こんばんは。「実況中継ライヴ・オン2007」文字正人です。
さて、夏の蒸し暑い時に、涼しげな音楽…ではなくてサウナのような音楽（笑）
を、ということで、久しぶりの野獣王国を京都RAGからお伝えしましょう。暑い時
にカレーや坦々麺を食べるように（笑）お楽しみ下さい。
京都・木屋町からライヴ・オン！
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最高気温が35.7℃を記録したこの日の京都市、誰に言われるともなく暑かったの
でありました。（全国的には37℃を越えた都市もあったそうですが(^^;）
そんな中に、この爆音カルテットを聞こうと木屋町のRAGに集まったのは、ソファ
側を除いたテーブル席を埋め尽くした70人程のお客さんです。オーダーはスムー
スに出てきたので、丼じゃなくてもうちょっとしっかり食べられるプレートにし
たらよかったかな、というのはリピーターの贅沢な悩み(^^;。
ステージ上を見ますと、ナルチョのアンプはCASIOPEAの時のそれとは違うようで、
今日も某歯科医院からお借りしたのかな？でも、今回はワイヤレス受信機も見え
ますねぇ。難波氏の方は、デジピRoland RD-700とオルガンKORG CX-3…だけ？
シンセ類が見当たりません…理由は本編で。
19:38、秋葉店長が宣伝の時間として登場…ということで、休憩なし「無制限一本
勝負」（笑）が告知されたわけです。野獣王国が新譜発表と12/24にRAGに来ると
いう告知もあって、19:43、客電が落とされます。
＜野獣王国＞ 2007.08.10 ＠京都・LIVE SPOT RAG
是方博邦(Gt) 鳴瀬喜博(B) 難波弘之(Key) 小森啓資(Dr)
メンバーが入ってきて、チューニングしてると、ストラトを下げてタンクトップ
姿の是方氏をナルチョが指して、「YEAH! JEFF BECK!」（拍手） 是方氏もちょ
ろっと弾いて反応します。
是方＞（アロハっぽいシャツを着たナルチョを指して）シンガポールの観光をする
人！（笑）
鳴瀬＞えらいやっちゃ！（笑）
是方＞（難波氏を指して）祇園のおばさん！（笑）
難波＞（だみ声で）やーねーもー！（笑）暑いわねー！ 早くやりましょ！（笑）
☆１．ＢＡＫＵ’Ｓ ＤＲＥＡＭ （”Power Jungle”KICP-650 / KING RECORDS）
”獏”ではなく”爆”と書きたい（笑）、ドカーンと一発目が来る重量級ファン
クで、今夜はスタートです。でも、今日はオルガンもベースも割とスッキリと分
離して聴こえます。グチャグチャになってない感じです。テーマに続いて、いつ
もなら怪しいシンセリードでやるソロを、今回はパーカッシブな音色のオルガン
で取ります。序盤はつぶやくように始まり、段々饒舌になっていきます。…ベー
スもギターも、バックに回ってる音量じゃないですけど(^^;。変拍子のリフを挟
んで、今度はギターソロへ。歪みもワウも目一杯かけて、Ｂメロに戻ると…ドラ
ムがなんかズレてるような…？ でも、いつの間にか戻った感じ？（笑）
是方＞ありがとー！
鳴瀬＞よく終わった！（笑）
難波＞なんか、ボーロボロやったね〜(^^;。
是方＞終わった〜！
難波＞誰に合わせたらいいのやら（笑）。大体こういう時は、人間は曖昧な笑みを
浮かべるもので（笑）。しかし、大したもんや。あれだけズレてもちゃんと
戻るから（笑）。
是方＞今日も沢山のお客さん、ありがとうございます！（拍手）
今回は、野獣王国2daysってことで、昨日は高円寺のライヴハウスでやって
きました。今日は京都で千秋楽！（拍手） 盛り上がります！１ステージ制
でたっぷりやります！宜しく！（拍手）
演奏そこそこ、MCタップリ！（笑・拍手）…みんなその方がええの？（笑）
MCも演奏も、ステージのうちってことで(^^;。
今日、東京から来たんですけど、暑いッス！湿気多いッス！
このところライヴしてませんでしたが、７月上旬からアルバム作ってました！
（拍手） 野獣の、５年ぶりの６枚目のアルバムです！（拍手） ３枚以上
持ってる人！（拍手）４枚以上！５枚以上！（拍手）段々減ってきますねぇ。
今回は、初のフル・オリジナル・アルバム！カバーなんかにゃ頼らない！
以前は、ゴジラにも頼りました(^^;。映画音楽にも頼りました(^^;。でも、
今回はオリジナル曲だけです。やってみたら、野獣はまだまだご盛ん！（笑）
ええのが録れてます(^^)。でも、新しいことは何もありません！（笑）
打ち込みとか、そんなんは導入してません！肉体勝負！（笑）
だって、50年・50年・50年・40年という歴史の中で培った音楽性を集約して
出来たんですから。20歳そこそこのバンドには出来ません！
鳴瀬＞やろうともしないと思う（爆笑）。
是方＞野獣王国が京都にやって参りました！（拍手） CD買って下さい！（笑）
こないだ終わったところで、１週間前に出来ました。10曲を５日で録音しま
した。どぉ！若いバンドには出来ないよ！その中の曲を、２曲ほど披露しよ
うかと！（拍手）よろしいでしょうか？（拍手）
まずは、僕の曲で「SPACE ANT」を聞いてください！
☆２．ＳＰＡＣＥ ＡＮＴ （2007.10.25発売予定”PEACE!”に収録予定）
「宇宙の蟻」という題名通りか、リズム体は少し身軽な感じです。あ、ナルチョ
はここは８弦ベースでスラップを刻んでます。ころころとしたクラシックな音色
のエレピに乗せて、伸びやかにメロディアスなギターでメロディを聞かせます。
ギターとベースでちょっとユニゾンも入れたりしながら進むと、ギターソロは一
転してハードに聞かせます。続けてエレピソロへ。こちらもファンキーに軽快に
刻んでいきます。戻っていくと…５拍子になったかな(^^;。リフを決めたところ
でパン！とエンディングへ。６分半…に収まったのか伸びたのかは、アルバムが
出るまでは不明(^^;。
是方＞ライヴでやると、全然ちゃうな〜。野獣〜！って感じ(^^;。
アルバムは、多分10/25に出ます！”大安”でええ感じちゃうかと（笑）。
あと、給料日やし(^^)。
難波＞あなたの財布を鷲づかみ！（笑） 給料日を直撃！（笑）
是方＞なんかキャッチコピーも出来たかも（笑）。嬉しさのあまり、間違って３枚
買ってね(^^;。
難波＞間違えずに５枚買って（笑）。
是方＞11月にはツアーもしますが、名古屋くらいまでしか来れません。京都には、
今年もクリスマスイブに来ますんで（笑）。最近は毎年、クリスマスイブに
野獣をやってますが、いらしたことのある人は？（前列から少し手が挙がり）
後ろの方の人も、来てくださいね(^^;。
…えーと、何曲やった？
鳴瀬＞まだ２曲（笑）。
是方＞もう10曲位やったかと思った(^^;。今回のアルバムから、難波さんの曲をや
ります！（拍手） プロぐれ加と思いきや、大ハードロックな曲です！
変拍子がありません！（笑）
難波＞「METAL SNOW」という曲です〜。
☆３．ＭＥＴＡＬ ＳＮＯＷ （2007.10.25発売予定”PEACE!”に収録予定）
ミディアムテンポで華やかなアルペジオをエレピで刻んで始まり、ワウをかけた
ギターと歪ませたオルガンでガンガン来ます。ブリブリと太くていい音のベース
が、ボトムをしっかり射抜きます。テーマに続いて、ブリブリと、でも柔らかい
感じもするベースがリリカルにソロを唄います。でも耳に優しい時間はそこまで
で（笑）、是方ギターが鋭利に盛大にうなります。ギュインギュインと（笑）。
でも、今日はなんか”分離がいい”んですね。続けて盛大にオルガンソロへ。
こちらもギュインギュインと（笑）負けずにきらびやかに繰り出してきます。
最後は、オルガンのリフとベースのリフレインになり、オルガンだけでゆっくり
とエンディングへ。”雪”の感じはわからなかったですが(^^;、”メタル”は十
分感じられた、８分半になる演奏でした。
ナルチョが開口一番「しんどかったー！」（拍手） ４人がちょっと一息ついた
ところで、時刻は20:17。
是方＞なんか、マリファナの匂いがしそうな曲(^^;。
難波＞アンディ・ウォホールの絵が浮かびそうな曲やね。
是方＞では、ちょっと一息ついて下さい。メンバー紹介します。
ドラム、小森啓資！（拍手）
小森＞RAGさんに出るのは、ゴールデンウィーク以来ですが、相変わらず素晴らしい
ところで…。
野獣のレコーディングが、１週間前にマスタリング（最終調整）まで終わっ
たんですが、始まったのは丁度僕の32歳の誕生日からでした！ （ピアノで
ツッコミが（笑）） １ヶ月くらいあったんですが、曲のタイトルを決めな
きゃいけないということで、これがなかなか浮かばなくて、諸先輩方からは
素敵なタイトル案を一杯いただいたんですが、それは、レコ発ツアーのMCで
お話しするとして(^^;。タイトル決めるのに、ネットを見たり、あと、是方
さんが持ってた辞書を見たりしながら。あれですね、老眼が進んできて(^^;。
で、見かねたレコーディングスタッフが、100円ショップで買ってきてくれ
たんで、かけてみたら、ものすごくよく見える！（笑） ここ数年、小文字
は避けて通ってきたんですが、もっと早くかければ良かったかなと(^^;。
是方＞でも、あまり老眼鏡をかけすぎると、目が怠けるんで良くないらしいよ。
出来るだけ自力で、根性入れて見た方がいいよ。
小森＞頼らない方がいいんですか？ 取扱説明書とか見てたんですけど…、楽しい
ですよね。
是方＞小森、何の取扱説明書なん？（笑）
小森＞えっ？…まぁ、色々ありますが（笑）。タイトルも無事決まって、めでたし
めでたしということで(^^;。
あと、先月末に、横浜のモーションブルーってところでやらしていただいた
時にですね、ステージサイドでスタンバって、行きます！って時に、前の
差し歯が取れまして(^^;（笑）。発端は、賄いのフランスパンを食べた時に…
その時は大丈夫だったんですが、本番直前に取れちゃって、スタッフから、
「アロンアルファ！」って声が飛び交って、お店の人が探してきてくれたの
で、トイレで差し歯をくっつけようと。そしたら、若干焦りもあって、ズレ
ちゃって…もれたんですね。そしたら、舌が反応してくっついちゃって(^^;。
とても素敵な状況で、舌先は真っ赤で、唇と歯茎がくっついちゃって(^^;。
しょうがないんで、演奏中は無口に、アイコンタクトも冴えない感じで。
ベースの悪魔さんとかが「大丈夫？」って言ってくれたり。で、ボーカルの
石井和孝さん（人気ミュージカル俳優にしてJAZZ/FUSION/A.O.R.ファンで、
歌のステージも多数ある：筆者注）に、ステージで「特技をやれ」って言わ
れちゃったんで、つまらない、伊東四朗さんの物真似とか（笑）やったんで
すが、たまっていたであろう（接着剤の一部）物を飲んでしまって(^^;。
水でゆすぎつつステージをやったら、きれいに取れてたんです(^^;。その日
は早めに家に帰って、糸楊枝で残りを取ったら、（差し歯の）心棒まで取れ
ちゃって(^^;。ステージ中に取れたら、それはそれでオイシかったかもしれ
ません（笑）。翌日、KENSOのリーダーで歯科医の先生に診てもらいました。
アロンアルファは、相当くだる感じでした。ネタ的にはくだらないですが。
（爆笑） 多分、女性の方でお通じの良くない方とかには、コーラックより
も（笑）…お勧めはしませんが、試してみてはどうでしょうか(^^;。
…という、2007年・夏です！（拍手）
是方＞ケースケ！（拍手）
是方＞キーボード、難波弘之！（拍手）
難波＞老眼になると、譜面が丁度良く見えるんだよね(^^;。この頃、本を読むのも
立って読むほうが丁度いい位で（笑）。
今日はねぇ、京都にマイオルガンが置いてあって、シンセもお借りして、
（音色）データだけを持ってきてたんです。そしたら、少し早く入ったスタ
ッフからメールで、「ピンチです！液晶が消えました！」 まぁ、液晶が出
ないってことは、音は出てもセッティングの操作ができないなぁ…といじっ
てたら、そのうち鍵盤も反応しなくなって、音も出なくなっちゃって(^^;。
せっかくデータを持ってきたのに、今日はピアノとオルガンだけ！男らしい
と言うのか(^^;、ピアノとオルガンだけでやるという。なので、今日は音が
全然違いますが。じゃぁ、なんでいつもは（鍵盤を）６台も置いてるのか、
要らないんじゃないかという人もいるかもしれませんが…必要ありません。
（笑） いや、まあ、プロフィット（５）とかはやっぱり音がいいんで。
６台積んでると、（弾き分けるのが）楽なんですよ(^^;。３台しかないと、
鍵盤を分割して、違うとこを弾いたりすると（違う音色が出て）間抜けなこ
とになったりするんで(^^;。
しかし、暑いっすねぇ(^^;。でも、京都は今日は空気が澄んでる感じですね。
最近の夕立は、亜熱帯みたいで蒸し蒸しするよね。ってことで、クソ暑い中
を、また人見元基（セッション：2007/08/24予定）で来ますんで（拍手）。
彼の都合で、クソ暑いときにしか出来なかったんで(^^;。存在が鬱陶しい、
大谷レイブンとか（笑）。あいつ、ミーティング好きで、「渋谷のモヤイ像
の前で待ち合わせね」って若者かよ！（笑） 曲決めミーティングやろうと
かいっても、べろんべろんになって、曲なんか決まりゃしない（笑）。野獣
の（新アルバムの）トラックダウン（複数トラックに録音したものを加工・
調整して2chにまとめる作業：筆者注）には行けませんでした(^^;。でも、
おかげ様でいいものが出来ました。一人５枚とは言いません、10枚買って！
って増えとるやんけ！…と一人ツッコミして（笑）。
その後は、秋に”ExhiVision”（難波・和田アキラ・永井敏己・長谷川浩二）
のセカンドが出ます。…12月？だそうで。うねうねうねうね…ってベースで
すが、竿師二人（ギター・ベース）が（弾くのが）早くてよくわからなくて、
もう、くまんばちの復讐みたいで（笑）。早いのを弾いてるのに表情が全然
変わらないので、段々腹が立ってきて（笑）。ベースはナルチョみたく顔で
弾いてほしいよな（爆笑・拍手）。
…あまり長くなると、（ナルチョが）寝ちゃうんで（笑）。難波でした！
是方＞難波弘之！（拍手）
是方＞ベース、鳴瀬喜博！（拍手）
鳴瀬＞どっこいしょと（笑）。
難波＞おじいちゃん、起きてた？（笑）
鳴瀬＞今日、東京駅は人でひどかったよな！俺らはまぁ、VIP扱いで、絨毯がパーッ
とひいてあったんだけど（笑）。元ロイヤルファミリーですから（笑）。
で、のぞみだっけ？御用列車に乗って。大変だよー、着いたら暑いし！
昨日やったから、リハ要らんだろう！っつってたら、難波ちゃんが「シンセ
壊れたんで、全曲テーマだけでもやって(^^;」って。で、友情に厚いところ
を見せないとってことで、リハやって、「バランス悪いよ」とか「キーボー
ドそこ上げるの？」とか「ギターのチョーキングそこで上げるの？」（笑）
とか…
是方＞ベースの音、おっきくないっすか？（笑）
鳴瀬＞それはいつもか(^^;（笑）。楽器は、私の楽器じゃなくて、神戸の前田歯科
（ナルチョセットを完コピでそろえてるファン：筆者注）から借りてんだけ
ど、今頃慌てて、「あ、忘れてたー」とか言ってんだろうな（笑）。歯医者
では、院長先生で。この前飲みに行った店の板さんが患者さんで、「先生！」
って（笑）。まぁ、違うよね〜、医者とか政治家とか、悪いことしてる連中
ってさ〜（笑）。「大丈夫大丈夫！」っつって。
是方＞鳴瀬さんの機材を全部揃えてんのよね〜。もう、結婚したらええんちゃう？
（笑）
鳴瀬＞そうか、苗字が鳴瀬になるから、鳴瀬さんから借りればいいんだよな（笑）。
なら、平和だし。
そう、次のアルバムタイトルは、”PEACE”！（笑・拍手）
タイトル案は２つあって、１個はしょうもないので、もう１個は”PEACE”。
で、”PEACE”かなと。
今回は、是方さんが４曲書いて、我々下々は２曲ずつ年貢を納めて（笑）。
そーゆー配分で書いたんだけど、どの曲聴いても、古臭い！（爆笑）いな
たい！（笑）垢抜けない！（笑） なぁ！（笑）
今まででも、ちょっとお洒落なことやったりしたか？
是方＞前は、打ち込みしたりとか、ラップとか…
鳴瀬＞でも全然洗練されてないんだよ！（笑） じじぃは開き直ったから（笑）。
何を言われようとカンケーないです！ 丁度”PEACE”でいいかなと(^^;。
これが、売れた売れた（笑）。京都のハモか”PEACE”かって位（笑）。
俺らも１曲だけハモリを入れました。
是方＞上手いことつないだなぁ（笑）。
鳴瀬＞まだ続くよ！（笑）俺の寝てる部屋、エアコン無いの。ていうか嫌いなの！
今日も冷房切って！そしたら、みんな倒れて俺だけ生き残って（笑）。
寄る年波には勝てないよな、40を越えると！
（ええーっ！という声に）嘘じゃないだろ！（笑）30も越えてるぞ！（笑）
しかし、暑い！ 起きると汗ビチョビチョで。扇風機も動いてるけどね、
カラカラカラカラと…（笑）
是方＞いつの時代の扇風機や！（笑）
鳴瀬＞動けばいいんだよ！捨てられないのよね！カラカラ言いながらも、４時とか
に目が覚めると、凄いよ、熱帯夜で。このままだと人類滅びるっつーから、
へっへっへ…（笑）、俺が死んで500年後くらいね（笑）。みんなも大丈夫
かな？ 俺の方が先に死ぬと思ってるだろ！わかんないぞ！だって、死亡率
は100%なんだから！…リアクションしてよ！（笑）衝撃の事実だろ？ 必ず
死ぬんだから。いつ死ぬかはわかんないだけで。帰りに、ここのエレベータ
落ちるかもしれないし（笑）。その前に、演奏でビルがいつ崩れるか（笑）。
ま、そういう話はともかく。
最近、ジョー山中さんって知ってる？これ、話してもいい？
♪Do you remember〜ってあの曲。…ここまで行ったけど、後にしよう！
僕の話、終わりっ！（ええーっ） 聞きたければ、最後まで聞いていってく
ださい。前半終わり！（笑・拍手）
では、残りのしょうもないメンバーを紹介します（笑）。
一応、バンマスづらしてますが（笑）。…俺ら、これで暮らし立ててるから！
…後でぶっ飛ばされますんで（笑）。鼻血と赤タンになります（笑）。でも、
俺は負けない！俺が俺でいられるのは、ここだけや！ここで死んでも本望！
…って絶対ヤだよ！（笑） 野獣王国の先代のドラマーとか（笑）、青筋が
ぴゅーーっと行ってて、演奏中にナニするの楽しみにしてたんだけど（笑）、
いつ死ぬかわかんないよな(^^;。
是方＞今の、そっくりそのまま返すわ！（笑）べけべけべけ、ビューンッ！（笑）
そのステージ、立ち会いたいなぁ。絶対、看取るよ（笑）。こんだけベース
ソロ見てるもん(^^)。
鳴瀬＞嫌々な！（笑）
ギター、バンマス、カタコリさんです！（笑・拍手）
唯一の関西人です。だって、小森は名古屋ういろう出身だろ？（笑）
難波は、東京・学習院出身だし。
難波＞学習院っていう地名は無いの(^^;（笑）。
鳴瀬＞学習院は、海とかプールで赤フン！難波の赤フンドシ想像して下さい（笑）。
難波＞中学１年の頃、赤フンの締め方をお稽古するの。かなり怖い先生が。
「これから、しっかり見ておけ！」って。
鳴瀬＞（何かお店の人に頼んでいた是方氏に）ちょっと、何話してんの！
是方＞メンバー変えてって(^^;。ベース変えてって（笑）。
鳴瀬＞まさか、前田じゃねーだろな？（笑） じゃ、喋りの時だけ俺出てくるから！
（笑） ギター、カタコリさんです！
是方＞…少ない拍手(^^;（笑・拍手）
鳴瀬＞東京でもパラパラだったから。
と、ギターでAm一発で是方氏が歌い始めます。「さみしぃ〜」と（笑）。
最後は演歌の王道エンディングAm6（笑）。
是方＞こんなもんです（笑）。
鳴瀬＞じゃ、嫌々やろう！
難波＞そうか、次は俺の曲だから嫌々やるんか！（笑）
是方＞5/8, 3/4, 7/8…
難波＞（シュプレヒコール調に）日本から、変拍子の灯を、なくさないように、
がんばりましょう！（笑）
是方＞では「まほろば」を。（拍手）
20:49をだいぶ過ぎて、ようやく４曲目です（笑）。
☆４．ＭＡＨＯＲＯＢＡ’９９
（”SWEET & THE BEAST”KICP-695 / PADDLE WHEEL - KING RECORDS）
難波氏作のプロぐれナンバー。通常ならシンセが沢山入るところを、今回はそう
いう事情で、ピアノ以外のパートを全部オルガンでカバーする形です。 全体に
引き締まった感じのアンサンブルで、5/8拍子、7/8拍子と変わっていき（笑）、
７拍子のままドラムが短く暴れて、ピアノソロへ。拍子に合わせて首を振りなが
ら、テクニカルなフレーズを畳み掛けるように繰り出します。ドラムもものすご
い勢いで絡みながら、6/8拍子に映ると、今度はギターがクイクイとうなりだし、
ナルチョも５弦でスラップをビシビシと刻んで聴かせます。5/8拍子のリフを繰り
返して、6/8拍子のテーマへ戻ってくると、難しいリズムなのに、不思議と体が動
くんですね。リズム大河パワフルに引っ張って、７分を越える演奏はたいそうな
…いや、盛大に（笑）エンディングを迎えました。
是方＞難波弘之！（拍手）
難波＞（選挙演説のように）この美しい国から（笑）変拍子を無くさないで下さい！
鳴瀬＞変拍子撲滅！
難波＞へ・ン・びょ・う・し・ぼ・く・め・つ、へ・ン・びょ・う・し・ぼ・く・
め・つ、５と４ですね（笑）。
鳴瀬＞（是方氏に）HEY, JEFF!（笑）イチイチ、イチイチ…
難波＞へ・ン・びょ・う・し・ぼ・く・め・つ、へ・ン・びょ・う・し・ぼ・く・
め・つ…
是方＞イチイチ、イチイチ…まー、わかりやすいやね(^^;。
難波＞なんか、中央線沿線で、こういうバンドいるよね（笑）。
てなところで、弦楽器はチューニングへ。そして、ギターが、ペダルで頭を消す
バイオリン奏法＆アーム＆ディレイを使って、ふわふわした音色でのソロを始め
ます。
☆５．ＴＥＡＲＳ ＯＦ ＭＥＲＭＡＩＤ
（”野獣王国LIVE”AOCD-1014〜5 / KENROAD MUSICより2003再発）
ベースは指でボンボンとつま弾き、憂いのあるギターメロディーをゆったりと聴
かせます…と言っても、昔の演奏と違って、今回はディストーションかけた音色
で、タメを増やしながら雰囲気を変えて聴かせます。デジピの鍵盤でパッド的な
音色も加えてたかな？（RD-700は確か２音色重ねたり出来たはずなので：筆者注）
しっとりテーマに続いては、コロコロとしたビンテージ系音色のエレピソロへ。
こちらは、つぶやくようなフレーズからうっとりと聴かせます。テーマへ戻ると、
ドラムが段々アクションが大きくなってきます。シンプルな元バージョンから、
少し饒舌にした感じでしたが、ゆったりと聴かせてもらいました。
ナルチョと難波氏が、是方氏を指して拍手を煽ります。21:07を回ったところ。
是方＞「TEARS OF MERMAID」っていう曲でした。ファーストアルバムでは、アコー
スティックな感じでやったんですが、今回はエレキな感じでやってみました。
先程の、ジョー山中さんの話ですけど、昔は、FLOWER TRAVELIN' BANDでやっ
てはったんですが（オルガンで一節やる）…知ってる人は少ないかな？
僕が中１か中２位の頃に、地元の芦屋川のロックフェスに出てはったんやけ
ど、川岸にセットを組んで、僕らは反対側の川岸で見るという、ちょっと変
わったフェスやったなぁ。あんなん、誰が企画したんやろか
…もう、15年位前？（笑＆ツッコミ）
その、ジョー山中さんと、この前セッションしまして…。
鳴瀬＞その目撃者です（笑）。俺より４つ位上かな？ 61歳だけど、３歳の男の子
と９ヶ月の男の子が居て、お母さんが若くて。何人目だっけ？
とにかく憧れのヒトで、（内田）裕也さんがプロデュースで、アメリカでも
出して、カナダとかでは結構今でも有名で。
でもって、聞きたい事色々あったんだけど、（FLOWER TRAVELIN' BANDが）
再結成するっつーの。みんな知らないと思うけど。
現役なのは、ジョーさんと、ギターの石間（秀樹）さんくらいで、ドラムは
石川雅春！ 譜面とか無くて、勝手にやって勝手に盛り上がってふにゃーっ
て終わるの（笑）。石川の世代は、そういう体験しなかったから。すごいよ。
ベースが上月ジュンさんで、カナダに住んでて楽器全然触ってなくて。息子
がバンドやってるけど、全然楽器触ってなくて。ドラムの和田ジョージさん
は大太鼓しか叩けないっつって。ジョーさんが一言、「裕也さんが来ないよ
うにして」（笑）
日比谷の野外音楽堂で60年代の終わり頃、70年安保でゲバ棒って頃のトップ
グループだったのね。あの頃は、10円コンサートとかフリーコンサートとか
一杯やってて、今みたいに売れてる人ががちがちにやってるんじゃなくて、
手作りでやってたわけ。そこへ、全共闘が乱入してきたって話を聞いたわけ。
そしたら、最近その時の映像が出てきたらしくて、ジョーさんに、野音での
乱闘の話っつったら、ケータイに写真が入ってて（笑）、オッサンの武勇伝
が始まったの。この人、ボクシングやってて、ケンカがものすごく強くて。
全共闘が「ロックで金取るとは何事か！」って言ってて。FLOWER TRAVELIN'
BANDのライヴ中にステージに乱入してきたら、ジョーさん、ぶっ飛ばして、
血だらけにするわ、ジュンさんはベース振り回してるわ(^^;（笑）
難波＞あの時、何があってもドラムはリズムキープしてたよね(^^;（笑）。
鳴瀬＞お客はイベントかハプニングか何かだと思って、盛り上がっちゃって（笑）。
その人、後でジョーさんに土下座して、友達になったんだって（笑）。
スゴイ時代だね〜。
難波＞その時裕也さんはどうしてたの？（笑）
鳴瀬＞「ロケンロール！」とかいってたんじゃないかなぁ（笑）。
で、その（セッションの）ステージでもやらせてもらって、感動したよね。
テレビで宣伝してた「ママ〜」（1977年の映画「人間の証明」テーマ曲と思
われます：筆者注）が頭にこびりついてて、それを目の前で歌って。ジョー
さん、今はレゲェ歌ってて、「バナナボート」歌ったら、松鶴家千とせみた
いで（笑）。わっかんねぇだろ〜な〜（わかった人だけ（笑））。
ま、そんなこともありまして。どーでした？（拍手）
60年代から第一線で、今もやってるのがスゴイよね。俺でも70年代からだか
ら。それもずいぶん前だよねぇ。スゴイねぇ。
是方＞俺が東京に出たのが、75年やったかな？
鳴瀬＞（FLOWER TRAVELIN' BANDの）１枚目のジャケットが、全裸でバイクのチョッ
パーって言うのに乗ってて、誰の後ろに裕也さんを乗っけるかで、問題になっ
たらしいのね。白黒（の写真）で荒野を走って、見たら「カッコいい！」
あれ、加納典明が夢の島（東京都のごみ処理埋立地）で撮ったんだって。
日本中からそのバイクを４台集めて。で、誰が裕也さんを乗せるか、ジャン
ケンして負けた奴が乗せたらしいよ(^^;。
…とゆーことで、良かったな60年代！JEFFも60年代からだよな。
是方＞60年代っつーと、ウッドストックがあって。30万人集めたとか…最近40万人
って言う人もいるん？ トイレも大変やったやろしね〜
鳴瀬＞出産もあったとかって。
是方＞サンタナ、ジミヘン、スライ＆ファミリーストーンズとか、全部ウッドスト
ックで覚えたもんなぁ。そういう60年代でした。
鳴瀬＞話がくどくなったのはオヤジだから(^^;。
難波＞今の学生に、学生運動っつってもわかんないよなぁ(^^;。ヘルメット業界の
方とか、今どうしてんだろうね。意外と、オーガニックな生活してたりして。
（笑）
是方＞次は、小森君の曲です！（拍手） 奇数の曲です！…拍子がね。３拍子。
「2000GT」を、聞いてちょうだい！（拍手）
21:21になってます…って、メンバー紹介でもないのに14分も喋りました(^^;。
☆６．２０００ＧＴ
（”FULL FANTASY”KICP-741 / PADDLE WHEEL - KING RECORDS）
ものすごい音圧のドラムフィルから始まりました、３拍子16ビートのファンク系
ナンバーへ。ベースもオルガンもすっかり爆音になってます。ギターがちょっと
ヘロっとしたかな(^^;。でも、今まで聴いてた感じの”グチャっとした”混ざり
具合になってきた感じです。高いテンションのまま、テーマからピアノソロへ。
ヘビーな音圧のベースラインの上で、最初からずっと飛ばしまくります。
そしてドラムソロへ。こちらも最初から勢いのいいフレーズで飛ばします。ロー
ルのようなフレーズにして、色々繰り出したかと思うと、いったんスローダウン
させて、パーツ１つづつを自力でディレイをかけるように叩きながら、フレーズ
の再構築へ。針のあるスネアやタムがガンガン決まりだし、タム回しフレーズか
ら、盛り上がってきたところでスローダウンさせます。また荒々しいフレーズが、
それも、ちょっと離れた私の席でも空気が震えるのがわかるくらい、パワフルに
乱打して、６分近いパフォーマンスは拍手の中を締めとなりました。
ドラムの合図からＢメロへ戻ると、やっぱりソロの後は全員の音圧が上がってい
ます(^^;。がちっとした骨太のビートの上で、ギターが最後に吠えて、盛大なエ
ンディングは…オルガンがサイレンを鳴らしてます（笑）。
是方＞小森啓資！（拍手）
難波＞スティックが曲がってたぞ！私は見た！（笑） 超能力使って叩いてる！
（爆笑） スティック曲げる奴っておったんや〜（笑）。
鳴瀬＞ビールでももらう？
小森＞じゃ、ビール２つ！
難波＞み、み、みっちゅ！（笑）
「あ”〜！」っていう声をあげながら、缶ビールが届きます。
鳴瀬＞このテーブル（是方氏の前辺り）につけといて！（笑）
是方＞じゃ、レコーディング終了を祝って！カンパーイ！（拍手）
缶ビールを喉へ流し込んで…
難波＞５年ぶり？
是方＞５年ぶり。
鳴瀬＞俺らも落ち込み激しいなぁ（笑）、よく生きてるよなぁ。
難波＞ピューーっていきそうだったよな（笑）。
是方＞あれだけ演奏して、血管切れなかったよなぁ〜。
小森＞この先の５年はまだわからない(^^;（笑）。
コロコロとしたクラシックな音色のエレピで、幻想的にキラキラとした画が浮か
ぶようなエレピソロが始まります。熱くなったのを少し冷ますような、心地いい
雰囲気が流れます。と、華麗なアルペジオから、バチで刻むドラムがスタートし…
☆７．哀愁のクジラ （”野獣王国LIVE”）
ボトルネックを使って、太〜くクィ〜ンとうならせる是方ギターが、遊泳するク
ジラの鳴き声のように響いて、メロディーが始まります。元々はスローではなかっ
たんですが、野獣王国バージョンはゆったりと壮大なロックバラードで定着しま
した。歌い方も少し変えたりして、少し小じんまり感も無いではないのですが、
心地いいエレピバッキングに乗せて、優しいメロディーを聞かせ、１コーラス終
えたところで、白いフレットレスを持ったナルチョがゆっくりと入ってきます。
中盤では、ボトルネックを使って文字通り”鳴く”様なギターソロを聞かせます。
いつもならシンセブラスで華やかに聴かせるパートを、今回はオルガンで盛大に
盛り上げます。メロディーへ戻ると、どのパートも力強く歌うように聴かせます。
フレットレスベースの柔らかい音色も、力強さを持ってアンサンブルを支えます。
盛大に、何かを訴えるように、11分を越える、このメンバーならではの演奏であ
りました。
是方＞「哀愁のクジラ」でした。これも１枚目に入ってます。それも、ここでレコー
ディングしたのを思い出しました。
難波＞11年前、'96年じゃなかったかな？
是方＞そんなにたったかぁ。
次は、鳴瀬さんの曲をやります！（拍手）
鳴瀬＞しかし、ここのステージって、照明が愛想ないなぁ！ いくらやっても、
ピカー！ 何か無いの？色とか？
難波＞赤とか青とかのセロハンを張っても、高校の学園祭みたいになると思う(^^;。
鳴瀬＞普段は、７色のスポットライトだから（笑）。何言っても古いなー（笑）。
是方＞これからは、”PEACE”やで！
最近の若いのは、結構古い曲聞いてるで。RED ZEPPELINとか。
鳴瀬＞そういうのを聞く人って、野獣聞いてくれるんかなぁ？
是方＞…難しいなぁ(^^;。
時刻は21:52。まだまだこれから…
☆８．ＮＯＷ ＯＲ ＮＥＶＥＲ （”野獣王国LIVE”）
野獣を始めた頃のベースソロ曲が、久々に登場です。茶色に焼けたアカッパチで、
今夜もナルチョ印チョッパーがうなります。テーマの間に既にステージ真ん中の
方へ出て行ったりもしてます（笑）。いつもだとProphet-5入れて鋭利にうなる
キーボードも、Rhodes系エレピとオルガンだけできっちりドライブさせていきま
す。ギターVSオルガンソロを軽快に闘った後、21:56'30、いよいよ御大の登場。
ブリブリベキベキと、副弦チョッパーでお馴染みのフレーズをうならせた後、向
かって左側の柱の影から客席へ突入！イマイチ盛り上がってなかったような女性
客を集中的にチョッパーまみれ攻撃（笑）し、お母さんに連れられて来た小学生
の男の子を見つけると、弾かせようとするんですが…緊張してか弾いてくれなかっ
たので、見かねたお母さんがバーンと（笑）。更に、カウンターへ入って…え、
厨房にまで入っていった？ 唐揚げを口にくわえて戻ってくる（笑）と、後ろブ
ロックのテーブルの上に上がり、お客さんの帽子でチョッパーをはじいたかと思
うと、真ん中ブロックのテーブルに片付けるよう指示を出し（笑）、テーブルの
上でもうひと暴れ。老いて尚盛んな（笑）パフォーマンスで、ステージへ戻って
いき、歓声の中テーマへ戻ると、途中でのけぞりながらまだ暴れる(^^;ナルチョ。
やっぱりぐしゃぐしゃに交じり合ったアンサンブルを、13分に渡って繰り広げた
のでした。
鳴瀬＞しんどーーーいっ！（笑・拍手）
是方＞まさに、夏祭り！（拍手） ベースに触ったら、ご利益あるよ！（笑）
ご利益ご利益！（笑）ありがたいありがたい！（笑）
鳴瀬＞でも、あん中（厨房）に入ったのは初めてや。出来立ての唐揚げを（笑）。
是方＞ごちそーさまでした！（笑） 皆さんよくここまで我慢しました！（笑）
次で終わりです！
鳴瀬＞（咳き込んで）死にそーやー！（笑）
是方＞じいさん、最後のひと踏ん張り！
鳴瀬＞ホンマやで(^^;。じーちゃん、がんばるで！（拍手）
☆９．ＳＡＬＡ’Ｓ ＳＫＡ
（”CANDY”KOLA-004 / KONAMI MUSIC ENTERTAINMENT）
アップテンポで、鋭利なギターでスカのリズムを刻む、これは比較的新しいナン
バーです。ベースは、小躍りしながら５弦をピック弾きで刻んでます。オルガン
が軽快にメロディーをとり、そのままソロへ。指が鍵盤の上を滑るように、きら
びやかなフレーズが次々と飛び出します。ソロのバトンがギターに渡ると、ぶっ
とい音色で突っ走る裏で、難波氏も飛び跳ねながらバッキングを刻みます。荒々
しい暴れ馬が危ないテンションで最後まで突っ走る感じで、盛大にエンディング
を迎えました。
是方＞難波弘之！（拍手） 小森啓資！（拍手） 鳴瀬喜博！（拍手）
難波＞是方博邦！（拍手） ”野鳥王国”でしたっ！（笑・拍手）
満員のお客さんをかきわけて、４人はいったん奥の楽屋へ戻りますが、22:15を
回ってても、帰るお客さんなんか殆どなくて、アンコールの手拍子が続きます。
そして、４人がもう一度戻ってきます。
鳴瀬＞残業！（笑）
難波＞サービス残業。（爆笑）
是方＞一時は、野獣のお客さんは、最後の方ではくたばってたんですけど（笑）、
最近のお客さんは元気ですねぇ（笑・拍手）。前回も２時間半位で、ふぁ〜
って感じで（笑）したが、どうもありがとうございます！（拍手）
ギターが静かにアルペジオを刻み始めます…
☆１０．ＬＡＳＴ ＢＬＵＥＳ （”野獣王国LIVE”）
クールダウンさせる、スローなブルース曲が始まります。ギターは歪みも軽めで、
オルガンの方がむしろ少し鋭利に来る音色。ドラムは必要最小限の刻みで、ベー
スはどっしりとボトムを押さえます。ゆったり聴かせるサビの後、いつもだとシ
ンセでパッド系が入るところ、この日はボリュームコントロールも使いオルガン
で柔らかく聴かせてたのかな？ギターソロでいきなりフレーズが泥臭くなります
が、Ｂメロへ戻るとちょっと軽めの雰囲気に戻ります。疲れた耳をいたわる様に、
最後はフレットレスベースをリリカルに聴かせて、22:24、大団円を迎えました。
是方＞鳴瀬喜博！（拍手） 小森啓資！（拍手） 難波弘之！（拍手）
難波＞JEFF BECK！（拍手）
是方＞ありがとうございました！
CD買ってねー！10/25！PEACE！ジャケットにみんなの顔が出てます！（拍手）
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＜SET LIST＞ 2007.08.10 ＠京都・LIVE SPOT RAG
1.BAKU'S DREAM 2.SPACE ANT 3.METAL SNOW 4.MAHOROBA'99
5.TEARS OF MERMAID 6.2000GT (incl. Drums Solo) 7.哀愁のクジラ
8.NOW OR NEVER (incl. Bass Solo) 9.SALA'S SKA [ENCORE]10.LAST BLUES
10曲、2時間42分という時間の他に、今回は音がぐしゃぐしゃになってない時間
が多く、”聞き疲れ”の少なかったステージだったように思います。そうですか、
あの爆笑ライヴ録音（当番組では1996/11/02の分を参照）から11年にもなるんです
ねぇ…。そんな長い歴史の中でも、ちょっと珍しい体験でした。このところ、野獣
のライヴは、京都で聞いてる分には借り物の機材を使うことが多いようで、それも
影響してるのかもしれません。でも、サウナに入った後のような感じは、ちゃんと
味わえたステージでした。
このところ、アルバムも作ったりライヴをしたりするプロジェクトが増えた是方
氏、野獣はアルバムもなかなか出なくて、京都でのライヴは経費節減のためか借り
物機材でやったりという状況で、継続を心配していたのが正直なところだったので
すが、VME（VEGA MUSIC ENTERTAINMENT）から新譜も出るようなので、また今後も
楽しみに聴いていきたいと思います。
ということで、あなたにとってこのステージはどんな時間だったでしょうか？
では、また次回の番組でお目にかかります。
文字正人(QFG03621@nifty.com) with LetsNoteR5 and MacBook from KYOTO
1ST ON LINE: 2007/08/14