こんばんは。「実況中継ライヴ・オン2009」文字正人です。

　本業多忙につき、相当更新が遅くなってしまいました。もはやアーカイブを追加
という感覚になってしまいますが、まずは２本更新です。
　一昨年からプッシュしてきました、インディーズで活動中の３ピースフュージョン
バンド・Wind Jammerのセカンドアルバム発売記念ワンマンライヴであります。彼ら
と旧知の間柄のギターもゲストに加えて、どのようなステージになったのか。
　では、京都の繁華街のど真ん中・四条寺町から、ライヴ・オン！
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　梅雨真っ只中でしたがいいお天気で、暑かった(^^;、京都地方でした。ウチでの
　作業に区切りをつけて、京都市の繁華街を寺町通りで三条から四条へ流した後、
　四条通を少し下がったカメラのナニワ京都店の地下にある（昔はタニヤマムセン
　さんだったんだけど、上の店が変わったという方が正しいかな）、都雅都雅さん
　へやって来ました。20時の開演に向かって、少しずつお客さんがやって来ます。

　＜Ｗｉｎｄ　Ｊａｍｍｅｒ＞　2009.06.27　＠京都・都雅都雅
　GOTOO!!!(Dr)　SHINO(Gt)　JOHN HORI(B)　伊藤久順(Guest Gt)

　20:09を回ったところで、エレピでチャイムのようなフレーズのオープニングSEが
　始まり、ドラム・ギター・ベースのキメキメユニゾンが流れる中を、３人が入っ
　てきます。何やら某バンドの「TRUTH」っぽいドラムキックから始まって…

☆１．ＷＡＬＫＥＤ　ＯＵＴ

　セミアコギターの軽快なカッティングギターから始まる８ビートナンバーで、今
　夜はスタートします。パワフルながらも軽快に走らせるドラムと、ボトムをキッ
　チリ押さえるベースに乗って、オクターブ奏法も使いながら、ビートと一体となっ
　たメロディーをギターが聴かせます。テーマの後は、メロディアスなギターソロ、
　そしてカッティングをキメながらのドラムソロは、最初から連打しまくって、
　「ハァッ！」と掛け声もあげながら締めていきます。テーマへ戻ると、リフの音
　を伸ばしたりしてアクセントをつける場面も。軽快に１曲目が終了。

　ベースがドぅーん！と一発入って、スラップベースを少しずつはさみながらソロ。
　Bar chimeがcoolに入って、ベースがリリカルにリフを刻むと、手拍子も起こり…

☆２．ＢＬＡＣＫ　ＪＯＫＥ
　（”PONKOTU MUSIC MAN”GRJ-013 / GROOVEE RECORDS）

　JOHN HORI加入記念として発表された、どっかで同じ題名の曲を聞いたこともあり
　ますが（笑）、ズビズビベースとキメキメメロディーを聞かせる16ビート曲へ。
　coolなギターがメロディーを聴かせ、当のJOHN HORI本人は澄ました顔で刻み、
　ドラムも一緒に刻む感じ…ですが、ギターがオカズを増やすとすかさず負けじと
　絡んできます。ギターソロではSHINOちゃんが前に出てきて、一緒にスキャット
　を入れたくなるようなカッコいいフレーズを、熱く聴かせます。Ｂメロに戻った
　後はベースソロへ。指弾きで、途切れずにfunkyなグルーヴを聴かせ、ギターと
　ドラムも、変則的な合の手キメを入れながら見せ場を作ります。イントロへ戻る
　と拍手が起こって、テーマへ戻り…ドラムが心なしかでかくなったような(^^;。
　最後にキメ入りドラムソロ。目を半分閉じながら、シャープなフレーズを楽しそ
　うに繰り出して、最後まで決めて行きました。10分近い演奏になったかな？

　といったところで、司会はドラムのGOTOO!!!。

GOTOO!＞どうもこんばんは〜！Wind Jammerで〜す！（拍手）
　　　　京都初のワンマン、都雅都雅に、こんなに沢山の人が来てくれて、ホンマ
　　　　にありがとー！　初の京都ワンマンで、皆さんと会えるかどうか、ずっと
　　　　緊張してました。Wind Jammerはどんどん進化してるんで、今までもすご
　　　　かったけど、出来るのが嬉しいです。
　　　　オン・ベース、JOHN HORI！（拍手）
J.HORI＞こんばんは〜。
GOTOO!＞オン・ギター、色々あって、何やっていくんやろ〜って京橋で飲んでた時
　　　　に、勢いでバンドやろって言ってくれた張本人、SHINOちゃん！（拍手）
SHINO ＞そして、司会兼ドラム（笑）、GOTOO!!!（拍手）
GOTOO!＞司会兼なんや〜(^^;。色んなお喋りと演奏も…って、また（スツールで）
　　　　立ってしもた(^;。
　　　　Wind Jammerも3周年目に入ってるみたいですが、やっと、全国に、全国に
　　　　CDを届けられると、今日、”PONKOTU MUSIC MAN”全国発売です！（拍手）
SHINO ＞実は去年録り終わってたんやけど、何しとったんやろね〜（笑）。
GOTOO!＞今日は、やれることイッパイイッパイ！
　　　　業界の人が、Wind Jammerええかんじやねって言ってくれるけど、ホンマ
　　　　かなぁと(^^;。ま、男前３人やからけなされへんのかも（笑）。インスト
　　　　のくせに、よう喋るし。僕ら、東京のTRIXってバンドみたいに喋ってます。
　　　　（一部で（笑））
　　　　JOHN HORIが参加してくれて、最初は２人で始まったこのバンドがひとつ
　　　　の形になって、続けられるようになったのも、僕らのおかげです（笑）。
　　　　いやいや、お客さんが拍手しすぎてての皮がめくれるかも(^^;。
SHINO ＞俺、今朝は悪夢で目が覚めてん。CDのトレーとか、ウチまだ”テレビデオ”
　　　　やねんけど（笑）、カセットのところから、青い手が出てくんねん（笑）。
　　　　夢でよかった〜うわ！また出てきた！（笑）って、マトリョミンみたいな
　　　　夢やってん（笑）。
GOTOO!＞何か病んでるかもね(^^;。JOHN HORIはええ夢見てそうやね〜。
　　　　今日は、ファースト・セカンドの２部構成で、ファーストはこの後MC一切
　　　　無しで突き進んでいきます…（笑）え、何で笑う？今からやって(^^;。
　　　　…Wind JammerはMCが大好きです（笑）。
SHINO ＞あんたやろ！（笑）。
GOTOO!＞次は、アルバムのタイトル曲「ポンコツ機関車」をやります。くれぐれも、
　　　　お客さん、手拍子だけはやめてください(^^;。（笑）

☆３．ポンコツ機関車　（”PONKOTU MUSIC MAN”）

　ワウ掛けたギターからユーモラスに始まりますが、7/8拍子と9/8拍子とが交互に
　現れる、タイトな変拍子でユーモラスなメロディーを聞かせるという、ヘンタイ
　な16ビート曲。次第に7/8・6/8も出てきて更に複雑になっても乱れない３人、さ
　すがです。ギターソロは普通のビートで(^^;。クリアトーンだった音色をディス
　トーションに切り替えて、ゴリゴリとROCKな雰囲気にしていくと、ドラムもベー
　スもスッとROCKなシャッフルビートにしていく、息の合ったプレイです。猛烈に
　走って行った後、歪みを外してワウをかけると、また変拍子のテーマへ戻ります。
　Ｂメロでゴリゴリ盛り上げた後、全体でスローダウンしながらキメを決めて…って
　普通合わんぞ(^^;。キメエンディングが決まって、しばらく間が空き、GOTOO!!!
　が思わず「どうも(^^:」（笑）

GOTOO!＞今やった曲、予定より遅れてるんですが、着うたフルになります！（拍手）
SHINO ＞こんなマニアックな曲をね(^^;。
GOTOO!＞あのリズムが難しいと、着うた作る方からクレームが来ました（笑）。
　　　　トレジャーボトムって言う会社から出ます。あ、喋ってしもた〜(^^;。
SHINO ＞誰も（MCしゃべらへんっていうの）信じてないってことや（笑）。
GOTOO!＞次は、JOHN HORIが自分の兄貴の為に作ってくれた曲です。
J.HORI＞いい曲です（笑）。

☆４．ＴＨＩＮＫＩＮＧ　ＯＦ　ＹＯＵ　（”PONKOTU MUSIC MAN”）

　クリア音色の涼しいギターイントロから、フレットレスベースによる優しいメロ
　ディー、それをギターに渡すと、ドスーンとボトムを締めるベースに変わります。
　こう言ってはエラソーですが、若いのに歌心と色気のあるベースを聴かせます。
　テーマに続いてはギターソロへ。ブルージーな雰囲気だけど爽やかなフレーズ、
　段々饒舌になりながら組み立てていきます。続いて、ゆっくりとベースソロへ。
　リリカルなフレーズから、後半はこちらも熱くなって盛り上げていき、ギターの
　Ｂメロがcoolにつないでいきます。優しい感じの中でも熱を帯びてきた演奏を、
　最後はスーッと静かに締めていきました。

☆５．ＦＯＲＴＵＮＡＴＥ　ＫＩＮＧＤＯＭ（仮）

　一転して、リズミックなギターとスラップベースが刻む跳ねたビートに乗せてい
　く新曲を披露しちゃいます。ＡメロでちょっとSHINOちゃんが首かしげたのは、
　見なかったことにしましょう(^^;。跳ねたといってもややゆったり目で、ドラム
　のリフがギターを聴かせるように上手く絡める場面も。と思ったら、ファンキー
　なビートに戻して、ギターソロへ。ワウも大きく掛けながら、Wind Jammerとして
　は割とフリーな感じで、グイグイとドライブしていきます。一旦締めて、今度は
　ドラムソロ。はずむフレーズを絡めながら、最初から饒舌に飛ばしていきます。
　Ｂメロに戻ると、リフをギターソロにしながらもうひと盛り上がり。締めがまた
　カッコよかった、６分余りの演奏でした。

GOTOO!＞次の曲で、ファーストは最後の曲です。セカンドは、素晴らしいギターを
　　　　迎えてお送りしますんで、楽しんでって下さい。いつも逃げたい気持ちを
　　　　表すっていうことで、「ESCAPE」

☆６．ＥＳＣＡＰＥ　（”k.b.” / ）

　ファーストアルバムに収めた、疾走感たっぷりのビート曲が、今夜も熱いドラム
　と早いパッセージで絡むギター・ベースで始まります。この曲はとにかく、ドラ
　ムのスピード感と饒舌さで、まさに、逃げるとか転ぶとかまた走るとか、そんな
　雰囲気を作っていて、ギターが追っかけてる感じです。テーマの後のギターソロ
　も、猛烈に刻んで追いつきそうな勢いに。テーマへ戻った後に、ギターの早弾き
　も魅せて、ドラムが猛烈にラストスパートを賭けると、ギター・ベースもさらに
　追っかける…という感じの、テンションあげあげナンバーは、スローダウンして
　…最後にもう一発決めて、盛大にエンディングとなりました。

　20:55で一旦中休みに。そして15分後に、今度はゲストギタリストの伊藤氏と一緒
　に、ステージへ上がります。並び順は向かって左側から、伊藤、SHINO、JOHN HORI、
　GOTOO!!!の順に。
　ドラムが派手に一発入れて…

☆７．東名高速２４時　（”PONKOTU MUSIC MAN”）

　やはりセミアコを駆る伊藤氏のカッティングから始まって、ハイハット、SHINO
　ちゃんのリフ、ヘビーなキックと加わって、スラップベースもベキベキ入って、
　曲名の通りにドライヴにピッタリな軽快なビートになります。
　SHINOちゃんのギターがメロディーを取りますが、もう一人ギターがいるせいか、
　少しリラックスした感じも受けます。でも、16分ウラキメのブレイクを挟んでの
　ギターソロは、速いパッセージをメロディアスに聞かせます。ギターが少し仕掛
　けると、ドラムがすかさずくらいついていきます。ソロのバトンを受け取って、
　伊藤氏のギターソロへ。こちらも、更にメロディアスに、競うように聴かせてい
　きます。そして、リフを刻むとこちらもドラムがすぐに反応してきます。最後に
　ディストーションをガーン！と入れて、伊藤氏は飛ばして行く感じになり、拍手
　の中をテーマへ戻ると、ドラムがいたずらっぽくオカズを色々変えてきます。
　最後に、ドラムがキメキメの中でもう一発ソロ。「おおっ！」などと叫びながら、
　エンディングまで決めました。

GOTOO!＞セカンドが始まりました！　オン・ギター、伊藤久順！（拍手）
　　　　「東名高速24時」でした。どんな曲の由来かは…（ちょっと省略^^;;）
　　　　減量に成功しました！17kg痩せました！（えええ〜！）
SHINO ＞何食べてんねん？
GOTOO!＞プロテイン。でもそのおかげで、体力もなくなってきて…
SHINO ＞今日ここの壁のポスターを見てたら、なんとかナクスっていうバンドの
　　　　ポスターがあって、（GOTOO!!!が）もう今とはわからん位肥えてて（笑）、
　　　　５年前！
GOTOO!＞最近は飲んでないよ。
SHINO ＞飲んだら語るモードいくやろし。…ゲストそっちのけで喋ってない？（笑）
　　　　同じギター（335）で、同じアンプで…
GOTOO!＞明らかに潰しに来てる？（笑）
SHINO ＞エライこっちゃ（笑）。
GOTOO!＞Wind Jammerに入ったら、7/8拍子の曲、作らなあかんで。
SHINO ＞リハでも（「ポンコツ機関車」は）拒否しとったもん（笑）。それだけは
　　　　勘弁してくれって（笑）。
伊藤　＞次の曲に頭が行ってて(^^;。
SHINO ＞僕らヘンタイって言われてますけど、”ヘンタイの振りが出来る一般人”
　　　　と捉えて下さい（笑）。
GOTOO!＞アンケートで、ヘンタイランキングとか書くの、やめて下さい、ケンカに
　　　　なりますんで(^^;（笑）。JOHN HORIちゃん、喋っとかな。
　　　　僕ら、清潔感あるバンドで売ってます。見て、このカッコ！
　　　　一番清潔そうに見えるでしょ、JOHN HORIが。岡山（のライヴ）で散々叩か
　　　　れて(^^;。
J.HORI＞いいライブでしたよね〜。「良かったよ」って言ってくれて、アンケート
　　　　回収したら、「ここちよかったです」と書いてあったんですが、一枚だけ
　　　　「ベースの人は、もうちょっと清潔感を出した方がいいと思います」（笑）
　　　　これじゃいかんと、いつもキタナラシイ格好してたんですけど、生まれ変
　　　　わるでってことで、チェックのベスト（笑）。
GOTOO!＞チョッキですよ、チョッキ！（笑）　そのチェック、伊勢丹の紙袋と一緒！
　　　　（笑）
SHINO ＞…そろそろ演奏しよ（笑）。
GOTOO!＞伊藤ちゃんは、同い年のギタリストです。別のところで一緒にさせてもらっ
　　　　た時は、彼、歌ったりもするんですが、とりあえず僕と同い年のギターと
　　　　覚えといて下さい。伊藤ちゃんです！（拍手）
　　　　Wind Jammerは、これまでも素晴らしいギタリストにゲストに来てもらっ
　　　　たり、ニューハーフ役でドラマに出てる俳優に来てもらったりしましたが、
　　　　今日が一番スゴイです！（拍手）
　　　　次は、新曲です。SHINOちゃんが丹精込めてヘンタイにしてくれた、仮タイ
　　　　トルが「FANTASY」です。イメージは、○ィズニーランド！

　…10分喋って（笑）、21:28になろうというところ。
　オクターブ奏法やハーモニクスも使ってのギターソロから…

☆８．ＦＡＮＴＡＳＹ（仮）

　アップテンポな16ビート曲が始まります。これまた軽快と言うかぶっ飛ばしそう
　なドラムに、指弾きベースがどっしりとボトムを押さえて、伊藤氏…っていつも
　なら書くところですけど、知らない間柄ではないので伊藤ちゃんでいい(^^;？…
　カッティングへ回り、SHINOちゃんのギターが明るいメロディーを取ります。途中
　でスラップベースのリフが派手に入ってアクセントをつけ、４人で一緒に飛ばし
　て行く感じのアンサンブルです…って、何気に書いてるけどスゴイよ(^^;。
　少しメロウな部分を挟み、スラップベースのリフを派手に繰り返す上で、ギター
　ソロ・ここでは伊藤ちゃんへ。彼のライヴも何度か見たことがあって、ブルース
　を基盤にしたカッコいいフレーズが持ち味なんですが、まさに自分のペースでう
　なりをあげています。早弾きフレーズにドラムがバシバシと絡むところは、Wind 
　Jammerとしての共演は初めてらしいですが、他のセッションで旧知の間柄ってい
　うこともあって、いい意味で遠慮のない雰囲気でした。Ｂメロへ戻った後は、
　ベースとギターのリフに乗って、ドラムも段々手数を増やしてソロになっていき、
　そのままエンディングへ。

☆９．ＧＡＴＴＥＮ　（”k.b.”）

　今度は、しっとり刻むドラムから、１枚目のアルバムに収めた落ち着いたミディ
　アムスロー曲へ。伊藤ちゃんはコード弾きへ、SHINOちゃんがメロディーを大切に
　大切に奏でていきます。テーマに続くギターソロ、元曲の雰囲気を引き継いで始
　まり、段々ギターを突き上げたりしてきますが、あくまでもgentleに唄っていき
　ます。続いて、ボトムをしっかり押さえてきたベースのソロへ。こちらも、口で
　一緒に唄えるようなメロディアスなフレーズ。そして、メロディーへ戻るとその
　ままベースでメロディーを１回し取ります。ここで伊藤ちゃんのギターがうまく
　アクセントを作ってます。終盤でスローダウンすると、SHINOちゃんの早弾きソロ
　から、盛大にリズム体が戻ってきて、もうひとうなり。アルバムでコンパクトに
　収めた曲は、ライヴではこう膨らますんだよっていう、わかりやすい例になった
　のではないかと。

　21:41を回ったところで、ドラムロールから…

☆１０．ＤＲＵＭＳ　ＳＯＬＯ

　ロールをベースに、少しずつ手数を増やしながら盛り上げていって、ベードラが
　入ってきて一旦締めると、今度はタムやハットも絡めて、16ビートフレーズで始
　めます。軽快なフレージングで叩いていくうちに、叩きながら中腰になって、
　いや、完全に立ち上がって、シンバルを上から叩きながら、ドラムセットの外へ
　出て行きます。シンバル、SHINOちゃんのマイクスタンドやモニターを叩いて、
　客席のテーブルを叩いて、体一つでお茶の間乱入へ。テーブルやビールの空き缶
　を叩きながら、スティックを落としたり（笑）。手拍子も始まり、客席からのリ
　クエストでムーンウォークもちょっとだけやったり（笑）、客席後方まで行って、
　出入り口から…外へ出ようとしたり（笑）、出入り口に近い席にいた外国人の方
　の肩をスティックで叩いたり（笑）、ジョッキ持って乾杯したり（笑）。そんな
　ことをしながら、ステージへ戻っていき、シンバルを上からバシバシ叩きながら
　ドラムセットへ戻ると、締めは連打でハデハデに決めて、10分に渡るパフォーマ
　ンスとなりました。

☆１１．ＴＲＩＣＫＳＴＥＲ　（”PONKOTU MUSIC MAN”）

　SHINOちゃんギターのカッティング、伊藤ちゃんはコード弾きで、アップテンポ
　なイントロから、ドラム・ベースが疾走していく曲です。短いテーマに続いて、
　まずはSHINOちゃんのソロ…ちゃんと変拍子で刻んでくところ、ゲストへの優位
　性を打ち出してるのか（笑）。３連ビートに変えて、ブルージーだけど速いパッ
　セージなんてのも繰り出しながら、テーマへ戻ると、全員で同音連打…CDで聴い
　てると、ピックアップが飛んだかな(^^;と思うような場面ですが、何発やってん
　ねん（笑・拍手）。ギミックな場面の後に、伊藤ちゃんのソロへ。もう、押さえ
　てたもんが爆発したかのような、グイグイとぶっ飛ばしていくフレーズで、あま
　り他のステージでも見たことないかもしれん(^^;って位。カッティングへ回って
　いたSHINOちゃんのフレーズも熱くなってきて、テンポも上がってくる始末(^^;。
　ようやくブレイクして、SHINOちゃんもワウかけて猛烈に飛ばしていきます。
　どこまで飛ばしていくねーん！という声が出てきそうな勢いは、ライヴならでは。
　スラップベースのキメがビタッと合って、イントロのリフへ戻っていきますが、
　こうなったら冷静になんか弾いてません(^^;。でも、最後にややこしいリフの繰
　り返しがある辺りが、Wind Jammerの一筋縄ではいかないところ(^^;。盛り上がり
　が途切れないまま、気がつけばエンディング(^^;。

GOTOO!＞オン・ギター、伊藤ちゃーん！（拍手）　オン・ギター、SHINOちゃーん！
　　　　（拍手）　オン・ベース、JOHN HORI！（拍手）
　　　　…ちょっと待ってね(^^;。（シンバルを交換）
SHINO ＞激しかったな〜。シンバル換える振りして休憩しとるもん（笑）。
　　　　楽しんでもらってるでしょうか？（拍手）　僕らも楽しい！
GOTOO!＞告知です！しばらくはライヴ無いんですが、９月２日から、秋ツアー回り
　　　　ます！ファイナルは京都決まってます！まだ立案中なので、決まったら、
　　　　ホームページにアップしますんで、Wind Jammer応援して下さい！
　　　　次の曲は、「REMAIN」プラス　です。

☆１２．ＲＥＭＡＩＮ＋　（”k.b.”）

　１作目に収めた軽快なナンバー。明るいトーンのカッティングをSHINOちゃんが
　刻んで、伊藤ちゃんはリフを絡めて始まります。ビシバシな曲が続いたためか、
　少しリラックスした雰囲気もある、Ａメロが始まります。いや、ギター二人での
　掛け合いにもなります。掛け合いだったり、探りあいだったり、段々熱いフレー
　ズになってきて、二人でイッてしまいそうなリフの繰り返しになり…って、書く
　分にはサラッと書いてますがスゴイコトやってんですから(^^;。客席からは歓声
　が起こり、今度はキメを入れながらのベース・ドラムソロ回しへ。ベースのフレー
　ズをドラムが拾って返そうとする辺りが、GOTOO!!!の貪欲なところ(^^;。Ｂメロ
　へ戻って、サビのリフを繰り返しながら盛り上がっていくエンディングへ。７分
　越えた演奏になりました。

　SHINOちゃんの軽快なアルペジオと、GOTOO!!!のBar Chimeが入って…

SHINO ＞最後までWind Jammerにつきあってくれて、ありがとうございました！
　　　　いつもGOTOO!が言う台詞を、ここでボクから。最後の曲は、「空間」って
　　　　いう曲です。この空間をみんなと共有できたことを、幸せに思ってます。
　　　　みんな、ありがとう！（拍手）

☆１３．空間　（”PONKOTU MUSIC MAN”）

　SHINOちゃんのアルペジオギターに、伊藤ちゃんが少しオカズを入れて、爽やか
　にドラム・ベースが加わって始まります、ミディアムビートナンバー。テーマで
　は、SHINOちゃんがメロディー、伊藤ちゃんはコーラスへ回り、JOHN HORIはボト
　ムをきっちり押さえて、GOTOO!!!のドラムは一緒にメロディーを唄うように刻ん
　でいきます。そこまでのギリギリヘンタイな(^^;アンサンブルがウソのように、
　爽やかな演奏になります。何度かライヴで聞かせてもらっていますが、Ｂメロの
　裏でちょっと切り方を変えた？って場面も。メロディアスなギターソロを挟んで、
　後半はギターのハモリも聴かせます。終始爽やかに聴かせてきて…最後はかなり
　熱い音になってのエンディングでした。

GOTOO!＞オンギター、スペシャルゲスト、伊藤ちゃん！（拍手）
　　　　オンギター、SHINOちゃん！（拍手）　オンベース、JOHN HORI！（拍手）
　　　　GOTOO!!!でした！　Wind Jammerでした！（拍手）

　22:14を回ってましたが、アンコールもかかって、割とすぐに戻ってきます。

GOTOO!＞ありがとう！じゃ、急いで！

　と、JOHN HORIがドラムスツールに座る（笑）。

GOTOO!＞間違ってましたね(^^;。スンマセン、こんなに遅い時間まで、アンコール
　　　　いただいてありがとうございます！
伊藤　＞楽しかった！発散しました！
GOTOO!＞音楽って、やればやるほど、幸せな気分になりますが、聴いてる人も幸せ
　　　　になってくれればと…
　　　　この場所を与えてくれた、都雅都雅の皆さん、ありがとう！（拍手）
　　　　バンドの原点になった曲です。10月に行くニューヨークは、N.Y.。
　　　　ボクが好きなロサンゼルスは、L.A.。
　　　　呑みに行く京橋は、「K.B.」

☆１４．Ｋ．Ｂ．　（”k.b.”）

　そう、このバンドが生まれた場所という京橋を”K.B.”と名付けた、ミディアム
　ビートナンバーを、ここへ持ってきました。少しゆったりとSHINOちゃんが刻み、
　伊藤ちゃんはコード弾きへ回り、テーマメロディーが始まります。　カッコよく
　カッティングだけ残って、メンバーが手拍子を求める格好になり、二人のギタリ
　ストが、ホンマに気持ちよさそうに刻んでます。そして、SHINOちゃん先攻で16分
　フレーズが途切れずにドライヴしていくソロへ。負けじと伊藤ちゃんもソロで返
　してきます。指弾きベースをドライヴさせた後は、ドラムソロへ。ここは元曲の
　ビートを活かしつつ、バシバシと決めていきます。ギター二人でキメをバシバシ
　と決めて、またファンキーなテーマへ戻っていき、最後は４人全員で大団円を迎
　えました。

　「Wind Jammerでした！またお会いしましょう！」とGOTOO!!!が締めて、22:26、
　今回のステージは幕となりました。
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　＜SET LIST＞　2009.06.27　＠京都・都雅都雅
    1.WALKED OUT  2.BLACK JOKE  3.ポンコツ機関車  4.THINKING OF YOU
    5.FORTUNATE KINGDOM(仮)  6.ESCAPE  7.東名高速24時  8.FANTASY(仮)
    9.GATTEN  10.DRUMS SOLO  11.TRICKSTER  12.REMAIN +  13.空間
    [ENCORE]14.K.B.

　出会ってから１年ちょっとの間に、今回で彼らのステージを見たのは６回目にな
ります。（そのうち１回は、ライヴ映像収録をさせてもらいました。彼らのウェブ
サイトのトップページに張ってある横長のYouTube動画がそれです。） そんな経緯
での、終わった後の第一印象は、いい意味で、アンサンブルが安定してきた感じで
した。とにかく、彼らは”ヘンタイ”という言い方を使いますが、キメの複雑さだ
けでなく、メロディー楽器・リズム楽器という垣根がなく複雑に絡んでいくアレン
ジと、それをスッと聞かせる技量は、何度も紹介してきましたがかなりのレベルで、
でもまだ完成という感じではなくて、これからも色んな曲を聴かせてくれそうな、
期待の余地がある…スイマセン、エラソーな表現になってしまってますが、ホント
楽しみなバンドの一つです。
　最も”ヘンタイ”度の高そうな「ポンコツ機関車」は、YouTubeでも見ていただけ
ますので（ここはちょっと宣伝（苦笑））、興味を持たれた方は、CD、着うた、前
のアルバムはiTunes Storeでも手に入るそうなので、チェックしてみて下さい。

　ということで、貴方にとってこのステージは、どんな時間だったでしょうか。
　ではまた、次の番組でお目にかかります。

文字正人(QFG03621@nifty.com) with Let's Note R5 and MacBook from KYOTO
1ST ON LINE: 2010/01/27