こんばんは。「実況中継ライヴ・オン」文字正人です。

　今回取り上げるのは、私の知人によるバンドですが、ニフティで知り合ったメン
バーが、東京工業大学の学園祭で披露したバンドが母体のMOAIというバンドと、
やはり東京工業大学のメンバー中心に組まれていたフュージョンバンドとの対バン
ライヴです。昼からのライヴを夜寝るまでにPATIOでアップしたので、速報モード
の内容です。それでは、東京・吉祥寺からライヴ・オン！
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　開演直前までは40席が埋まるくらいかな…という出足でしたが、始まってみると
　立ち見が増えて、後ろのテーブルからは見えにくいところも出るくらいでした。
　まずは、メンバー曰く「お子様フュージョンバンド」の方から。

　＜Ｐａｒｔｙ＞　12:02〜12:44
  小野澤崇(Sax,Key,Wind Syn)　安田正治(Gt)　松原慎一郎(Key)
　岸田雅司(B,MC)　小島督弘(Drs)

☆１．ＡＤＶＥＮＴＵＲＥＳ（ＯＰＥＮＩＮＧ）　［THE SQUARE”ADVENTURES”］

☆２．ＴＲＵＴＨ　［THE SQUARE”TRUTH”］

☆３．ＡＳＡＹＡＫＥ
　［CASIOPEA”Super Flight”, ”Eyes Of The Mind”, ”Mint Jams”, 
　　　　　　”Asian Dreamer”他］

☆４．ときめき　［CASIOPEA”THE PARTY -AUDIO STACK-”］

☆５．ＤＯＭＩＮＯ　ＬＩＮＥ
　［CASIOPEA”Cross Point”, ”Mint Jams”, ”Asian Dreamer”他］

☆６，ＳＷＥＡＲ
　［CASIOPEA”Cross Point”, ”Mint Jams”, ”Asian Dreamer”他］

☆７．ＬＩＴＴＬＥ　ＬＥＡＧＵＥ　ＳＴＡＲ　［T-SQUARE”NEW-S”］

☆８．ＡＤＶＥＮＴＵＲＥＳ　［THE SQUARE”ADVENTURES”］

　社会人・マスター・ドクターと立場はバラバラのようですが、音の方は、かなり
　高レベルで結束してます。CASIOPEAナンバーをT-SQUAREナンバーでサンドイッチ
　にした格好のメニューでした。
　(M-2)は久々に太めの音のリードで聴いたような気がします(^^;。(M-3)は完コピ
　ソロあり、またひと味違う歌わせ方もありの、”Mint Jams”アレンジ。(M-4)の
　ドラムは、すごい迫力ありました(^^)。(M-6)も”Mint Jams”バージョン。
　（ちょっと難しいテンポですよね、あれは(^^)）。とすると、(M-5)も…と思う
　でしょ？　キーボードソロまではそうだったんですが、例のドミノ倒しに入って
　くると…ああっ、テンポを変えてる！　途中で”Asian Dreamer”風にアレンジ
　されてまして、ちょっと驚かせてくれました(^^)。(M-7)は、ギターとＷＸ７の
　後半の掛合が熱かった(^^)。
　(M-8)でこの日初めてサックスを披露する小野澤氏ですが、色っぽい音でした。
　（しかし、その音も、次のステージに比べると…^^;;）

　お金を払って、CASIOPEAやT-SQUAREのコピーをメインにするバンドを見たのは、
　ひょっとしたら初めてだったかも知れません。非常に音がまとまってたバンドで、
　楽しませていただきました。

　では、小野澤氏は続投(^^;、他は某PATIOメンバーのバンド、ＭＯＡＩです。

　＜ＭＯＡＩ＞　12:52〜14:14
  小野澤崇(Sax,Key)　TA-KA(Gt)　あっこ(Key)　Gran'Pa(B)
　わっとん(Dr,Perc)　しん(Dr,Perc)

　あっこエレピにからむ、小野澤氏の”むっちゃ”色っぽいサックスが…。
　などと思ってたら、出てきた曲は…

☆１．ＧＡＲＤＥＮ　ＰＡＲＴＹ　［MEZZOFORTE”SUNRISE, SUNRISE”］

　ここ数年のスポーツニュース定番BGMでもあります、シンプルなリズムにブラス・
　サックスが心地いいナンバーで幕をあけます。この曲では、しんさんがコンガに
　初挑戦。メリハリのきいたブラスと元気のいいリズムに、心地いいコンガが絡み、
　気分は日曜の夜(^^;（それは私だけか（笑）↓採用番組参照）…にしては、やっ
　ぱり賑やかすぎるか(^^;。ギターシンセのソロも出て参りました（フルート系）。
　ドラムとコンガの短いソロもはさんで、軽快にスタート。

☆２．ＣＡＰＴＡＩＮ　ＣＡＲＩＢ

　TA-KAさんのギターというよりは琴とかそっち系(^^;の音（ギターシンセでは、
　なかったんだよね？）が、妙に印象に残りました(^^;。小野澤ウインドシンセが
　ライトな風で吹き抜けていきます。顔はちょっと下品だった^^;;ベースですが
　（笑）、新しい楽器の音はド派手な感じではなくどっしりとした感じでしたか。

　まずは小野澤氏から挨拶。バンド名は「Music Of Artistic Instruments」の略…
　てのは表向きで（笑）。
小野澤＞待ち合わせはどこにしよう、渋谷のハチ公前にしようか？　いや、ハチ公
　　　　前じゃあっこちゃんが見えないよ(^^;　んじゃ、モアイ像の前にしよっか？
　　　　…んじゃ、バンド名もこれでいいや（笑）。

☆３．ＳＵＭＭＥＲ　ＴＩＭＥ

　とはいっても、スタンダードなアレンジではないんだな、これが。メロディーを
　おっかけると確かにスタンダードのあのメロディーなんですが、リズムアレンジ
　は見事に時速150km（根拠無し（笑））で疾走する16ビートフュージョンであり
　ます。共にエレクトーン（商標（笑））出身のあっこさん・小野澤氏のプッシュ
　なんでしょうか、エレクトーン奏者だけでなく作・編曲家としても知られる、
　松田昌氏によるアレンジバージョン。TA-KAさんのソロ、絶好調(^^)。Gran'Paは、
　よく動き回ってました(^^;。あっこピアノソロ、カッコ良かったねぇ(^^)。

☆４．ＵＮＩＣＯＲＮ　［渡辺香津美”TO・CHI・KA”］

　小野澤氏は袖に下がります。ギターソロ→テーマ→ベースソロ→キーボードソロ
　と、３分に渡って続いて行きますが、この時のステージ上には、某所でおバカを
　やってる(^^;メンバーの姿はありませんでした(^^)。　やっぱり、タダモンやな
　いね、あんたら(^^)。

☆５．Ｅ−ＷＡＶＥ　［NOBU-CAINE”熱烈天子”］

　ここでは、あっこ：ブラスリード・アコピ、小野澤：オルガン・パッドという、
　ツインキーボードスタイルになります。イントロからバキバキいってるベースと、
　小野澤オルガンがカッコイイです。しかし、相変わらず音のデカイバンドだ(^^;。
　ショッキングな感じのエンディング、こういうのもいいなぁ(^^)。

　弾きながら扇いでいたベーシストもおりました^^;;。

あっこ＞えー、オロオロしているうちに半分終わってしまいました(^^;。昨日は、
　　　　練習しているうちに鍵盤が戻らなくなりまして（笑）（もう直ってるそう
　　　　ですが：筆者注）、ライヴ前っていうと、いろいろ忌まわしい事がありま
　　　　して、物を壊したり、車をぶつけたり(^^;、昨日も忌まわしい事件が…　
　　　　あ、曲紹介ですね(^^;。
　　　　（３曲目を解説すると、日本語英語で歌う某ベーシスト（笑））

☆６．ＴＯＵＲＩＳＴ　ＩＮ　ＰＡＲＡＤＩＳＥ
　［THE RIPPINGTONS”TOURIST IN PARADISE”］

　工大祭’９５でソロを飛ばしてしまった、いわく付きらしい(^^;曲です。今度は
　一転して都会の夜景が風景として浮かんできました。　小野澤サックス、今度は
　骨太な音になり、これもいい感じです。サックスとギターが掛合をする場面は、
　音色が近い雰囲気だったのが、かえって引き込まれた感じがしました。　軽快に
　絡んでくるコンガもいい雰囲気で、お・と・な・なひと時(^^)。

☆７．ＴＨＩＳ　ＴＩＭＥ　［DIMENSION”Second Dimension”］

　DIMENSIONが出てくるか(^^)。オリジナルのアルバムバージョンとライヴバージョ
　ンとではテンポが変わっていますが、アルバムの方にテンポが上げられていて、
　軽快に変身。小野澤サックス、DIMENSION特有の広い音域も力強くカバーしていま
　す(^^)。結構大変なはずなんだけど、余裕しゃくしゃくの表情のGran'Paでした。
　エンディングは、ピアノ・サックス・ギターでソロを回してます。個人的にこの
　曲は、当時本家が演奏していたゆったり目のライヴバージョンの印象が強かった
　んですが、このメンバーの演奏を聞くと、オリジナルよりもさらに若返ったよう
　な(^^;印象を受けました。

　小野澤氏が奏法について解説してくれたところで、メンバー紹介へ。ここから、
　しんさんがドラムの方へ移り、わっとんがパーカッションへ。
　続いては、小野澤氏がどうしてもやりたい！とプッシュしたらしい、この曲です。

☆８．ＳＥＰＴＥＭＢＥＲ　［EARTH WIND&FIRE］

　伊東たけし氏がアルバム＆駒ヶ根セッションでカバーした時のアレンジでしょう
　か、体が自然に動いてしまう、軽快な演奏です。そうかと思うと、途中ブレイク
　を入れたりと、お楽しみも色々ありまして、熱く・賑やかに(^^)。冗談抜きで、
　小野澤氏が一瞬若い伊東たけしに見えた(^^)。

☆９．ＲＩＮＡＳ　＆　ＬＵＣＩＥ　［］

　あっこさんの軽快なピアノで、ちょっとカッコ良くクールダウン(^^;。
　ここでGran'Paの新しい楽器でのソロへ。音は相変わらずデカイ(^^;。でも、軽快
　な感じで、本人はテレなのかうまくいって嬉しかったのか(^^;、エヘヘヘへ(^^)
　って感じで後ろへ下がって行ったのが印象的でした。

グラ＞ようやく私にマイクが回ってきました(^^;。本日は服も新しいし（紫色の上
　　　下で、ホストかと思った^^;;：筆者注）、ベースも新しいし（TRB-JPをこの
　　　頃導入）、機材も新しいし！（チューナーに音名が表示されてる）　これで
　　　しばらく何も金を使えない状態です(^^;。私の今日の使命は、「下品でない
　　　ベースを弾く事です」（客席：一斉に「ムリムリ！」と突っ込む^^;;）
　　　みんな薄情なメンバーで(;_;)。私はいつもこの中で耐えております^^;;。
あっこ＞うそつけー！
グラ＞ストレスのはけ口は、こちらとなっております（笑）。
　とかなんとか言いながら、本編最後の曲へ。

☆１０．ＴＨＥ　ＣＨＩＣＫＥＮ

　そうそう、スタンダードに疎い私でも聴き覚えがある（でもタイトルは忘れてい
　た(^^ゞ）、ブラスを華やかにしたナンバーが、本編最後に登場。ベースから入り、
　パーカッション・ドラムが加わって、これがまたカッコイイ(^^)。メロディーに
　入ると、あっこさんのブラスと小野澤サックスが、人数を感じさせないくらいの
　太い音で迫ってきます(^^)。途中でTA-KAさんのスティールパンの音色のソロや、
　Jazzyなオルガンソロ、迫力のドラム＋ベースソロも盛り込まれて、大迫力の演奏
　でした(^^)。

　そして、アンコールは…

☆１１．ＧＥＯＲＧＩＡ　ＯＮ　ＭＹ　ＭＩＮＤ

　コメントできるボキャブラリーがない！(^^;　叫ぶサックス・ギターソロ・エレ
　ピ＆オルガンソロが、みんな３分に届くか或いは越えていた大熱演！(^^)。
　あんたらホンマに平均年齢27.X歳（当時）かっ！ってくらい、いい味がしみ出て
　いた、１３分を越える演奏で、この日のステージは幕を閉じました。
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　＜SET LIST：PARTY＞　1995.06.16　＠東京・吉祥寺CRESCENDO
    1.ADVENTURES(OPENING)  2.TRUTH  3.ASAYAKE  4.ときめき  5.DOMINO LINE
    6.SWEAR  7.LITTLE LEAGUE STAR  8.ADVENTURES
　＜SET LIST：MOAI＞　1995.06.16　＠東京・吉祥寺CRESCENDO
    1.GARDEN PARTY  2.CAPTAIN CARIB  3.SUMMER TIME  4.UNICORN  5.E-WAVE
    6.TOURIST IN PARADISE  7.THIS TIME  8.SEPTEMBER  9.RINAS & LUCIE
    10.THE CHICKEN  [ENCORE]11.GEORGIA ON MY MIND

（参考）”GARDEN PARTY”主なBGM採用番組：
「栗山英樹スポーツフロンティア」（1991〜1993・テレビ朝日＋文化工房
　　　　　　　　　　　　　　　　　＋ストリームズ＋JCTV他制作）
「JNN SPORTS and NEWS」（TBS＋JNN各社制作・1997頃まで使用）
「新・やじうまワイド」（テレビ朝日＋テレビ朝日映像他制作）　など


　工大祭（東京工業大学学園祭）の延長線上で、いっちょやったるかぁ！とやった
割には、まとまりも迫力もありました。私の狭い趣味ではわからん曲も少なくない
けど（笑）、工大祭と言わず、こういうステージでまた聴いてみたい気もしますね。

　それでは、今夜はこの辺で。おやすみなさい！


　後に、ドラマーを中村慎一氏に固定して、ACCIDENTと名付けたバンドで、彼らは
ライヴデビューを飾る事になります。その後のステージも当サイトでフォローして
いますので、興味を持たれた方は、1997年以降をクリックしてみてください。

文字正人(QFG03621@nifty.com) with DynaBook from YOKOHAMA
1ST ON LINE: 1996/06/16 (PATIO #071)
LAST EDITED: 2000/12/04