万人入るところで。俺はいつも客席乱入をメンバーに
踊らされて…いや、脅されてやるんですけど^^;;。…踊らされてどうするん
だ！（爆笑）そのステージ、ものすごい高いわけ。私は乱入できなかったん
ですけども、帰ってＴＶつけたら、ラリーグラハムが客席に乱入してるの。
すごいやろー、オッサンもうヨイヨイなのに（笑）。動いている間は弾かな
いの。で、ボーヤが椅子を持って後ろからついて行ってるのよ。で、ここだ！
ってところで止まって椅子を置くと、その上に乗ってベースソロやるの（笑）。
で、一通り終わって椅子を降りて次のところへ移動するの（笑）。すると、
ボーヤがまた（笑）。今日やろうかと思ってますのでヨロシク（拍手）。
でも、ＲＡＧじゃぁ椅子の上に乗ると天井ついちゃうもんな（笑）。これ、
危ないなぁ。ベースソロの途中でガタガタって音がすると思います（笑）。
是方＞見た人だけが知っている（爆笑）。
鳴瀬＞ラリーグラハムのような道を歩んでますんで、ヨイヨイになっても、ひとつ
よろしくお願いします（拍手）。
…こんなにしんどいのを毎日９日間、移動して続けてるんよ(^^;。
最後の力を振り絞ってやりますんで、拍手よろしく！（歓声）
ドラムのスツールに乗ってリハーサルをしてます（笑）。
鳴瀬＞でも、ベースソロの途中で笑いが入るわけやろ？（笑）
是方＞何やってるんやろ？って客がくるわけや。でも、オランダってすごいねぇ。
ギター、是方ですぅ！（拍手）
この４人、いつケンカ別れになるかわからへんので（笑）、ホントに残しと
きたかったんですよ。いい機会に巡りあえて(^^)。やっぱりこのバンドは、
ライヴや思えへん？（拍手）それもＲＡＧ！（歓声）
力哉＞なんで？
是方＞だって、六ピってお上品じゃん？（笑） ここは一緒になってワイワイ騒い
でくれるやん(^^)。次はドラムソロフィーチャーですぅ！（拍手）
☆７．ＰＵＲＰＬＥ ＳＡＵＲＵＳ （是方博邦”KOREKATA”）
いきなり大音量に（爆）。５弦ベースのチョッパーがベキベキうなり、大迫力の
リズム隊がRAGを踏み荒らして行きます（笑）。ドラムが暴れる前に^^;;まずは
ピアノが暴れます。途中でドラムと掛合を演じたり４ビートみたいにしてみたり
と、ソロが盛り上がるとともに音量が上がるシーンが、またやってきます(^^)。
始まってから５分半後にドラムソロ突入(^^)。始まってしばらくしていったん止
みますが、徐々に怒騰のようなドラミングに戻ると、今度はなかなか静まらず、
ドドドドド！と押し寄せてきます。いつのまにかロールになり、第２部に入りま
すが、手数は増える一方(^^)。一瞬の静寂の後、タムが見た目にも大きく揺れ、
脳天を突くようなスネアが響きます。ソロが７分ほど経過して、ハットワークを
魅せるパート。まずは個々のシンバルの反応を確かめるようにした後、ハットと
ロールで雷鳴が轟いたかのようなシーンが訪れます。叩きまくり、踏みまくり、
ティンバレスがスコーーン！と響くと、また嵐がやってきます(^^)。
難波・ナルチョの両氏が口をあけたまま見守る中、締めのドラの音がRAGにこだま
したのは、実にソロ開始から12分後の21:29でありました(^^)。そして、この後の
ギターソロで、まだ暴れるんですよ！(^^) やっぱりケダモノや（笑）。
鳴瀬＞やったねぇー(^^)。
力哉＞死ぬ〜(x_x)（笑）
鳴瀬＞長生きせぇへんで（笑） 見られるのは今のうちや（笑）。
力哉＞鳴瀬さんもやで（爆笑）。
☆８．哀愁のクジラ （是方博邦”KOREKATA”）
ふくよかなシンセパッドがどーーーん！と鳴り響いて始まり、宇宙船が飛んでる
ようなシンセ音（アルペジエーターも入ったかな？）に、鳴き声のようなボトル
ネックギターが入ります。是方氏のちょっとストイックな表情がいい(^^)。力哉
氏のバチがおおらかにビートを刻んで、パッド系シンセにのって、是方クジラが
大海原に泳ぎだします(^^)。
１コーラス目は、ナルチョが真剣な眼差しで見守る中、３人でのアンサンブル。
サビの前にドラムのアクセントが大きくなり、ナルチョがボトムに加わります。
派手なディストーションとボトルネック奏法によるバリバリに鳴きの入ったソロ
があり、その後のブリッジのシンセは、今回はよく通ってました(^^)。大サビで
盛り上がってくるところでスッとボリュームを落として、クレッシェンドでまた
盛り上げるところなんか、もうたまらん(^^)。左右に揺れながら(^^;の難波氏、
シャープにかつどっしりとリズムを刻む力哉氏、全身で唄っているナルチョ、
そして弾きまくる是方氏。何度もMCでこの曲をライヴ録音したいと言っていた、
今回の企画の原動力のようなナンバー、ナルチョ・力哉氏の終演後の握手を見る
までもなく、大成功だぁ(^^)。
ところが！力哉氏、クジラの最中にペダルを壊してしまったんであります(^^;。
力哉＞キックなかったら、ただのオッサンやな（笑）。
難波＞ベードラだけ（オーバー）ダビングするか？（笑）
てなわけで、困ったときはこの方のMC(^^;
鳴瀬＞ただいまご紹介に預かりました（笑）、今度こそご紹介に預かりました(^^;。
今日の”ツェーデェー（ＣＤ）”は（笑）、インディーズレーベル”BLACK
BOX”・黒い箱（笑）から出るわけですが、インディーズってのは若い人たち
のもんだと思ってました。我々20年以上やっていて、インディーズからまた
出すというのも、うれしいような恥ずかしいような！（笑）でも、アメリカ
だと最近はジャズフュージョンはほとんどインディーズなんだってね。
是方＞ジョン・スコフィールドが、自分でライヴの間に売ってるんやてね(^^)。
鳴瀬＞直接商店街とか回って「今度出ました」ってやると、町のオッサンが間違え
て買っちゃうんだよね（笑）。俺らも行商行こうや！（笑）町で見かけたら、
自分が持ってても「１枚買うてあげよ^^;;」と（笑）。で、これが売れれば、
こういう音楽がこれからボコボコ出れるわけ。若者でなくてもインディーズ
から出せるわけ。私はこれを300万枚出るとみてます（笑）。
難波＞質問でーす！ 本当に「野獣王国」の名で出るんでしょうか？さっき便所で
「暴力温泉芸者」ってのを見たんですが（笑）、殆ど一緒だなと（爆笑）。
鳴瀬＞RAGはみんな体に染み着いてるからいいけど（笑）、地方回ると「野獣王国
来る！」「野獣王国参上！」ってやるけどど、恐くて誰も来ないよな（笑）。
難波＞前に相模大野（神奈川）でやったとき、子供の親が勘違いして電話してきて、
「どんなけものがくるんですか？」（笑）
是方＞「どんなぬいぐるみショーですか？」とか（笑）。…実はねぇ、本当に悩ん
だところなんですよ。１カ月くらい前。
鳴瀬＞でですね、今度のツェーデーは、総合プロデューサーに、あの是方博邦を迎
えてるんですよ！（拍手） TRFのプロデュースが終わって、マリブの家の
消失にもめげずにですね（笑）、是方博邦さんをお迎えしてるんですよ。
すごいでしょ！ …ええぇ〜って言ってよ！（客席が言うと）嫌そうやろ、
お前ら（笑）。実は変なギターを弾いてるのがそうなんですが（笑）。
なぜ僕たちのような新参者をプロデュースしようと思ったんですか？
是方＞これからはね、年寄りからプロデュースしていこうと（笑）。
鳴瀬＞今後の日本はジジババばかりになっていきますから（笑）。ジジババの為の
”Fusion Violence Sound Music”や（笑）。
是方＞それでフュージョン界を盛り上げて行こうと。
鳴瀬＞なんか盛り下がるような気がするなぁ（笑）。
難波＞質問です！こんな音のの暴力でもフュージョンって言うんですか？（拍手）
鳴瀬＞なんやその拍手は（笑）。”Punky Fusion”やね（笑）。バスドラの方は？
難波＞あー、こちら上九一色村のバスドラのペダルの前ですが（爆笑）、大きな動
きはない模様です（笑）。
鳴瀬＞それでは、スタジオで続けます（笑）。大変な騒ぎでもって、修復工事が行
われております（笑）。こういうライヴレコーディングができるのも、はっ
きり言って私達だけです（笑）。カシオペアでなら、４人くらいがここら辺
でもって右往左往してます（笑）”うわぁーっ！”と、えらい騒ぎになって、
向谷が段取りを進めるべくペチャクチャ喋りますが（爆笑）、
難波＞うちは全員で喋ります（笑）。
鳴瀬＞こういう、パンキーなインストゥルメンタルもフュージョンって言います！
（笑） 他にないやろ（笑）。”ムードミュージック”とか？（笑） 騒が
しいムードっつーのもあるか？（笑）
是方＞焼き鳥屋で「どんな音楽やってんの？」って聞かれて困ったもんなぁ（笑）。
丁度「タモリの…」に安いギャラで出てた頃（笑）、「あっ、ＴＶに出てた
人や！ところで、普段はどんな音楽やってんの？歌を歌うの？」（爆笑）
難波＞そうそう！！！（やたら大きくうなずいて）俺もよく言われる！（笑）
「お兄さん、歌か何か歌ってんの？」（爆笑）
是方＞「最近の若い人はいいよねぇ」って…若ぅないわい！（爆笑）
鳴瀬＞米子に行ったときに、青年会の人たちに「いやぁ、若くっていいですねぇ。
僕なんかもう39ですから」（爆笑） だから今日は、Adult Violence Fusion
Organied Sound of Music(^^;（笑） はいもう一度！（笑）
難波＞こちら上九一色村の…
鳴瀬＞ちょっとすいません！音声の方が届いていません！（笑）
難波＞”第６東原”の前にきております（爆笑）。今、東原に○○法が適用される
模様です（爆笑）。次のドラムソロによる破壊活動を行う危険性があるとい
うことです（大爆笑）。
鳴瀬＞では、ここで識者の方であります、ヘロカタ・コレクニさん（笑）。
是方＞うーん、困ったことですね（笑）。
鳴瀬＞では、大島渚さん…
力哉＞あんたら、人の不幸で遊ぶな！（大爆笑）
是方＞これ、入れたいなぁー、ＣＤに！（爆笑＋拍手）
鳴瀬＞まだでしょうかねぇ^^;;。ただ今暴力事件が、ボーヤを暴行しておるところ
でございます（笑）。えらい騒ぎになっております。
力哉＞俺も偉い騒ぎになっとるんや（爆笑）。
鳴瀬＞もう、ベース重たいわ（笑）。
難波＞あの鳴瀬さん鳴瀬さん、ただ今ペダルの分解掃除が始まっております（笑）。
誰か時計屋の親父いない？(^^; ちょっと休もうか？
力哉＞あと４分待って！
是方＞じゃ、ちょっと解散！（笑）。
力哉＞客入れ替えしといて（笑）。
鳴瀬＞４分の曲やればいいじゃん(^^)。
と、ナルチョが神妙な面もちで演歌のようなリズムを弾き始めます(^^;。
☆９．日本の心・春夏秋冬 （是方博邦ブルースギター教則ビデオに収録）
やってしまいました（笑）、是方・鳴瀬デュオ、しかも２コーラス(^^)。しかも、
久方ぶりだったのか、ナルチョがとちって頭からやり直す（爆笑）。是方氏曰く
”日本のブルース”^^;;。途中で難波オルガンも入って、流しの雰囲気(^^;。
ナルチョ曰く、「今だに著作権料が200円くらいづつ入ってきます（笑）」
てなことをやってる間中、力哉さんはローディー氏をこつきながら(^^;ペダルの
修理を続けています。
鳴瀬＞音楽コーナーが終わって、現地の難波さん！（笑）
難波＞夜も更けて参りました（笑）。報道陣も、我々を除いてはいなくなりました
（笑）。信者の方達も荷物まとめてお帰りになりました（笑）。京都RAGに
集結していると言う噂もございます（笑）。 信者がますます拡散していく
恐れがあります（笑）。しかも信者達の顔は全員、東原力哉だぁ！（爆笑）
是方＞なんか緊張感がなくなったわ（笑）。相当ヤバいんか？
力哉＞途中であかなんだら、無しでやるか（笑）。
鳴瀬＞悲しいライヴレコーディングや（笑）。突然ドラムがいなくなる（笑）。
力哉＞皆さん喋ってくれますから、こういう時に助かりますわ（笑）。
鳴瀬＞向谷はよく喋るんですよ、ステージでは段取り良く喋ってますよね。例えば、
痔の話を振ると、自分の体験で４時間は喋ります（笑）。パソコンの話だと
８時間喋ります（笑）。しまいには誰も聞いてませんが（笑）。ところが、
向谷の家は、あの向谷が黙るくらい喋るそうです（爆笑）。で、家族が集ま
ると全員で同時に喋り出す（笑）、だけど誰も人の話を聞いてない（爆笑）。
難波＞あー、現地の方はもう終わってます（爆笑）。
鳴瀬＞おっと、切り替え損ねた（笑） おっしゃ、行くぞ！！（拍手）
20分近い漫談（笑）の後、ようやく演奏再開です(^^)。時刻は既に22時^^;;
☆１０．スパイ大作戦
是方セッションではかなりの頻度で登場してる曲です。ギターソロはボコーダー
も使っての熱演。”なかなか合わない”という声を何度か聞いた、エンディング
のキメですが、今回はなかなかすごかった(^^)。
鳴瀬＞上九一色の方はどうなっているでしょう？
難波＞（声を小さくして^^;;）えー、暗くて良く見えません（笑）。椅子のネジを
絞めているようです（笑）。
鳴瀬＞これに対して、警察は何の動きもないですか？（笑）
難波＞ええ、更に破壊活動が続く模様でございます（爆笑）。
次は、是方氏の友人が野獣を紹介する際に「ベースのオッサンは緑の楽器を持つ
と人が変わるから面白いよ」（爆笑）と言わしめたらしい^^;;、アーム付き８弦
”ケロンパチ”のソロをフィーチャーした、この曲です(^^)。
☆１１．ＮＯＷ ＯＲ ＮＥＶＥＲ （鳴瀬喜博）
CASIOPEAでナルチョを知った方には、「AKAPPACHI-ISM」「ECCENTRIC GAMES」を
もっと派手でアップテンポにしたような曲、と強引に（笑）思って下さい(^^;。
この頃から指弾きの曲が増えましたが、チョッパーべきべき、やっぱりナルチョ
やねぇ(^^)。この曲は、ベースソロ前にあるギターVSシンセバトルも聴きごたえ
あります。特に、KORG Prophecy＋Sequencial Circuit Prophet-5で髪を振り乱
して弾いてる難波氏を見てると、これは誰のソロ曲やろかと（笑）。…しかし、
その心配もベースソロが始まると皆無(^^;。開始から２分でMCを実践、ローディー
堀内氏にお立ち台用の椅子を持たせ、狭いRAGの客席へ乱入してしまいます（爆）。
ステージを見ると、音はすれども主は無し、数はCASIOPEAの半分しかないアンプ
から、大きく下品な^^;;音がダイレクトに届きます^^;;。後半、ナルチョモデル
のやはり下品な(^^;アンプで、ディストーション全開でアームをゆらすあたりは、
完璧にナルチョの独壇場(^^)。
７分に渡るパフォーマンスを終え、難波氏が「○○法適用第２号！（爆笑）」
と叫んで客席も最高潮のまま(^^)エンディングを迎え、22:24・いったんメンバー
はステージを後にしました。
アンコールで戻ってきたメンバーは、静かにこの曲を始めました。
是方＞立ってる人も、座って聴いて下さい（笑）。
☆１２．ＬＡＳＴ ＢＬＵＥＳ
（是方博邦”Mr.HEART”TOSHIBA EMI・廃盤）
これまでの野獣のライヴでは、アンコールのオーラスで出てくることが多かった
スローバラードです。ジャジーな音色でのギターソロが、妙に色っぽかった(^^)。
ぐわわわ〜んという、いい感じのXB-2オルガン（こんなんで私キーボードやって
ます(^^ゞ）が印象的でした。フレットレスベースでのエンディングのフレーズ
に、ナルチョの年輪を感じ、毎度聴き惚れてしまいました(^^)。
と、いつもですとこの曲でおしまいになるわけですが… 「まだ聴きたい？」と
是方氏が煽り、もう１回あの曲が登場(^^)。
☆１３．Ｚ−ＰＡＲＡＤＩＳＥ
「まだやるぞ！」という雰囲気(^^)。でもさすがにちょっとヘロヘロになってま
したか^^;;。ピアノソロの前にキメを余分にやってしまったのは難波氏^^;;。
この後、是方氏は「さぁ血管切れるぞ！」と宣言（笑）、力哉氏はスツールまで
壊してしまい（笑）、立ったままで次のイントロを叩き始めました(^^)。
（途中で直ったみたいでしたが）
☆１４．ＴＨＲＥＥ ＦＵＮＫ ＢＥＡＲＳ
（是方博邦：後に野獣王国”POWER JUNGLE”KICP-650 / KING RECORDSに収録）
これは、今年の春あたりから登場した曲だと思います。途中でクラーベも入る、
サンバ系が入った、でもブリブリいってるベースがロックに戻してしまう^^;;、
アップテンポナンバーです。スタッカートの多い超絶ピアノソロから、オルガン
ソロに移って暴れてしまう難波氏。その後ギターソロも暴れ…いやいや、もう、
全員暴れております（爆笑）。「くまさん」どころやなく「FOUR PUNK BEAST」
としてもええような（笑）、大暴れのエンディングでした(^^)。
22:56。結局190分に渡る大サービスのステージでした(^^)。楽屋に戻った野獣達
（特にナルチョ）の雄叫びが出口で聞こえたのは、気のせいでしょうか（笑）。
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＜SET LIST＞ 1996.11.02 ＠京都・LIVE SPOT RAG
1.GOLD RUSH 2.Z-PARADISE 3.鉄腕アトム 4.DIMENSION TRAVELER
5.TEARS OF MERMAID 6.ペンギンの初恋 7.PURPLESAURUS (incl.Drums solo)
8.哀愁のクジラ 9.日本の心・春夏秋冬 10.スパイ大作戦(MISSION IMPOSSIBLE)
11.NOW OR NEVER(incl.Bass solo)
[ENCORE]12.LAST BLUES 13.Z-PARADISE 14.THREE FUNK BEARS
金曜日も見た人によりますと、１曲やり直したのがあったとか（笑）。土曜の方
は、お伝えした通りアクシデントもありましたが^^;;、すさまじいステージであり
ました(^^)。まぁ”ミスったかな？”と見える曲も、若干ありましたが、土曜日の
テイクから選ばれる曲も結構ありそうな気がしました。…ただ、本当に選曲はどう
するんでしょう。ドラムソロとベースソロの曲だけで、36分はあるんですが（爆）。
このドラムソロ・ベースソロについてこれる人は、このバンドが楽しめる素質は
十分あります(^^)。RAG以外の場所でこれから聴いてみようと思った方は、ぜひ下品
に（笑）盛り上げてください(^^;。それでは、また(^^)。
で、このライヴ、CDを手に取られた方はご存知のように、スタジオ録音盤の方に
入った「THREE FUNK BEARS」以外は全曲収録（爆）の２枚組となりました。特に、
DISC-2の方は収録時間の半分がドラムソロ・ベースソロであります（爆）。但し、
MCの方は入っておりません(^^;（爆）。
メンバーの音楽的ルーツや育んできたものを、笑ってしまうくらいストレートに
ぶつけた、ロック・インスト・カルテットとなりました、野獣王国であります。
文字正人(QFG03621@nifty.com) with DynaBook from YOKOHAMA
1ST ON LINE: 1996/11/10 (PATIO #078 , FJAZZ/FFUSION #004)
LAST EDITED: 2000/12/07
