こんばんは、「実況中継ライヴ・オン2007」アンカーパーソン、文字正人です。
７月になり、個人的にはちょっと変化もありましたが、楽しみにしていた”ハイ
パーテクニカルコミックフュージョンサービス団体”（笑）・TRIXの新譜ツアーが
始まりました。関西ではほぼ必ず行われてきた京都・RAGから、今回もその模様を
お伝えしてまいります。果たして”衝撃のオプション・第４弾”はどうだったのか
（笑）。では、木屋町御池からライヴ・オン！
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梅雨の中休み的に、雲は多めですが青空もちょっとは見えた夏の京都であります。
これが１週間ずれると、祇園祭の鉾も全部立て終わって轢き初め…というところ
ですが、人の往来はいつも通りかな。でも、18時過ぎにRAGに着いてみますと、
見事にテーブルなしで90席ほどがしつらえてあります。チケット購入時にゾーン
指定になっている公演なので、19時を過ぎてもお客さんは半分くらいの入りでし
たが、開演予定の19:30には椅子・カウンターが満杯で、100人を軽く越えるお客
さんが、今日はどんなネタでサービスしてくれるのか（笑）待っています。
舞台の配置はいつもどおりで、左からキーボード、奥まったところの代わりに台
があって高いところになるベース、前へ出てきてギター、そして右側にドラムで
すが、キーボードシステムが大幅に変わっています。お客さんには横から見える
ように、４段の鍵盤が乗っかってます。下から順に、YAMAHA MOTIF ES8、YAMAHA
D-DECK（エレクトーンSTAGEAと同様のインタフェースの２弾鍵盤＆音源）、KORG
の最新鋭機RADIAS…ってこれボコーダー内蔵してたよな(^^)。ラック音源は前回
とほぼ同じで、Roland XV-5080とRoland Fantom-XRにミキサー・MIDIパッチャー
等が入ってます。後でわかりましたが、下には1.5オクターブのペダル鍵盤もあ
ります。しかし、今までも３段にスプリット駆使してらしたセッティングですが、
４段て…アマチュアコピーストには悩ましいセッティング(^^;でしょう。
19:39に、フロア担当の松尾さんが出てきて、休憩なし一本勝負のご案内。でも、
他のライヴの宣伝を殆どせずに(^^;すぐに引っ込まれます。
＜ＴＲＩＸ ＦＯＲＣＥ ＴＯＵＲ＞ 2007.07.06 ＠京都・LIVE SPOT RAG
熊谷徳明(Dr) 須藤満(B) 窪田宏(Key) 平井武士(Gt)
19:42、ベードラ＋SEから、例によって打ち込みオープニングが流れ出します。
なんか叫び声のサンプリングも入ってますが（笑）。その中を、４人のメンバー
が真ん中の通路よりステージへ上がります。準備が出来たのを確認したところで、
カウントから始まったのは…
☆１．ＤＯＵＢＬＥ ＵＰ （”FORCE”KICJ-519 / ELECTRIC BIRD - KING RECORDS）
アップテンポでベキベキベースとギターメロディーがうなる、新譜の中の須藤氏
の16ビート曲から始まります。イントロから、平井氏は飛び跳ねながら(^^;弾き
まくってます。ドラムとベースは、逆にめちゃめちゃタイトにビートを締めてい
ます。キーボードは…４段弾いてますよ(^^;。最上段RADIASで主なバッキングの
クラヴィネットをはじきながら、D-DECK上段でブラスアタック、Ｂメロやブリッ
ジではD-DECK下段のハードなオルガンとMOTIF ES8でRhodes系エレピと、手弾きで
全部カバーします。テーマを終えるとエレピソロで少しcool downしますが、すぐ
にベキベキベースソロ…キメ終わると途中で止めるか（ブレイクというよりは、
”やめた”というほうが正しい（笑））。キメを合わせてまた再開。ギターソロ
がメロディアスにうなって、最後の最後の16分キメキメまで気が抜けない曲も、
まずは快調にスタート。
☆２．ＲＯＡＤ ＳＴＡＲ （”MODE”KICJ-486 / ELECTRIC BIRD - KING RECORDS）
ディストーションギターが更にうなりをあげて、２つ前のアルバムからアップテ
ンポの８ビート曲へ。鍵盤は、D-DECKの２段で２種類のオルガン…と思ってたら、
サビのアナログ系ブラスを、スプリットを使わずにD-DECKで弾いてる…？よく見
ると、D-DECKは、上下鍵盤の間に全体のセッティングを瞬時に切り替える自照式
ボタンがあるんですが、そいつが曲の間にバシバシ動いてる…シーケンサー使っ
てる風ではないので、フットスイッチで切替順も仕込んでたんでしょうか？何せ
すし詰め状態なので、そこまではつかめませんでしたが。弾く方はガンガン攻撃
的にヘビーにフレーズを繰り出してます。テーマを終えると、須藤氏が高いとこ
ろ（笑）から降りてきて、平井氏に寄り添うというロックのようなステージング。
元の位置へ戻って、客席を煽ろうと右手を突き上げたら、天井にぶつけてしまい
ます（笑）。…本筋と関係ない話ばかり続きましたが(^^;、いてまえ〜な勢いの
まま、テーマの後は、RADIASでディストーションギターのような音色でのキーボ
ードソロ。これが、ギターのような表情のつけ方でうねらせます。乗ってくると、
上身を揺らしながら両手でガンガンはじいて、熱くしたままギターＢメロへバト
ンを渡します。平井氏も、後半のギターソロはのけぞりながらの早弾きオンパレ
ードに。まだ弾くか〜と言われんばかりのはじけっぷり(^^;。でした。
もう既に19:58。平井氏、息切らしてます（笑）。
熊谷＞いえーいっ！どうもみなさん、こんばんは！ＴＲＩＸでーっす！（拍手）
ありがとうございます。いやいや、タケちゃん、飛ばすねぇ！
平井＞もう、今日は終わりっ！…次が最後の曲です！（息を切らす（笑）） もう、
くたびれちゃった(^^;。
熊谷＞４作目のアルバム、”FORCE”発売記念ツアーにようこそお越しくださいま
した！（拍手）
平井＞ずいぶん沢山入ってますねぇ。
熊谷＞２万人位はいますか？（笑）
まずは、２曲お送りしました。１曲目はミツル・ストウの「DOUBLE UP」！（拍手）
須藤＞もう大変な曲で、ダブルでアップアップです（笑）。
熊谷＞そっちの”アップ”だったの？
須藤＞違うよお（笑）。てゆーか、今日もここ高台になってるけど、暑いわけ(^^;。
学校の理科で習ったと思うけど、暖かい空気って上の方に上がるからすごい
暑いんだ(^^;。タケんところは、低いし、エアコン直撃で、涼しいだろ？
たまにはここ来てみ？
平井＞いやいや(^^;…（と言いながら連れてこられて）気持ちいい〜
（ベースアンプの音直撃に驚く（笑））
須藤＞あとはこの音に慣れてくれればOK。
平井＞お断りします（笑）。
須藤＞そして、２曲目は「ROAD STAR」（拍手）
平井＞今、「道路の星」って言いました？
窪田＞確かに、ハイウェイをイメージして作ったんだけどね(^^;。
平井＞じゃ、「HIGHWAY STAR」ってすればいいじゃないですか。
窪田＞それじゃぁ（他のバンドの曲と）一緒になっちゃうから(^^;（笑）。
ま、「道路の星」でいいよ(^^;（笑）。
平井＞「あの道路の星に向かって！」ってやるんですか？（笑）
ハイスイマセン、楽屋ネタで(^^;。
熊谷＞３曲目は、平井のタケちゃんの曲です！（拍手）
平井＞新しいアルバム、４枚目は、皆さん聞いてくれた人は？（手が挙がる）
半分位。ざっと１万人位ですね（笑）。
須藤＞今日TRIX（のライヴが）初めてっていう人は？（手が殆ど挙がらない）
割と少数ね。じゃぁ、今日は何やってもいいんだ！（笑）
平井＞初めての方で、フュージョンバンドを見に来た方？（パラパラと挙がり）
いい意気込みだ（笑）。
新曲は「JUSTICE」と言うんですけど、日本語に訳すと「正義」。「正しい」
に、ぐしゃぐしゃと…（笑）
須藤＞「まさよし」ね（笑）。（平井氏はキョトンとして）「まさよし」とも読め
るじゃん。すごい有名なギターの方もいるよ（爆笑）。
平井＞去年の年末位に書き始めたんですが、社長曰く、締切が１月だったんで(^^;。
この頃、嫌な事件多いじゃないですか。例えば車運転する方います？ 乱暴
な運転すると、良くないですよね。
須藤＞そういう時は、じゃどう対応するの？
平井＞信号待ちの間に、窓のところに行って、もしもしと。
須藤＞窓ががーっと開いて、怖いお兄さんが出てきたら？
平井＞危ないよね。きちんと運転しないとダメなんだよーって（笑）、注意してあ
げます。
須藤＞それで、そんなことやると、警察来ちゃうんでしょ？
平井＞夜中11時頃に帰ったら、駐車場に私服警官が４人居て、「平井さんですよね、
国道16号で揉め事を起こしませんでした？」って(^^;（笑）。暴力とかして
なくて、そいつがビビッて電話しただけなんですけど(^^;。
須藤＞じゃ何もしてないんだ？ あーそう。それは心残りだろ？
平井＞後で家を調べました（笑）。…そういうのは置いといて。
近所のおじさんが、子供をちゃんと注意してくれるというような、僕が思う
正義感たっぷりのメロディーをちりばめまして。（笑）
熊谷＞ちょっといい？君だけ浮いてるよ？（爆笑） お客さんとブレンド出来てな
いよ（笑）。
平井＞じゃ、（客席を指して）あの辺に座ってみようかなと(^^;。
タバコポイッと捨てちゃダメとか。正義感を持って…
要はですね、この曲を聴くたびに「正義」という言葉を思い出してもらえる
といいなということで。今決めました！（笑・拍手）
「JUSTICE」聴いて下さい！（拍手）
20:09。相変わらず良く喋ります(^^;。
☆３．ＪＵＳＴＩＣＥ （”FORCE”）
熱血ギターFUSIONの王道のような、マイナーコードで熱く歌うメロディーをベキ
ベキ16ビートに乗せるナンバーです。 リズム隊は元曲よりも少〜しテンポ落と
し気味で始まりました。この曲も鍵盤は４段全部使ってます。イントロ等でギター
とユニゾるシンセリードをRADIASで取り、普段はD-DECKにエレピ＋ストリングス
パッド重ねとサビで入るアナログ系シンセブラスで、MOTIF ES8はRhodes系エレピ
をソロで使います。中盤でキメを合わせて展開するドラムソロ、変なパターンを
連発してます(^^;。何か訴えるような熱いギターを、ハードなアンサンブルがド
ライブさせていきました。
☆４．ＲＥＣＯＬＬＥＣＴＩＯＮ
（”INDEX”KICJ-470 / ELECTRIC BIRD - KING RECORDS）
続いて、クリアトーンギターの３拍子16ビートカッティングから始まります、
デビューアルバムの曲。イントロでベースがエフェクトかまして”ぷわんぷわん”
と遊んでます（笑）。スラップの打数（笑）も結構多いと思うんですが、TRIXを
名乗る前からの曲なので、ニコニコの表情で安定したビートを刻んでます(^^;。
もちろんサビでは、須藤氏＆平井氏が４分ビートで左右に揺れて２小節毎に元に
戻るという振り付けを真顔で（笑）見せております。鍵盤はもちろん沢山弾いて
ます。バッキングはMOTIF ES8でベル系エレピとエレピ＆パッドをスプリットし、
D-DECKではサビでユニゾる＆ハモるシンセリードと鋭く決めるシンセブラスと、
そしてRADIASで中盤のシンセソロ用リード音色です。爆裂するドラムソロは、
続くギターソロにも一部食い込み、お客だけでなくステージ上の平井氏も笑わせ
ます（笑）。ソロの後、平井氏がちょっと息切れしそうでした（笑）。終盤は、
窪田シンセリードソロが伸びやかにうなります…と、RADIASの音源パネルの選択
スイッチのLEDが演奏に合わせてすばやく点滅…ってどこ見てんでしょうか（笑）。
16分ウラ入れまくりフレーズにドラム・ベースもすかさずついてきて、勢いつい
たままサビへ…途中で須藤氏・平井氏がくるっと一回転すると、演奏が止まりま
す（笑）。何食わぬ顔でサビに戻り、盛大にドラムが暴れてラストノートへ…、
コードがG△→C△に変わり、ベースがオーケストラのティンパニのように「ドン
ドンドンドン…」と刻んで、普通の曲ならありうるエンディングなのに笑いが起
こります(^^;。
平井＞いやー、決まりましたね！
須藤＞なんか、違う終わり方してないか？（笑）
熊谷＞なんか違う感じだねぇ。
須藤＞「東〜映〜！」（昔の日本映画のエンディングのイメージか）みたいな（笑）。
平井＞なんか違うなって感じた人は？（多数の手が挙がる）
須藤＞18000人位はいたねぇ（笑）。
熊谷＞じゃ、前のでもう一回やりましょうか（笑）。
で、サビからやり直す（笑）。須藤氏と平井氏が一回転して、またも曲が止まる。
（笑）。今度こそ元のコード進行に戻してエンディング（笑）。
20:25を回ったところで…
平井＞さて、どっちが正解でしょうか？（笑）
熊谷＞こっちだね(^^)！（笑）
須藤＞実は、クマが「新しいエンディングを作ったんで」っつって、譜面を持って
きたんで、リハでやらずにいきなりやったら、「東映〜」みたいで（笑）。
だんだんだんだんだーん、”完！”みたいな（笑）。
熊谷＞っていうか、曲、台無しになるよね(^^;（笑）。
平井＞さっき、フュージョンバンド初めて見に来たって人いらっしゃいましたが、
このバンドは、メンバーが回りたいと言えば、曲を止めるバンドです（笑）。
須藤＞割と、見せ場なんですよ。けど、ここで回りたいって言ったら、窪田氏が
「どうぞどうぞ。その代わり、元のスタート早いですよ」って言われて、
「それは出来ないですよ」と。じゃあ、「わかった、曲止めよう」（笑）
しかも、このお馬さんも回ってるし（笑）。
平井＞なんでお馬さんなの？ お馬さんを英語で言うと何ですか？
（ホース…（苦笑）） よしよしよし(^^)。
この（窪田氏の鍵盤RADIASの音源部の後ろに着いている）青いシールドは？
（笑・拍手）ホース！（笑・拍手）
窪田＞シールドじゃなくて、洗濯機に着いてるようなホースなんだよね（笑）。
須藤＞TRIXでは、こういったネタを大募集してます（爆笑）。
平井＞今挙がってるのは、ブルドッグ？ ソース。 ちょっと惜しいですね(^^;。
肉は？
熊谷＞ロース(^^;。
平井＞でも、ここに生肉をつるすとやばいっす(^^;。
須藤＞ステージを２時間半位やってる間に、臭くなる(^^;。
平井＞須藤さん山形出身ですよね。山形弁で”帽子”は？
須藤＞ボース。（笑） TRIXの4THアルバムは「フォース」（笑）…って、山形弁を
バカにしてんのか(^^;！（笑）
平井＞スンマセン！ いや、なかなかステージにホースが置いてあるバンドもない
ですよね(^^;。社長（熊谷氏）がホームセンターで「１メートル分下さい」
って買ってきて（笑）。向こうもびっくりですよね(^^;。
熊谷＞もっと長く買えよって(^^;。（笑）
平井＞今日もアンケートがあると思うんですが、いいのを思いついたら書いといて
下さいね。この後のステージに反映されますんで。（笑）
熊谷＞さて、それでは曲に行ってみたいと思うんですが…あ、忘れてた、メンバー
紹介する？（笑） 後でもいい？ すぐ忘れちゃうんだよね(^^;。
平井＞散々忘れて、アンコールでメンバー紹介したことありますもん。最後まで、
誰なんだお前らっていう感じで（笑）。
熊谷＞ベース、須藤満〜！（拍手）
須藤＞どうも、高いところから甚だ恐縮でございますが、本日はかくも多数の方に
お集まりいただき、誠にありがとうございますm(__)m。
この後も、演奏に、パフォーマンスに（笑）…よろしくお願いします！（拍手）
熊谷＞そして、キーボード、やけに窪田宏！（拍手）
窪田＞やけに！（笑） どうも、なんとなく窪田宏です（笑）。
「なんとなく」っていうの、自分でも気に入ってるんだけど(^^;（笑）。
さっき、リハの後ホテルに戻ったら、２人がおなかへった！っつってて、
そしたらホテル入り口のパンがうまそーで、「パン！パン！」と（笑）。
須藤君も「パン！パン！」と…僕はついていけなくて(^^;。
平井＞いなくなりましたよね(^^;。でも速攻でで「窪田宏！」って呼ばれて(^^;。
窪田＞須藤君に、新幹線の駅で「うぉーっ！」って大きな声で呼ばれたよなぁ。
（笑）
平井＞すっごい遠くから「おおっ！」って(^^;。逃げたいんだよなー（笑）。
窪田＞あと、ホームで須藤君が、俺ら３人を見つけると笑かそうとして（ニコニコ
とユーモラスに）こんな感じで歩いてきて（笑）、なんか友達の顔しないと
いけないじゃん！（爆笑）
須藤＞ちょっと待って！ 僕ら、友達じゃないんですかぁ(^^;？（爆笑）
平井＞売店のお姉さんとか、普通のお客さんは、「保護者はどこ！」って顔で見て
ましたもん(^^;（爆笑）。
熊谷＞…キテるねぇ(^^;。ホントにデッカイ声なんだわ(^^;。
須藤＞駅って、結構響くんだよね（笑）。俺、援団（応援団）してたから、大きい
声出すと、ストレス発散するの（笑）。
平井＞何も僕らの前でやんなくても(^^;。（笑）
熊谷＞…えーと、今何だっけ？（笑） ギター、平井武士！（拍手）
平井＞よろしくお願いします〜！
熊谷＞喋んなくていいの？
平井＞須藤さんの友達の平井です！（笑）
須藤＞まずはお友達から〜（笑）。（だみ声で）貴方素敵だもの〜（笑）
平井＞それ怖いですって(^^;。…よろしくお願いします！（拍手）
じゃ、次の曲行きましょうか。
熊谷＞ちょっとちょっと！ １！２！じゃなくて…（自分のこと）紹介ないのかい？
平井＞３人無事終わりましたよ！(^^)
熊谷＞待ってるんだから(^^;。
須藤＞あ、待ってたんだ！（笑）だって、いつもはメンバー紹介自分からやってた
じゃん（笑）。だから、もう紹介終わったと思ってた(^^;。紹介するね。
ベース、須藤満〜！（拍手） キーボード、やけに窪田宏〜！（拍手）
ギター、平井武士〜！（拍手） っつってことで（笑）
熊谷＞もしも〜し！（笑） 忘れてたでしょ！
須藤＞可愛いのを着てるねぇ。
熊谷＞いいから、早く言ってよ(^^;！ ドラムス、熊谷徳明〜！（笑・拍手）
平井＞いつもは僕がこれやられてるんですが(^^;。
熊谷＞今待ってる間、すっごい辛かった(^^;。
熊谷＞ってことで、ちゃんと、メンバー紹介終わりました！
平井＞大したことじゃないんですけど（笑）。
熊谷＞よろしいですか？ ４曲元気な曲が続いたんで、次はバラードを行ってみた
いと思います（拍手）。…タケ、何やってんの？
平井＞（シールドが）つながってないもん！（笑） お片づけしてたんです。
このエフェクトもう使わないから。
と言いながら、ゆっくりシールドを巻いてる平井氏（笑）。
その間に、脇に置いてあったギターを須藤氏が…
須藤＞こちらの楽器ですが、デバイザーというブランドの、恐らく平井武士モデル、
それでは２万円から！（笑）
３万！５万！という声が客席から（笑）。
平井＞３万は安いって！（笑）
須藤＞ダメ？
平井＞いや、あの、いくらになるかな（笑）…もう１本あるし（笑）。
サブギターって、いつもケースに入れたままのがあるじゃないですか。あれ
は、万が一これが売れた時のために置いてあるんです。
熊谷＞ハイ！ 準備が出来次第、バラードを行ってみたいと思います。”FORTH”
の中から２曲。「夕暮れ」、そして「ADIOS」！…ね、「ADIOS」！…
平井＞拍手が欲しいんですか？
熊谷＞いやいや、ポップでキャッチーなナンバーなんだよ〜と。
須藤＞３本線の？
熊谷＞adidas!（笑・拍手）
平井＞須藤さん、しばらく曲名を「アディダス」と思ってたんですよね？（笑）
前のツアーでやった時に、ステージで「えっ？」って顔してましたよね。
（笑）
熊谷＞それでは、adidas…（笑）間違っちゃった（笑）。
バラードだからね(^^;…順番間違っちゃった（笑）。
平井＞もう６回やってますから、曲順覚えてくださいよ（笑）。
熊谷＞「夕暮れ」そして「ADIOS」を聴いて下さい〜（笑・拍手）。
もう20:40を回って、ようやく５曲目。
☆５．夕暮れ （”FORCE”）
ミディアムテンポの、このアルバムでは唯一のバラードが始まります。窪田氏の
ベル＆ストリングス音色（RAIDAS）によるイントロから、さっきまでの暴れっぷ
りが一転して、引き締まった音色のギターが歌い始めます。ベースもピック弾き
のようにしてボトムをがっちり押さえ、ドラムもタイトに刻みます。テーマを終
えると、MOTIF ES8のアコピ＋ストリングス重ね音色で、しっとりと切ないピアノ
ソロへ。テーマへ戻ると、ギターとシンセベルのサビが、懐かしい風景を思い起
こさせて切なく響きます。終盤では、D-DECKでストリングスを２パート弾く上で
タメを効かせたギターソロが泣かせます。
☆６．ＡＤＩＯＳ （”FORCE”）
前年の秋ツアーで一足先に披露した、明るい疾走系８ビート曲（エンディングシ
リーズとも言う（笑））。MOTIF ES8のエレピ＆パッドに乗せて、ギターとD-DECK
のシンセベル＆ストリングスでポップにメロディーを歌います。Ｂメロでギター
が一発ヘロってましたが(^^;。スクエアの印象が強い（笑）疾走系・激励系８ビ
ートですが、スクエアのそれともちょっと違う雰囲気。中盤では、RADIASでディ
ストーションギター系音色でのシンセソロ。アクセントはギターでフレーズは鍵
盤的という感じで、タメながら攻めて行きます。激励系ビートになると、更に突っ
走っていき、エレピでのレガートなフレーズにスッと戻るとテーマへ。サビに続
くギターソロも、シンセソロに負けじと弾きまくって、明るいサビへ戻っていき
ました。
20:55を回ったところです。
熊谷＞ハイ！「夕暮れ」、そして、「adidas」でした…違う？「ADIOS」でした。
何か、フュージョンのお約束ですね（笑）。
平井＞「夕暮れ」、いい曲ですね。どなたが作ったんですか？
熊谷＞ワタクシが、20代前半の頃に作った曲なんです。24歳の頃に、野菜炒め定食
を作ってたんですね（笑）。あと、野菜サラダもついて…
平井＞野菜ばっかじゃないですか！（笑）熊谷さんって、パセリも食べますよね？
熊谷＞それも、一皿食っちゃうという…そこを引っ張らなくていいの(^^;（笑）。
バラードの話。栄養の話じゃないから…そーじゃなくて(^^;。
私、食べ終わったらすぐに、食器を洗う派なんです。
平井＞すぐ洗う派なんですか？僕は溜めちゃって溜めちゃって。
熊谷＞洗剤は何を？
平井＞「ジョイ」です（笑）。しょっちゅうパワーアップして（笑）。
熊谷＞水でさっと流せて…（笑）。バラードね(^^;（笑）。ホントの話。
お皿洗ってた時に、夕暮れだったんです（笑）。やっと繋がりました(^^;。
お皿洗ってたら、「たんたんた〜らら〜」とメロディーが出てきたんです。
切ない景色だったんですね〜。
平井＞そこ引っ張らなくていいですか？（爆笑）
熊谷＞バラードの話をしてんだから！（笑）
平井＞その頃「ジョイ」は無かったですよね？（笑）
熊谷＞そーだよ「ママレモン」だよ！（笑）…ママレモンじゃなくて！（笑）
そんな感じで、洗ってた時に作ったバラードでした。
平井＞何がですか？（笑）
熊谷＞だから、俺の作ったバラードがね(^^;。
須藤＞何が？（笑）
熊谷＞…確かに、TRIXの中で、真剣に話してるのを受けて「何が？」って返すのが
流行ってるんですね(^^;（笑）。
須藤＞誰が？（笑）
熊谷＞だから、話がね(^^;。バラードの話をね。
須藤＞なぜ？いつ？（笑）
熊谷＞ハイッ！そんな感じで、２曲お送りしました。
平井＞誰が？ …お客さん、喋りすぎてちょっとムッとしてますね(^^;。
須藤＞なに？（笑） 早くやれって？ やりましょやりましょ。
熊谷＞ということで、次の曲の方へ…
須藤＞丁度、今日のライヴの半分位が終わったところです。割とここまで、途中で
「ドンドンドンドン…」ってのはあったけど（笑）、ここまでが”真面目に
演奏する”系？（笑）
平井＞いわゆる”２の線”？
須藤＞このあとも別にちゃんと演奏するんですけど…
平井＞ちゃんと演奏しないんですか？（笑）
須藤＞難しい、このバンド(^^;（笑）。レコードで言うとこまでがＡ面で（笑）、
ここからがＢ面です（笑・拍手）。
平井＞笑いを取りにいきます？（笑・拍手）
須藤＞TRIXって、少し特殊なバンドなわけじゃん？（笑）だって、馬とかホースが
ステージにあるフュージョンバンドっていないから（笑）。
熊谷＞この馬、何か見覚えない？ある？（一部から苦笑）
平井＞結構…みんなこれ家に持ってるの？（笑）
熊谷＞まだCDを買ってないかな？
須藤＞意外とね、知らない人、多いみたいよ。
熊谷＞必ず皆さん、今日帰ったとして、絶対見ることが出来るんですよ。どういう
こと？と、はてなマークついてる人いると思うんですけど、CD買って下さい。
買ってくれたらわかります(^^;。
平井＞CDを隅から隅まで見ていただければ。
熊谷＞ゆっくり見ていただければ、100倍楽しめます（笑）。
平井＞それか、東急ハンズで買うか（笑）。これ、結構リアルですよね。
須藤＞何の話だっけ？ そうそう、ここからＢ面ですと。
熊谷＞僕が作った曲ですが、あまり、フュージョンバンドでこういう曲を出す人は
いないですよね(^^;。ワルツを。
須藤＞ズーチャッチャッ、と。
熊谷＞そんなに窪田さん「ずんちゃっちゃっちゃっ」嫌いですか？
窪田＞いやだねー(^^;（と言いながら、ピアノで弾き始める。流しの演奏のよう（笑））
平井＞ストさん、泣いちゃいましたもん。
須藤＞えーんえーん。（笑）
熊谷＞またその曲を選ぶか(^^;。
須藤＞（コードを）メジャーにしてみたら、そんなに悲しくならないんじゃない？
と、窪田氏がマイナーコードをメジャーコードにして試しに弾いてみます。
…確かにちょっと雰囲気変わったかな(^^;。
平井＞なんか、幼稚園のお遊戯みたい(^^;。
窪田＞クマの曲、メジャーでやってみるか？
須藤＞難しすぎて出来ません！（笑）
窪田氏もトライしてみますが…熊谷氏「いいねぇ！」なんて言ってますが。
窪田＞全然わかんないね(^^;！（笑）
熊谷＞やりましょ。変わったサウンドで、「LABYRINTH」を。
そして、もっと変わった曲で、ヒロシ・クボタの「MA-TSU-TA-KE」を（笑）。
これって、どーなんですか？
窪田＞いーんですっ！（笑）
熊谷＞それでは、２曲続けてどーぞっ！（拍手）
既に21:04を過ぎてます。
☆７．ＬＡＢＹＲＩＮＴＨ （”FORCE”）
「RECOLLECTION」とは違って、ホントに”ワルツ”のビートのメロウな曲です。
オルゴールのような音色のエレピ＆ストリングス（D-DECK下段）から始まって、
まずはギターがワルツビートを刻み、フルート系シンセリード（RADIAS）でＡメ
ロを歌います。Ｂメロからはディストーションギターが朗々と歌い、窪田氏は
ストリングス系のリリースの長い音色と短い音色（D-DECK上段）を弾き分けて、
バックを支えます。テーマを終えると、MOTIF ES8でのピアノソロへ。高域から
品のあるフレーズで始まり、JAZZなフレーズでスイングさせると、ドラム＆ベー
スもスッと合わせてきます。テーマへ戻ると、ギターとフルート系リードが優し
く歌い、ギターソロもメロディアスに聞かせます。お洒落に最後を締めて…
窪田氏がD-DECKで、鼓や和太鼓の音色でソロを始めます。「いよぉ〜っ！」なん
てサンプリングした声もスプリットで入れながら（笑）、客席から手拍子が起こ
りだすと、なんか祭囃子みたいになってきます(^^;。ひとしきり暴れたところで、
「これ、跳ねる曲じゃねーよな(^^;」（笑）
こういう音色を使った打ち込みトラックが始まって…
☆８．ＭＡ−ＴＳＵ−ＴＡ−ＫＥ （”FORCE”）
ユーモラスなボコーダーパートもあるハードな16ビートですが、曲紹介にもあっ
たように、窪田氏の曲です（笑）。勢いのあるビートに乗せて、歪んだギターと
D-DECK上段にスプリットしたリードがユニゾってメロディーを取ります…あれ、
Ａメロでギターが明らかに失敗(^^;すると、須藤氏も熊谷氏も手を振って止めちゃ
いました(^^;。異例の再スタート（笑）後は、D-DECK下段の三味線(^^;バッキン
グに乗せて疾走していきます。サビの最後には、TRIXライヴでは初めて、ヘッド
セットマイクをつけた窪田氏が手弾きボコーダー（RADIAS）で、「マツタケ」と
歌っちゃいました(^^)。その後、RADIASの音色を切り替えてきらびやかなシンセ
リードソロを披露すると、テーマの後のギターソロも負けじと弾きまくり、サビ
に戻ると須藤氏が無表情にパラパラを踊ってます（笑）。長さはアルバムと同じ
でしたが、弾けた演奏でありました。
時刻は21:17を過ぎています。
熊谷＞イエイ、窪田宏の「MA-TSU-TA-KE」でございましたー！イエイ！
窪田＞須藤君からパラパラが出るとは思わなかった(^^;。
須藤＞パラパラ踊りながら、下は「聖子ちゃんステップ」なんです（笑）。
熊谷＞出たね〜遂に、聖子ちゃんステップ(^^;。
須藤＞さっきから台がずれてて（笑）。…あっついあっつい(^^;。
熊谷＞さて、終盤戦に入ってきて、お待たせしました。恒例のヅラ発表です！（笑）
第４弾です。今回はかなり苦戦しました、ヅラに！曲じゃないです！（笑）
曲が大変だったわけではなく、ヅラなんです（笑）。
ヅラを発表するために曲を作ったくらいですから（笑・拍手）。
須藤＞新しい形だね。”ヅラ先行作曲”（笑）。
平井＞よくインタビューで、「コード先行ですか、メロディー先行ですか」って
聞かれますが、もう応えに迷わなくていいんですね！ヅラ先行！（笑）
熊谷＞イメージがすっと出てきまして。では、とっとと装着して下さい。装着する
際に聞いていただく、SEを作ってきました（笑）。それを聞きながら、装着！
と、クイズ番組のシンキングタイムのような曲（笑）が流れてきます。何やら、
童謡の「チューリップ」とか、聞いたようなメロディーがコラージュされてます。
最後にブチっと止めた止め方も、クイズ番組っぽいというか、某休止中のバンド
（2007/07現在）の「CONJUNCTION」のようでもありました（笑）。
熊谷＞装着、完了しました（笑）。まだスイッチはONにしないで下さい！（笑）
それでは、”アホソング”（笑）、頭の悪いサウンドをいってみたいと思い
ます！（笑） 曲は「パチンカーＺ」！（拍手）
☆９．パチンカーＺ （”FORCE”）
照明が落ちたまま、キメキメのイントロからＡメロが始まるところで、４人の頭
の上が明るくなります…LEDでチューリップがかたどってあります（爆笑）。
しかも、窪田氏だけ花のチューリップではなくホントにパチンコのチューリップ
のようです（笑）。凝ったコード進行にユーモラスなメロディーを乗せてパフォー
マンスに走る（笑）曲、第４弾。演奏も、パフォーマンスを生かすためにバッキ
ングのシンセパートは打ち込んであり、鍵盤手弾きパートはギターと一緒にメロ
ディーをとるシンセリード（RADIAS）とサビで入れるパッド系ブラス（D-DECK上
段）位です(^^;。「パ〜チンコ〜」というサビでは、拍に合わせてチューリップ
がパカパカ開いて、奥には大きなパチンコ球が見えます（爆笑）。テーマに続い
てのシンセリードソロは、「サムライ」のようにアグレッシブ…というか動物が
何かを襲うような(^^;フレーズで、これは遊びでは出来ないパフォーマンス(^^;。
でも、またテーマに戻ると、サビでは拍に合わせて４人が首振り、チューリップ
がパカパカ開きます（笑）。…演奏の記述が殆どないですが、何か(^^;？
熊谷＞「パチンカーＺ」でした！（拍手）
平井＞いや〜、今日もパッカンパッカン(^^;。
熊谷＞頭の奥から、玉が出てくるの、見えました？（拍手）よしよし(^^)。
平井＞これ、手作りスゴイですね。
熊谷＞今回は、LEDの数で勝負してみました（笑）。（１つ辺り）約30個！
東急ハンズの親父さんに、１個300円するんですけど、LEDを120個下さいっ
て言ったら、目ン玉飛び出てました（笑）。「初めてだ」って(^^;。
平井＞見たかったなぁ〜（笑）。
熊谷＞亀井さんって言うんですけど（笑）。これ、可愛いよね(^^)。
平井＞チューリップなんですよね。
熊谷＞そうですよ。そこからパチンコ球がパッコンパッコンと。
窪田＞しかも、ラジコンでPAのところから（点灯と開閉を）コントロールしてると
いう(^^;。
熊谷＞前回の”毛根”と原理は同じです（笑）。操作するスタッフも、譜面を見て
練習してます（笑）。（また動かしてサービスする）
…あ、もう取ってもいいですよ（笑）。
ってことで、頭からオプションを外して、アンプの上などに直してます。
平井＞結構重いんですよ。肩凝りそう(^^;。
熊谷＞一応250gあります(^^;。軽量化は図ったんですが、次のバージョンアップも
決まっています（笑）。
光るのはいいんですが、玉が光るのが弱い（笑）。つけてみたんですけど、
難点があって、電源が足りないんです(^^;（笑）。
平井＞今、電池２個ですもんね。
熊谷＞玉もつけるととLEDが暗くなっちゃうので、やめました(^^;（笑）。
平井＞じゃ、次は電池が増えるってことですか(^^;？もっと重くなる？（笑）
熊谷＞準備はいいですか？ お次は、ハイテクニック・コーナーです！（笑・拍手）
テクニックを自慢するコーナーです（笑）。こんなに手が早く動くんだよ！
こんなに足が速いんだよ！ そういうのを提供するコーナーです（笑）。
平井＞足が速いって、逃げるみたいな(^^;！（笑）
熊谷＞俺だけかな(^^;。なんか、悪党みたいですが(^^;。よろしいでしょうか？
”FORCE”から、次の曲は、4/4拍子です。バンバンバンバンと刻むと、合う
んです。（笑） 曲は、「PUMA」！（拍手）
21:31、「いくよっ！」という掛け声が、４回ほどあって（笑）…
☆１０．ＰＵＭＡ （”FORCE”）
今作でテクニカル度最高の、16分ウラキメユニゾンの嵐(^^;な曲が始まります。
アルバムより、気持〜ちテンポ落とし気味な感じがしたり、バッキングのクラヴィ
ネットから緊張感が感じられたり(^^;はしますが、打ち込みなしの全部手弾きで、
きっちり合わせてドライブさせます。テーマでの鍵盤設定は、RADIASがバッキン
グのクラヴィネット、D-DECKがアタック用ブラス（上段）とコード弾き用ブラス
（下段）、MOTIF ES8でエレピ＆パッドとオルガンのスプリットでしょうか。
緊張感が漂いながらも抜群の安定度でテーマを終えると、まずは窪田氏のシンセ
ソロ。RADIASのフルート系リード音色でテクニカルに繰り出し、きらびやかに展
開していきます。そして、キメ入りドラムソロではまたこれが変なパターン(^^;
の嵐。そして16分ゴリゴリのユニゾンがバッチリ決まったところで、ブレイク。
21:35、ベシベシうなって須藤氏のベースソロ開始。怒涛のようにはじきまくる
と、熊谷氏も絡んできます。耳馴染みのあるフレーズが出てきたかと思うと、
バーンと一発叩いて、高いところからステージ中央へ降りてきて、●瀬氏のよう
な高音弾きも繰り出し、またベシベシフレーズに戻すと、ステージ中央から客席
へ入っていきます(^^)。カウンターの前辺りのブロックで、ベースをお客さんの
男性に渡すと、ちょっと緊張した感じで一節。後半ブロックの方までやってくる
と、ここでもまたベースを渡します。今度はまぁ、スクエアやカシオペアをやっ
てましたっ！と言わんばかりのスラップフレーズが飛び出し、拍手が起こります。
ベースがご本人に戻ると、「ちょっと頑張んないとな〜」なんて言いながら、
EW&Fの「LET'S GROOVE」を始める須藤氏（笑）。またベキベキフレーズに戻って、
前ブロックの反対側からステージへ戻り、もうひと暴れして、21:43に大団円と
なりました。
今度はドラムキックが始まり、熊谷氏が「ドラムソロ行きまーす！」と宣言して、
大きな音でドスドスと荒々しく始まります。あ、電飾は今回は無し(^^;です。
小物を沢山絡めながらフレーズを展開するうちに、チューニングし直しを終えた
須藤氏が台から降りてきます。「何する気だ？」という熊谷氏に「シンバル越し
で見てるの」と言う須藤氏(^^;。今度は、スネア・ベードラを力強く刻みながら、
クラッシュシンバルをバシバシと乱打します。一旦ブレイクして、少しテンポを
落として再開すると、今度はブロックをペダルで４つ刻みながら、上では叩きま
くります。いや、４つ刻みよりも高い音色のブロックがもう一つ聴こえてきて、
それが段々早くなっていく(^^;。そして、全体にアップテンポになり、シンバル
乱打で荒々しくエンディングを迎えました。
21:49、熊谷氏が「まだ曲の途中です！」と言って、他のメンバーも戻ります…
というか、構えてますが、溜めすぎてなかなか始まらない(^^;。ようやくギター
からＡメロへ戻り、テクニカルなのにキャッチーなサビを叫ぶように聞かせ、
16分嵐のユニゾンで見事に締めてみせました。
熊谷＞いえいっ！ ベース、須藤満〜！（拍手）
須藤＞そしてドラムス、熊谷徳明っ！（拍手） すごかったね〜。
熊谷＞どうでした、新技？
左足で、（コンッ！とウッドブロック） 右足で、（コンッ！と別のブロック）
平井＞左手も右手も(^^;。（笑）
熊谷＞この新技、名前付けました。「ツイン・コンコン」（爆笑）。必殺です（笑）。
須藤＞”必殺”って、必ず殺すんでしょ？（笑）
平井＞（コンッ！と何発か）こっから何か出てきましたもん（笑）。
熊谷＞必殺です（笑）。
というとで、次がラスト・ソングになってしまいました！
（ええ〜っという声に、ウッドブロックで「コンッ！」（笑））
うるさいか(^^;。失礼しました。曲の方ですが…
平井＞サンバ系、ラテン系の曲じゃないですか。前の（春の）ツアーの時に、須藤
さんがこの曲でサンバステップ踏んでたんですね。で、岡山でのMCで僕が、
「次のツアーまでに出来るようにします」って、言っちゃったんですね(^^;。
それで今回、出来るようになりました(^^;！ お客さんにも踊って欲しいん
ですけど…
須藤＞この状況（すし詰め着席）で立って踊ってもらってもいいんですけど、それ
だと俺しか見えないんで（笑）、座ったままでも踊っていただける、サンバ
的ニュアンスの振り付けを、ぜひやっていただきたいなと。
軽く両手を挙げて下さい。その手を、小刻みに震わせ（笑）、そのまま交互
に振って、１，２，３，４，２，２，３，４…う〜わ気持ちわりぃ！（爆笑）
平井＞アル中の人みたい(^^;。
と、窪田氏がエレピとボコーダー系ヴォイス音色でサビを始め、ギター・ドラム
も入って、ノリのいいお客さんがフリを合わせてます。
須藤＞というのをやると楽しいかなと思って、別にやりたくない人はやらなくても
いいですが（笑）、やりたい人はやって下さい。僕らは、ステージ上で一生
懸命踊ってますんで（笑）。よろしくお願いします！
熊谷＞曲は「PASSION」！（拍手）
☆１１．ＰＡＳＳＩＯＮ （”FORCE”）
［”Sunday!スクランブル”（テレビ朝日制作）2007/01〜テーマ曲］
サンバビートの刻み…ピアノは打ち込みですね。この年の１月の放送から上記の
番組で流れているという、テクニカルなリズムにキャッチーなメロディーの16ビー
ト曲が始まります。鍵盤は、RADIASでＡメロ＆ソロの矩形波系シンセリード、
D-DECKでアナログパッド系シンセブラス（上段）と刻み用エレピ（下段・ドラム
ソロで使用）、MOTIF ES8でエレピ＆ボコーダー系音色の多重音色（サビ用）と、
忙しく弾いてます。マイナー進行ですが、サビはギターと一緒にボイスが入って
ちょっとユーモラスに…それを、須藤氏と平井氏がステップあわせて決めてます
し、７割位のお客さんがさっきの振り付けで盛り上がっていたので、余計にユー
モラスです(^^;。テーマに続いては、窪田氏がきらびやかに熱〜くシンセソロを
決め、熊谷氏が複雑なパターンで暴れるドラムソロを決めて、更にテンションが
上がった状態でテーマに戻ると、平井氏は既に飛び跳ねてます(^^;。ソロ以外は
驚くほどがっちりタイトに刻むリズム隊の上で、終盤でギターソロが吠えまくり、
なぜかアルバムではフェードアウトでしたが、キメキメのエンディングが決まり
ました。
熊谷＞どうもありがとう！ ベース、須藤満〜！（拍手）
キーボード、窪田宏〜！（拍手）
ギター、平井武士〜！（拍手）
須藤＞そしてドラムス、熊谷徳明っ！（拍手）
熊谷＞TRIXでしたーっ！（拍手）
22:01、アンコールを求める手拍子の中を、いったん４人は楽屋へ戻ります。
その３分後、手拍子を蹴散らすような(^^;大音量のエレドラが轟きます。
リピーターにはお馴染みになりましたが、Roland SPD-S改（笑）…どこを改造し
たかは別として（笑）…を肩から下げて、熊谷氏が楽屋から出てきます。ブレイ
クビーツを刻みながら客席中央まで来て、「叩いてみたい人！」と募ると、なぜ
か女性ばかりが手を上げる(^^;。一人目の女性は、スティックで場所と音色を確
認しながら…ま、がんばりはったかな(^^;。二人目の女性は、スネアとハットを
ちゃんと確認して、結構さまになるフレーズを展開し、拍手が起こります。もう
一人、今度はシモンズ風の電子ドラム音色に切り替えて、こちらもかなりカッコ
よく決まり、熊谷氏が一番驚いてました(^^;。
客席からそのまま「次の曲へ行きます！」と宣言すると、ファンにはお馴染みの
打ち込みパートが始まり…
☆１２．サムライ （”INDEX”）
残り３人もステージに戻ってきて、頭の上にちょんまげとLED（ナイトライダー
仕様（笑））を乗せて、パフォーマンス曲第１弾が始まります。熊谷氏は、ドラ
ムセットの方に戻らず、ショルダードラム(^^;のままステージ前に残ります。
キーボードも、RADIASでのシンセリードしか弾いてません(^^;。直立不動から、
真面目な表情のまま振りを合わせたり…という、リピーターにはすっかりお馴染
みの形で、CHICK COREA風な進行でコミカルなメロディー(^^;を展開します。
テーマを終えたところで、窪田氏がラックの上にあった小型鍵盤、KORG micro
KONTROLを取り出してステージ前方へ出てきて、うなるようなシンセソロを展開、
そのまま窪田・須藤・平井・熊谷の順に４人が横一列に並んで（笑）、テーマに
戻ります。当然振りもあわせてます(^^;。そして、サビを１回終えたところで、
４人がバラバラに客席を踏み荒らします(^^;。バラバラに練り歩いて、誰彼とも
なく椅子の上に上がりだし、総立ち＋一部のお客さんは椅子（回るので乗ってる
方は結構危ない(^^;）を押さえてます(^^;。前回も書きましたが、打ち込み曲な
がらも最後のソロの長さをフリーにするために、どうやら熊谷氏のショルダード
ラム(^^;で打ち込みパートをエンディングへ切り替える制御をしてたのかな？
ラストノートを盛大に延ばして大団円を迎えると、歓声の中を４人がゆっくりと
ステージへ戻っていきました（笑）。
須藤＞さっきのチューリップに比べたら、（「サムライ」のヅラは）どーってこと
ないっすね！（笑） お騒がせしました〜「サムライ」でした！（拍手）
平井＞アンコール、どうもありがとうございます！（拍手）
アンコールで乱入するってのも(^^;（笑）。
須藤＞曲が終わったら、ステージに誰もいないという(^^;。
普通乱入というと、我々”竿もの”部隊なんですが、このバンドはドラムの
人やキーボードの人が先陣切って入ってます（爆笑）。
平井＞（お客さんに）ご協力もいただいちゃって。
須藤＞（椅子を支えてくれた）お客さん、よくご存知でした（笑）。危ないのよ(^^;。
乗った瞬間にくるっと回ったり(^^;。
平井＞椅子の上に土足で上がっちゃいました(^^;。小屋の人に謝っておきましょう。
（全員で）どーもスイマセンm(__)m（笑）。
須藤＞「サムライ」はファーストアルバムの１曲目でした。ここからは、フォース、
（馬を指して）ホース、（ゴムホースをさして）ホース、ホース…
平井＞若干くどくて、お客さん怒っちゃいましたね(^^;。謝っときましょう。
（４人で）どーもスイマセン（拍手）。
須藤＞それじゃ、宣伝部長、どうぞ！
平井＞お気づきかと思いますが、TRIXのＴシャツです！（拍手）
黒いの、白いの、黒いの、白いのと、サイズも色々取り揃えております。
年内のツアーで売り切るんですよね？
熊谷＞年内ですか？（笑）このツアーでじゃなくて？
平井＞あと３回ですよね(^^;。じゃ、一人３枚！（笑）、一人３枚まで！（笑）
CDなんかも、ファースト、セカンド、サード、フォース（笑）と取り揃えて
ます。今日は、時間早いですよね？
須藤＞いや、いつも通りだよ(^^;。
平井＞電車大丈夫な人！（半分位が挙手）…みんなだめ？早く終われと(^^;。
須藤＞だーいじょぶだから(^^)。
平井＞サイン会もしますんで（拍手）、CDでもＴシャツでも何でもいいです。
須藤＞何でも？
平井＞たまに箸袋とかありますが（笑）、箸袋でも、ちゃんと持って帰ってくださ
いね！ 良かったら並んでてください。（拍手）
熊谷＞もう一発、やっていい？（拍手）
アンコール２曲目に、普通こういう曲やらないだろうって曲をやります！
（笑）もう手動かないよ！筋肉パンパンって感じですが、もっとパンパンに
なります（笑）。 「JUNGLE CIRCUIT」を聞いて下さい〜（拍手）
☆１３．ＪＵＮＧＬＥ ＣＩＲＣＵＩＴ
（”ART”KICJ-506 / ELECTRIC BIRD - KING RECORDS）
TRIX版「SP○CE R○AD」（笑）が、２時間以上演奏して乱入した後に来るのかよ。
（笑） でも、テンション上がったままでの演奏ですから、随所に聴かれるユニ
ゾンは、最後の力振り絞り感と鬼気迫る感の両方が(^^;感じられます。あ、鍵盤
は、RADIASでＡメロバッキングの鋭利なクラヴィネット、MOTIF ES8でＢメロ〜
サビバッキングの軽めのエレピ＆ストリングスパッド重ね、D-DECK上段でサビ等
で使うアナログ系ブラス、D-DECK下段でシンセベルと中盤のユニゾン用シンセリ
ードのスプリットと、見事に全部弾き切ります。テーマを乗り切ると、MOTIF ES8
をアコピに切り替えてピアノソロ、最初からテンション高いフレーズで突っ走り
ます。その勢いのまま、中盤の24小節ユニゾンをクリアすると、最大級の拍手が
返ってきます。後半のサビ以降、ドラムはギターソロ以上にバシバシ暴れまくり、
平井氏はサビへ戻ると飛び跳ねてます。40kmを越えてからの心臓破りの坂（笑）、
見事に完走いたしました。
熊谷＞いえいっ！ キーボード、窪田宏〜！（拍手） ベース、須藤満〜！（拍手）
ギター、平井武士〜！（拍手）
須藤＞そして、ドラムス、逆に熊谷徳明〜！（拍手）
熊谷＞どうもありがとうございました！ またツアーやりますんで、逆に！また
来て下さい！どうもありがとう！（拍手）
22:29、テンション高いままでこの日のステージは幕を下ろしました。
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＜SET LIST＞ 2007.07.06 ＠京都・LIVE SPOT RAG
1.DOUBLE UP 2.ROAD STAR 3.JUSTICE 4.RECOLLECTION 5.夕暮れ
6.ADIOS 7.LABYRINTH 8.MA-TSU-TA-KE 9.パチンカーZ 10.PUMA
11.PASSION [ENCORE]12.サムライ 13.JUNGLE CIRCUIT
演奏の勢いは、かなりすごかったですね。落ち着いた曲もありましたが、今回は
その印象がかすむほど(^^;、勢いで弾けた演奏と、衝撃のオプション第４弾（笑）。
「テクニックを自慢するコーナー！」って言い切って始める潔さ（笑）も素晴らし
いと思います。しかし、キーボード４段も駆使するって、またアマチュアのカバー
演奏のハードルが上がっちゃいましたねぇ(^^;。プログラムチェンジやスプリット
をかなり駆使しないと、省きのアレンジが要りますもんね(^^;。
新譜の曲も全曲やっちゃいましたが、ポップなメロディーの裏に隠れたややこし
い演奏もきっちりと…いきなり止まっちゃった曲（笑）もありましたが、止めてや
り直すのも珍しい（笑）。でも、それが笑いに転化できるのも、これまでのパフォー
マンスがあってこそだと思います。いきなり新人バンドがあんなことやっても許さ
れないでしょう(^^;。ホントに、こういうバンドがアルバム１枚で終わらずに続い
てることが、個人的には非常に嬉しいです。また次のツアーを楽しみにしています。
ということで、貴方にとってこのステージはどんな時間だったでしょうか。
それでは、また次回のこの番組でお目にかかります。
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1ST ON LINE: 2007/07/09
LAST UPDATE: 2007/07/11（曲目誤植修正）